2009年07月

2009年07月29日

フラメンコを観たり、教会でスパニッシュギターのライブを観たり、サグラダ・ファミリア教会やグエル公園などのガウディ建築を観たりと、観光客の定番をこなしつつ、それはそれで刺激的でありながら、あまり日本人は行かないような場所へも行ったりして、旅行を謳歌している。

スペインに来てから、一日も雨に降られていない。

オンダリビア→サンセバスチャン→バルセロナと移動し、今はアルハムブラ宮殿の敷地内にあるパラドールに宿泊中。

移動する度に気温が上がり、アンダルシア地方は日中40度を越えたが、湿度が低いため、さほどの苦痛ではない。

我々の部屋の中ではヒカシューやS一KENが鳴り響いており、巻上さんの歌声を、スペイン人たちはどう思うのだろう。

昼間、「世田谷カフカ」に客演&コレオグラファーとして参加してもらう横町慶子から携帯にメールがあり、現在ウィーンにおり、これからカフカの国であるチェコに向かうと言う。

「目的はもちろんカフカです。ウィーンでもずっとカフカを読む日々です」

とあり、なんと熱心なのだろうと感心したが、感心している場合ではない。
明日、最終目的地であるマラガに移動し、4泊して帰国する。
おそらく横町も同じ頃に日本へ戻るのだろう。
5日頃には振り付けの打ち合わせをしようということになっている。

今回の旅行から何か持ち帰るもの、芝居に反映させられるものはないかと考えてしまうのは性としか言いようがないが、そんなに必死にならずとも、自ずと反映されてしまうに決まっているのであれば、ボンヤリと芝居のことを考えながら、旅行を楽しもうじゃないかと思うのだった。




keralino at 07:45コメント(12) 

2009年07月23日

日時についての訂正ばかりで申し訳ない。

今、ホテルの部屋でサエキさんの10月発売の新譜を聴いていたら、日本から メールがあり、blogに記載されているINU一KERAの日程の間違いを訂正された。

次の次のINU一KERAは、
10月5日ではなく、
10月3日土曜だそうだ。
お詫びして訂正する。
(すでに昨日の記事も訂正済み)

ちなみに次回は8月29日の土曜で間違いない。

二年めに突入したINU一KERA、オリジナルTシャツも準備中。
一昨日もデザインのアイデアのヒントになりそうな写真集を成田で見つけたので、写メを撮って犬山に送った。
こうしたインディペンデントな活動が、俺の性に合っている。


明日はバルセロナへ移動。


keralino at 16:42コメント(14) 

2009年07月22日

クアトロのライブに来てくれた皆さん、有難う。

やっぱり歌うのはよいね。

次は10月17日に新宿ロフトでお会いしましょ。
あ、その前に8月29日と10月3日、2回INU一KERAがありやす。こちらもよろしく。

で、俺思いの方々には大変御心配をおかけした。無事に超大量の原稿を(死にそうにはなったが)書き上げ、このblogは今スペインの片田舎の港町で書いている。

二週間ばかりのんびりさせて頂くよ。


keralino at 23:37コメント(15) 

2009年07月17日

前回のblogに、19日のQUATTROライブ、シンセサイザーズの出番が20時過ぎとか書きましたが、あれは間違いで、本当は 19時半過ぎでした。より正確を期すなら、前のバンドの予定演奏終了時間が19時半。で15分か20分のセットチェンジがあって、我々。

「予定」であるからズレることがあるだろうが、少なくとも昼間に出演するような事態にはならないはず。開演18時だし。

申し訳ない。

訂正してお詫び申し上げる私です。





keralino at 21:37コメント(9) 

2009年07月16日

諸々切迫感溢れる中、渋谷 club QUATTROでのライブが三日後に迫ってきた。
前売は有り難くSOLD OUTだが、当日券が数十枚出るとのこと。ケラ&ザ・シンセサイザーズの演奏は8時過ぎからの90分を予定。

で、諸々切迫感溢れる中、リハーサルなんぞをやっている。

切迫感溢れども、体あちこち痛めども、声瞬く間に嗄れども、歌うのは気持ちいい。

歌え!俺!

ああ、歌うさ、歌うとも!

つづく、10月17日、新宿ロフトでの一大ライブ・イベントはタイトルを

「ケラリーノ・サンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー」

に決定。

以前にも書いた通り、サエキけんぞう氏達がプロデュースする、「DRIVE TO 2010」という一ヶ月間の長いニューウェイブ・イベントの中の一日。

出演は

★ケラ&ザ・シンセサイザーズ

★KERA SOLO UNIT

★ヴァージンVS

★楽団健康(犬山イヌコ、みのすけ、峯村リエ、三宅弘城)

★緒川たまき

開場17時 開演18時(終演22時予定)

前売3800円/当日4300円
(ドリンク代別)

前売開始は8月1日。

シンセサイザーズは、可能であれば新曲も披露したい。
ソロはロンバケ時代の曲をいくつか含む素敵なステージを。
楽団健康は、たまにはこんなことをやってみようよと集めてみた。どんなことになるかはわからない。
緒川さんとは、結婚後初の公式コラボレーションで二曲程度を予定。
そして、あがた森魚さんのニューウェイブバンド、ヴァージンVSが奇跡の復活。

4時間の長丁場。出演者はまだ増えるかもしれない。

なんとかして、徐々に歌う機会を増やしていきたいと考えているのだが、いかがだろう、ダメですか?


関係ないけど、みんな読んでるので、村上春樹の「1Q84」を読んだ。
タイトルも聞き捨てならないし。

発売後一週間で90万部が売れたそうだ。

なんで?

まあ、面白くなくはないけど、無駄な比喩が多過ぎないか?
小説ってああいうもん?

ストレートに短く書けば済むもんを、いちいち

「まるで疲れ果てた漁師のような目をして」

とか

「まるで賞味期限の切れた南の島の焼豚のような体で」

とか

覚えてないのでまったくテキトーに書いてるが、ともかく「まるで」が多過ぎて、なんか笑ってしまった。
例えねば例えねばという脅迫観念が書かせたような文章だと思った次第だが、いかがだろう、ダメですか?

いや、だから、面白くなくはないけどね、そのことも含め。
でもねえ、90万部ってねえ。



keralino at 12:47コメント(23) 
演劇・映画・音楽・その他、人生全般 

2009年07月11日

blogの更新をしようとlivedoorを開くと、「今注目のワード」という欄があり、いつもいくつかの注目すべきワードが並んでいるのだが、ついさっき、一番最初に「マイケル遺体」とあったのには、複雑な気持ちにさせられた。

誰だって、自分の名前と「遺体」をパックにされたくはあるまい。しかも注目すべきだと言われるのだ。

演劇ぶっく
今月の注目インタビュー
ケラリーノ・サンドロヴィッチ遺体

シアターガイド
「世田谷カフカ」ケラリーノ・サンドロヴィッチ遺体

「罪とか罰とか」DVD発売
監督 ケラリーノサンドロヴィッチ遺体

あまり気持ちのよいものではない。
じゃあ「痛い」ならよいだろうか。

季刊 医学の友
表紙のひと ケラリーノ・サンドロヴィチ痛い

いよいよ何事かと思われる。心配するメールやコメントが殺到するに違いない。

年刊 ボランティアマガジン
寄稿 ケラリーノ・サンキューヴィッチ痛い

格好つけてどこかに寄附かなにかをし過ぎてお金がなくなっちゃった人のイメージだろうか。

ともかく、どんな文字であれ、名前のあとに「いたい」はつけないに越したことがないことがわかっただけでもlivedoorに感謝したい。
間違ってもそのような誤植がチラシになきよう、劇団の制作K嬢には、blogを通してくれぐれも注意を促しておこう。

お話変わりまして、今これを書いているバックグラウンドミューヂックにはS一KENの2ndアルバム「ギャング・バスターズ」のアナログ盤が流れている。

今に始まったこっちゃないが、執筆しながら聴くのは80年代の音楽ばかりだ。

パンタ&ハルの「マラッカ」とか、今から考えると、ニューウェイブの文脈からはずれながらも、少なからずニューウェイブ的であるような、その拮抗が面白いような、そんなチョイスがここのところの傾向。

S一KENにしても、78、9年には東京ロッカーズを牽引していたヒトが、数年後にはこんな、ウィリー・コロンやドノバンをカバーして、サルサだルンバだやっているのが愉快。なのに立ち位置は、ホット・ボンボンズを組むまでは、依然ニューウェイブのフィールドだった。なのに帯に書かれたキャッチは

「ワリィな。エスケンだ」

である。カッコイイな。が、あの頃、どれだけの人がこの「けれん」をカッコ良く、いきに感じたのだろうか。

改めて、ジャンルと流行について考えさせられるのだった。

モダンチョキチョキズも久しぶりに聴いた。多い時はメンバーが200人いたというのが可笑しい。特に、保山宗明玉という人は、きっと関西方面で今もイロイロやってるのだろうが、考える事がいちいち不毛な悪意に満ち溢れた素敵なパフォーマーの方で、仲良くなれそうな気がしていたのだが、まだなれてない。




keralino at 08:35コメント(16) 

2009年07月10日

劇団の制作が、チラシの文字原稿の確認メールを送ってきた。そこにはこうあった。

KERAさんの文章の最後には、前回同様、「主宰 ケラリーノ・サンキューヴィッチ」と表記するということでよろしいですか?

あわてて前回のチラシを確認したのである。

自分でも気づかぬ間に、そんな、感謝の気持ちに溢れた名前に改名していたら大変だ。

幸い、前回のチラシの名前は、いつも通りのヴィッチだった。メールは単なる打ち間違いだったらしい。
それにしても、どうしたら「サンキューヴィッチ」と打ち間違えるのだろう。変換ミスにしても、釈然としない。

大体、文字原稿の確認の為のメールに、このように大胆な間違いがあると、非常に不安になるじゃないか。隙だらけというか、ボォッとしているとしか思えない。頼むよ制作。

さて、BunkamuraのオフィシャルHPに情報がアップされたそうなのでこちらでもお知らせ。

12月と1月、年をまたいで、シアター・コクーンで新作を上演する。大晦日にはカウントダウンのスペシャル・ヴァージョンもやることになってしまい、なんだか大変だ。

キャストは追い追い発表されるハズ。

で、その公演のキャスト・オーディションや、宣伝美術の打ち合わせや、
秋のナイロン100℃公演「世田谷カフカ」のスタッフ・ミーティングや、
今月19日のケラ&ザ・シンセサイザーズライブのリハーサルや、
をやりながら、執筆する毎日。

10月17日に新宿ロフトで行うイベントも地道に準備を進めている。「DRIVE TO 2010」という、ニューウェイブを幹とする一ヶ月間の大イベントの中の一日である。(詳細はまだ未決な点が多いが、DRIVE TO 2010で検索してもらえれば、イベント自体の概要はわかるはず。かなりものすごいメンツになっている。)

つまり、なかなかに、忙しい。



keralino at 00:25コメント(7) 

2009年07月02日

昨日、さいたまゴールド・シアター「アンドゥ家の一夜」千秋楽。

毎度、自分の関わった舞台には、できるだけ多くの方に観に来てもらいたい気持ちをもつのは当然だが、俺は、まったく気が進まない様子の人を無理矢理誘うほど強引な人間ではない。来たくないなら来ない方がよい。それが自由というものさベェベー。しかしながら、今回はちと例外だった。今回ほど

「あなた方、悪いことは言わない、何はおいても、これだけは観ておいた方がいいんじゃないかい?」

という思いに駆られ続けた公演もなかった。

様々な意味において、今後の人生で二度と味わえないだろう経験をさせてもらった。演劇について、演劇に携わりながら生きるということについて、つくづく考えさせられた。

観に来てくれた俺の周囲の演劇関係者にとっても、鮮烈な体験だったらしく、異様なテンションの感想メールを毎日たくさんもらった。

さいたま芸術劇場が下北沢にでもあれば、さらに多くの人たちに観てもらえたのかもしれないが、わざわざ出掛けて行って観ることで、充分にその苦労が報われたと思えるわけだから、今回ばかりは遠いことが全然アリだった、なんならもう少し遠くたって元はとれる舞台だったと思う。

公演の勝因が、俺の力がそれはもう絶大だったことにあるのは間違いないが、何より41名の出演者と蜷川さんの勝利だ。

記念に、こんなオリジナルTシャツを3枚作って、蜷川さんと演出補の井上くんにプレゼント。090701_1832~01







もう一枚はもちろん自分のぶん。つってもパソコンでデザインしてくれたのは緒川さんだが。




keralino at 18:25コメント(26) 

2009年07月01日

まいった。

最初に彼女の姿を観たのはフェリーニの「そして船は行く」だったと思う。90年代に幾度か来日公演を観て、最近はとんとご無沙汰だったし、昨年の舞台も06年の舞台も観に行くだけの時間と気力がなかった。

が、コンテンポラリーダンスの現状についてはからっきし疎い俺でも、ピナ・バウシュがいなかったら、現在のダンスシーンがまったく異なるものになっていただろうことぐらいはわかる。

まいったな。
自分でもなんだかよくわからないけれど、まいった。

こんなにまいっているのはきっと、ちょうど自分が、ナイロンの新作を構想するにあたり、「わかること」と「感じること」について再考していたからだ。

ピナのパフォーマンスは、感じさせながら物語ることの可能性を最初に切り開いてくれた。

この件に関しては、新作の創作メモの形をとって、9月28日の初日まで、折にふれてつべこべ記すことになるにちがいない。

それにしても、「アンドゥ家の一夜」千秋楽の朝にこんな訃報を聞くなんて。なんだこのタイミング。一生忘れまい。

keralino at 05:38コメント(3)