あるIT屋の戯れ言〜ツジヨースケのBlog〜

「ハックはありません。あるのは未来への想像力と行動の記録です」/ IT未来考察記、IT関連Tips、動画の撮影・編集・配信等/ ロックバンド"nezire(ネジレ)"のYouTubeチャンネル「nezire TV」や「和田稔弘(としひろ)」の個人Chの撮影・編集も。

ARがiOS標準カメラに搭載されてほしい件(Google Glassとかウェアラブルデバイスとか)

AR(拡張現実)、一時期話題になりましたよね?カメラをかざすと、カメラで覗いた画面上にデータがマッピングされるといったものです。『セカイカメラ』と言えば、思い出す方もおられるかもしれません。



2008〜2010年頃のことでしょうか。時が流れるものは速いもので、今は誰も話題にしなくなったように思います。

|なぜ誰もARを話題にしなくなったか?

なぜなんでしょう?僕は、操作性が思ったより悪かったことが原因だと思っています。つまりは、わざわざスマホをかざすというのが面倒だったから。僕はセカイカメラが話題になった当時、このARの技術にすごく未来を感じました。しかし、セカイカメラをいざ起動してカメラをかざして思ったのです。こんな面倒なことしてまでARでしか得られない情報がほしいか?あるいは、セカイカメラを起動してカメラをかざすという動作をしてまで得られるAR情報はこの程度なのかと。当時、載っていた情報は賃貸情報くらいだったと思います。あとは、ユーザが挙げた写真やつぶやき。えいさこらとアプリを起動してスマホのカメラをあちらこちらに向ける、周囲の視線に耐えながらやっと得られる情報がこの程度ではやっぱりなかなか広まらないものです。

ARで注目したサービスとしてはセカイカメラ以外に、Layarというサービスもありました。これは、ある場所の写真をその名の通り、幾層にわたって表示するというもので、その場所の変遷を写真で綴る一大プラットフォームを目指したものだったのでしょう(※僕の2010年当時の解釈です。今Layarの公式情報を見るとだいぶ変わった感じがします)。しかし、これも流行りませんでした。コンテンツとなる写真が圧倒的に足りなかったのです。こういったサービスの多くが、コンテンツ調達をユーザからの善意に頼っていますが、ユーザが写真をアップするハードルが高かったと思います。ここははっきり覚えていませんが、写真をアップする際に、現在地情報がリンクされる仕組みだったように思います。つまりは、その場所の写真をアップしようと思ったらわざわざその場所に行って、そこでアップロードをしなければならない。かなりハードルが高いと思います。それに、このアプリが僕のような限られた人間にしか知られていないとなると、1回や2回試しにアップすることはあっても、僕でもそんなに暇じゃないですから、そんな手間をかけようと思いません。しかも、場所の変遷を綴るとなると、昔の写真が必要になりますが、その昔の写真を持っている人というのは非常に限られてきます。その時々を収めた写真がたくさん必要になってきますので、その意味で、ユーザの善意に頼るというのはわからなくもないです。しかし、そういった昔の写真を持つユーザがこのアプリを使ってアップロードする気になるのもかなりの確率です。第一、昔の写真を誰かが持っていたとして、その写真がスマホにあることは非常に稀でしょうから。それはユーザの手元にフィルム写真に眠っているものだったりでスマホの中にはありません。昨今ではすっかりスマホは当たり前になったとしても、スマホに入っている写真自体はまだ十分に時を経ていないでしょう。

そう考えると、このアプリが志向したと思われる一大プラットフォームの構築にはすごく長期的な取り組みが必要です。この時代の変遷を捉えるという取り組みは、おそらくGoogleがやるでしょう。ストリートビューが始まってもう10年ですから、彼らが一番情報を持っています。

何れにしろこの技術が流行らなかった大きな理由としては、AR情報を得るための動作が面倒くさい、かつ、(そこまでして得られる)AR情報にたいしたものがなかった、という2点だったと思います。

|ウェアラブルが注目される理由

昨今のウェアラブルデバイスというのは先のAR技術の物理的な操作性にネックを感じたところから開発が進んでいるように思います。先程、ARは流行らなかったと書きましたが、正確にはスマホのカメラを入り口にしたARが流行らなかったといったほうがいいでしょう。

あのGoogle Glassも、スマホというものの物理的なUIの限界を感じて作られているはずです。Googleの共同創業者であり、GlassプロジェクトのリーダーでもあるSergey Brin氏もTEDでこう述べています。「他の人や情報と今後もこのような形で(スマホを覗き込んで)つながっていくのか?」「下を向いて歩く姿勢が最終形なのか?」と。



ここで彼の視点、彼が言っていることは、もっと俯瞰的な視点で、人間の情報やコミュニケーションのインターフェースが果たしてスマホで十分なものか?もっといい方法はないか?ということで、僕がここで書いているARがどうこうという話はいささか詳細に過ぎる気もします。しかし、技術的には以前はARと呼ばれていたものも含まれていて、呼び方は変わったものの、スマホの以外にもっといいデバイス・コミュニケーションがあるはずという問題意識は、かなり通底していると思います。冒頭に挙げたセカイカメラというアプリを開発した頓智ドット社(現:TAB社)の創業者である井口氏も、セカイカメラというスマホアプリでのARの限界を感じて、さっさと次なるベンチャー企業 Telepathyを起こされているのだと思います。そして、そこで作っているものは「Telepathy One」という製品で、対Google Glassの製品だと言われています。



|スマホはもう終わり?もうちょっとやってみてくれないか?

スマホ上でのARアプリは流行らなかった、皆もうスマホの次のデバイスのことで頭一杯、と書きました。ただ、僕自身はスマホでのAR技術の活用にまだ幾ばくか期待を持っています。

どう期待を持っているかというと、ARリーダー機能が標準カメラ機能として搭載されること。現在、ARアプリは、サードパーティ製のものしかありません。そして、その種類も色々あります。非常に凝ったARをつくれるものから、プログラミングレスで簡単なARが作れるものまであります。試しに、プログラミングレスで使えるAurasmaというもので作ってみたことがあります。



これは、冒頭に出てくる写真カードがARマーカーとなっていて、Aurasmaのカメラをかざすと、あらかじめ紐付けていたコンテンツ(動画)を表示する仕組みになっています。

それなりに面白いんで、これの使い方は色々思い浮かんだりもしましたが、正直な話、現在のARの認知度では、ARアプリをダウンロードしてもらうという大きな壁があります。ARアプリのシェア云々もあると思いますが、サードパーティ製のアプリでなかなか認知度が低くて、数多あるサードパーティが幾ら頑張ってもなかなかコンシューマ向けサービスとしては広がりません。どうやったら広がるか、AppleさんにiOS標準機能としてARリーダー機能を付けてほしいと切に願っています。

|補足

ちなみに、これは、nezireの1stシングル『閃光』のキャンペーン用に限定的に配った写真カードでして、そこで流れる動画は最初は限定的なコンテンツとして配信していました。今ではYouTubeでいつでも見れます↓




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Go Proとゴリラポッドの組み合わせはやっぱり良い〜広角とアングルの自由度〜


Go Proで動画を作りました。




Go Proをゴリラポッドという三脚に付けて撮影しています。この組み合わせはなかなか良くて少し変わった絵が撮れたと思っています。

Go Proは昨今流行のアクションカメラの火付け役となったカメラです。最近上場もしましたよね。Go Proのエディションは最新の Hero 4から一世代前のHero 3+でエディションはBlack Editionです。ゴリラポッドがわからないという方おられると思います。こんな三脚です↓

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ゴリラポッド

三脚の脚が曲がるようになっています。この曲がる脚を壁に引っ掛けたり、柱にくくり付けたりが可能なので、三脚設置の自由度が上がります。脚の下に吸盤が付いているタイプもあって壁に貼付けることもできたりします。耐荷重も幾つか種類があって、大体ラインナップとしては、一眼レフが載せられるもの、ミラーレスくらいが載せられるもの、スマホが載せられるものくらいに分かれています。この三脚自体は軽くて嵩張らないので即座にセッティングできます。この機動性は非常に現場で重宝します。

さて、このGo Proの広角とゴリラポッドの設置場所の自由度の組み合わせは面白いです。水平がとれない場所でも、ちょっとここはおけないだろうといったスペースにも置けたりしますから。そんな普通は置かない場所に置いた三脚にこのGo Proの広角カメラの威力はなかなかです。音楽ライブの撮影で(至近距離での)広角の動画素材って今までなかったんじゃないかと思います。単に僕が見たことないだけの話ですが、撮影した者としては面白い絵が撮れたなと思っています。神様仏様Go Pro様ゴリラポッド様です。ちなみに、動画をご覧いただくと分かりますが、全編Go Proの素材を使っているわけではなく、愛用機SONY NEX-7の素材との2アングル構成です。なおかつ、動画の構成的にはSONY NEX-7のアングル中心で最後のほうに少し出てきますが悪しからず。

ゴリラポッドについては実はちょくちょく使っていて、最初に使ったのはこのときです↓ 




このときの撮影はiPhone5を使いました。アプリもiPhone5標準のカメラアプリでした。このiPhone5と比べると、随分広角カメラであることわかると思います。両者は場所もアングルも異なりますが、それでも十分この違いには気付いていただけると思います。ちなみに、Go Proでは1080p 30fps、iPhone5では720p(30fps)で撮影しています。もう一個ちなみに、この動画はnezire(ネジレ)ボーカルの和田さんが編集していますが、ナイスセンスな非常に良い仕上がりで、見る度に嫉妬の炎を燃やしています。


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ハイパーラプスの手ブレ補正は使える!(2回目)〜Hyperlapse from Instagramのオススメの使い方〜


Hyperlapseの手ブレ補正機能を活かして、動画を撮影しました。




先日ご紹介した通り、Hyperlapseは手ブレ補正が素晴らしいのです。だから、三脚不要でタイムラプス動画が作成できるのです。Hyperlapseのこの手ブレ補正機能に着目して(本来の用途であるタイムラプス動画ではなく)手持ち撮影で収録した動画をベースに加工しています。いかがでしょうか?

撮っている自分で言うのもどうかと思いますが、映像が多少ビビビーと伸縮して、手ブレのデジタル補正感は否めません。編集で効果を付けているので、そういった印象をも持たれないかもしれません。こうしてHyperlapseの手ブレ補正のサンプル動画として紹介している文をしたためた今、「この効果は正しかったのか?」と公開後に少し後悔しています、とか言っちゃってる僕は実に狡獪な奴です。(韻を踏んでるんですよ!笑)

念のためですが、この動画の撮影機材はiPhone5です。iPhone5のタイムラプスアプリ「Hyperlapse from Instagram」で撮影しています。編集はFinal Cut Pro Xを使っています。


さて、動画の内容についても話をすると、これは僕のブログではおなじみの大阪のバンドnezire(ネジレ)の生配信番組のリニューアル告知動画です。

約1年前に某カラオケ店で開始したUstream番組『動くnezire』はスタジオライブを生配信で見せる(魅せる!)、聴かせる!ことを志向して活動してきましたが、生配信の活動を続けていく上で、必ずしもUstreamというプラットフォームが正しいのか?という議論がnezireの二人と僕の間でありました。過去にもUstreamというプラットフォームに対する僕の考えを少し書いていますが、要するに、Ustream以外にもYouTubeLiveやツイキャス等配信プラットフォームはあるし、なおかつ、Ustreamは他と比較して、個人の配信者の取り込みと継続的に視聴を生み出すエコシステムになっていないため、それを今後も使っていくことが果たして良いことなのかという疑問があったからです。率直に言えば、流行っていないものを使い続けることが正しいのか?です。とはいいつつも、YouTubeLiveやツイキャスにも各々メリット・デメリットはありますし、あえてUstreamを使うという逆張り路線もありだと思っていて、Ustreamを今後一切使わないとか言っているわけではなく、使い方次第、選択の問題です。あと、プラットフォームのみならず、内容も含めて番組の刷新を考えていて、それを今回動画で告知しました。


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Twitter プロフィール
某IT企業勤務。自主映画、ロックバンドnezire(ネジレ)の映像制作他。YouTube https://t.co/PxlII6zeGe