伝統の技 H邸の納屋工事
2009年11月15日
古くから農家を営むH様邸の納屋。
ずいぶん長い間、使用していなかった納屋を何とか使えるよう出来ないものか?・・・・というご相談を頂いて現地調査に伺いました。
まずは、中に入りきれず、外に結構おいてあるものが多く、整理して2階と1階 の土間に片付けたい。とのご要望!
あと、1階の土間以外のスペースはご近所の方々との憩いの場として使いたい。ということでした。物入れても集まるにしてもほこりを何とかしてほしい。との話があり木製建具からペアガラスのアルミサッシにして機密性を考慮しました。
壁はクロスのほうが予算的には安く仕上がることはわかっていましたが、物置には思い出の大切な品や長く使用しないもの入れるため漆喰と珪藻土の壁をご提案いたしました。
◆漆喰
ご存知のように漆喰、珪藻土の壁は、外気との調温・調温に優れていて脱臭性・吸音・空気清浄など様々な機能が期待できる素材だからです。
◆珪藻土
施主様も快くOKを頂きました。
1階の床に関しては多少利益を削ってでも桐の無垢板でうづくり加工されているものをはらせてください。と施主様へ私の方から熱望しました。
というのも床暖房なんか入れなくても1年をとおして温度変化が少なく夏さらりとしていて冬は冷たくなりにくい特性を持っているからです。
さらにうづくり加工された板は傷がつきにくく、ついたとしても目立ちにくい。
なんといっても自然素材のため人に優しく五感で感じる心地よさは他のフローリングでは味わえません。
完成!
施工後は、H様から冬は暖かく、夏は涼しく実感していただきとても喜んで頂きました。職人として本当にうれしい一言でした。H様ありがとうございました。
こちらの施工例はHPでもご紹介しております。
kentolife1 at 14:39