課金したいよ!


いやあ、インターネットでビジネスするというのは、なかなか難しいです。

インターネットで稼ぐ方法というのは、一般的には以下の3つです。

1:広告
2:ユーザー課金
3:EC(ものを売る)

僕がいる会社は、「nanapi」というサービスをやっていて、全然マネタイズというものに手を出していないのですが、そろそろ本格的にビジネスを考えたいなあ、と思っていて、いろいろ頭を悩ませています。

その中で、ユーザー課金というのはやはり1つの大きな手段になりそうなので、まとめてみました。

課金マップを作ってみた


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縦軸に、「体験」と「コンテンツ」、横軸に「月額(課金)」と「都度(課金)」と入れてみました。インターネットじゃないものは、赤い文字で書いています。

インターネット以前については、左下が最も強いものとされていたのではないかと思っています。いわゆる音楽CDや、書籍、映画やDVDなどですね。みんながお金を使って個別のコンテンツを買っていました。今でも有料のiPhoneアプリとかはここになります。

しかし、インターネットにより配布コストが限りなく0に近づいていくと、これらのコンテンツは月額課金で見放題という力に引っ張られています。いわゆるHuluにより映画などのコンテンツが見放題、Spotifyによって音楽が聴き放題、という感じになっています。

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もしくは無料で見れるようになり、そのかわり、体験×都度で課金するという流れも多くあります。

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古い記事ですが、こういう話はよく最近よく聞きますね。

ライブ会場からiPodへ音源を直送! この試みは音楽ビジネスを根底から変える? - トレンド - 日経トレンディネット

アイドルなども、ファンクラブとライブで稼いでいたり、もしくはコンテンツに体験の付加価値をつける(握手券など)ことでビジネスを成り立たせているのはご存知の通りかと思います。

個人的には「都度課金×コンテンツに関しては今後は、月額課金になるか、コンテンツではなく体験を売るかのどちらかに寄っていく」だと思っています。(映画館で映画を見るのは体験なので生き残るけど、映画のDVDの販売やレンタルは、月額見放題のHuluなどに食われていくのかなあ、と)。

となると次は・・・?


では、インターネットで課金をするとしたらどこか、というと、やはり体験のところでしょうね、と。

話題のソーシャルゲームは、売上とかすごい規模ですが、これは都度で体験を売っているのだと思います。いわゆる爽快感や、達成欲、収拾欲みたいなのを満たしている形になります。

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また、ニコニコ動画やクックパッドなどは、それぞれ「無料で映像は見れるが、綺麗な映像を快適に見るには有料」だったり「検索の並び替えをするのに有料」だったりします。これは無料でコンテンツは見れるけど、経験に関して有料で提供しているという形ですね。

それぞれかなりうまくいっているようです。

ニコニコ動画におけるプレミアム会員のアクティブ率 今と昔の比較 : ニコニコ動画研究所
170万IDがプレミアム会員

クックパッド 有料会員85万人超で売上高最高に スマホ・タブレット利用者は1524万人 | Web担当者Forum
有料会員制度「プレミアム会員数」が85万人を突破した

一方で、右下の「月額課金×コンテンツ」はどうでしょうか。

説明もなしにSpotifyを入れていましたが、Spotifyは正確にいうと、フリーミアム戦略をとっており、体験で課金をしています。

サービス中の13カ国では、同社のサイトで登録しパソコンにアプリをインストールすれば、半年間は制限なく曲のストリーミング配信を受けられる。広告の排除や良い音質を望む人には「アンリミテッド」(米国料金は月4.99ドル)と、対象国外やスマホでも聴ける「プレミアム」(同9.99ドル)の有料コースが用意されている。

1600万曲を聴き放題 巨大「音楽クラウド」サービス スポッティファイの実力(上) :日本経済新聞

課金ポイントは、広告なしに良い音で聞きたい人=体験というのをベースにしています。一方で、スマホにDLできる機能などがプレミアムにあるので、どちらに入れるべきか迷うところですが、どの道、「体験」という点に対しての課金がうまくいっています。

まとめると


というわけで、まとめると「体験」を重視した課金ポイントを探すというのが今後の流れになるのではないかと思っています。少なくても、コンテンツそのもので課金するのは厳しくなるんじゃないかと。

もちろん、インターネット上でもコンテンツは非常に重要です。Contents is kingです。しかし、そのコンテンツそのもので課金するというわけではなく、そのコンテンツをどう扱うかの体験の部分が課金のベースになっていくのではないかと予測しています。

電子書籍などは左下のゾーンでがんばっていますが、これもそのうち右側に移行していきそうです。つまりは月額1000円払うと本が読み放題というサービスです。そして、そこからさらに「広告がついていれば無料、ついていないものは月額1000円」のように体験をリッチにすることをベースにした課金になるかもしれませんね。

プログラムを勉強するための動画が無料で見れるドットインストールでは、通信添削コースというものを有料にしています。質問できたりするところが有料になるというイメージですね。

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ちなみに、nanapiでは何で課金するのがいいんでしょうかねえ、、むむ。引き続き悩み中です。