自分の製品の説明は難しい


僕が代表をやっている会社は、nanapiというサイトをやっていたりします。これはいわゆるHowtoサイトで「○○のやり方」みたいなのをひたすら集めて提供しているサービスなのですね。

書いているのは、僕ら社内+nanapiワークスというクラウドソーシング+CGMだったりします。

訪問者数も900万人くらいになって、そこそこの規模になってきたのですが、最近問い合わせが多いのが「うちのサービスの使い方もここに載せたい!」というものです。

nanapiとしてはHowtoのデータベースが充実するのが一番のユーザー価値だと思っているので、利益重視というより、記事が増えるなら、という形で、実費+αくらいで受託的に僕らが書いてたりするのですが、そのノウハウを外に出すと、書ける人も増えて、その製品を使おうとするユーザーさんも増えて、いいことが多いかなあ、と思うので、ノウハウを共有します。

いろいろな要素が多いのですが、特に気をつけている重要なポイントを2つに絞って説明します。内容編と、見た目編です。

内容編:WHYからはじめて説明しよう


まず、最初にしてほしいことは、「なぜこのサービスがあるのか」「なぜ運営者はこのサービスをやっているのか」というところを明確にして、それを伝えることです。

よくやってしまいがちなのが「このサービスは、各ソーシャルサービスのオープングラフを使って、友達が読んでいるニュースなどからピックアップして効率的に読むことができるソーシャルニュースサイトです」みたいな説明をしてしまうことです。

これは一見、製品のポイントを説明しているようですが、出来ることを説明されてもあまり心には響きません。割とやってしまいがちな説明になります。


WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う

僕の大好きなこの本にも書いてあるのですが、何かを説明するときは「WHY」から言う必要があるのです。

上手な例としては、プログラミングがオンライン動画で学べる「ドットインストール」です。

あなたがエンジニアやプログラマーではなくても、プログラミングのざっくりとした仕組みを知ることで、大きな可能性が広がってくる時代になりました。

ドットインストールではプログラミングをかつてないほどに身近にすることを目指しています。あなたもこのサイトでプログラミングを始めてみませんか?
このサイトについて - ドットインストール

なぜこのサイトをやるのか、から説明しています。「動画を使ってプログラミングが学べる」みたいなことは言わずに、なぜやるのかから言っているため、心に残りやすいのです。

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[pixiv] pixivについて

たとえば、人気イラストSNSのPixivさんも「お絵かきがもっと楽しくなる場所」を目指している、ということを言っています。このように、なぜこのサービスをやっているのか、というところをしっかりと説明することが重要です。

さらにいうと、先程の「WHYからはじめよ!」によると、WHY→HOW→WHATの順に説明するといいとのことです。サービスの説明をするときもそのやり方をとるべきなのです。

たとえば、先程出した例だと

「私達は、人々が自分に関係ない情報を読む時間を減らすことで、もっと大切なことに時間を使ってもらいたいと思っています。そのために、ソーシャルサービスの情報を使って、本当に知りたい情報だけを提供できるツールを作りました。それがこのソーシャルニュースサービスの「hogehoge」です」

みたいに説明したほうがいいということになります。

自分のサービスだと「これができます!あれもできます!」「こういう機能があります!」などを全面に押し出してしまいがちなのですが、一番知りたいのは、とにかくWHY、そしてHOW、WHATの順で説明するというのを意識しましょう。

見た目編:飛ばし読みを理解しよう


当然ですが、インターネット経由で文章を提供する場合、見る人達は、パソコンやスマートフォンを使っています。それらのディスプレイは、紙に比べて、疲れやすいという特徴があります。アンケートや実験結果でも、可読性に大きな差はなくても、発光しているせいか、疲れる、というものなのですね。

そこで、何が起きるかというと、疲れるために、長時間、文章を読むというのを避ける傾向があります。

そのため、しておかなければならないのは「多くのユーザーは飛ばし読みをする」ということです。

たとえば、アメブロで人気の山田優さんのブログでは、改行を多数使っています。

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山田優 オフィシャルブログ 『Yu』 Powered by アメブロ

これは山田さん独自でのものではなくて、アメブロの芸能人ブログの多くがこのような書き方をしています。

また、糸井重里さんの「ほぼ日」でも改行を多く使われています。

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ほぼ日刊イトイ新聞 - 目次

読んでいる人が非常に多い、「2chまとめ」系でも性質上こんな形になります。

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痛いニュース(ノ∀`) : AKB前田敦子 「外国映画こそ本物の映画」「周りは字幕の見方がわからなくて外国映画を観ない人が多い」 - ライブドアブログ

二行づつとかで改行がされています。

なぜみんながこのような形をしているかというと、飛ばし読み的な形で読めからではないかと思っています。

nanapiでも、

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仕事での失敗を引きずらないための、寝る前トレーニング | nanapi [ナナピ]

こんな形で、飛ばし読みが可能なようにしています。

そして、あなたのサービスという、だいたいの人にとってはあまり興味がないものを読ませるのは非常に困難です。徹底的に飛ばし読みをさせられるようにしましょう。

飛ばし読みをやりやすくするコツとしては

1:最大でも3行以上になる場合は、内容を減らす
2:稚拙に見えても句読点を多用して、文章を切る
3:画像や動画、リストを多用して、パッと見た感じで理解できるようにする

などがあげられます。要は、パッと見ただけで、単語が頭に入ってきて、なんとなく理解できるという状態にするのが大事なのです。

というわけで


他にもいろいろとあるのですが、この2つを抑えておくと、かなりわかりやすい説明になります。ご自身のサービスのaboutとかを作る場合は参考にしてみてください!

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ちなみに結構問い合わせいただいている、「うちのサービスのHowtoをnanapiにおけないか」的なやつですが、ちょっと試しに商品にしてみたりしています。

僕が記事を書いて納品するパターンと、それに加えてnanapi内で広告回して流入するパターンで考えています。効果でるかわからないんですが、サイボウズさんとか、ライブドアブログさんとかだと、それなりに効果でてた記憶があります。

というわけで、興味ある会社さんは是非是非。書く量には限界があるので、3本くらい?限定でやろうと思っています。あとテスト的なので、それを理解してくれるとうれしいですが、その分、採算を度外視でがんばろうと思っています、、

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