2009年02月

2009年02月28日

いよいよだ。

本日、映画「罪とか罰とか」全国いっせーのせでロードショー。

来るのか、観客。
来てみろ。
いくら来たところで俺の方はまったく困らない。

「あまり大勢で伺うのもねえ、あれでしょうから」

などという気兼ねはなさらずに。

こちとら何百も何千もの椅子を用意して迎え撃つつもりだ。


日本映画史上、類をみない出鱈目かつ挑発的なコメディ。泣けたりは、まったくしない。

しつこいようだが、ぜひ映画館でご覧頂きたい。

今日は渋谷と新宿で4回(璃子はそのあと川崎でも1回)の舞台挨拶をしてくる。

舞台挨拶のある回の入場料は2000円だそうで、俺はギョッとしたが、これは最近の映画界に於いてはフツーのことらしい。知らなかった。

差額分の価値があるような挨拶ができるかどうかはわからぬが、張り切って臨みたい。
当日券も出るとのこと、これ読んでまだ間に合う方で、
「なんだか今日は無性に舞台挨拶が見たい気分」
という人がいたら、絶好の機会です。



「アンドゥ家の一夜」、ようやく本格的に書き始めた。

これをある程度進めてからでないと、「神様とその他の変種」には移れない。

ナイロンの稽古開始まで一週間。

相変わらずスリリング。


keralino at 05:10コメント(31) 

2009年02月25日

いきなりだが、よくよく考えてみれば、演出家も監督も劇作家も脚本家も、裏方なのである。

松尾スズキ、宮藤官九郎、野田秀樹といった方々は、皆様役者さんでもあるから、当然オモテにだって出る。

そう考えると、いくら歌うたいとしてはオモテに出てるとはいえ、滅多に役者業をやることのない俺なのに、世間に顔を曝し過ぎているのではないか。

千秋楽のカーテンコールに出るのは百歩譲ってよいにしても、何も5分も喋るこたぁないのだ。

明らかに裏方としてはでしゃばり過ぎである。

品てものがない。もっと奥ゆかしい裏方になるべきだ。
外人だと思いたきゃ思わせておけばいいのだ。

どんな顔してるの?
ぐらいがいいのではないか、神秘的で。

小劇場界でもっとも謎めいた存在を目指すべきだ。

どうせなら

「09年初頭を最後に、誰もその姿を見たことがない」

と言われるような、立派な大人になろう。

「まだ生きてるのかどうか定かではない」

みたいな。

「いるんだかいないんだか」

みたいなな。

「オスだかメスだか」
みたいな。

やがて世間は

「どうやら、ケラリーノ・サンドロヴィッチなどという人間は本当はいなかったらしい」

と囁きだすだろう。

いや、劇団員ですら、その存在の有無を明言できるものはいない。
伝説としての俺。

レジェンド・オブ・オレサマ。

一休さんて本当にいたの?的な。

テツ&トモっていたねえ、的な。それは嫌だ。

まあ、思ってもないこと書いてるんだけど。

つーか100年も経ちゃ誰も知らないんだけど。


では最近のあたくしがいた証拠をいくつか。
 

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上から、

去年9月のINUーKERA。
俺、坂井マッキー、犬さん。

オリガトの稽古場で誕生日を祝ってもらった俺。

「しとやかな獣」に新藤御大が御来場。
まだお客のいるロビーで記念写真。
よく見るとはるか後方に、観にきてくれていた内田春菊さん。

今年2月のINU-KERA。
ゲストの山西淳さん、みのすけと。

「罪とか罰とか」試写会にて。
オードリーと。

「しとやかな獣」千秋楽。
終演後に出演者全員と。





keralino at 01:23コメント(27) 

2009年02月22日

基本的にテレビを観ないから、連ドラを観ることもほとんどない。

が、ここのところ、遅い夕食をとりながら、いくつかの連ドラをチラリと観てみるクセがついた。執筆からの逃避だと言われれば、返す言葉もない。

そのうちのひとつに、巨匠山田太一先生の「ありふれた奇跡」というドラマがある。途中から観たのだけれど、これがすごかった。

なにしろ途中からだから、一体どんな成り行きでこんな事態になっているのかは皆目わからない。

ともかく、風間もりおさんと岸部いっとくさんが、甘いもの屋さんみたいな所で向かい合って座り、真顔でこんな会話を交わすのである。

風「私の人生から女装をとってしまったら、もう何にも残りません!」

岸「そんなことはないでしょう」

一体全体どういうドラマなんだこれは。
二人に何が起こっているのだろう。

会話を交わしているのが風間さんと岸部さんだけに、一層そうした思いが募る。軽々と何でもやっちゃう若手とはワケが違う。重鎮なのである、もりおもいっとくも。

途中から参加した視聴者として戸惑うのは、「笑っていいのかどうか」だ。

「そんなことはないでしょう」という岸部さんの台詞を「ツッコミ」と考えれば、笑ってあげるのが礼儀というものだ。

だが、そんな空気ではないような気もする。
二人のやりとりを数分間聞いていると、どうやらこの二人は会社や家族に内緒で女装倶楽部的な店に通っているらしいことがわかる。

それはまあ、内緒にしてもらう方が無難だろう。
社内会議や家族の食卓で、
「いやあ、昨日また女装倶楽部に行ってきたんだけどね」
などと明るい顔で言われたら、部下たちや奥さんはどう反応すればよいというのだ。

それはともかく、山田太一先生の世代の方々の書くホンは皆様1シーンが長めなので、いつまでもいつまでも女装について話しているのを観せられるわけで、なんというか、見方によっては猛烈に可笑しい。

二人が真剣な顔で「女装の歓び」と「女装趣味を世間に知られてしまうことへの危機感」を語れば語るほど、

「いっそ笑ってしまいたいのに、笑うことを禁じられているような居心地の悪さ」

を感じてしまう俺だった。

そして、部分的にしか観てないのにこんな事言うのもお門違いかもしれないが、こんな事を思ったのだ。

まったく同じ台本を新人の作家が書いたとしたら、風間さんと岸部さんは、その仕事を受けるだろうか?

山田太一御大が書く

「私の人生から女装をとってしまったら、もう何にも残りません!」



よくわからない若者が書く

「私の人生から女装を取ってしまったら、もう何にも残りません!」

が、まるで違うことは、読めばわかるだろう。
山田先生の台詞は、やっぱりこう、なんか、すごい。

若手が書いた方の台詞は、所詮若手が書いた台詞である。

同じなんだけど。


あと、「銭ゲバ」を少し観た。
松山ケンイチくんはよいね。

去年、「デトロイト・メタル・シティ」を撮影中の大倉がしきりにホメていたのが頷ける。

若手の男優の中では一番「役者」って匂いがするんじゃないだろうか。ってあんまり若手の男優知らないんだけどさ。

一回一回の仕事で、もらった役をきちんと演じ分けようという気概を感じる。

松平健さんはどう思ってるか知らないが、俺はファン。

keralino at 09:00コメント(17) 

2009年02月21日

さいたまゴールド・シアターの6月公演のタイトルは

「アンドゥ家の一夜」

に決定。台本はまだまだ。

察しのよい知人から早速

「題名の元ネタは『モード家の一夜』だろう」というメールがあった。
お察しの通り。
その映画は観てないのだけど。

執筆に追い詰められて、逃げるようにウディ・アレンの新作「それでも恋するバルセロナ」の試写会へ行ったのは一昨日だったか一昨昨日だったか。

試写室で久しぶりに川勝正幸さんに会う。
5年がかりの「藤原ヒロシ本」がようやく発売されるとのこと。

世の中、5年も10年もかけて一つの仕事をする人もいる。

すごいことだ。

俺がもし、

「次の芝居は5年稽古します」

と言ったらどうなるだろう?

どうなるも何も、誰もついて来ないよ。

小説とか、編集とか、「やりたきゃ勝手にやってなさい」と言われるような個人仕事じゃなきゃ無理だな、5年仕事は。

「本が責了したので、やっと試写会にも行けるようになった」

と、清々しい表情で川勝さんは笑った。

さぞかしキモチイイんだろうなあ。

刑務所から出所したような気分なんじゃないだろうか。

俺も早く出所したいよ。って入所したばっかりなんだけど。

これから少なくとも2ヵ月半は服役だ。
「アンドゥ家の一夜」と「神様とその他の変種」を書き上げ、後者の幕を開けるまで、脱走は許されない。ウディ・アレンの新作を観る以外の理由では。

で、その新作、相変わらず「それでも恋する」ってこたあないだろうと思う邦題ではあるが、傑作だった。

アメリカから旅行に来た二人の若い女性(どこへ来たかって、当然バルセロナへである。これが北京へだったら題名のわけがわからない)が一人のスパニッシュにそれでも恋をしてしまい、イロイロあるトコロに、彼の先妻(ペネロペさん、好演)が戻ってきて、またイロイロある、と、あまりたいしたことは起こらないお話なのだけれど、スマートで、あっさりしているのがいい。

ウディ・アレンは蜷川さんとタメで、たしか1935年生まれ。

1935年て。
いつだよ。
日本は室町時代か。

室町生まれのユダヤ人はすごい。
こんな情熱的で客観的な映画を作っちゃうんだから。

公開は6月だそうだ。


さて、今日から一週間「罪とか罰とか」のテレビスポットが流れるハズ。

今日の「王様のブランチ」ではオードリーと三人で映画の宣伝したのも流れることと思う。

なぜなら「罪とか罰とか」公開は6月ではなく、いよいよ来週の土曜。28日。

俺史上初の全国一斉ロードショー。

絶対に映画館で大勢で観た方が楽しめるタイプの映画なので、ぜひ。


keralino at 09:04コメント(5) 

2009年02月14日

今、大阪へ向かう新幹線の中。

スピーカーから「あと10分で名古屋だ」と車掌が言ってる。もちろんもう少し丁寧に。

19時からシアター・ドラマシティで、オリガト・プラスティコ「しとやかな獣」のラスト・ステージ。

年末からのプロダクションが今日で終わる。
何度も言うようだが、ストレスのない公演だった。

せっかくの大阪だから、執筆の息抜きに、明日は久しぶりに「上方お笑い史料館」(だったっけ?)に篭って昔のお笑いビデオに浸りたいと思ってるのだけれど、休館日だったりはしまいか?

ゴールドシアターのタイトルは

「アンドー家の一夜」

にしたいと考えているのだけれど、ダメだろうか?

外国に住む日本人だから、「安藤」ではなく「アンドー」なのだ。
「アンドゥ」にも聞こえるところがいいじゃないか。
つーか「アンドゥ家の一夜」でもいいな。

まあ、ともかくそんなような題名になるだろう。

昨夜から今朝にかけてはそんな事を考えたり、深夜2時過ぎにデザイナーさんの事務所へ行って「罪とか罰とか」のパンフレットの写真の配置やキャプションについて打ち合わせしたり、戻ってからも「映画嫌い」の原稿直しをしたりしていて、結局完徹してしまった。すんげえ眠い。

なら新幹線で寝ろよ。

だってもう名古屋だもん。

試写会以来、オードリーの二人とはすっかりメル友みたいになった。

U一TUBEで見つけた昔のネタ達を観た感想なんぞをメールしたりして、自分でもちょっとキモチ悪い。

keralino at 15:28コメント(22) 

2009年02月12日

高校時代、毎朝家を出るのは、あと数分で8時になる時刻。

自宅からJR恵比寿駅まで、歩くと8分のところを3、4分で走り、山手線に飛び乗って渋谷で降り、8時14分の井の頭線にギリギリ駆け込み、ギュウヅメの車内でなるべくキレイな女の子の近くに立ち、それでも犯罪行為に至るようなマネは一切せず、性欲で眠気を覚ましながら明大前で降り、猛ダッシュで門まで走る。

あれだけ走ったり勃起したりしてもまたすぐ眠くなったのはなぜか。
午前中の授業はほとんど熟睡していた。

また、有頂天というバンドをやっていた23歳〜28歳頃のライヴ映像を観ると、ちょっと動き過ぎなんじゃないかというぐらいよく動く俺がいる。

観客のキモチをこちらに向けさせるには、片足をモニターにでも乗せて客席後方の一点を見つめ、あまり動かずにただひたすら歌うことを基本にした方がいいのだ。その方が疲れないし、散漫な印象を残さない。で、ギターソロなりイントロなり、ここぞという後半の一曲なりで、集中して動けばよい、という事に気付いたのは30代に入ってからだった。

まあ、気付いたところでなかなかクセは抜けない。もはや動いてないとライヴをやった気がしないのは今も同じだ。

今と昔が違うのは、昔は3日ぐらい連続でステージに立って暴れてもまったく平気だったし「新宿ロフト1WEEK」なんてこともやれたというのに、今は一回ライヴをやったが最期、翌日は体中が痛くてほとんど動けないことである。

あたりまえだが、20年の歳月は体を確実に老化させる。ベンジャミン・バトンでもない限り。

体を動かさねばと思い、少し長距離の散歩をすると、それだけで疲れ切って眠ってしまうので、そうなるのが恐くて執筆期間は運動を避け、体力を温存せんとする。
体がなまる。
ますます体力が落ちる。

美しき悪循環だ。

ゴールドシアターの台本を書いていて思うのは、今回は、ト書きに

「思わず飛び上がり」とか

「驚いてひっくり返り」とか

「なんとなくバック転し」とか

「無意識に崖から飛び降り」

なんてことを迂闊に書けないということだ。
なんせ上が80代、下でも55歳。

台本の無謀な要求で怪我でもさせたら責任重大だ。

と言いながら、実は皆さん、俺なんかよりずっと体力あるんじゃないだろうかとも思う。
レッスンでも運動してるだろうし。

人間、体が資本だ。

動かなければ。
動かさねば。右手以外も。


keralino at 08:42コメント(10) 

2009年02月11日

新潟にいる。

夜が明けて数時間後に我々は、りゅーとぴあという、新潟に来る度に公演させてもらっている劇場へ行き、簡単な明かり合わせのあと、午後から一ステージだけ「しとやかな獣」を上演し、夕方の新幹線で帰京する。

今夜宿泊しているホテルも、もう幾度となく泊まった宿である。

20代前半から、バンドで日本全国を巡ったり、芝居であちこち旅したりしているから、数ヶ月に一度こうした旅があるのが当たり前というか、特別な事ではなくなっているが、考えてみると贅沢なことだ。

新潟の方々は楽しんでくれるだろうか。


さて、新潟行きの新幹線に乗る直前まで、有楽町のよみうりホールにいた。

「罪とか罰とか」初の一般試写会。

パリコレ帰りの成海璃子、犬山イヌコに応援のオードリーを加えて舞台挨拶をし、ロビーで某情報テレビ番組の収録をオードリーと三人でし、映画の後半を客席で観てから東京駅に向かった。

やはり一般試写はマスコミ試写と違って俄然反応がよいようだ。
なんだかホッとした。

今日に限らないが、試写を観てくれた知人友人から続々と届くメールがどれも好評なのは、つまらないと思った人は監督にわざわざ「つまらなかったです」なんていうメールを送ったりしないからだろうが、それにしても好評だ。

璃子も大ファンである椎名の林檎ちゃんも、
「『NEVERMIND』を通して聴いた日のような衝撃」
という最大級の賛辞を宣伝コメントでくれた上、興奮気味のメールまでくれた。

メールやコメントをくれた皆さん、ありがとさん。励みになります。

「罪とか罰とか」
28日の公開初日まで二週間余り。

東京のみならず、今回はかなりの数の小屋で全国同時ロードショーとなる。

ぜひ映画館で観て頂きたい。

keralino at 03:42コメント(10) 

2009年02月09日

久しぶりに朝からファミレスにいる。

「明日から、blogを更新するならバスタブの中になる」というようなことを昨日書いておきながら、ファミレスで更新している。

役者たちはついさっき、電車始発間際までビリヤードやらダーツやらに明け暮れていたらしい。
40代50代も少なくないのに、皆タフだ。

俺は早朝から、ファミレスで台本を執筆なのかと言うと、悲しいかな、そうもいかない。

細かい雑務を片付けるのに午前中いっぱいはかかりそうだ。

今月末に刊行予定の、以前blogでも触れた「自作映像作品についてまとめた本」は、例によって「(映画の公開に)間に合うのだろうか」と不安になるペースで進行中。

俺の人生、すべてがギリギリだ。

もちろん責任の多くは自分にある。

が、今回は成海、犬山をはじめ、ともさか、黒川、奥菜、池谷、蒼井、麻生、真木と、俺の映画やドラマで活躍してくれた女優さんたちにインタビューやアンケートで協力して頂いてたりするうえに、様々な企画が目白押しの本である。

実質的に動き出したのは今年に入ってからだから、そりゃ当然バタバタになろう。

本のタイトルは「映画嫌い」。

出版元は祥伝社。

価格は税抜きで1800円の予定だそうだ。

「罪とか罰とか」(今月28日公開)上映館のロビーで売られていることを祈る。

ちなみに、「しとやかな獣」のロビーで売られていることをかつて祈った「労働者K」は、祈り虚しく、諸般の事情により発売日が大幅に延びて、3月10日に書店に並ぶことが決定している。
19年ぶりの雑文集。
角川文芸出版刊。
こちらもよろしく。


そんなわけで、午前中はその「映画嫌い」の装丁について検討したり、雑誌に載るインタビュー原稿のゲラをチェックしたり、明日の「罪とか罰とか」一般試写会で配るアンケートを作成したりと、地味な作業をチマチマと片付ける。

明日は夕方に試写会で成海&犬山と舞台挨拶をしたあと、終電で新潟へ。

で、明後日は「しとやかな獣」新潟公演。

これらの合間に、果たしてゴールドシアターの台本をどれだけ書けるというのか?

クドカンは、出演舞台の楽屋で、出番と出番の合間の5分10分で原稿を書き進めると聞いたが、俺はクドカンではない。

ウィキペディアで調べてもらっても構わないが、断じて俺はクドカンではないのだ。

クドカンなら良かった。

keralino at 09:54コメント(8) 

2009年02月08日

つい先程「しとやかな獣」の東京公演が終了した。
御来場くださった方々へ感謝感謝感謝。

非常に有意義で、とても楽しい、ストレスのかからない公演だった。

これから新潟と大阪を巡る「しとやかな獣」に俺も同行するが、いよいよ今年も執筆に入らねばならぬ時期になった。

ゴールドシアターとナイロン100℃、二本の新作を書く。

公演はナイロンの方が早い(4月)だが、締切はゴールドの方が早い。

つまり、もう、台本以外のことを考えている暇なぞないということだ。

もし今「ベンジャミン・バトン」を観に行ったり、マッサージに行ったり、「ベンジャミン・バトン」を観に行ったりしたが最期、今月末から来月頭にかけて、大変なことになる。

一日も早く、生活を「完全執筆モード」に切り替えねばならない。
このblogも、更新するとしたらバスタブの中、ということになる。
CDも聴かない、DVDも観ない、メールも見ない、家賃も振り込まない、ただひたすら、書く。

また今年もあの「人間でないような生活」に突入するのかと思うとゾッとするが、2月8日なのだ、もう。



keralino at 17:36コメント(3) 

2009年02月05日

「しとやかな獣」は順調だ。残り東京5ステ。

昨日は脚本を書かれた新藤兼人大先輩97歳がいらして「エリア・カザンの舞台を観ているようでした」との感想を戴いた。

エリア・カザンは「エデンの東」等の映画は観たことがあるが舞台はないので、どう受け取るべきかわからぬが、楽しそうにされていたから、まあ、一安心。


さて、芝居が終わって帰宅すると、DVDで「悪魔くん」と「河童の三平 妖怪大作戦」のどちらかを、一話か二話観るのが、ここのところの日課になっている。

「悪魔くん」は昭和41年から42年、「河童の三平」は43年から44年に放映されていた、どちらも水木しげる原作の実写特撮ドラマで、東映が製作している。

両作のプロデューサーである平山享氏は、高校時代の同級生平山満くんのお父様なのだが、そのことを知った時の俺の興奮といったらなかった。
平山は相当戸惑ったのではないか。

なにしろ、それまでほとんど会話らしい会話もしなかった小太りの同級生が、突然父親についての質問と父親への伝言を山のように浴びせてくるのだから。

明らかに自分への興味は皆無なのに、なんだか知らないけど父親の仕事を熱狂的に偏愛する小太りの同級生。
俺だったらごめんだ。

ともかく、そのぐらい、俺は「悪魔くん」と「河童の三平」に夢中だった。

前者の主役、山田慎吾少年を演じたのは、後に「ジャイアント・ロボ」でロボを操る大作少年も演ることになる金子光伸。

後者の主役、河原三平を演じたのは「仮面の忍者・赤影」の青影役ですでに二枚目半の子役としてアイドルだった金子吉延。

二人は従兄弟だったと記憶する。

光伸くん(って俺より年上だが)が10年以上前に亡くなっていたことを知ったのはつい先週のことだ。

ショックだった。

活舌は悪いし、決して演技力のある子役ではなかったけれど、俺にとっては(メフィスト役の吉田義男、潮健児と共に)永遠のヒーローだった。

演技力の面では、当時から、吉延くんの方がはるかに評価されていたように思うが、改めて再見すると、吉延くんはその小器用さが少々嫌味に感じられるのだから不思議なものだ。

それでも、面白いものは面白い。撮影や脚本のクオリティやテンポで言えば、現在の視点から見るにはあまりに陳腐な特撮ドラマだが、3歳から4歳だった俺はこの二作と「ウルトラQ」が大好きだった。
特に「悪魔くん」は本当にこわかった。
としぬすみ、眼魔、油絵妖怪、ドクロン、ペロリゴン、マネキン妖怪、etc・・・・。


若き日の石橋蓮二さんや蜷川さんが出演しているのも面白く、3日の「INU一KERA」では、ゴールドシアターの話のついでに、狼人間に変身する30歳頃の蜷川さんを皆で鑑賞した。

あ、次回の「INU一KERA」は4月30日木曜日。来て。

keralino at 17:50コメント(14)