こんな就活生はいやだ?


就職、転職系のサービスをやっている会社のCTOの方が、こんな就活生はいやだ!というタイトルで、ブログを書いてたのですね。

なぜか消えちゃったので、リンクは貼りませんが、「ベンチャーだとこうだよ」的にかかれていた記事の内容が、僕の思っていることと結構違ったので、せっかくなので、nanapiというベンチャーを経営している身としてはこう思うよ、的なものを書いてみたいと思います。ちなみに、推敲とかせずにえいやで書いちゃったので、かなり文章が雑な点はご了承ください。

ちなみに消されちゃった内容に関しては、個人的には全く同意はできなかったのですが、いろいろな企業にはいろいろな考え方があるので、その本音を言っていくのはいいことなんじゃないかと思っています。就職する人の参考にもなるし。

(注意)
該当のブログ記事が消されちゃっているんで引用は迷ったんですが、引用しないと意見をねじ曲げてしまう可能性があるので、キャッシュに残っているものから最小限にしています。消されちゃった記事は、就活に対しての本音を述べているだけのものだと認識していますし、意見が違っているとはいえ、決して許されないことを書いているとは全く思っていません。会社名も出すのは迷ったのですが、人材採用などを中心にされている会社であり、かつ書いてた人が経営者の方だったので、半ば公式の発言だろうということで、記載しています。

ただし、削除にもなんらかの理由があったと思いますし、晒し状態にするのも不本意なので、なるべく少ない引用に心がけています。ただし、そのことによって意図が違って伝わってしまったり、文脈が見えづらく、より過激な意見に見えちゃったりする可能性があることはご了承ください。(そうならないように、できればブログの記事は復活してくれないかなあ、と思っていたりはしますが。。)

企業側の論理なんて考えなくていい


このブログでは、

非常に申し訳ない言い方をしますが、
就活生と会って、話す時間は会社にとって「多大なるコスト」です。

的なことが書いてあったのですね。で、1人社員を紹介するのにどのくらいのコストがかかるか、ということも述べられていました。

で、僕の考えとしては、そんなROI(費用対効果)とか、コストの話なんて就活生は、気にしなくていいと思うのですよね。

というのも、こういっちゃなんですけど、企業にとってみては、何十人いるうちの1人だったりするのですよ。でも、就活生にとっては、一生を左右するほどの決定だったりするわけです。

自分に合わない会社に入っちゃったら、人生が悪い方向に変わっちゃうことだってあるわけです。身体を壊しちゃうとか、スキルが身につかないまま年をとってしまうとか、そういうことだってあります。

なので、徹底的に納得行くまで社員の人にあったりしたほうがいいと思うんですよね。

企業側からしてみるとコストだから、とか言われても、知るかって感じでいいと思います。人生を左右する大きな出来事なので、ちゃんとやったほうがいい。

というかね、企業ってやっぱり大きくなればなるほど、強くなっちゃうんですよ。なので、企業の経営者は、会社の経営とか、儲けることとか、そういうことよりも、社員の人生というのは、ものすごく大切にしないといけないと思っています。

だって、その人の多くの時間をとり、その人の結婚相手や、子どもの人生にまで大きな影響を及ぼしちゃいわけですよ。その人の健康から成長、今後のキャリアステップ、も考えないといけないですし、極端な話、家族の生命にまで責任があるわけです。労働契約上での対等な立場だ、という考えもあると思うんですが、僕はやっぱり会社というのは、社員に対して大きな責任を抱えており、そこは費用対効果とかコストとかの話を超越して、守るべきものなんじゃないかなあ。

守る、という言葉に違和感を感じる人もいると思います。気持ちはわかります。でも僕個人の意見としては、たとえ、会社経営にとってマイナスだったとしても社員の生活やその家族が幸せであるほうが、会社の利益とかよりも大事だとは思うんですよね・・・。いやね、利益とか超大事なんですよ、会社を存続させていくためには。ただ、それでも、社員や家族が幸せであることっていうのをないがしろにはしたくないなあ、と。

話が脱線しちゃいました。

まあ、「社員と就活生を会わせているとコストかかるんだよねー」という会社もあるのは、そういう考え方なので、しょうがないと思うんですが、就活生のみんなはそんなのを無視して、ちゃんと会社選びをしたほうがいいと思います。

ちなみに余談ですが、前職のリクルートという会社は、このあたりはめちゃくちゃやってくれました。採用前でも、何人もの社員に会わせてくれるし、わざわざ電話くれて「こういう人がいるけど、会ってみる?」みたいな話もしたりしてくれました。

採用が決まってからも「どういう部署がどういう仕事をしているか知ったほうがいいけど、興味ある部署はあるか?」とか「アルバイトで体験してみるか」みたいなことをしてくれました。

コスト的に見て、会社経営にはマイナスなのかもしれないんですが、僕はそういうほうがいいなあ、と思っています。だって就活生の人の人生に大きな影響があるわけですから、会社のコストが少しくらいあがったって、そんな小さいこと言うなって感じです。

就活生に会うのはメリットがない?


前述のブログでは、
勘違いして貰ったら困るので、今回は言い切らせていただきます。
僕が就活生とお会いしても
それだけで、なんら、僕の人生に良い影響を与えることはありません。

といった趣旨のことを書いてたのですが、僕は逆だと思っています。

会社の経営者や、採用担当の人が全員、決してメリット・デメリットだけで就活生のみなさんと会ったりしているわけではないです。(個人的には人と会って、何もメリットがないと言い切れるのはなかなかすごいなあ、というか、どんな人からも学べるものとか、吸収できるものがあるんじゃないか派ではあるんですが、、、せっかくお互いに時間をとってコミュニケーションしているのになんら人生に良い影響がないと言い切っちゃうのは、なんだか寂しい気持ちになっちゃいました)

というのもですね、僕が学生のころって、いろいろな大人の人がナメた学生の僕の相手をしてくれてたんですね。メリットなんて皆無だったと思うんですよ。

具体名を出すのもアレなんですが、まあ、GREEの田中社長とか、mixiの笠原社長とか、元Paperboy&co.の社長であり、現在は詩人として活躍中の家入一真さんとか、直接時間をとっていただいて、いろいろ教えてくれたりしたんですね。クソ忙しかったと思うんですが、そんなことも気づかずに、僕とかはなんか有名な人とあえてうれしい!みたいな感じでした。

今になっても、先輩方から、めちゃくちゃ学ばせてもらっているんですね。当然、友人からも学んでいますし、年下の人からもいろいろ勉強させてもらっています。

これ謙遜しているわけでもなんでもなくて、リアルに相談をして、情報をいただいたりしているわけです。そして、今の僕からお返しできるものはぶっちゃけあまりないんですよ。それでも協力してくれる。

これってどういうことかというと、みんな言うんですが「Pay Forwardだ」ということなんです。もう何人の先輩から同じこといわれたんですが「自分たちも先輩からいろいろ教わってきた、先輩にお返しできることはないが、自分が同じように、他の人を助けることはできる、だからお前も、俺には返さなくていいから、他の人にかえしてやってくれ」なんです。

ちょっと話は脱線しますが、IT企業とかでもこの考えはあります。小さい会社のときは、オープンソースなどを使って、コスト安くクオリティを追求できたりしていた会社が、大きくなったときに、オープンソースコミュニティに、還元していくということがあります。GREEとかDeNAとかmixiとか楽天とかみんなそうです。貰うだけじゃダメなんですよね。貰ったからには、次の誰かのために、自分たちも協力する。そうやって人類は進歩していったし、世界がよくなっていってると思うんです。

ということで、僕は基本的に学生の方とかからの会ってくれ、相談に乗ってくれ、というのは全部受けています。ミスとか忘れてて実現していないのもあると思いますが、基本的には全部請けます。どれだけ役に立っているか、えらそうにしゃべっているだけで終わらないか、など気にするところはたくさんあるんですが、なるべくその人の人生にとって+になればいい、と思って、本気で会っています。

これはもうメリット・デメリットの話じゃないんですよね。義務です。自分が人から善意を受け取ったら、自分も返していかないといけないと思うんですよ。

少なくても、今の僕が、学生からのお願いとかを断っていたら、嘘になっちゃうと思うんですよね。あれだけいろいろな人に助けてもらって、自分は返さないとか、人間として自分が許せなくなっちゃう。

これはいい人に思われたいとか、そういうのじゃなくて、僕にたいして時間を作ってくれた先輩方に対してのせめてもの恩返しなので、完全に自分のためにやっています。

ちょっと長くなっちゃいましたが、僕の友達や周りの人たちは、僕と同じように考えている人が多いので、学生さんや、就活生の人は、遠慮なく会って話を聞いたりしていいと思います。

ちなみに以下のようにも述べられておりましたが
営利企業にとって
売上が上がるか、コストが下がるか
このどちらかに作用しなければ
極論、そこに使う時間は全て無駄だとも言えます。

CSR活動とか、社会貢献活動とかがすべて無駄になっちゃうので、この意見にはちょっと反対です。売上とコストのことばかり考えているわけじゃないです、企業も、経営者も。個人的には、営利ばっかり求めて幸せなのかなぁ・・・、と思っちゃったりはします。(もちろん会社は営利を求めて、それ以外の時間はすべて無駄、という考えの会社があってもいいとは思っています)

すぐ決めなくていい


先ほどのブログだと

空き時間の少ない中、それでも時間を捻出して
最終面接まで来て、嘘でも
「御社が第一志望です!」「決めるか!?」「決めます!」
と言うのが礼儀だと思って欲しい。

と書いてあったんですが、これは礼儀ではないと個人的には思います。

別に第一志望な人が欲しいわけじゃないんですよね。一緒に働きたい人を採りたいだけであって、企業側からしても、就活生からしても、お互いに入りたいと思ったら、お互いをアピールして、いいと思ってもらうというだけの話です。

また前職の話になっちゃうんですが、リクルートって志望動機一切きかないんですよね。だって意味なくないですか?自分の会社に入りたい人を採るのってあまり合理性なくて、自分の会社にとって有益な人を採るのが、企業にとっては合理的なわけです。

少なくても僕は「御社が第一志望です!」みたいな発言は採用のプラスマイナスにはならないです。御社しか受けていません!とかいわれたら「他も受けてみてもいいかもしれないですよ。たとえば、クックパッドさんとか、LINEさんとか、いい会社ですよ」的なことをいっちゃったりします。

というわけで
言いたいことはただひとつ。
ベンチャーの最終面接に挑むなら
心に決めて、来て下さい。

とも書いてあったんですが、心になんて決めなくていいです。そりゃあ、会社にとっては、内定だしたら確実に来てくれたほうがお得だとは思うんですが、そんな会社の利益なんて入社するまでは一切考えなくていいんです。

自分の人生がいかによくなるか、いかに幸せに過ごせるか、のほうが100億倍以上大事です。これは絶対に大事です。会社の幸せよりも、自分自身の幸せを圧倒的に考えてください。というか会社の幸せなんて、入社前は一切考えなくていいですし、入社してからも、自分の幸せよりも優先順位をあげる必要は一切ないです。

というわけで


ちょっとあったかい気持ちになっちゃったので、雑に書いてみました。昔はこういうことをいっている経営者とかを見ると「いい風に思われたいんだろ」とか「はいはい建前建前」とか「そういっておきながらお前の会社こうじゃん」とかいろいろ思ったりしてたんですが、いざ自分がやってみると、リアルにこういう風に思うんですよね。

至らないところ、思いがあって実行できていないところとかめっちゃあるのを自覚してはいます。ただ、いろいろな考えの会社があるってことは、就職活動をしている人に知っておいてほしいなあ、と思ってかきました。

いかに自分が幸せであるかが重要だと思うので、就活生のみなさんは、悔いの無いように、そして自分と合ういい会社に巡り会えるといいなあ、と思っています。