2009年03月21日

BURLEIGH HEADS STEP 102L

41184fc4.jpgBURLEIGH HEADS "STEP" 102L
Sail : Simmer Spark 6.0, NP RS SLALOM 7.8, NP Expression 5.2
Fin : Maui Fin Company "SL2" 38cm
場所:彩湖
風:5m/s〜12m/s
波:フラット

BHのスラロームボードと言えば、浅野プロが開発、実戦投入し連戦連勝のFACE!と誰もが思うわけですが、その浅野プロがFACE並のスピードを維持しつつ、更に乗りやすさを加えようと開発した欲張りなボードがこの「STEP」です。
小さい方から順に102L、113L、124Lとラインナップされていますが、今回は彩湖で102Lに試乗しました。

時々道具のアドバイスもする僕ですが、中級からベテランの皆さんに訊かれて少し悩みながら答えているのがこの100Lぐらいのボードです。
このクラスというのは実に様々なボードがあるので、どれをお勧めしたら一番いいのか、よくよく乗り方、乗っている場所などを聞いてみないと分かりません。

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このクラスのボードを使うときはある程度吹いているのが前提ですので、ついつい「楽に乗れること」を優先して考えがちです。
結果、波が無い場所にも関わらずフリーウェイブなど「ウェイブ」と名の付くボードを選択する方も多いと思います。
しかし、もし恐怖感を感じないで思い切りスピードを楽しめたら、そちらの方がハッピーだという方、案外多いのではないでしょうか。


僕はスラロームではFACEに乗っていますが、確かにFACEの場合、決して誰もが乗りやすいと感じるボードではないと思います。
FACEというボードは、正しい方向にきちんとパワーを伝えてあげれば爆発的な加速と抜群のトップスピードを楽しませてくれますが、一方でパワーの伝え方が悪いと進行方向が定まらずにラフして止まったりするやっかいな部分もあります。
また極端に短いノーズは強風域でも暴れずトップスピードを高めてくれる半面、タックなどの動作を難しくもします。
ジャイブのときも、正しい方向に強い力で踏み込んでいくほど気持ち良く回転してくれますが、中途半端な力で回そうとするとボードの挙動が一気に不安定になります。

1 tailSTEPではこの辺りの難しさが見事に解消されています。
少しぐらい中途半端な角度でパワーを伝えてもボードがそれをうまく修正して走り出してくれるし、ジャイブではボードの傾きをジャイブの最中に簡単に修正できるので失敗する確率がぐっと低くなります。
レースをやっている人たちは普通の人がオーバーだと感じるぐらいのところでガンガン走らせているので、ジャイブでもフルパワーで突っ込み失速しないのですが、オーバーで乗らない、つまりジャイブの進入速度がそれほど高くない一般ウィンドサーファーからすると、フルパワーでなくてもきちんと回ってくれるSTEPのようなボードは非常にありがたいと思います。

写真:FACE(下)とSTEP(上)。レイル回りの形状がかなり違いますね。

6 SZ乗りやすいSTEPですが、スピードではFACEに近いのではないかというくらい速く走ります。
実際、直線距離の短い彩湖ではあまり差がつかないかもしれないと思ったくらいです。
このスピード、ウェイブ系の道具を使う人たちと比べちゃうと圧倒的な速さですので、彩湖で遊んでいても「俺は速い」という満足感は十分に味わえると思います。
また同等のスピードで走ってもSTEPの方がFACEよりレイルの浮き上がりが少ないので足元には余裕があるし、筋肉の疲れもあまりありませんでした。

2009-SL2-big使用するフィンですが、今回はマウイフィンのSL2(一番左)38cmを使用しました。
この組み合わせだと、7.8屬鮖箸辰燭箸だけバランスが取れているように感じました。6.0屐5.2屬鮖箸辰燭箸にはフィンのパワーが大きすぎるようでした。
Maui Fin輸入元のS社長からは、「スラロームで使うならフォイルの薄いSL(一番右)の方がいい」とのコメントを頂きました。
更に、小さめのセイルを使うときやラフ海面で乗るときならLIQUID PRO(中央)のようなタイプの方がいいかもしれません。
適正サイズは34cm〜36cmというところでしょう。

セイルについては、いろいろなタイプのセイルと合わせることができるボードですが、理想はノーカムならスピード系(NPならHELLCAT)、カムつきなら2カムから3カムの比較的軽めのセイル(NPならV6やV8)がいいと思います。
純粋なレースセイルを載せることもできますが、そうするとせっかくのお気楽なフィーリングが失われます。
またウェイブやフリーライドのバテンの少ないセイルではトップスピードの伸びが抑えられてしまうのでもったいないというところです。


一緒に試乗したSZさんは最近、ウェイブを中心に楽しんでいますが、そんなSZさんからも「とても楽しかった。完成度の高いボードだ。」とのコメントを頂きました。
一方で「失速するとテイルが思ったより沈む。」とのコメントもあり、基本的にはプレーニング、ジャイブといった中級レベルの技術を習得してから乗るべきボードだということで意見が一致しました。


例えば冬場の彩湖や5.5屮献礇好箸阿蕕い良拂鼎妊侫蝓璽ΕДぅ屬筌侫蝓璽好織ぅ襯ΕДぅ屬覆匹離棔璽匹望茲辰討い襪茲Δ癖。
一度このSTEPを試して欲しいです。
楽に速く走れる、ジャイブがドライブするということがいかに気持ちいいか、味わって頂けることと思います。

スカッと飛ばすプレーニングがウィンドの大きな魅力のひとつであることを再認識させてくれるこのSTEP。
浅野プロの開発力の高さを実感できる、素晴らしいボードだと思いました。

顕達
kentatsu@gmail.com

kentatsu1 at 23:24│Comments(0)TrackBack(0) 試乗報告 | ウィンドサーフィン

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