2008年04月

2008年04月27日

今、一昨日から三日間実施されたナイロン100℃8年だか9年だかぶりの新人オーディション二次試験をすべて終え、新宿の会場からシアター・コクーンへ向かうタクシーの中。

滑り込んで「どん底」千秋楽のカーテンコールに出て「カチューシャ」を皆と一緒に歌ってやろうという企みだ。

そんなわけでゆっくりは書けない。

23日にやったソロライヴの素晴らしかった様についても書きたいが書けない。

オーディションは受験者のみんなに元気をもらった。
目茶苦茶疲れたけど。
元気をもらっていなかったら今頃コクーンへなぞ向かう気力もなかったかもしれない。

とりあえずまた書きます。

keralino at 21:25コメント(20) 

2008年04月22日

昨日の劇作家協会理事会は何が何やらよくわからぬうちに終わった。

坂手洋二氏、横内謙介氏、鐘下辰男氏、渡辺えり氏、竹内銃一郎氏、別役実氏、土田英生氏、永井愛氏、平田オリザ氏、マキノノゾミ氏、長谷基弘氏、青木豪氏、東憲司氏、工藤千夏氏、篠原久美子氏、
書き漏れがないことを祈るが、以上十何名だかに俺を加えた、いわば日本を代表する劇作家が一堂に会して、なんだかわからないことを朝っぱらから三時間徹底討論した、実に有意義なひとときだった。

もちろん、よくわからなかったのは、俺が新参者だったからで、同じく新参者である青木くんと俺の二人以外は、ものすごくよくわかっているに違いない。

久しぶりに会った土田くんが

「KERAさんがこんな場に現れるとは」

と驚いていたが、当の俺もビックリなのである。

渡辺えりさんが、先日、俺の知らぬ間に「どん底」を観に来てくださったそうで、帰り際、

「面白かったけど自殺しそうになったわよ」

と素敵な感想を言い残して早退された。

様々な波紋を呼んでいる「どん底」である。

それにしても、朝10時から激論三時間というのは大変なことだ。

私の会社「シリーウォーク」も、昔は朝10時が就業時間だった。

平均的な会社に比べれば10時でも遅いが、それでも遅刻者が後を裁たず、やむなく11時に変更したという経緯がある。

10時を三分と過ぎずに会議が開始され、13時に終わってそのあと数名が残ってさらにセクションのみのミーティングを行っていたと思ったら、18時には会議の内容をまとめた議事録がFAXされてきた。

これぞ大人の仕事だ。
ついに俺も齢45にして大人の仲間入りか。

さて、ナイロンの新作は「シャープさんフラットさん」という仮題がここのコメントでも何気に好評のようだし、中身はまだどんなだかほとんど不明だが、タイトルはこれでいいような気がしてきた。
大人のつけるタイトルかどうかはわからない。

keralino at 05:27コメント(30) 

2008年04月21日

「どん底」も全行程の約三分の二を終え、そろそろラストスパート。
感想コメントどーも。

行定監督をはじめ、何人かの来場者に「この路線、いいじゃないスか」的なことを言われたけれど、しばらくは翻訳劇はやらないと思う。

こういう舞台はたまにやるから楽しいのだ。

明後日水曜のソロライブの為のリハーサルも終了。
結局なんやかやで歯医者行けなかったので、前歯ナシでトライする記念すべきライヴになる。


5月28日の犬山とのトークライヴ「INU−KERA Vol.1」はお蔭様で完売。
次回は7月下旬。詳細はいずれ。


来月下旬から一ヶ月間、新作映画の撮影に入る。
「1980」が三週間、
「おいしい殺し方」が8日間(!)
「グミチョコ」が17日間
の撮影期間だったことを考えると、丸一ヶ月撮影に使えるのは俺にしちゃ贅沢だ。

その前にリハーサルもやるし、当たり前だがロケハンもやる。

ゴールデンウイーク明けからはこの映画にかかりっきりにならざるを得ない。

公開は来年の今頃だろうに、映画というのは早いなあ、進行が。

秋元康さんのラジオに出た時に少し構想を話したので知っている方もいるだろうが、甘酸っぱかった「グミチョコ」から一転して、ナンセンスなコメディーだ。

で、映画がアップしたら間髪入れずにナイロンの稽古。

今回はダブルキャストの二本立て興行(三宅と大倉のみ両チームに出演)だから二ヵ月近く稽古する。二ヵ月と言ったって、一本あたりに使える時間は一ヶ月だ。

今回は思い切って「笑いと人生」をモチーフにしてみようかという噂。いわば半自伝的な作品になりそうな予感。

仮題は「シャープさんフラットさん」に決定。いや、仮題だから決定ではないのだが。

そんなこんなを進めながら、久しぶりに今夜は徹夜した。

三時間後には「日本劇作家協会」の理事会があるのだ。
朝10時からだなんて、眠ったら最後、絶対起きられないから、頑張って起きていた。
かねてより別役実さんや坂手洋二さんや渡辺えりさんに薦められながらも躊躇していた、なんだかむつかしそうな協会に、ついに入会してしまった。
で、入るなり理事にされた。
理事ってなにさ。
俺なんもわかんねーよ

keralino at 07:07コメント(18) 

2008年04月13日

「どん底」の幕が開いて一週間。

本日12日のマチネが、全26ステ中9ステージめにあたる。

観た方々から「素晴らしかった」とのメールを戴き、「まったくその通りだ」と思い、また別の方々からは「感心しなかった」とのメールを戴き、まったくその通りだと思う。

いずれにせよ、感想を述べてくれるのは有り難いことだ。

こちらは一作一作、やりたいことをやるだけだ。


さて「どん底」の座組について書こうと思ったら、楽屋で撮影したハズの写真が一枚も保存されていなかった。
昨年頭に鶴瓶師匠を撮影して「保存キー」を押し忘れ、写真が消滅して以来、細心の注意を払って、必ずシャッター押したら「保存」を心掛けているから、決して俺の操作ミスではない。

ソフトバンクのせいだ。柔らかい銀行のせいだ。ダメ携帯め。

というわけで、キャストについてはまたいずれ。

昨日は「INU-KERA」VOL.1の前売開始だった。順調に売れているか心配。

そして昨日から23日のソロライブのリハーサルが始まった。

こんなにたくさんの曲を歌うのは去年の7月のクアトロ以来だ。
しかもすべてアコースティック・アレンジ。
勢いでごまかすことができない。
まあ、気楽にやるよ。

あ、例のエイプリル・フールの記事について、「個人名をあげて中傷するのはよくないのでは」とのコメントがあったんだけど、あれが中傷だったかどうかは別として、俺は俺のblogで俺の責任で書いているのだから、よかろうがよくなかろうが、書きたいことを書く。

これでも書いちゃまずいなと思うことは書かずにいるつもりだ。

マギーをはじめとする元ジョビのメンバーやラーメンズの二人の耳に入っても大丈夫だと判断したから書いたんだからほっといてくれ。「個人的に言ったらどうだ」って、個人的じゃみんなに伝わらねーじゃん。

大体、そんな怖々blogを続けるなんてつまらない。

「ある、中華麺を意味するネーミングのお笑いコンビが」とか書くのいちいち面倒臭いし。つーか、かえって嫌味だし。

ま、そうした内容自体を書き込むなと言いたいのだろうが、それはあんたに言われたかないのだ。
そうした反論はあんたがあんたのblogにでも書いてりゃよろしい。
こちとら面が割れてるんだ。名前隠してコソコソやってろ。



keralino at 06:15コメント(75) 

2008年04月06日

前々回、エイブリル・フールに書いた記事が思わぬ物議を醸しているようで、なんかコメントがいつになく討論番組のようになっている。

喧嘩になるのは困るので、さほど論を広げるつもりはない。

ただ、俺はラーメンズや彼らの観客を頭ごなしに否定つもりはない。一応友達だし。そう思ってるのは俺だけかも知れないけど。
知り合いだからこそ書いていい、つーかむしろ書くべきだと判断したわけだから。辻仁成が嫌い、みたいなこととは根本的に違うわけだから。

あと「他者」という言葉は「敵」と同意語として使ったんじゃないんだけど、伝わってないのは俺のせいだな・・・申し訳ない。

俺は、大好きな岩松了さんの芝居を観る時だって、大好きな吉増裕士の芝居を観る時だって、大好きな松尾スズキの芝居を観る時だって、いつだって「他者」でいるようにしている。それは決して「楽しまない」わけでも「敵でいよう」というわけでもない。
それが「作品」への俺の接っし方だというだけだ。

どんなに仲良しが作ったモノだろうがダメなモノはダメだし、そういう時は誰にでもあるだろう。

俺だって、何作ってもベタ褒めされてたら気持ち悪いし、毎回イロイロな評価があるのが面白いんじゃないだろうか。

作品はファンだけのモノではないから、ファンクラブみたいな客席は駄目だろうと思ったからそう書いただけなんだけど。

別に「ファンクラブの集い」に「ファンが集う」ことを否定してるのではない。
舞台公演は「ファンクラブの集い」ではないしblogでもない。「作品」だ。少なくとも俺はそう思ってる。

純粋に作品を鑑賞したいと思ってやって来た観客に、入れる余地を残してあげないと発展していかないし、それで完結してるの見てると勿体ないと思う。それだけ。

ハナからやってることがダメなら勿体ないとすら思わないわけで。

あ、なんかラーメンズのファンの方々がとくに目くじらたててるみたいだけど、俺ラーメンズもラーメンも好きだし、あの小林くんのストイックな姿勢はほんの少し尊敬してるといっても過言ではない。だからこそ余計勿体ないと思った。

十年近く前にサンモールで観た時はそうでもなかったけど、三年ぐらい前に観に行った時は「先笑い」の連続で、まったくのめり込めなかった。
小林くんの戯曲集は二冊とも持っているが、一人で活字を読んでいた方がよほど楽しめる。
あ、それから、俺が観たDVDはラーメンズではない。面識がないので名前を伏せただけ。

以上。

明日、じゃない、もう今日か、今日は「どん底」初日。

俺達のことなんかまったく知らないコクーンの顧客が、いつも一、二割来るけれど、彼らをも楽しませられるよう、閉幕まで死力を尽くしたい。

keralino at 01:12コメント(70) 

2008年04月03日

先月30日の記事の追記。ローソンチケットを買うにはLコードを知っていないと不便らしく、そのLコード情報が今朝ロフトプラスワンから届いたのでお知らせします。

34472。

みよしなに。

三好、何?

まあ好きに覚えて頂きたい。
つーか別に覚えなくてもいいのか。


突然だが、世界の珍名さん。

ピーター・マンコッチ(スロベニア/水泳選手)

ジャン・チンチン(中国/女優)

ドミトリー・サオーチン(ロシア/高飛び込み)

ボブ・オーチンコ(米/元大リーグ投手)

フランコ・ウンチーニ(イタリア/バイクレーサー)

ヤンネ・アホネン(フィンランド/スキージャンプ)

アハム・オケケ(ノルウェー/陸上)

アドリアン・アヌス(ハンガリー/砲丸投げ)

ニャホ・ニャホ・タマクロー(ガーナ/サッカー協会会長)

人の名前を笑ってはいけないが、ニャホ・ニャホ・タマクローなんて言われちゃ笑わないわけにはいかないじゃないか。

きっと親も笑わせようとしてつけたに違いない。

ケラリーノ・サンドロヴィッチという名前も元々は冗談で、どちらかと言うと笑わせようとして作った名前だけれど、ニャホ・ニャホ・タマクローの前ではあまりに無力だ。

ニャホニャホの奴が幼い頃日本に留学しなくて本当によかった。

してたらまず間違いなくイジメにあってたことだろう。

「どん底」初日まであと三日。ニャホニャホしている暇はない。

keralino at 04:46コメント(20) 

2008年04月01日

エイプリル・フールだ。

とは言え、人は

「今日は嘘ついてもいい日なんだから、つきなさい」

と言われたところで、別につきたい嘘も思い浮かばないのではないか。

エイプリル・フールに嘘をつく人が、年々減っているそうだ。

というのは嘘だが、いい大人がエイプリル・フールだからと言っていちいち嘘なんぞつくと、シャレにならない事態になりかねまい。
大体、嘘ついてる暇なんかないのだ。嘘だけど。



「どん底」稽古は最後の通し稽古(つっても三回目だけどな)が終わり、明日と明後日の抜き稽古を経て、明々後日に劇場入り。嘘だけど。いや、嘘じゃない。

スタッフは明日(もう今日だが)から仕込みなので、残り二日間の稽古場は、ほぼキャストのみになる。

まあ、黙々と稽古してるよ。ホントに。

稽古が始まった頃に世間が騒いでいたイージス艦のニュースは、その後一体どうなったのだろう。

農薬餃子の一件も。

俺が知らないだけなのかもしれないけど、ワッと騒いでスーッとフェイドアウトするニュースが多いなあ。

俺が稽古している間にも、6月にクランクインする監督第四作映画の製作準備や、夕刊フジのコラムをまとめた単行本の準備や、9月のナイロンの宣伝準備や、色々なことの準備が水面下で進められている。

当然だが、今や目前の最大関心事となっている「どん底」も、企画が持ち上がった一昨年の夏頃には、まだまだ先のイベントとして漠然と「楽しそうだな〜」ぐらいにしか思っておらず、昨年の秋ですら、やれ「犯さん哉」だ、やれ「わが闇」だで、言葉は悪いが「どん底」は二の次三の次だった。

順番は、必ず巡ってくる。

テキトーに仕事を引き受けたり、テキトーに準備を進めていると、結局は自分の首を絞めることになるのだから、「どん底」に夢中な今も、やがて夢中になるだろうコト達と、シビアに向かい合っておかねばならないのだった。

連日、着々と数ヵ月先、数年先の仕事の構想を練っている。嘘だけど。

秋のナイロンの内容はまだ頭の中には0%しかない。

最近、稽古開始の二週間前ぐらいにならないと、内容どころか、どんなジャンルの芝居になるのかすら皆目わからない有様だ。

あかんがな、こんなじゃ。


話を変える。嘘だけど。いや嘘じゃない。

先日、発売されたばかりの、ある「笑い系」の舞台のDVDを観た。
我々にとってお客様である方々を多く含むこのblogの読者に対してこんなことを書くのもやや気が引けるが、そのDVDを観て、何が一番駄目だと感じたかというと、客席の状態だった。

引いては、この状態を許容しているとしか思えぬ「この舞台の責任者」も駄目だと言えるかもしれない。

「他者」がいない客席は駄目だ。

「他者不在」の状態は、他者(例えば俺)が観た時、大きな違和感を感じる。

マギーには悪いが、後期のジョビジョバはそれが嫌で観に行く気になれなかった。

ラーメンズもそう。

ナイロンにもその気配がないワケではないが、まだ大丈夫だと思えるのは、ごくたまにキャラクターグッズ的なモノを物販した時に、さして売れ行きが良くないからだ。

これは俺の偏見か?

「なんでもいいから関連商品は買う」みたいな観客が増えるとヤバイんじゃないかと思える。

「味方」しかいない客席はつまらない。もちろん「敵」しかいないのは最悪だが。

程よく、三割程度、「あんまり好きじゃないなあコレ」と思ってる人や、「なんだかよくわからないなあ」と思ってる人が混じっている客席が好き。

そんな上手くブレンドできるワケないんだけどな。

なんとなく本稿は「嘘だけど」でシメなければ期待にそえないような気もするが、敢えて辞めておく。



keralino at 01:51コメント(52)