今年7名の選手が海外のクラブへの練習参加を行いました。

そのレポートを書いていきたいと思います。
SIFでは参加希望の選手に対して世界中のクラブから練習参加できるクラブを探し送り込む活動を行なっています。
また、海外研修参加するためにはSIFで用意している英単語500問のテストで450点以上取ることを条件としています。またスマホのゲーム1年間禁止というのも参加条件に入っています。
サッカーだけでなくさ様々な選手の爆発的成長を目指し、この研修プロジェクトを行なっています。
🇩🇪ドイツ第1陣、岡田むつき&保坂タイチ🇩🇪
SIFにとっても初の海外研修となった2選手。
ドイツ初日はいきなりシュペルドルフというプロのクラブの練習に参加させてもらうというサプライズから留学がスタートしました。
プロの選手と一緒にプレーできて幸先良いスタートとなりました。
シュペルドルフにはSIFのかけるコーチがフィットネストレーナーとして2018-2019シーズン契約を交わし、クラブと共にリーグを戦っています。
また昨年度SIFの練習にも来たケルンのピーターコーチの繋がりでケルンのアカデミーのトップチームの練習にも参加し、非常に高いレベルでのプレーを経験することができました。
🇩🇪ドイツ第二陣、マンキチ&レン&アユム🇩🇪
ドイツ第二陣となった3人はラーティンゲンというクラブに練習参加しました。
こちらもトップクラスの育成設備を持つ強豪クラブの1つです。
向こうでサポートしてくれているカケルコーチからも「遠足じゃない」とゲキを飛ばされ、次回の練習に向けて反省点を確認します。
迎えた2日目以降は各選手よく走っているとの評価。コミュニケーションについてはまだまだ低い評価でしたがプレーには改善が見られて来ていました。
フィジカル自慢の3人も「ボールが取れない」と圧倒的な体格差にも考える部分が多かったようです。
そしてケルンのアカデミーのトップチームへの練習参加も行いました。
またピッチ内外でコミュニケーションを図ろうと努力する姿も徐々に見えて来て、コーチ陣からも明らかに成長が見えるとの評価を頂くことができました。
🇦🇺オーストラリア組 アイラ&トマス🇦🇺
世界屈指のパワーフットボールを学びにトマス、アイラはオーストラリアの名門オリンピックFCとウェスタンプライドFCに練習参加しました。

まずは到着初日にオーストラリア2部リーグのナショナルプレミアリーグの試合観戦を行いました。2部リーグはパワーがモノを言うとてつもなく激しいリーグです。留学初日にこの試合のプレーを学びこれから始まる練習参加につなげてほしいです。
そして練習参加が始まりました。初日はオリンピックFCです。育成年代のトップリーグの強豪クラブです。ここでは1対1の練習でほぼ全敗するなど圧倒的な個の力の前に屈する結果となりました。
次に練習参加したのはウェスタンプライドFC。毎年オリンピックFCと優勝を争う強豪クラブです。
こちらもフィジカルに圧倒される形となりましたが、強烈なタックルを目の当たりにして、球際に対する考え方がどんどん変わっていったようでした。
またコーチ陣からも目の色変えて取り組んでいるという評価を頂き、素晴らしい経験ができたのではないでしょうか。
またオーストラリアリーグで何度も得点王を獲得しているケイド選手とのトレーニングも実施。アフリカ系のプロサッカー選手が集まり超ハードな練習でを行なったようです。

またオーストラリア組は語学学校もカリキュラムに入っているので超ハードな英語の勉強が毎日課せられ初日から弱音を吐いていました(笑
🇩🇪鈴木カケルコーチ編🇩🇪
SIFのフィジカルコーチのカケルコーチはSIFが提携しているシュペルドルフというプロサッカークラブのフィットネストレーナーとして2018-2019シーズン契約を交わしました。
任務はリーグの残留争いを繰り広げるチームの選手達の怪我のケアとフィットネスを高めることです。資金の少ないシュペルドルフは選手個人個人の能力を最大限に引き出すことが残留に向けて重要なキーワードとなります。
シュペルドルフはオーバーリーガというプロリーグに所属し、内田篤人選手が所属したシャルケの2軍などもこのリーグでプレーしているハイレベルなリーグです。
〜まとめ〜
今回7名の選手達は大きな経験を積んで帰って来ました。このプログラムは楽しいことよりも困難なことの方が圧倒的に多いと思います。それが本物を経験するということだと考えているので、あえてそのようなプログラムにしています。重要なことはわずか数週間で人が大きく変わることはないということです。この経験をきっかけにしてこの先の人生の過ごし方が変われば長い目で見たときに大きく未来が書き換わっているでしょう。その劇的な変化を起こせるかどうかは結局選手次第です。ただの旅行になるか、凄まじい変化のきっかけとなるか。全ては自分次第ということを頭に入れて日々の生活に取り組んでほしいと思っています。