2009年09月

2009年09月27日

長らく更新できなかった。稽古と執筆でblogどころではなかったさ。

「世田谷カフカ」はいよいよ明日28日開幕。

来たれ、来たい人よ!

つくづく、なんでこんな大変なことやってんだろうか俺達ゃ。

特に今回は、なんか、学祭みたいだ。出演者全員がスタッフを兼ねている。一昨日は三宅までが劇場のロビーで衣装縫ってて驚いた。

このような舞台をやるのはたぶん最後になるのではないか。学祭やるには歳も限界だ。最後の学祭だと思うといっそう頑張れる。

カフカよ、観てみてくれ、可能なら。

keralino at 00:00コメント(23) 

2009年09月11日

カフカは労働災害保険局の局員だった。

毎朝8時に出勤、帰宅すると仮眠の後、家族と夕食。
「作家フランツ・カフカ」として机に向かうのは、それから夜が更けるまで、あるいは明けるまで。

生前に出版された本は薄っぺらい短編集4冊きり。どれも、販売部数は千冊に遠く及ばなかった。

「失踪者」「審判」「城」。
三作の長編はいずれも未完のまま遺された。

友人のマックス・ブロートに
「自分が死んだら、すべての原稿を焼却してほしい」と遺言。
現在のカフカの名声は、ブロートが遺言を守らなかったからこそ、ある。

同じ恋人と二度婚約、二度とも破棄。

三人の妹は、カフカが結核で亡くなった20年弱のちに、全員ナチスのユダヤ人収容所のガス室で死亡。
ある意味、カフカは幸せな時代を生きた。

このタイミングで告白するのが適切かどうかはわからないけれど、
俺はカフカが好きだ。

好き好き好き好き好き。
食べてしまいたいぐらい好き。
食べる前に携帯で写撮ってblogに載せたいぐらい好き。

好きじゃなかったら、一度ならず二度までも、メインモチーフに選ぶわけがないじゃないか。
三度め四度めの機会があったっていっこうに構わない。

そのぐらい、カフカは特別だし、まだまだカフカで作れる。

カフカの人生に興味ある方は、ぜひとも拙著「カフカズ・ディック」(白水社)をお読み頂きたい。
半分は捏造だが半分は事実の、だから、半評伝劇、の戯曲本。

で、劇場入りまで二週間となったナイロン100℃の新作「世田谷カフカ」だ。今作は評伝劇でもなければ小説の舞台化でもない。いや、そうした要素もなくはないが、そうではない要素も多々あり、ですから、なんというか、もう、説明しようがない。
一見カフカとはまったく無関係に見える要素が、ある瞬間ひどくカフカ的に思えたりする、パノラミックなエンタテイメント。

昨日は前半の通し稽古をした。
表立って暴力的な作品ではないけれど、脳内暴力度はかなり高いのではないか。

劇団でなければ、いや、おそらくナイロンでなければ作れない舞台だ。
もしどこぞのプロデュース公演でこんなもん観せられたら、俺は即刻劇団解散する。

keralino at 03:54コメント(19) 

2009年09月10日

どうして、多くの人が、自分の食べたモノを、写真に撮ってblogに載せるのか。

ひとつには、お薦めの店を紹介したいという理由が考えられよう。

とても美味しいから、ぜひ読者の皆様も食べに行ってごらんなさいな。

あるいは

知り合いが経営している店なのだけれど、もう少し客が来ないと潰れてしまうから、ぜひ皆さん協力して!

みたいな。

それはそれでわかる。

ふたつめは、食べ物自体が、思わず報告せずにはいられないインパクトをもっている場合。

見て見て!これ、ラマの姿焼き!

あたしの身長の三倍のパフェでーす!

オレ、自分の髪の毛を茹でてみた。今から食うぜぇぇい!

的な。

これも、読者の目を楽しませてくれる。

あとは自分や周囲の人が調理したものを記録しておきたい、という理由か。

先月、料理を始めたばかりの頃には焼きすぎて炭みたいになってしまったヤキソバが、今日はちゃんとヤキソバ色!記念にカシャッ!

先週作ったカレーは固形だったのに今日出来たカレーは半液体!ほらね!

あとはなんだ、食う人間と食われる料理の「組み合わせの意外性」というのもあるか。

こんばんは、黒柳徹子です。今日もご覧の通り、三食とも富士そばでした。

とくれば、載ってる写真はただのコロッケそばでも、へえ、という驚きはあろう。

書いてて非常に虚しくなってきたのでこれ以上例を挙げるのはやめるが、わからないのは、特に紹介したい店の料理でもなく、珍しい料理でも美しい料理でもなく、自分や周囲の人が作った料理でもなく、その料理を食べたことを知ったところで誰の興味も惹かないにも拘わらず、どうしてわざわざ写真を撮って載せるのかだ。

なんでもない定食の写真を見せられ、それを食ったと報告されたところで、「だからなんだよ」と思うしかないじゃないか。

だったら読まなければよいのだが、普段面白い記事を書く人が、突然凡庸な食生活を披露するから厄介なのだ。

何年か前に、このblogを始めたばかりの頃、松永玲子に

「blogというのは面白くしようとする必要はないのです。普段テレビや舞台や本でしか知らないあの人が、お風呂に入ったり眠ったり食事をしたりということを、なんでもなく綴っている、それだけでも読者は面白がれるのですよ」

というようなことをメールで教授されたことがある。

だとすれば、四の五の言ってる俺が間違っているのだ。

bb3bd2c7.jpg


ロイヤルホストでコーヒーを飲みました!

68540cb8.jpg

はちはちスイーツも食べました!なんと88円なり!

13ae3119.jpg


安くておいしくて、最高!うるせえ!死んでくれ!

keralino at 01:15コメント(31) 

2009年09月03日

INUーKERAオリジナルTシャツへのコメントをたくさん戴いた。
通信販売については乗り越えねばならぬ壁がいくつかあるけれど、なんとか善処できるよう努力致すので、しばし待たれたい。
諸々決まり次第報告する。

「世田谷カフカ」の稽古も中盤戦。
「なんだこりゃあ」という舞台が着々と出来上がりつつある。

捨てる物を持たぬやんちゃな若手劇団ならともかく、創立16年、前身の「健康」時代から数えると24年にもなる、46歳のオヤジが主宰の劇団が、こうした舞台を作るというのはかなり珍しいに違いなく、周囲を見渡してもちょっと見当たらない。

もっとも、(記憶違いかもしれないが、)かつて、我々が劇団を始めようとしていた頃には周りはこんな芝居ばっかりだったような気もするし、舞台表現つーのは際限なく自由なモノなのであり、犯罪さえ犯さなければ何をしたっていいのだとすれば、世紀が代わって以降、どうしてこうした、自由というか傍若無人というか挑発的というか安定を求めぬ舞台が姿を消してしまったのか。

実は薄々理由はわかっているのだけれど、深く考察してる暇なんぞないのだ。

なんて書くと「犯さん哉」や「トーキョーあたり」みたいなデタラメな作品なのかと思われるかもしれない。あれらともまた違う。説明しようがないよ。まあ、興味がある方は観て頂きたい。平日、特に前半はまだまだまだまだまだまだまだまだチケットがある。
そんなに前半に来るのが嫌なのか。出来てないかと心配か。出来てるよバカ。

定期的に起こる睡眠障害のせいで、昨夜は1時頃に眠り、4時過ぎには目が覚めてしまった。
今日は稽古はオフだが、日中はこれから「神様とその他の変種」DVDの編集チェック(毎度のこととは言え、3時間の芝居をマチネソアレの2ステ分観るのだ!)、夜は直枝政広氏(カーネーション)に呼んでもらいロフトプラスワンにゲスト出演。
合間には来月のライブのために、ソロユニットの参加メンバーのスケジュールに合わせ、リハーサルスタジオを予約。
「世田谷カフカ」のテキストに取り掛かるのは深夜にならざるを得ない。
眠いけど頑張るしかない。カフカだって眠かったに違いないのだ。


keralino at 09:07コメント(16)