Gunosyが炎上?


Gunosy(グノシー)という素敵なサービスがあって、僕も結構活用させてもらっているんですが、最近炎上しているようです。リリースして間もないのに炎上して話題になるくらいのサービスになってて、すごいなあ、と思っています。

炎上内容はいろいろあるんですが、大枠にまとめると

1: Gunosyってはてなブックマークと近すぎないか?
2: Gunosyへの批判記事がGunosyにあがってこないのは検閲しているのでは?

だと思っています。

で、1に関しては、おもしろい記事をリコメンドするサービスであり、かつリテラシー高い人向けになるとすると、そうなるだろうなあ、という気が個人的にはしました。どちらかというと、はてなブックマークが機能しすぎているといいますか、ネット上にあるおもしろい記事があがってきやすいのですよね。

これはユーザーが増えてきて、Gunosy側のリソースやアルゴリズム改良が進めば進むほど薄まっていくのでいいのかなあ、と思っています。Gunosyのアルゴリズムがイケていないという反応ならともかく、盗用しているとか、ただ乗りだ、という批判は違うかなあ、という気はしています。

Gunosyからの公式発表


で、マーケティング担当者の方から以下みたいな公式のメッセージがありました。

Gunosy blog - ここ最近のGunosy関連の批判についての所感

そして、これを読んだ人が「謝罪文としてなっていない」的な批判をしていたのを見ました。個人的には、拙い部分はあるものの、正直かつ素直に思いを発信していて好感を持ったのですが。

そこで、僕だったらどう書くかなーと思ったので、書いてみました。僕はしょっちゅうミスをして、そのたびに反省しきることこの上ないわけですが、そのたびに謝罪しているので、謝罪慣れしているのですね(威張ることじゃないです)。

というので、何かの参考になればと思って書いてみました。

※僕が出すなら、マーケティング担当者ではなくて社長として出すと思うので、社長メッセージとして作っています。

僕だったらこう書きそう


タイトル:Gunosyへの批判記事に対するお詫びとご説明

Gunosyの社長の古川と申します。先日、Gunosyに対する批判記事がNAVERまとめにより上がったことにより、様々なご批判やご意見をいただいております。なるべく色々なご意見に目を通し、参考にさせていただいております。貴重なご意見をいただき、本当にありがとうございました。

私たちによる説明不足のところから、ご心配をおかけしてしまっている点や、ご不快に思われている方も多くいらっしゃるので、本記事で、ご説明をさせていただければと思います。

批判記事の論点について

まずはじめに、批判記事の論点についてまとめますと

1.Gunosyは、はてなブックマークのの再編集であり、アルゴリズムなど存在しないのでは?
2.Gunosyは、自社の批判記事を配信しなかった?

の2つではないかと考えております。それぞれご説明いたします。

1.Gunosyは、はてなブックマークのの再編集であり、アルゴリズムなど存在しないのでは?

こちらに関しては、我々のアルゴリズムの未熟さによりそう見えてしまう可能性が高く、そう見えてしまっても仕方ない部分ではあります。また、アルゴリズムが公開されていないため、不可解に思う方が多くいらっしゃるのかもしれません。

まず、アルゴリズムを簡単に説明いたします。現在のGunosyの配信準備のフローですが、以下のようになっています。

A: 前日に話題にあがった記事を収拾する
(前日にFacebookやTwitterでの話題に上がった記事や各種RSSなどから収拾)
B:ユーザーの特徴をログから解析し、その特徴にあった記事をスコア付する
(TwitterやFacebookの行動や、Gunosy内でのクリックログから特徴を解析)
C:指定された時間に配信

ここで、Aの話題にあがった記事の取得で、数多くのメディアのRSSを活用しており、その一つがはてなブックマークの新着RSSとなっています。はてなブックマークは日本最大のソーシャルブックマークサービスであり、インターネット上で話題になっている記事を取得するために欠かせないデータとなっています。

Bの際には、ユーザー様と記事の関連性の高さでスコアをつけておりますが、それ以前に、記事の最低限の質を担保するため

・TwitterのTweet数
・Facebookのいいね数
・はてなブックマーク数

など、ソーシャルサービス上のデータも考慮しています。

なぜこのデータを考慮しているかと申し上げますと、これらのデータはインターネット上での評価をある程度客観的なデータで判別できるものになるからです。

単純に、ユーザー様の興味関心と、記事コンテンツ内容だけのマッチングで配信してしまうと「興味有りそうな記事タイトルだったので、読んでみたけど、内容が薄かった」というようなことが起こりえてしまいます。こうした体験を減らすために、他のインターネットユーザーによる評価を最低基準として利用しています。

その結果、批判記事にもあったように、はてなブックマークの新着にあがっている可能性が高いということが起こりえます。批判記事の中にございました、『ホットエントリをそのまま流用している』という事はございませんが、アルゴリズムがまだ未成熟のため、多くの記事が重複しており、そのように感じさせてしまっているのではないかと思います。

その点につきましては、さらにアルゴリズムを改良していき、はてなブックマーク以外で話題のものも見つけやすいようにしていく予定です。

また個々人の機械学習を繰り返すことで、よりニッチな情報も拾いやすくし、自分にあった自分だけの情報源となれるように、日々改良を加えております。まだまだ期待とあった内容になっていないことは私たちも課題に思っており、早く多くのユーザー様に便利なサービスとなれるように努力していきます。

2.Gunosyは、自社の批判記事を配信しなかった?

結論からいうと配信をしておりませんでした。理由は、批判に悪意が感じられた、話題になりやすい批判をあえて行いPVを稼ぐ、アフィリエイト目的のためのものではないかと疑ってしまい、フィルタリングしてしまっていました。

この件関してはユーザーの皆様にGunosyに対する信頼を大きく失ってしまったことになり、本当に申し訳ないと思っています。事実と異なる内容を配信してもユーザー体験を損なうと判断してしまったのですが、事実と異なるかは読者が判断すべきであり、全面的に我々が誤っていたと思っております。

あからさまなアダルト向けコンテンツや、アフィリエイト目的の内容がないコンテンツに関しては、引き続きスパムフィルタを行なっていきますが、我々が内容の良し悪しを判断した上でフィルタリングをするということは今後は一切行いません。

重ね重ねとなりますが、本件については完全に私たちの誤りです。Gunosyの信頼を失い、応援していただいているユーザーの皆様にもご心配とご迷惑、また不快な思いをさせてしまったことを深くお詫び申し上げます。

3.最後に

批判記事の中で、Gunosyは他のメディアのことを馬鹿にしてるなどとの記載がありましたが、全く以てそんなことはございません。Gunosyはコンテンツを発信しているメディアや、はてなブックマークのように良質なコンテンツを一覧にして発信しているサービス、FacebookやTwitterなどの個人投稿のサービスなどがないと成り立たないサービスであり、あらゆるメディアに対して感謝をしております。

現状はまだまだ、至らない点が多いのですが、Gunosyをプロダクトとして成熟させ、みなさまにとって本当に使える、よいサービスにしていくことで、社会をよりよくしていきたいと強く考えています。

これからも皆様からのフィードバックを活かしてよいサービスを作っていきたいと思っております。今後とも、どうぞGunosyを何卒よろしくお願い致します。

というわけで


自分で書いて見て思ったのですが、内容はそんなに変わらないかなあ、と思いました。

ただし、批判記事に対して返信をするときに、どうしても出るのが「僕は悪くない」なんですよね。

めだかボックスという漫画の中に球磨川というキャラがいるのですが「僕は悪くない」が口癖なのです。しかし、それは決して自分を幸せにしないのですね。

詳しくは「カミーユ・クローデルと「私は悪くない」と叫んだチルチル - tyokorataの日記」に非常によくまとまっているので参考にしてみてください。

これはもうしょうがなくて。事実と違うことを書かれたり、的外れの反応などがあると、どうしても違うよと言いたくなるのですが、関係が悪化している時に、それがいい結果になることはあまりないのですよね。

むしろ言い負かせると、議論には勝つけど、メリットは少ないということになりがちです。

単に悪意があるという人も世の中にはいますし、だいたい2割くらいの人が自分たちのことは悪く思っていると思うのですが、嫌いになってくれる人というのは、結構好きになってくれたりするケースが多かったりするのですよ。悪意ある人を敵だと思うか、味方だと思うかで、結構対応は違ってくると思うのですが、味方になりそうな人たちなので、敵対するのではなくて、味方に引きこむような感じにできるといいですね!

ともかく、Gunosyさんはかなり期待のベンチャーなので、がんばってほしいです。

Gunosy(グノシー)

※一部漫画のコマを使用しておりましたが、著作権侵害ではないかというご指摘を受け、削除いたしました。(2013/05/09)