今、C-teamというサイトの開発に関わっているのですが、あまりに効果が高くてスゴイので、結構ショックだったので紹介します。

C-team
今までWebディレクターとして、バナー制作をしたり、自分のサイトのバナーを制作会社に頼んでいたりしたんですが、これがいかに非効率だったかということを思い知って反省したので、紹介してみます。
自分の関わっているサービスをスゴイスゴイ言うと宣伝くさくなるので避けてたんですが、これは本当にびっくりしたのです。
通常のバナー広告って以下みたいな手順をふむことが多いですね。
1. 宣伝したいサイトの運営者(ディレクター)が欲しいイメージを制作会社に伝える
2. 制作会社のデザイナーさんがいくつか作る
3. そのバナーでよさそうなものを運営者が選んでそのバナーを出す
ここでの問題は、1も2も3も「こういうのがいいんじゃないか」って勝手に想像してバナー制作に入っているのです。
ユーザーがクリックするかはもちろん想像するとは言え、その判断が正しいかどうかはわかりません。
一方、C-teamはどうやっているか。
C-teamはクラウドソーシングでバナーをたくさん作ってもらいます。クラウドソーシングとは、一般のユーザーにネット経由で仕事を手伝って貰う、というイメージのものです。
ここでだいたい200個くらい作ってもらいます。
そして審査を通ったものを、まず、ひたすら出稿先に表示してみます。
その中で、クリック率が高いものを、独自の最適化技術で表示回数をあげていく、というものです。単にクリック率が良いものを表示するだけではなくて、いろいろ入れ替えたりして最終的に効果が最適になるような仕組みになっています。
出すメディアや宣伝するものにもよりますが、効果はほぼ150%〜500%近くあがります。平均で200%くらいな感じです。
mixiに出すとしたら、1000万imp単位などで購入するので、今までが0.02%だったとしたら、0.04%になるわけです。
ここでは20万クリックが40万クリックになるということになります。コストで考えると、1クリックあたりの金額は半額になります。
何がスゴイかっていうと、この「よくクリックされるバナー」が何でそれがクリックされるかというのは、結果を見るまでわからない、ということです。
ディレクターやデザイナーが「これはいい」と思ったものでも悪い時はありますし、「ダメだ」と思ってもスゴいクリックされたりします。
広告代理店の人や、クリエーターの人や、Webディレクターの人や、ユーザービリティの専門家など、いろいろな人に聞いてみていますが、「これが一番クリックされる」と当たる人はほとんどいませんでした。(むしろはずすパターンのほうが多かった)
これはかなりショック。
ユーザビリティの専門の人が「いや、クリックされるのはこれですよ」といっても全然はずしたりするんです。
僕も全然あたりませんでした。
つまり、どんなプロでも結局、何がクリックされるかわからねーじゃん、と。
たとえば、以下は、candyhouseさんという、C-teamで結果を残しているスゴイクリエーターさんなのですが、その人のバナー一つとっても、効果には大きな差がでます。




これ、どれがどのくらいのクリック率かわかりますか?
正解は上から順に
0.2558%
0.1562%
0.1300%
0.1000%
という感じです。
これも正確に並べられる人はほとんどいません。それより機械によって、クリックされるものを自動的に出したほうがいいわけです。人が考えて人が判断するべきようなことじゃないのです。
ここでは一番よいのと一番悪いのとでは、2.5倍の効果があります。
1000万imp購入したとしたら、1万クリックか、2万クリックかの違いがあります。バナー一つで、1.5万の流入が変わります。
(注意:ごめんなさい、計算間違いだったのでなおしました><)
これスゴイなあ、と。1.5万の流入を買うのをAdwordsとかでやったら、最低でも10万くらい、高い場合だと100万くらいかかるわけで、この効果の差はでかいです。
「いくらクリックされてもコンバージョンが低くなるんじゃなの?」と思われるかもしれませんが、こちらを調べてもコンバージョンが下がることは今のところありません。むしろあがったりします。
クリエイティブというのは人にしか出来ません。しかし効果が高いものを出す、というのは人がやっても非効率です。
バナー広告は芸術作品ではなく、あくまで流入させるのが目的なのです。広告なのでどんなにクリエイティブがよいものをつくっても、クリックされなければ意味がありません。
今まで、クリック率は見ても、それがベストだったかどうかはあまり判断されなかったと思います。それがC-teamを使うと、一気にベストなものが出てくるのです。
また、バナー制作も、一定のルールだけ決めて好き勝手作ってもらうことで、デザイナーさんにとっても楽しい仕事になります。ディレクターなんぞの言うことを聞いてバナーを作るべきじゃないのです。
クリエーターが自由に作品を投稿して、それによって効果を見て、効果が高いと報酬がもらえる、という仕組みのC-teamみたいなものは、今後どんどんメインになっていくんじゃないかなあ、と思うこの頃でした。
会員登録すると、どのバナーがどのくらい効果があったか、などを見ることができるのでオススメです。
C-teamはこちら

C-team
今までWebディレクターとして、バナー制作をしたり、自分のサイトのバナーを制作会社に頼んでいたりしたんですが、これがいかに非効率だったかということを思い知って反省したので、紹介してみます。
自分の関わっているサービスをスゴイスゴイ言うと宣伝くさくなるので避けてたんですが、これは本当にびっくりしたのです。
通常のバナーの作り方
通常のバナー広告って以下みたいな手順をふむことが多いですね。
1. 宣伝したいサイトの運営者(ディレクター)が欲しいイメージを制作会社に伝える
2. 制作会社のデザイナーさんがいくつか作る
3. そのバナーでよさそうなものを運営者が選んでそのバナーを出す
ここでの問題は、1も2も3も「こういうのがいいんじゃないか」って勝手に想像してバナー制作に入っているのです。
ユーザーがクリックするかはもちろん想像するとは言え、その判断が正しいかどうかはわかりません。
C-teamはどうやってるか
一方、C-teamはどうやっているか。
C-teamはクラウドソーシングでバナーをたくさん作ってもらいます。クラウドソーシングとは、一般のユーザーにネット経由で仕事を手伝って貰う、というイメージのものです。
ここでだいたい200個くらい作ってもらいます。
そして審査を通ったものを、まず、ひたすら出稿先に表示してみます。
その中で、クリック率が高いものを、独自の最適化技術で表示回数をあげていく、というものです。単にクリック率が良いものを表示するだけではなくて、いろいろ入れ替えたりして最終的に効果が最適になるような仕組みになっています。
効果はどんくらいか
出すメディアや宣伝するものにもよりますが、効果はほぼ150%〜500%近くあがります。平均で200%くらいな感じです。
mixiに出すとしたら、1000万imp単位などで購入するので、今までが0.02%だったとしたら、0.04%になるわけです。
ここでは20万クリックが40万クリックになるということになります。コストで考えると、1クリックあたりの金額は半額になります。
何がスゴイの
何がスゴイかっていうと、この「よくクリックされるバナー」が何でそれがクリックされるかというのは、結果を見るまでわからない、ということです。
ディレクターやデザイナーが「これはいい」と思ったものでも悪い時はありますし、「ダメだ」と思ってもスゴいクリックされたりします。
広告代理店の人や、クリエーターの人や、Webディレクターの人や、ユーザービリティの専門家など、いろいろな人に聞いてみていますが、「これが一番クリックされる」と当たる人はほとんどいませんでした。(むしろはずすパターンのほうが多かった)
これはかなりショック。
ユーザビリティの専門の人が「いや、クリックされるのはこれですよ」といっても全然はずしたりするんです。
僕も全然あたりませんでした。
つまり、どんなプロでも結局、何がクリックされるかわからねーじゃん、と。
実際に効果の差を見てみよう
たとえば、以下は、candyhouseさんという、C-teamで結果を残しているスゴイクリエーターさんなのですが、その人のバナー一つとっても、効果には大きな差がでます。




これ、どれがどのくらいのクリック率かわかりますか?
正解は上から順に
0.2558%
0.1562%
0.1300%
0.1000%
という感じです。
これも正確に並べられる人はほとんどいません。それより機械によって、クリックされるものを自動的に出したほうがいいわけです。人が考えて人が判断するべきようなことじゃないのです。
ここでは一番よいのと一番悪いのとでは、2.5倍の効果があります。
1000万imp購入したとしたら、1万クリックか、2万クリックかの違いがあります。バナー一つで、1.5万の流入が変わります。
(注意:ごめんなさい、計算間違いだったのでなおしました><)
これスゴイなあ、と。1.5万の流入を買うのをAdwordsとかでやったら、最低でも10万くらい、高い場合だと100万くらいかかるわけで、この効果の差はでかいです。
「いくらクリックされてもコンバージョンが低くなるんじゃなの?」と思われるかもしれませんが、こちらを調べてもコンバージョンが下がることは今のところありません。むしろあがったりします。
どこまで人がやるべきか
クリエイティブというのは人にしか出来ません。しかし効果が高いものを出す、というのは人がやっても非効率です。
バナー広告は芸術作品ではなく、あくまで流入させるのが目的なのです。広告なのでどんなにクリエイティブがよいものをつくっても、クリックされなければ意味がありません。
今まで、クリック率は見ても、それがベストだったかどうかはあまり判断されなかったと思います。それがC-teamを使うと、一気にベストなものが出てくるのです。
また、バナー制作も、一定のルールだけ決めて好き勝手作ってもらうことで、デザイナーさんにとっても楽しい仕事になります。ディレクターなんぞの言うことを聞いてバナーを作るべきじゃないのです。
クリエーターが自由に作品を投稿して、それによって効果を見て、効果が高いと報酬がもらえる、という仕組みのC-teamみたいなものは、今後どんどんメインになっていくんじゃないかなあ、と思うこの頃でした。
会員登録すると、どのバナーがどのくらい効果があったか、などを見ることができるのでオススメです。
C-teamはこちら