はじめに
nanapiというサイトをやっていたりします。これは生活に関するいろいろな「やり方」を投稿したり共有するサイトなのです。
で、「何を書けばいいのかわからんなあ」と思ったので、学生さんをたくさん呼んで、会議をこの前やったのですね。
やり方としては「こういうのが知りたい」みたいなものを順番に一つづつ発表してもらうというものです。
ラジオの聴き方はしらない
そこで学生さんの発表を聞いてたんですが、結構おもしろかったのですね。
たとえば「パスポートの取り方」「アイロンのかけかた」「洗濯表記の見方」など生活に密着したものでも結構知らないのです。まあ、これはやったことないと知らないかもなので、そうかもなー、と思ってたのですが、とある超有名な広告代理店に内定が決まっている学生さんの一言にびっくりしちゃいました。
「ラジオってどう聴くんですか?」
そこの場にいた20代後半〜30代後半の人たちは「いやいや、それはちょっと」と思ったのですが、周りの学生も「知らない」と口々に。
これは衝撃的で。
ジェネレーションギャップなのかなあ、と思って、帰ってからオフィスの同じ歳の28歳女子に「ラジオの聴き方しらない世代が出てきてたよ・・・」と聞いたら、一言。
「ラジオって無料で聴けるの?」
その子も聴き方がわからない、とのことでした。これもびっくり。
ラジオの聴き方って知ってます? [ラジオの聴き方 - TOKYO FM × nanapiコラボレシピ] - iGirl
その時の様子は以上のブログから。
そしてその話を同じ歳の他の女子に言ったら「私も知らないです・・・」といわれちゃいました。
だいたい30人くらいの学生さんとかに聞いてみたんですが、まあ、「ほとんど知らない」という感触でした。高校生くらいの時の音楽を聴く手段は「パソコン」か「iPod」だった、みたいな感じなので、たしかにラジオついていないですものねえ・・・。
もちろん、大学生で、ベンチャーとかに興味があってネットリテラシーが高い層、という偏った人たちではありますが、これは結構意外でした。
nanapi
そもそもnanapiを始めた理由の一つとして、「自分にとって当たり前でも他の人にとって当たり前じゃない」というものが結構あったんですね。
たとえば、親の世代だと「パソコンの電源の切り方」を知らない場合もありますし、「ワードの印刷の仕方」を知らなかったりします。一人暮らししたことない学生さんはアイロンのかけかたを知らなかったりします。(アイロンがけの基本 - シワのないシャツで毎日の気分を軽やかに!)
それぞれの人が当たり前だと思ってる知識が他の人の当たり前とは限らないのですよねえ。
わかってたつもりですが、「さすがにラジオの聴き方は知らない人いないでしょ」と思ってた自分の頭が偏ってたか思い知ったこの頃です。
(逆に僕らの世代でいうと「え、ヒルクライム知らない・・・?」とか「日本で生きててHey! Say! JUMP知らないとか、どうすればそうなるの?」みたいに言われる感じですかねえ。知らない人もいそう。)
冗談抜きで、エレベーターの乗り方や、自動販売機の買い方、コンビニの使い方を知らない人もいるんじゃないですかねえ。
ラジオの聴き方
というわけで、さっそくTOKYO FMさんに話を持っていって、こんなコラボをnanapiでやってみました。なんでTOKYO FMさんかというと赤坂泰彦から始まり、電気グルーヴ、中島みゆき、広末涼子、国分太一、渡瀬マキなど、僕の好きなラジオがたくさんあるからです。
ラジオの聴き方 - TOKYO FM × nanapiコラボレシピ -
ラジオって超おもしろいんで、みんな聴いたほうがいいと思っています。聴き方わからないならこのレシピみればいいじゃない!というので作ってみました。
こういう感じで、当たり前だと思い込まれてるHowtoをどんどん集めていければいいなーと思っているこの頃なので、これからもよろしくお願いいたします。