2008年10月11日

ハイエナの1
夕方、巣穴に戻ると、子供が「クーン、クーン」と鳴き、鼻を突き合わせては、
ニオイを嗅ぎ合う。一日の出来事や土産話が、ニオイとしてしみ込んでいる。

 太陽が傾き、アカシアの影が伸び始めたころ、母さんハイエナが、巣穴に戻ってきた。
 顔は疲れた表情だが、小走りだ。
 気づいた子供たちが、「クーン、クーン!」と鳴き、巣穴から飛び出した。頭を下げて近づき、シッポを振る。まず、鼻を突き合わせ、ほお擦りから首筋へ、丹念に体中を嗅ぎあう。
 
 一日中、エサを探して回って帰ってきた母と、巣で留守番をしていた子のあいさつ。彼らにとって、ニオイは欠くことのできない重要なコミュニケーションだ。 
 
 最初の1年ほど、狩りに連れていってもらえない子は、母親が持ち帰ったニオイで、外の世界を少しずつ知っていく。たくさん吸い込んで、毎日、新しいニオイを覚えていく。
「どこにいったの?」
「狩りはどうだったの?」
「誰と一緒だったの?」・・・・。
そんな土産話は、全部ニオイとして、しみこんでいる。もう子供は、止まらない好奇心で、背伸びしてすりより、嗅ぎまくっている。そんな光景をホノボノと眺めていた。
 
 すると突然、母親が口を大きく広げ、大地に向かって巨大なアクビをした。たまたまかと思い、他の親子を観察しても、皆、同じようにアクビをしている。
 なに?僕らのアクビとは明らかに何か違う・・・・




ハイエナの2
母親がつけて帰ってくるニオイを通じ、外の世界を知ってゆく。
「今日はどこにいったの?」「狩りはどうだった?」・・・そんな
情報の一つ一つが、息を吸い込むたびに、脳にしみこんでゆく。

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 メスが中心のハイエナの社会では、メス同士が常に、“乳くらべ”をしている。我が子をいち早く一人前にすべく、母乳の質と量を競う女同士の戦いだ。

 ハイエナの子は、実母の乳しか飲まないうえ、授乳期間は1年半と長い。 
 また、現在のボスと自分とでは、体格差がありすぎて、勝負にならないが、次の世代ならまだチャンスはある。ドンドン質のいい乳をだして、子の代に望みを託すのだ。


ハイエナの3
一通りニオイを嗅がせると、母親は大地に向かって、大きなアクビを
する。明らかに、僕たちと違う意味で。このアクビの意味は?!

 だから、どんな硬い骨や歯、角だって、バリバリ食べちゃう。食べて高カルシウムの乳を出す。早食い大食いが母ちゃんの使命なのだ。奥歯にも力が入る。
 
 しかし、その隙に、ライオンやヒョウに巣穴を襲われることもある。一日の仕事から帰ってきたら、誰もいなかったなんてことも・・・・。
 
 ::::::
 そんな母さんが、今日も小走りで戻ってきた。そして、ニオイを嗅ぎ終えたと思ったら、巨大なアクビを放った。
 なんて言ったのか・・・・?





ハイエナの4
アクビの直後、母さんの顔にシワはついたままだが、ここまでするとどうやら
母さんもスッキリしたようだ。子供も落ち着いた表情に。何て言ったのだろう?

 実は、この行動の意味は、まだ解明されていない。しかし、観察していると、いろいろ想像したくなる。

 母さんハイエナは小走りで戻ってきて、このアクビをするまで、どこかソワソワしている。しかし、我が子のニオイを嗅ぎ、アクビまですると少し落ちつくようだ。どこか自分の居場所を確かめているようでもある。
 
 一日の仕事を終え、小走りで帰ってきた母さんはなんと言っているのか?「戻ったよー」なのか、「愛してるよー」なのか、「疲れたー」なのか、「安心したー」なのか、想像は膨らむ。

 ::::: 
 仕事を終えて帰ってきた、ウチのお袋なら、なんて言っただろう。
 家に戻り、夕食が出来るまでの時間。せんべいでもかじりながらした「ただいまー」「部活は?」「夕飯は?」・・・こんな会話の中に、ヒントがあるのか?
 その声や表情を思い出してみる・・・。


    2008年10月執筆
       ンゴロンゴロ・クレーターにて  ケンタロー


(22:56)
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2008年10月10日

ダチョウの1
伏し目で、サバンナをゆっくり歩く。その姿は、切なくもみえる。何か悩みでも?
 ダチョウ
 不思議な鳥だ。

 他の仲間たちが、空中世界の制覇を目指す中、地上に特化することを選んだアウトロー、はぐれ者だ。妙な共感を持ってしまう。
 時折、寂しそうな目をするのを見ると、余計だ。

  ・・・・・・・
 こんなことがあった。
 サファリガイドのトレーニングをやっていたころ。毎朝、サバンナに出て、その前の晩にあった動物たちの動きを足跡やフンなどから分析していた。
「ここにライオンのオシッコの跡がある」「サバンナヒヒがオレンジを食べた跡がある」「これはシマウマのフン」・・・・・。
 朝日が差し込む中、ひざをついて、地面を見ていると、急に目の前に影が伸びた。見上げると、ダチョウの彼女がいるのだ。いつも、朝日をバックに登場だ。

 そして、どういうわけか、毎朝、僕に求愛ダンスをして、甘えてくる。
 何度追い払っても、覚えてないのか、毎朝追いかけられた。付近にオスのダチョウが少なく、僕までも、花婿候補に挙がったのかもしれない。
 相手が、ダチョウでも「愛してる」と言われて、悪い気はしないものである。




ダチョウの2
赤いヤツほどよくモテる? コイツはほとんどゆでだこ?!
 ダチョウの「嫁入り」は少し変わっている。一夫一婦なのか、一夫多妻なのかがはっきりしないのだ。
 
 オスは、発情期に入ると顔や足が真っ赤になる。メスは、この顔の赤いオスを取り合う。より赤い方がモテるからおかしい。
 しかし、実際どのメスと一緒になるかは、オスが決める。見初められたメスだけが、巣の中心に卵を産むことができる。5、6羽のメスが同じ巣に卵を産むが、他のメスは巣の端っこにしか産めない。

 見初められたメスが昼間に、オスが夜に、当番で卵を温めるが、ちゃんと温められるのは、中心に近い卵ばかり。端の卵は孵らないことが多い。またジャッカルやハイエナに狙われるのも外側の卵だ。

 6週間後のある朝、温められた卵からは一斉にヒナが孵る。中心に近いところが、孵ることが多いので、巣の真ん中に、ぽっかりと穴が開く。それを取り囲むように、孵らなかった卵が並ぶのだ。

 メスは卵の模様で自分の卵を見分けられるという。見初められなかったメスは、切ないだろう。孵らなかった自分の卵をどのように見ているのか?
 体長2メートル、頭が20センチ程度。その中には、直径5センチの目玉が2つとクチバシなど。わずかな残りが、脳ミソだ。カボスかスダチほどの脳で、何を考えるのだろうか? 次回はがんばろうとでも思うのか?
 
 ダチョウの恋は少し切ない・・・。


    2008年10月執筆
       ンゴロンゴロ・クレーターにて  ケンタロー


(22:39)
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2008年09月12日

王様の1
前足に力瘤を浮かばせて踏ん張り、離れまいとオスはメスの首筋を“甘噛み”する。
甘噛みと言ってもこの顔。少し怖い。

 王様の交尾を分析する。
もちろん、ここで言う“王様”とは百獣の王、ライオンである。

 交尾の特徴を箇条書きにするとこんな具合になる。

・発情期は4,5日から1週間くらい。
・交尾はメスから誘う。
・発情期のツガイは15分に一回ほど交尾をする。
・一頭の子供が生まれるまで、計2000回も交尾するという調査がある。

 そう、王様はこってり愛を交わす。
これも、やはり王様の特権だ。これが草食動物になると、肉食獣にいつ襲われるか分からない。だから、このように優雅に交尾をしてられない。トムソンガゼルは歩きながら早業の交尾を交わす。「蜜月」などと言っているヒマはない。なるだけ早く事を済ませ、平常に戻ることが、直接、生存の確率にかかわってくるのだ。  

 交尾のシナリオはこうだ。まず、発情期が近くなると、オスがさかんにメスのオシッコやお尻を嗅ぎまわる。発情期だと分かると、オスがメスを群れから離れたところに連れ出し、1週間あまりのハネムーンに出る。

 この駆け引きが、意外とおもしろい。



王様の2
交尾直後、メスは振り返り、オスに噛み付いたり、引っかいたりする。「もうおしまいよ!」と。
股の下からのぞいているのは、チンチン。王様にしては、意外とカワイイ。

 メスのお尻を嗅ぎまわって、オスが「どうだい、そろそろかい?」
「もう少し待って!」とメス。
「そろそろいいかい?」
「だから少し待ってって!」
「どうだい?」
「分かったわよ、じゃ、そっと抜け出しましょ。みんなには内緒よ」
「よし!・・・(バレてるけど)・・・・」ていう具合。見ていると、しぐさからこんな会話が聞こえてくる。

 いざハネムーンにでると、2頭は少し人目のつかないところへ行き、横たわりオスはメスの誘いを待つ。 
 
 メスは、体と気持ちの準備ができると、立ち上がり、オスの目の前をお尻を近づけて歩き、尻尾でオスのほっぺたを撫でながら、通りすぎる。オスはこのサインを「待ってましたー!」とばかりに、追いかけて行って、またがる。このとき、メスが少し腰を浮かせるのが可愛らしい。

 オスは前足に力瘤を浮かばせて踏ん張り、離れまいとオスはメスの首筋を噛む。噛むと言っても、ライオンが本気で噛んでは、死んでしまうので、甘噛みだ。ことは1分足らずで、すぐに終わってしまう。

 するととたんに、メスは「もうおしまいよ!」とばかりにオスを引っ掻いたり、かみついたりする。



王様の3
オレの女に文句あるのか?!邪魔するな!!

  「おっと!」とオスが体をかわすと、なぜか、メスはすかさず、地面に背中をつけ、「ゴロニャー」と仰向けになる。猫が甘えているときの姿勢のようだ。一説には、これが受精の確率を上げるというが、ただ気持ちよさそうに、うたた寝をしているようにしか見えない。邪魔されると、怒ったりするのだから、、、。

 10分ほど経ち、メスが次の誘いをかけると、一連の動作が再び繰り返され、これが1週間近く続く。

 1週間に渡り、2,3千回となると、体力も半端じゃない。この期間は、交尾に忙しく、狩りをするヒマもない。体力も落ち、その隙を突いて、群れをのっとられるケースもある。また、そこまでいかなくても、自分の群れのメスとこっそり、交尾しにくるズルイ若者もいる。それに目を光らせながら、事を運ばなくてはならない。
 
 王様にも、苦労がある。オンナにうつつを抜かしていると、王様も危うい。 

    2008年9月執筆         
      ンゴロンゴロ・クレーターにて  ケンタロー


(20:50)
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2008年09月10日

ハゲワシは1
はるか上空の世界から降り立つ、最大級のコシジロハゲワシ。ツバサの幅が、
2メートル近い彼らが、舞い降りるとき、バサバサと近くに土ぼこりが立つ。

 見上げると、トルコ石色の空を旋回する黒い影を見つけた。手をかざし、目を細めて、ようやく見えるような高さだ。

 この日、僕は、“ヌーの大移動”を見ようと4WDで走っていてた。ヌーの大群が緑を追いかけ、もう100キロ先のマラ川に接近しているという情報を得たからだ。朝から、走りっぱなしだが、なかなかたどり着かない。高速道路なら1時間だが、デコボコの土道の100キロとなると4時間はかかる。少しイライラしながら、心を落ち着かせようと、空を見上げ、黒いマダラハゲワシの姿を見つけた。

 彼らは、気流を使って飛ぶ。地面の冷えた朝は、飛ぶことはできないが、一度地面が温まると、スパイラル状の上昇気流に乗って、ドンドン高度を稼いでいく。そこで、その気流をつかんだまま、地上を見下ろし、、強力な視力で、獲物を探す。 

 11キロ上空で、ジェット機とマダラハゲワシが衝突したのが、これまでの最高記録だ。「11キロ上空」ともなると、想像しづらいが、気温マイナス50度、酸素もほとんどなく、特殊なヘモグロビンがなくてはいられない世界。
 そんな世界から、鋭い眼光で、土煙を上げる僕らを見下ろしていた。



ハゲワシは2
嘴が白いのが、マダラハゲワシ。黒いのが、コシジロハゲワシ。
屍の回りは同種、異種入り混じり、引っ掻きあって、奪い合い、行儀が悪い。

 “進化の神“は「死肉漁り特別モデル」として、彼らを創り、ハゲたのも「進化」という。
 
 人間の2倍の数の骨でできた長い首は、自由自在に動き、バッファローやヌーの胴体に突っ込むのにいい。鋭い嘴とザラザラした舌で、細かい部位まで綺麗に食べつくす。その時に、首や顔に寄生虫が付くのを防ぐために、「進化」してハゲたという。

 そして、胃袋は、ただの袋で、ほとんど消化をしない。なるだけ短時間でひたすら飲み込んで飛び去る。そんな作戦だから、早食いで、行儀が悪い。食事の時は、同種、異種が入り乱れて、暴れ放題。「ギャーギャー」とエサを奪い合って、引っ掻き、突き合い、肉が飛び散る大騒ぎ。

 しかし、彼らはいなくてはならない。上空からいち早く、屍を見つけ、片付ける彼らが、いなくては、寄生虫が増え、生物に病気が蔓延してしまうからだ。姿は醜いが、汚い仕事を任された“天使”なのだ。
 
 ::::
 この日も、彼らは、巣から百数十キロ離れたところまで、遠征し、ヌーの残骸を漁っていた。僕らが、デコボコを避け、土煙にまみれて、えっちらほっちら、行くのを尻目に、気流に乗ってヒトっ飛び。僕らは、まったく違う理由で、同じ現場にいた。



ハゲワシは3
高さで、“最高記録”を持つ、マダラハゲワシ。最も高いところを飛ぶ彼らは、
上から他のハゲワシの動きを察知して、現場へ急ぐ。「高く飛ぶには、腹八分じゃぞ!」・・・・

 それまで、ハゲワシたちは、ヌーの上に黒山になって、「ギャー、ギャー」と騒がしく群がっていたが よく見ると、下敷きになっていたヌーはすっかり筋と白い骨となり、晩餐会も終盤だ。彼らも散らばり出した。  
 バサッバサッと、一羽。
 バサッバサッバサと、また一羽。
三々五々、次々と風に向かって羽ばたき、空へ戻っていく。

 そんな中、一羽だけ苦戦しているヤツがいた。食べ過ぎたのか、羽ばたいても羽ばたいても、血を吸いすぎた蚊のように、うまく飛び立てない。重すぎて、離陸もできず、アカシアの木に引っかかった。情けない・・・・・。

 コイツにボソッと。
「欲張って、空に戻れぬ堕天使か・・・」

 
    2008年9月執筆
       セレンゲティ平原にて   ケンタロー


(20:32)
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2008年08月12日

絶滅すると1
ンゴロンゴロクレーターで、見かけた1965念生まれのクロサイ。
彼女は何も語らない。ただいるだけ。でも、どんなだったのか、最近人間が角を求め、
さかんに密猟をしているというウワサが届いたのだろうか?

 人類は絶滅する。

 明日ではないが、いずれする。
ノストラダムスは外れたが、いずれする。地球消滅のタイミングと同じになるのか、それよりずっと前になるのか、、、。
 そして、なにより、そんなことは46億歳の地球にとって、どうってことのないことなのだ。恐竜が絶滅したときに、地球が動じなかったように、人類が地球の表面から消えても、地球はただ、これまでと同じように、回り続け、季節は巡る。

 この46億年の間に、地球上に誕生した生物種の9割以上が誕生しては消えていった。地球上の生物の2割以上が死に絶える事件が5回もあった。中には95%が滅びたたことも。
 恐竜もいなくなったし、ネアンデルタール人もいなくなった。ある古生物学者は、「絶滅するのが生物の運命であり、生き残るの方が例外」と言った。 
 絶滅とは、どういうことなのだろうか。その道の先輩方の例を見ながら、考えよう。 

 =クロサイの例=
 20世紀はじめには、アフリカ大陸に数十万頭いたが、1960年代には7万頭、95年には2500頭となり、96%減。最大の原因は、角を求めた密猟。動物側の要因としては、繁殖が非常にデリケートで、妊娠期間が2年近くにもなる。これが、一度減った数をなかなか取り戻せない原因だ。
 30人のクラスだとしたら、ある朝、クラスメートが減り始め、気づいたときには、1人になっていたという計算だ。どんな気持ちなのだろう。最近、隣近所が減ったナーなんて思ったんだろうか?人間が角を求め、盛んに狩りをしているとウワサが届いたのだろうか?



絶滅すると2
ラテン語で色塗られたオオカミを意味するリカオン。
個体ごとにいろの模様が異なり美しい。しかし、数百年前から、
楽しげに狩りをする姿が残酷だということで、その場で
射殺することが許されてきた。人間が自然を開拓していくに
したがい、飼い犬から感染した病気で死んだ例も多くあった。

  =リカオンの例=
 ラテン語で“色を塗られたオオカミ”を意味するリカオン・ピクタス。個体ごとに模様が異なり美しい。しかし、数百年前から、ただの野犬だと思われ、いかにも楽しげに群れで狩りをする姿が残酷だという理由で、その場で射殺することが許された。  
 また、群れは30頭と大きくなるため、大きな生息域が必要だ。人間の進入で、今ではそのような自然も少なくなり、アフリカで最も絶滅が近いイヌ科となった。

 種がなんであれ、環境変化に適応できなくなったものが、数を減らしていく。そして、繁殖のスピードが、減少スピードに追いつかなければ、絶滅する。彼らは何も語らないが、数の変化は、そんな生息環境の変化を示している。そして、動物が全くいないような環境では、人間も生存できない。

 環境問題を語るときに、よく「動物保護」という言葉が出る。しかし、むしろ人類のためなのではと思う。確かに、自然環境を人間のように変化させることができない動物が、先に滅びるので、「動物のため」に環境を守ることが、ひいては「人間のため」になるが、究極的には、人間保護、人類保護なのだろう。
 また、多くの種の動物が生きるということは、 それだけ頑丈な食物連鎖ということ。ひとつの種の草食動物がいなくなっても、肉食動物は、他の草食動物を食べていけばいい。

 その意味で食物連鎖の頂点にいる、大型動物のチェックは重要だ。頂点の大型動物が多くいることは、彼らを頂点とした食物連鎖のピラミッドが強固で、安泰な自然を意味しているからだ。

    
 ここ数百年、絶滅種の数はウナギのぼりに増えている。これは同時に、人間にとっても何万年も生きた生息環境が変化していることを告げている。「英知を極めた」人類が自らの手で、生きずらい生息環境を作っているとすれば、それは、ドジなことだ。それは、長い時間をかけた“自殺”だろう、、、、。
 
  ------なんて、ボーっと考えながら、サバンナで必死に生きているヤツラをみていると思う。

 “自殺はいかんなー。彼らは自殺はしない。”
 
      2008年8月執筆
             ンゴロンゴロにて ケンタロー


(20:16)
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