kerokeronyororoのblog

受信機やら、測定器やら.....

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HF用を作ったついでに、中波用のコイルを巻いて同じアンプ回路を通したものも作ってみた。
コア材にはT68-2(赤)よりも中波領域に向いたT68-1(青)を使い、線材には径0.8mm程度のリッツ線を使ってみた。
下図がその同調特性だが、全体的にまずまずであり、とくに低い周波数ではなかなかシャープな特性となっている。
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ただ、中波用にアクティブ型を使うべきかどうかは意見の分かれるところだろう。今回採用したアンプ回路だと20dB強のゲインがあり、アッテネータを併用しないと少々使いにくいと感じることがある。中波用としては、もうちょっとゲインを抑えたほうが良さそうである。採用するアンプ回路も、NFBタイプなどもっと高性能なものを試してみたい。
また、FETの電源ラインに入れるRFCの値も、1mHぐらいに上げてみてもいいかもしれない。
試作機では、50Ω系のアンテナをそのままつなげるよう、結合コイルの1次側の巻き数を少な目にして、入力インピーダンスが低めになるように設計した。コイルに使ったコア材は透磁率が高めで、二次側の巻き数も多いため、インピーダンス値がかなり高くなってしまうことから、一次側の巻き数はできるだけ少なくする必要がある。今回はとりあえず9回巻き、5回巻き、3回巻きを試してみたが、やはり3回巻きで一番良い結果が得られた。
HF用と同じようにタップ式にして、ワイヤ・アンテナやループ・エレメントも直接つなげるようにしたほうが便利なんじゃないかと思う。

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先日の2石短波ラジオはお遊びだったが、そのフロントエンドを活かして実用的なプリセレクタを作ってみた。
例の短波ラジオのフロントエンドの出力をスペアナで観察したところ、予想以上に同調特性が良好で、そのままアクティブ・プリセレクタとして作り直したほうが実用的な装置として活用できることが判った。コイルの製作が少々面倒ではあるが、タップを上手くとって切り替えてやれば、1.7~70MHzぐらいまで広範囲に同調をとることができる。LOW-VHFまでカバーするので、Eスポ受信でも活躍してくれるのではないだろうか。もちろん、コイルの巻き数をもっと増やしてやれば、中波帯もカバーできるようになると思う。
今回、コア材には手持ちの関係でいつものT68-2(赤)を使ったが、HF専用であれば6材(黄)を使ったほうがいいかもしれない。
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コイルの出力をソース接地型のFETアンプに入れて10~20dBほど増幅すると、同調のシャープさが増すようで、なかなか良い感じである。使用にあたっては、タップを切り替えて最良のマッチング・ポイントを見つける必要があるが、マッチングが上手くとれれば下図のようになかなかシャープな同調特性が得られる。同じHF用のアクティブ・プリセレクタであるAMECOのPT-3と比べてみたが、平均すると試作機のほうが同調特性が良い。
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入力端子には50~75Ω系のアンテナをそのままつなぐことができるが、タップ式の利点で幅広いインピーダンス入力に対応できるので、ロング・ワイヤのようなハイ・インピーダンスなワイヤ系のアンテナもそのままつないで使えないことはない。また、長さ2~5m程度のループ・エレメントの両端をA側とE側にそれぞれつないでやれば、同調式ループ・アンテナとしても使用可能である。さらに、結合コイル式の利点として、同調点がエレメントの長さの影響を受けにくいという特徴があり、数メートル程度の短いエレメントでもとりあえず同調をとることができる。
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試作機は、野外で手軽に使えるよう、できるだけコンパクトにまとめ、単3乾電池2本で動くようにした。
個人的にはパッシブ型のほうが好みなのだが、とくにHF帯のハイバンドやVHF帯では、アクティブ型のほうが有利な場面が多いかもしれない。
飽きずに色々作ってみたが、それぞれ長所・短所があり、一概にどれが一番良いとはなかなか言えない。受信時のシチュエーションによって上手く使い分けるのが、この手のアクセサリーの賢い使い方なのではなかろうか。

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タップ式を採用したHF用のプリセレクタ等を作ってみて、ふとこれで短波ラジオも作れるんじゃないかと思い、暇だったのでイタズラで作ってみた。
少しでも感度や混変調特性を良くしようと思い、RFアンプにFETの2SK192Aを使ってみた。検波用のダイオードは手持ちの関係でED60というゲルマニウム・ダイオードを使ったが、SD60やSD34なんかでもOKである。出力が小さいので、クリスタル・イヤホンかオーディオ・アンプをつないで聴くことになるが、後段に適当なAF増幅回路を追加してもよいだろう。
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たった2石のシンプル回路なので、選択度はかなり悪い。つなぐアンテナの性能が良すぎると、混変調で収拾がつかなくなる。ゲインを適度に抑えてやれば、強力局ならけっこうしっかり聞こえる。コイルのQをもっと上げてやれば、もうちょっとマシな同調特性になるんじゃないかと思う。
入力インピーダンスを低めにするため、トランスの1次側の巻き数を小さくしてみた。2次側はタップを複数とって、マッチングと同調範囲の切替えを兼ねてみたが、回路的にはもうちょっと改善の余地がありそうである。
ラジオを作るなんて何年ぶりだろう。凝りだすとキリがないので、適当なところで止めないといけない。

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