2007年02月

2007年02月28日

17時半から、丸の内パレスホテルで受賞式。


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右が大賞と最優秀男優賞を受賞した段田安則さん、左がプレゼンテーターで出席した、昨年の最優秀男優、浅野和之さん。
段田さんは、みごとに計算された流暢なスピーチだった。
浅野さんには今度の時効警察にも出てもらったのだが、もう、ほんと可笑しいから乞うご期待。


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最優秀演出家賞の串田和美さん。久しぶりに会った。元気そうでなにより。
髪の毛が白髪なのは、夜にシアタートラムで行う公演に飛び込むため、メイクをして受賞式に出席したため。ちなみに、フロイトの役だそうだ。


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優秀演出家賞受賞、河原雅彦と。
ハイレグ・ジーザスの頃の河原から、菊地寛の演出をする河原が想像できただろうか?いえ、できません。
それは俺も同じことだ。

受賞者は知り合いだらけで、秋山菜津子、長塚圭史、草剪剛、千葉哲也、寺島しのぶ、禿禿祭の美術もやってくれた二村周作くん、などなど。

こういう賞の受賞者に知り合いが増えるということに、年月を感じる。

昔、「フローズン・ビーチ」で賞をとる以前は、演劇賞なんてものにはまるで縁がなかった。
岸田戯曲賞をもらった時に嬉しかったのは、まわりの人がみんな喜んでくれたことだ。
今回も、堤真一、高橋克実、西尾まり、木村ミドリコなどのシスカンパニー勢以外に、犬山、峯村、廣川、大山、杉山、眼、廻、植木、皆戸、吉増、柚木ら劇団員や、たくさんの久しぶりに会う方々が来てくれた。

ありがとうございました。


keralino at 23:10 
今(朝9時)の今までレコーディングだった。

だった、と言っても、早退させてもらったのは俺だけで、それは歌詞を書かねばならないからなのだが、まだ、バンマス三浦、メンバーのスギヤマ、アサウチ、そして福原、益子、二人のエンジニアはスタジオに残り、2つのスタジオをフル稼動させて作業をしている。昨日の昼からずっと。
もう、文化祭の前夜のような空気だよ、スタジオは。

昨日から今日にかけて、また2曲と、スギヤマがリード・ボーカルをとる「ドリル節」という曲のボーカルを録音し、録音も歌詞も、あと1曲を残すのみとなった。

厳密には1曲と1パートなのだが、1曲と言わせてくれよこの際。

よくぞここまで来れた。三浦はヘトヘトだろう。

俺も4日にレコーディングが完了すれば、あとはクランク・アップまで、グミチョコに専念できる。
さすれば、もうグミチョコのスタッフに迷惑かけることも、文句言われることもなかろう。

いや、迷惑はもうかけすぎるほどかけているから、文句だってまだまだ言われるかもしれない。
うっとおしいなあ、文句。

今日はこれから詞を書いて、夕方から読売演劇賞の受賞式。
最優秀作品賞を戴いた「ヴァージニアウルフなんかこわくない?」の演出家として登壇する。
なに着てこ。
Gパンでいいや。


keralino at 08:59 

2007年02月26日

ケラ&ザ・シンセサイザーズ、活動13年めにして初のフルアルバム
「15ELEPHANTS」
レコーディングはいよいよ大詰め。

明日27日及び3月2日の録音と、3日のトラックダウン・チェックを残すのみとなった。

現在ボーカルが録音済みなのは9曲。

全15曲だが、いかにレコーディング現場が混乱を極めているかは、最近、オケの数を数え上げてみたら1曲多かったことからも察せられよう。
16曲あったのだ。
15曲入りなのに。
余裕があるならいざ知らず、こんなギリギリの作業だというのに、一曲余計に作ってしまって、なおかつ、そのことに誰一人として気付かないとは。

我々は、ばかものの集まりである。

ただし、混乱はどういうわけか、すべて良い方向に作用しており、相変わらず仕上がりは非常に高いレベルにあるように思えてならない。
世間一般の音楽業界から見たら、どう位置するかは知らないが、世間一般なんぞ知ったこっちゃないのだ。

昨日はインディーズ・イシューという音楽誌の取材を、三浦と二人で受けた。
そこで、現在の音楽シーンに話が及んだのだが、俺はJ−POPシーンにはとんと疎く、ではUKポップはどうなのかと言われれば、現役ではローリング・ストーンズぐらいしか知らず、つまり、今の音楽シーンはさっぱりわからないのであるが、有線放送やタクシーのラジオなどで聴く限りでは、日本のお若い歌い手さんたちが最近歌う歌は、おしなべてお行儀よく感じるのは俺だけか?

皆さん歌も演奏も目茶苦茶うまいのには感心するが、だからどうしたと言えないこともない。技術だけならいくらでも上がいる。

それはそうと、歌ってる人はあれなのだろうか、自分をいい人だと思ってもらいたいのだろうか。
聴く歌聴く歌ポジティブな歌ばかりなので、ついそんなことを考えてしまう。
そうした歌もあってよいだろう。
だが、そうではない歌だって、同じぐらいの数があるべきではないか。
歌ってのはもっと自由なものではないのか。

別に、本心を歌わなくたってよいわけだし、思ってもいないことを歌ったって構わないし、気の狂ったようなことを歌ったって構わない。

清志郎さんはその昔、

「この世は金さ」

だの、細部は曖昧だが、

「もしもそいつがアレを持ってたら/例え嫌な奴でも/つきあいたい」

だのと歌い、
氷室狂介と記していた頃の氷室京介は、

「人の不幸は大好きさ」

としつこい程連呼して歌った。
巻上公一さんには

「楽しいな 人間が死ぬなんて/楽しいな 動物が死ぬなんて」

しか歌詞がない「幼虫の危機」という名曲がある。
田口トモロヲに至っては、

「ウンコ食べたら40万円」

なのであり、いわば、歌はモラルを越えたところにある。
こうした歌と並んで、

「愛してるよ君のこと/心から思うよ」

みたいな、切実な純愛を歌う歌や、

「かあさんお肩をたたきましょう」

みたいな、もうホントいい子だね、みたいな歌があってこそ、
イロイロあって面白いのではないか。

「幼虫の危機」を歌っているからといって、巻上さんが本当に
人が死んだり動物が死ぬのが楽しくてたまらないと思ってるわけがないのであり、まあ、思ってるかもしれないが、ともかくそれが歌の自由さだ。
日記を読んでいるんじゃないのだから、オーディエンスは、歌手の歌う歌で人間的な評価を下したりはしない。
いや、する人もいるのかも知れないが、俺はしない。
純愛を歌っている人の8割は、ドロドロしたなんか、憎しみとアンモラルと腐った蛙の死体と、虫というか、蟲師というか、言ってることがよくわからなくなってきたが、そんな恋愛をしているような気がしてしまう。

純な面を見せるもよかろう。だが、もう一面も見せなさい。それでこそフェアだ。真実だ。
とは言え、ピュアなラブソングとスカトロの歌をカップリングされてリリースされても困るが。


さて、そんな歌がまだ巷に溢れていた時代を描く映画、「グミ・チョコレート・パイン」の進行は。

この前書いたように、昨夜は主役男子4名と飯を食った。
みんな本当にいい奴らで、だけどいい奴らなだけではいい映画は撮れないのであって、監督としては彼らを悲しませないよう精一杯努力したいのであれば、それ以上に彼らには監督を悲しませないよう努力をしてもらわなければならないのだ。

今日は昼過ぎからサントラの打ち合わせをした後、ライン・プロデューサーとスケジュールについてバトル。
諸々、俺が悪い点がたくさんあるが、ここで折れたら一生後悔する。第一、作品が可哀相だ。嫌われてもかまわない。出来得る限り、作りたいものを作る。
スタッフの皆様、迷惑かけて申し訳ない。
とは思うが、作りたいように作る。


今日もこれから決定稿作り。
締め切りは3月3日深夜。レコーディングとほぼ同時に脚本作りが終わるわけだ。

唖々、どうして締め切りは重なるのだろう。

keralino at 21:40 

2007年02月25日

久しぶりに一日中執筆。
歌詞と、新聞の連載と、グミチョコ決定稿。
レコーディングは3月4日が最終日だが、印刷の関係で、歌詞の締め切りは27日一杯だと言われた。
もう、このギリギリ加減はホントにスリリング。

新聞の連載、初めてボツをくらって半分書き直した。

当初は、「差別反対という差別」というタイトルで、小人レスラー達が、かつて「8時だよ!全員集合」にレギュラー出演していた際のことを書いた。
契約は1クールだった。
どうしたわけか、テレビでは自分たちの試合を中継してもらえない小人レスラーたちは、ようやく食いぶちが見つかったと大喜びだったそうだが、数回の放映後、突然、降板を言い渡されたのだという。
番組のスタッフ曰く、

「申し訳ないけど、視聴者から、あんなに可哀相な人達を、何故テレビで晒しものにするのか、という抗議がすごいんです」

こうして小人たちは失業した。

というのがボツにされたエピソード。

担当編集者のMさんは、

「こんな風に、この原稿をボツにする、そのことこそが差別なんですよね・・・・・」

と苦笑しながら頭を掻いた。
いや、FAXでのやりとりだから、実際に苦笑していたかも頭を掻いていたかもわからないが、掻いていたに違いない。

Mさんもサラリーマンだ。
編集部の倫理規定には逆らえない。
差別について書いた文章が差別されるのを目の当たりにするという、よい経験になった。と思おうじゃないか。


ロケハンやらレコーディングやらで、最終稿にまったくかかれなかった「グミ・チョコレート・パイン」の世界に、ようやく今日、どっぷりと戻れた。
断続的にはなってしまうが、完成までにはあと丸4日は机に向かわねばならぬ計算。
今日は頭5分の1をじっくり直す。

まだ発表できないが、主要キャストもようやく決まった。
明日はレコーディングの合間に、ケンゾー役、カワボン役、タクオ役、山の上役の役者たちと、顔合わせがてら、飯を食う。
男ばかりだから、「会食する」とか「食事する」とか「御飯を食べる」て感じではない。
「飯を食う」のだ。
映画のキーワードである、オナニーや80年代の話をしながらな。



keralino at 00:48 

2007年02月24日

翻訳家の都築はじめ氏から、ウディ・アレンの最新インタビュー本の帯へのコメントを依頼され、即OKした。

こんなにも忙しいというのに。
ゲラを読む時間はあるのか?

推薦コメントを書くのは、最近はもっぱら映画に限定していた(アレン作品は近作二本「マッチ・ポイント」と「僕のニューヨーク・ライフ」を引き受けた)のだが、モンティ・パイソンとウディ・アレンだけは別だ。

(モンティパイソンは「モンティ・パイソン正伝」の二刷めの帯コメントと、近々出るはずのフライング・サーカスのシナリオ集三冊のうちの一巻の応援インタビューのようなものを引き受けた)

あと、マルクス兄弟やバスター・キートンや植木等も別だが、本が出る気配がない。

未翻訳で面白そうなコメディアン関係の本はたくさんある。

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これはパイソンズの中でももっとも好感度の高い、マイケル・ペイリンの日記。
年末年始に行ったロンドンで購入した。

「THE PYTHON YEARS」

とサブタイトルにあるように、フライング・サーカス放映開始の年である1969年から、79年までの11年間に綴られた日記をまとめたもの。

なにしろ11年分だ。

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こんなに分厚い。
本文だけでも608P、インデックスを入れると650P。
訳す翻訳家も大変なら、売る出版社も大変だ。
推薦文をジョン・クリーズが書いている。

他にも

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長男のアーサーが綴った、父親、グルーチョ・マルクスの回想録。
こちらは、豊富な秘蔵写真満載なので、英語が理解できなくても充分楽しめる。
長男ガモを含めた、マルクス5兄弟のスナップなんて、肉親でもなければなかなか持っていないだろう。

ハーポ・マルクスの自伝
「HARPO SPEAKS!」
は、以前、ネットでどなたかが個人的に日本語訳して公開しているのを見掛けたが、プロローグで終わっていた。
どなたか訳してはくれまいか。
というのは、最近ある翻訳家の方がこの本を読んでいると聞き付けたからなのだが。

さらには
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これはもう認知度を考えると、日本での刊行は絶望的な、スタン・ローレルの伝記。

ローレル&ハーディの本ですら我が国ではかつて一冊も出ていないのだから、ローレル単独の伝記など、出そうと考える奇特な編集者なぞ、いるはずがない。


最近の若者は皆さん英語が理解できたり喋れたりですごいよ。

我々の青春時代には、英語でオリジナルの曲なんかを作って歌う奴なんかいたら、

「けっ、気取ってやがらあ」

あるいは

「あの人、ちょっとおかしいんじゃないの」

ぐらいに思われたものだ。

時代は変わった。
俺ももっと英語勉強しておきゃ良かった。

読みたいのに読めない本はまだまだたくさんある。

ジェリー・ルイスが書いた、ディーン・マーチンとのコンビ時代の回顧録とか、サイレント・コメディーの子役のその後を追った本とか。

日本で出ても20冊ぐらいしか売れないのかもなあ。

keralino at 02:43 

2007年02月22日

レコーディングがついさっき終わって、帰宅し、時計を見れば、1時間半後にはロケハンの集合時間だ。
そしてロケハンの終了予定時間はレコーディングの開始時間だ。

なんだよそれ!
あれだよ、えーと、あの、なんだっけ、そうだ、
眠いよ!!!!!!

何もかもがギリギリだ。

昨夜、グミチョコのライン・プロデューサーである東田さんに、

「監督は生き急いでいるように見える」

と言われた。

生き急いでいるつもりはないが、急いでいるのは確かで、なぜなら間に合わないからだ、急がないと。

一昨日と昨日の二日間で、4曲の詞を書き、歌を録音した。
3月4日までに全15曲の完パケを上げないと、3月21日にCDが発売されない。

今日までに歌を入れられたのは7曲。

1曲はインストになったので、残り7曲。

レコーディングに裂けるのはあと5日間。

なにしろ、歌詞を書き上げるやいなやマイクの前に立たねば間に合わない。
当然、本日のロケハン後に歌う曲の歌詞も、今夜スタジオに到着後に書くのである。

歌詞のみならず、まだアレンジが出来ていない曲もあり、まさに綱渡りなのであって、ここまでギリギリだと、ちょっと笑ってしまうのだった。

あまりに危険なので、ギターのアサウチに作詞を1曲お願いし、その曲はメンバー全員(予定)がパートごとに交代してリード・ボーカルをとってはどうかと提案した。

それで、詞のノルマはあと6曲に減ることになる。

そして、レコーディングとの時間の取り合いになっているのが、映画の準備だ。
レコーディングが終わるか終わらないかの時期から、撮影前のリハーサルも始まる。

映画の方だって、レコーディングに負けず劣らずギリギリだ。
ロケハン移動中の車中とかに数十分ずつ小分けにして眠るしかない。

まあ、ギリギリだろうが何だろうが、結果が良ければそれですべてOKなのだ。

映画はまだわからないが、レコーディングに関して言えば、不思議なことに、これまで歌入れした7曲は異様に吹っ切れた出来で、火事場の馬鹿力というか、馬鹿場の火事力というか、ともかく画期的な出来である。

シンセサイザーズは前人未踏の領域に踏み込んだと言い切ってよいと思う。
まあ、そう思い込んでいるだけかも知れないが。思い込みは大事だ。

少なくとも、今まで誰もやらなかった音楽だ。
それはつまり、今まで誰もやりたがらなかった音楽だということかも知れないが、見てろ、やんなかったことを後悔させてやる。

だから、えーと、まとめますと、あれだ、ギリギリが生んだ奇跡のアルバムだ。つってもまだ半分だけどな。

keralino at 08:07 

2007年02月20日

19日は朝から、映画「グミ・チョコレート・パイン」のロケハン。

主人公のケンゾーの家や、彼の通う高校、彼が夜毎通い詰めてはサブカル談義やオナニー談義に明け暮れる、友人タクオの部屋などのロケ地候補を見てまわる。

ロケハンに行くと、よく散歩中の犬に会い、可愛いものだからついついかまっていると、スタッフに

「犬よりロケ地を見てください」

と注意される。

それはそうだ。
俺はロケハンに来ているのであり、イヌハンに来ているのではない。
なんだイヌハンて。

今日も、いかにも素朴な風情の、白と黒のブチの雑種が、田無の素朴な街の中、お散歩していたので、顔を近づけてみれば、俺を気に入ってくれたのか、ペロペロと舐めてくれて、ふと飼い主を見れば、やや迷惑そうな表情で

「ありがとうございます」

と言うものだから、俺はその礼を真に受け、いつまでもいつまでも遊んでいたら、飼い主は、

「さ、行きますよ、ご迷惑でしょ」

と犬を窘め、もちろんその実、俺を窘めていたわけだろうが、俺は遊んでくれる犬に夢中でそんなことには一向に気付かず、さらにいつまでもいつまでも遊んでいたら、ほとんど力ずくで飼い主は犬を引っ張って、なにやら細い道へと消えて行ったのだが、その後俺がトボトボと乗り込んだロケバスが発車すると、飼い主と犬は、隠れてでもいたかのように細道から再び姿を現し、前を通過する車に俺が乗っていることも知らずに、ホッとしたような顔で散歩を再開した。

そんなイヌハン、いや、ロケハンが続く。


話は変わるが、昨日発売の夕刊フジの連載で、グミチョコの話にからめて、自身のオナニー・ストーリーに少しだけ触れたら、思いの他周囲の反響が大きく、男性からは共感の、女性からはやや引き気味の感想がメールで寄せられた。

こうした反応に触れて、初めて自分のパブリック・イメージが
「下ネタは好まない人間」
とされていることを実感する。
まったくそんなことはないのだが。
第一、下ネタ抜きじゃグミチョコの映画なんか作れないし。
オナニーを生活の中心にしている男の話なんだから。
ケンゾーは一日三回するのだから。

原作の小説は、ケンゾーが5478回め(中学入学間もなく精通が始まってから高校2年まで)のオナニーをするところから始まるのだから。
映画は違うけどね。

この小説の映画化が無事終わるまでの間は、いやでも、オナニーに対して必要以上に自覚的にならざるを得ないのだ。

keralino at 02:51 

2007年02月19日

さしたる自覚症状はないが、やはり時効警察の撮影の疲れは蓄積されているようで、ちょっと楽な姿勢をとると、すぐにウトウトしてしまう。

それで、先程、20時ぐらいから3時間ばかり眠ってしまった。
撮影期間中は強制的に早朝に起こされるから、夜中に眠る正しい睡眠がとれていた。
終わったとたんに昼夜逆転だ。

18日は「グミ・チョコレート・パイン」の打ち合わせと、歌詞の執筆。

シンセサイザーズのレコーディングは、歌録りがまだ11曲も残っている。
歌を録音するには歌詞が必要なのである。
そして、歌詞を書くのには意外と時間を要する。
2分半の曲だからといって2分半で歌詞が書けるわけではなく、そりゃたしかに俺が書く詞には2分半で書いたのではないかと思われても仕方ないような詞も多々あるが、実際には5分以上かけて書いているのだ。

有頂天の頃から、譜割りを極端に細かくして歌詞を当てることがクセのようになっており、例えば、先日書いた骨を売り歩く男の歌の一節に

「骨売りの骨折りは報われぬ」

というのがあるのだが、ここの譜割りは、本来ならば、

「骨売りの骨折りは報」

までしか入らないのだが、そこに無理矢理あと3音詰め込んだ。
「報」まででは意味がわからないからだ。


戯曲のように、多くの言葉を使った表現ばかりやっていると、歌詞みたいに短くまとめなければならない表現は、ひどくむつかしく感じる。
普段、俳句をやっている人には、歌詞を一曲書くのがとてつもなく長く感じられるのかもしれない。


keralino at 02:20 

2007年02月17日

無事、本日「帰ってきた時効警察」撮了。

以前にも書いたが、この番組は、ドラマのスキームを借りてコントができるので楽しい。「時効になった事件を捜査する」という枠組みさえ守れば、あとは好きなことをやり放題だ。

詳しい内容については、ネタバレになるので、もしオンエア終了後にまだこのblogを続けていたら、イロイロ書こうと思う。

ちなみにオンエアは4月から。まだ俺の回が何話になるかは未定。

すでにキャスト、スタッフたちは本日午後から、休む間もなく、次の回の撮影に入っている。
皆さんご苦労様です、お疲れ様でした。
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左からオダギリ、光石、麻生、豊原、緋田、岩松。(以上敬称略)
時効管理課セットの片隅、喫煙スペースにて撮影。
麻生は煙草吸いませんが。


撮影所の別スタジオでは、連日、松尾スズキ組の映画が撮影中で、知り合いだらけ。
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しかし松尾さんもよく働くなあ。
予算のある映画はいいなあ。
俺もセットで一ヶ月かけてじっくり撮れるようになりたいなあ。
自分とこのセット替えのスキを見て、他人の現場行ってこんな写真撮ってるようじゃダメだなあ。


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デカ峯村デカりえちゃんも松尾さんの映画に出ていた。
「これはメイクですからね」と断りを入れる条件でのblog掲載許可。
af14c09f.jpg大人計画の平岩紙ちゃんと宍戸美和公ちゃんもいた。



長田奈麻もいたし水野あきこもいた。他にも、会う人会う人知り合いだった。


さて、明日からの俺は、
シンセサイザーズのレコーディングと
「グミ・チョコレート・パイン」の撮影準備
の日々だ。
そして、たまにはヒトの芝居も観たいし、映画も観たいものじゃないか

keralino at 22:45 

2007年02月13日

瞬く間に2日間の撮休が終わった。
撮影中より忙しかったくらいだ。

相変わらずケータイには、次から次へとたくさんのエロメールが届く。
明日の撮影についての急ぎの確認をしようと、打ち合わせの合間に、スタッフにメールをし、返事を待つ。
程なく返信がきた。

オッパイ星人の皆様、お待たせしました!
当会はFカップ以上の女性会員のみにご登録いただき・・・・・

それは大変結構だが、明日の撮影の確認だ。トランポリンを使ってあるシーンを撮影してみたらどうか、と突然思いついたのだ。
トランポリンを急遽用意してもらわないといけない。
現場に用意できるか否かで、また撮り方が変わる。
さあどうなんだモンゴル(スタッフのあだ名ね)、用意できるのかできないのか、早くメールの返事を!
きた!

はじめまして。アヤカです。今日、仲間由紀江と間違えられました。

間違えたやつ、目ぇ悪いんじゃないのか?
俺はトランポリンが必要なんだ。
今、東京一トランポリンを欲している男なんだ。わかんないけど。
着信!

私は恥ずかしながら、一日に二回はセッケスをしないとおかしくなってしまう私です。

なんだこの文章。ふざけてんのか!
セッケスってなんだ!
慌て者!
落ち着いて打て!
推敲しろ!
どうせ男のアルバイトが書いてるんだろう!
わかってんだこっちは!
トランポリンはどうした!
こうなったら、エロメールの人からでもよいから、トランポリンがどうなのかを知らせてほしい。

はじめまして。今日トランポリンと間違えられました。

そんな奴あいない!

なんて言ってるうちに返事ありました。
用意できるそうです。ああ、ホッとした。

エロメール受信拒否の方法について、このblogを読んだ何人かの方からメールで御指南いただいた。
ありがとう。
やってみる。

明日は6時半集合。
風呂入って寝るだ。



keralino at 00:44