アマチュアムービーカメラマンketsujiのBlog

大阪のロックバンド“nezire”専属ムービーカメラマン(アマチュア)の日々の奮闘を綴るブログ。その他、上原ひろみ(Hiromi)の記事も多め。

neziREC days公開②(第一弾・和田編)—neziREC days命名、編集方法について—

一昨日公開されたインディーズバンド"nezire"のレコーディング風景を収めた「neziREC days」についてまた書きます。

今回の動画は、和田さん中心の「和田編」であります。




さて、この和田編、nezireをご存知の方はお気づきかもしれません。少し珍しい絵だと思いませんか?そう、横からのショットです。普段のライブ撮影では、真横からのショット、斜め後ろのショットというのは実はありません。ライブのときは基本的に観客席側から撮影するため、前から、もしくは斜め前からのショットが多かったのです。据置カメラを置く場合でも、斜め前が多いです(何度か後ろに置いたこともありますが)。なので、この横からのショットというのは、結構狙っていたショットでもありました。運良くノリノリで弾く和田さんの表情もこの横からのショットで撮れたので今回はこのショットを主軸に動画を作成しました。

昨日の記事にも書きましたが、今回は困ったことに30秒の動画です。たくさんの素材を撮り溜めたカメラマンとしては、この30秒に凝縮するのは結構しんどい作業でした。和田さんの表情がたくさん詰まってますから。今思えば30秒だったからこそ、いつもとは一風変わった仕上がりになったと思うんですけども。


あと、今回の一連の動画は「neziREC days」といった形になっていますが、このタイトルは和田さんの考案です。バンド名のnezireとレコーディングのRECを重ねているんです。流石、うまいこと言う。RECが赤いのも和田さんのアイデアです。RECを大文字にしようと言ったのは僕です。笑

recを大文字にするか小文字にするかはあんまり悩まなかったのですが、今更ながら皆さんはどちらがいいと思いますか?RECを大文字にして編集した動画を「こっちがいいと思うんですけど…(再編集したくないけど)」と送りつけたので、和田さん実際どう思っているかあんまり聞いてませんが、皆さんの意見も聞いてみたいところです。


【採用案】
30)_1


【不採用案】
30)_2




【採用案】
58)_1


【不採用案】
58)_2



聞いても変える気ございませんが。



あと、動画制作の話を少し。今回のこの30秒の動画、3つのパートに分かれています。3つのパートに分かれているというか、僕の動画編集環境上、3つに分けて作らないと、僕のPCの処理が追いつかないんです。僕は編集にはFinal Cut Pro Xを使っていますが、Final Cut上でプレビューしようと思っても、カクカクするわ、音声途切れるわで、プレビューが全くプレビューになっていない、そんな状態なんです。

30秒の動画を一つのプロジェクト(タイムライン)上に並べて一気に編集しようとすると、プレビューどころか編集もままなりません。今回はマルチ画面を使っていますので、とくに処理が重く、3つのパート分けをして各々作成、一旦各パートの動画を出力し、再度取込んで3つの動画を並べて作成しています。

下のキャプチャがそのFinal Cut上の各パートの動画を並べたものです。

1


これを一旦書き出して最終一本の動画に仕上げて出来上がったものがこちらです↓

1



今回の動画、正確には30.30秒で60fps(fps=1秒当たりのフレーム数)で編集しています。上のキャプチャで「30:30」「60fps」と書いてあるのがわかると思います。「60fps=1/60秒=1フレーム当たり約0.016秒」で30:30フレーム、つまりは「(30秒×60フレーム)+30フレーム=1830フレーム」の動画です。パート毎に05:27(5秒27フレーム)、18:10(18秒10フレーム)、06:30(6秒30フレーム)となっており、合計30秒と30フレームです。60p撮影、60fps編集は過去のライブビデオでも基本的に同じ方法で行っており、その点ではあまり変わっていませんが、今回の動画では厳密にフレーム数を数えながら作成しました。ここらへんは動画編集者しか体感しない、もしかしたらそんなの誰も気にしていない自己満足の世界かもしれませんが、数フレームの差で動画の印象が変わってきます。今回であれば、3つのパートの最初と終わり、繋ぎの部分では、とくに気をつけました。60fpsで1フレームの差(約0.016秒)とまでは言わないものの、僕の場合、5〜10フレームくらいになると体感差を感じました。といっても、これは動画編集時に比較してみたときに気づく差だろうなと思います。つくづく世の中は比較だらけ、比較しないと気づかないものだなと思った次第です。


さてさて、今回の動画は「和田編」と書いてます通り、続いては「アコエ編」を近日公開予定です。


どうぞご覧ください。


neziREC days公開①(nezireレコーディング)—いつもとは違うこと—

昨日、インディーズバンドnezireのYouTubeチャンネル“nezire TV”で「neziREC days」が公開されました。これは彼らのレコーディング風景を収めた動画です。





nezireのライブ映像をこれまで撮影・編集してきましたが、今回はレコーディング風景です。いつもと違って今回はきっちり30秒(正確には30.30秒ですが)。いつもはライブで良さそうなところを秒数制限なく作成していましたが、今回はCMのつもりで30秒制限を設けて動画を作成しました。

そして、秒数制限以上に苦労したのが、いつもよりも僕の構成力が肝となる性質の動画だったということ。つまりは、音楽に頼りきりでない動画をつくること。

何かというと、ライブビデオであれば彼らの音楽・メロディーがバックにずっと流れているわけで、そこに映像として彼らの姿を入れていけばよかったのです。しかし、今回はそういった動画ではありません。どのメロディーを使うか、どの絵を使うかといったことを構成も含めて僕で考えることになります(※誤解のないように言っておくと、ライブビデオでも基本的に僕がいいと思った部分を抜き出して作っています)。下世話な言い方ですが、これまでは彼らの紡ぎ出す音楽に僕は“もたれ掛かる”こともできたのです。というか、実際僕は“どっかり”もたれ掛かっていました。今回の動画も彼らの存在、音楽があるからこそ、という大前提は変わらないものの、動画の構成面はいつもより僕の裁量が大きいものだったのです。

これは撮影前から頭ではわかっていたものの、実際やってみると思いのほか大変なことでした。頭でわかっているくせに、実は4時間くらいカメラを回していました。それも、構成もあまり決めずに。結果、4時間分もの素材をどんな構成で、どこを使って仕上げるか非常に悩みました。4時間分も回していたら、個人的に「これは!」と思えるショットが何箇所もあったりしましたが、動画の構成上使えない、でも使いたいから他の構成を考える、いややっぱり厳しい、という葛藤の連続、堂々巡りでした。

撮影前から30秒くらいのショートムービーという路線はnezireと話し合って決めていたんですけどね。。。「これは撮りたい!」という本能の赴くままに、というと聞こえはいいですが、実態はあれもこれも撮っておこうというだらしがない性格ゆえによるものです。カメラのバッテリをその場で充電・交換しつつ、SDカードも一杯になったら予備のSDカードに交換して、その間にSDカードのデータをPCに取込んで(SDカード2枚しかなく)、ということをしていると、結局レコーディング時間の3分の2以上カメラを回しているという。。。

動画をつくるってやっぱり計画性が大切ですね。カメラの手振れを抑えるために壁にもたれかかったりすることはあれど、あまり(彼らに)もたれ掛かり過ぎてもいけないと気を引き締めた作品となりました。


58)_1



「あなたの人生の時間、30秒だけいただけませんか?」


人間、恋に仕事に子育て、介護、色々忙しいです。移動中、寝る前とかのスキマ時間に是非ご覧くださいね。


【動画】iPhoneタイムラプス(Reel Moments)

iPhoneでタイムラプスをやってみました。

iPhone_ReelMoments


「Reel Moments」というiPhoneアプリを使いました。先日、NEX-7というミラーレス一眼カメラで撮影したときと違って、“人力”インターバル撮影でもなく、Final Cut Pro Xで写真をつなぐ必要もなく、iPhoneをただただ置いておくだけ。Reel Momentsを使うと、設定した秒間で自動撮影して自動で写真を繋いでくれます。置くだけ簡単。

今回は撮影間隔は「最短」、フレームレートは「15fps」で作成しました。




なので、単なる早送りみたいになりましたw

で、この出来上がった動画は作成後にはフレームレートを修正することができません。撮影前に設定した秒数とフレームレートで自動撮影・動画作成(写真繋ぎ)まで一気通貫な設定フローとなっていますので少し注意が必要です。「置くだけ簡単」で誰でも気軽に使えることを優先したのでしょう。といっても、秒間とフレームレートはとくにそんなに気にしなくてもやってみればある程度自分のイメージに近いものが出来上がると思います(と言っておきながら早速失敗したのですが)。

今回の動画では秒間を「最短」と書きましたが、大体0.5〜1秒弱くらいの体感スピードでした。そして、均等に0.5〜1秒間隔で写真を撮る、といった感じではなく、0.5秒〜1秒間隔で2枚の写真を撮った後、0.5秒程度間を置いてまた05秒〜1秒に2枚の写真を撮るといった感じでした。

カシャ・カシャ・・カシャ・カシャ・・カシャ・カシャ・・

みたいな感じです。ただ、この秒間も多少乱れが出てきていました。撮影の条件下でISOやフォーカス、露出をオートで“多少”制御しているのだと思われますので、その影響かもしれません。“多少”と書いたのは、撮影時の画面を見る限り思ったよりオート機能が働かなかったように見えたからです。タイムラプス用の写真を撮影するときは、各種設定を固定にしておくのがおそらく一般的です。自動にすると、1枚の写真を撮る度に自動補正がかかってフォーカスや露出が変化してしまいます。今回の動画でいうと、車の光がたくさん入って来たときにカメラが自動的に調整しようとして、その調整の間シャッターが切れず秒間が狂ったりします。先日、同じ撮影下でNEX-7(ミラーレス一眼)を使って撮影したときは、カメラのモニタを見ずにiPhoneのストップウォッチを見ながらリモコンを押していましたが、リモコンを押しても反応しないなー、何かリモコンの効きが悪いなと思っていたら、オートフォーカスのままになっていて、それこそ車の光がレンズにたくさん入ってきたときにはオートフォーカスが働いてモニタがワシャワシャなっていました。ですが、Reel Momentsを使ったときは少し露出オーバーの箇所を示すような表示が時々出ましたが、思った程は出ませんでした。当然、普通のカメラはタイムラプス用ではありませんので、そういった調整が必要ですが、Reel Momentsはタイムラプス用のアプリですのでそこらへんで余計な設定をしなくていいような設計思想なんだろうなと思います。

以下に設定画面キャプチャを貼っておきます。
(※今回の動画撮影時と違って、秒間は2秒、フレームレートは30fpsの設定となっています)

■起動時の画面
 ※iPhoneの普通のカメラアプリ起動時と同じようにカメラが起動しますが、結構な確率で黒画面が出てきます(下記画面)。ただ、再起動すれば元に戻ります。
写真 1


■設定一覧画面①(最初の画面の歯車マーク押すと出てくる)
写真 2

■設定一覧画面②(①のつづき)
写真 3

■ビデオフレームのサイズ
写真 4

■シャッター間隔(秒間)
写真 5

■撮影時間(手動で停止させるか設定した時間で自動停止させるか)
写真 6

■再生のフレームレート(1秒を何枚の写真にするか)
写真 7

■停止未満の場合(たぶん、バッテリの残量で停止させるかどうかの設定。不明)
写真 8

■フラッシュモード
写真 9



置くだけ超簡単。是非、暇なときにやってみましょう。友人、恋人の待ち合わせの時間とかに適当に置いて撮ってみるのも楽しいと思います。大体15分回したら20%、30分くらい回すと40%くらいバッテリ減りますのでくれぐれもご注意ください。その後のご予定とかに差し支えない範囲でお楽しみください。

あと、タイムラプスはやってる間は暇です。じっとしておく忍耐力が必要です。大変寒い日が続いておりますので屋外で撮影される際には、十分お気をつけ下さい。


【参考】SONY NEX-7(ミラーレス一眼)でのタイムラプス動画



【動画】空撮!!AR.Drone2.0(空飛ぶカメラ)


もうだいぶ前ですが昨年の夏にAR.Drone2.0というラジコンカメラを買いました。このガジェットはカメラがついていてそのカメラで撮影した動画がこちらです。

 


こちらはAR.Drone2.0で撮影した元データです。AR.Drone2.0にはマイクがありません。音声無しの生データです。


nezireのボーカル・ギター和田さんに「地味!!」と言われた動画はこちらです↓




これは冒頭に挙げた動画(2013年夏撮影)のものを編集したものです。


一方、和田さんが同じくAR.Drone2.0を使って編集した動画がこちらです↓




確かにこちらのほうが面白い。こちらの動画も撮影は僕なのですが、ちょうどこの日はロードバイクの試乗会が近くでやっていて少し会話したり、いい感じにカメラに向かって手を振ってくれてます。これを持っていると少しだけ人気者になれますよ。ただ、昨夏買ったばかりのときに一人で撮影していたときは僕に声を掛ける人は誰一人いませんでしたが ww


ちなみに、冒頭に挙げた元データはとある音楽著作権団体に申し立てを受けました。音声がないにも関わらず、です。パテントロールというか、無音の動画に対して著作権を主張してくるなんてただの迷惑団体にしか思えません。それとも、前衛芸術志向で本気で主張してきてるんでしょうか。


【動画】天王寺イルミナージュ2013(タイムラプス有り)// Osaka illumination

1/31(金)まで天王寺で行われていた「あべの・天王寺イルミナージュ2013」を撮影してきました。先日覚えたタイムラプスも織り交ぜながらの動画です。見逃したそこの貴方、必見ですよ!!


◆ショート版



【関連記事】
タイムラプス始めました①(SONY NEX-7で“人力”インターバル撮影)
タイムラプス始めました②(Final Cut Pro X 編集編)



◆ロング版



ショート版、ロング版と2通り作成しましたが、趣向は変えたつもりです。


タイムラプス始めました②(Final Cut Pro X 編集編)

先日、タイムラプス動画を作成したことを書きました。そのエントリーでは赤外線リモコンを使った“人力インターバル撮影”(単なる連写です)といった撮影方法について書きました。僕の使用しているカメラNEX-7にはインターバル撮影機能がありません。一般的にタイムラプス動画を作成されている方々は僕が調べた限り、インターバル撮影機能で機械的に撮影間隔を一定にして撮影している方が多いようです。デジタル一眼ムービーで圧倒的人気のCanonのデジ一カメラをお使いであれば、Magic Lanternというカスタムファームウェアでインターバル撮影機能を使えるようになったり、テレビ版モテキでも使われたPanasonic DMC-GHシリーズであれば、インターバル撮影機能が元々ついているそうで、デジタル一眼ムービーの主流のこれらカメラをお使いの方は、タイムラプス動画作成も援用できそうな感じで羨ましい限りです。

さて、今回は編集編について書きます。




【関連記事】
タイムラプス始めました①(SONY NEX-7で“人力”インターバル撮影)


編集方法についてですが、僕が調べた限りだとAfter Effectを使っている方が多いように思います。After Effectを僕自身が持っていないので、その使い方は他の方々に譲るとして、僕の場合は、Final Cut Pro Xを使用しています。

「編集でFinal Cut Pro Xを使っている」といっても「そもそもどんな編集するの?」という方が少し前の僕のようにある一定数おられると思います(なので、このエントリーを書いております)。

どんな編集をするか?僕の場合、撮った写真を動画にするという編集をFinal Cut Pro Xを使ってやっています。数百枚〜数千枚の写真をFinal Cut Pro Xで繋いで動画にするのです。

おそらく、After Effectをお使いの方も写真を動画にする手順からAfter Effectをお使いなんだと思いますが、その前に写真をLightroom等を使って現像してから繋ぐようです。僕は、今のところ写真の現像はやっていません。RAWデータからの現像というのが動画作成以上に結構PCスペックを使う処理のようです。タイムラプス動画で使う何百〜何千枚もの写真を現像する処理はPCが悲鳴を上げることは想像できますし(僕の場合、SONYのImage Data Converterを使っていますが1枚の写真を現像するのにもその辛さは存じ上げております)、今回のようにFinal Cut Pro Xで何百〜何千枚の写真を繋いで動画にするのにも僕のPCは何時間か固まっておりました。これでは僕自身の精神衛生上大変よろしくないため、しばらくは挑戦しないことにしています。

肝心のFinal Cut Pro Xで写真を動画にする方法ですが、プロジェクトに写真を並べて「control + d + 1 + Enter」です。以上です。



Final Cut Pro Xを使っている方であればここでいう「プロジェクト」の意味もお分かりだと思いますが、プロジェクトというのは動画作成時の動画を切った貼って並べるタイムラインのことです。

Final Cut Pro Xをお使いでない方にも読んでいただけるようもう少し補足すると、プロジェクトを作成する前に「イベントを作成」して、そのイベントに「メディアを読み込む」のですが、ここで撮影した写真を取込みます。そのイベントライブラリから写真を選択してプロジェクトにドラッグ&ドロップで持っていきます。そうすると、プロジェクトに写真が並び、ここで初めて切った貼ったの編集ができるようになります。

さてさて、先程挙げた「control + d + 1 + Enter」の手順はプロジェクトに写真を並べた後に行います。単に写真を並べた場合、大体2秒くらいに写真が遷移するように配置されます。それを再生すると、写真のスライドショーといった感じになります。この写真の遷移のタイミングをフレーム単位で調整をしていくのですが、1枚の写真(メディア)を1フレームとするのが「control + d + 1 + Enter」です。

24フレーム(24fps)であれば24フレームで1秒の動画が、60フレームであれば60フレームで1秒の動画が出来上がります。今回、タイムラプス動画を初めてやるにあたって、フレーム数が異なる場合の印象の違いを自分で試してみたかったので24fps、30fps、60fpsの3種類のフレーム数で動画を作成してみました。それをまとめたのが冒頭のYouTube動画です。

以下に、Final Cut Pro Xの編集画面(プロジェクト上に写真を並べた画面)を貼っておきます。全て「control + d + 1 + Enter」操作で1枚の写真を1枚のフレームに並べたときのものです。


◆24フレーム(24fps)
24fps


◆30フレーム(30fps)
30fps


◆60フレーム(60fps)
60fps


冒頭の動画でフレーム数が異なると同じ写真素材でも印象が異なることも分かっていただけるかと思います。また、同じ素材でもフレーム数が異なれば時間も変わってきます。

YouTubeのタイムラプス検証動画ではどれも144枚の素材を使っており、フレーム数毎に以下の秒数になります。

◆24fpsの場合の動画秒数(1フレーム=1枚の写真)

 144枚 ÷ 24fps = 6.0秒


◆30fpsの場合の動画秒数(1フレーム=1枚の写真)

 144枚 ÷ 30fps = 4.8秒


◆60fpsの場合の動画秒数(1フレーム=1枚の写真)

 144枚 ÷ 60fps = 2.4秒


単純な話ですが、こんなにも変わってきます。普段、nezireの動画をつくるときは、あまりフレーム数を意識して撮影・編集をしていませんでしたのでフレーム数を計算して動画をつくることは結構いい勉強になりました。あと、タイムラプス動画を作るって結構大変ですね。60fpsで作ろうものなら、24fpsと比べて2.5倍もの素材と労力が必要になってきます。「しばらくは24fpsでつくろう」深夜の寒空の中一人尿意を堪えながらしみじみ思ったタイムラプス体験でした。



◆写真を繋いで動画にしたときのプロジェクトライブラリ画面
2014-01-04_編集ファイル一覧_timelapse@十三


写真を繋いで動画にしたときのプロジェクトライブラリ画面です。これらの動画を全て一度書き出した後に新たにFinal Cut Pro Xに並べて今回の動画を作成しました。今回、マルチ画面の動画を初めて作成しましたが、マルチ画面は大変PC負荷が高いことを痛感しました。動画1分30秒のうちマルチ画面のカットは作成してから一度書き出し、取り込み、再度プロジェクトに並べ直しを繰り返しました。全体1分30秒の動画ですが、この動画プロジェクト1つ(タイムライン1つ)上でやろうとすると、マルチ画面のシーンではその数の動画が流れます。この処理が非常に高いため、他のカットの兼ね合い等でちょっと場所をずらそうとするとレンダリングが始まりますが、これが全然終わらない、というかPCが固まることが多々ありました。そのため、マルチ画面シーンは一旦書き出して、最終1分30秒の動画プロジェクトではマルチ画面のシーンは一度書き出した後の1つの動画がタイムライン上に並ぶという形にしました。参考までに。



タイムラプス始めました①(SONY NEX-7で"人力"インターバル撮影)


タイムラプス始めました。





【関連記事】
タイムラプス始めました②(Final Cut Pro X 編集編)


最近、YouTubeやVimeoでもよく見るやつです。


「微速度撮影」とも言われているようで、何枚もの写真を繋ぎ合わせた動画です。天体とか太陽の日出・日没、雲の流れだとか(肉眼で見たときに)比較的動きがゆっくりのもの、見ているこっちもじっと注力しておかないとその変化に気付き難いものから、街中を走る自動車や歩いている人といったように、見ればすぐおいそれと動いているものを撮ったりというのもあるようですが、動きがより目立つように静物(建物とか)とのバランスが結構重要なようで、タイムラプスは比較的俯瞰ショットで撮るのが多い印象です。

タイムラプスは世界中で結構流行っているらしく、YouTubeやVimeoで「Timelapse」で検索したら幾らでも出てきます。日本だとおそらくdarwinfish105さんという神奈川在住の方が有名で、結構な数の動画をアップされています。この方はブログでも撮影方法等を記載されており、すごく参考になります。


その他タイムラプスについて僕なりに色々調べた感じだと、タイムラプス動画作成にあたっては多くの方がカメラに搭載のインターバル撮影機能を使っているようです。タイムラプスは一定間隔で撮影した写真を繋ぎ合わせて動画にするので、素材写真の間隔があまりにずれていると絵の繋がりが損なわれるでしょうから。なので、タイムラプス動画に使われる機材は、インターバル撮影機能が付いているカメラを使うのが一般的なようです。インターバル撮影機能がないカメラの場合は、タイマー機能のついたリモコンを使ったりしているようです。


で、僕が持っているSONY NEX-7ではインターバル撮影機能はありません。しかも、タイマー機能のついたリモコン、SONYは出しておりません。NEX-7でインターバル撮影しようとするとこんな苦労が必要なんですねぇ。自作リモコン。。。【自作リモコンについて、2014/01/19 追記(後述)】


これが同じSONYでもNEX-7ではなく、NEX-5RとNEX-6であれば、“タイムラプスアプリ”なるものがあってインターバル撮影ができるようです。。。


で、色々考えた挙げ句、“人力”インターバル撮影をしました。


ストップウォッチ片手に秒数を数えながらひたすらボタンを押す。


・・・3秒おき・・・

・・・・・5秒おき・・・・・


「人力インターバル撮影」と冠してみたものの、要は連写です。


ただ、流石にリモコンは使いました。

_SL500_AA300_



同じ画角で撮ったほうがいいだろうと、サードパーティ製のリモコンをAmazonで買いました(サードパーティ製は幾つか種類があり最安430円〜からありましたが、思い立った日にすぐ欲しかったので上記リンク先のAmazon Prime対応のものを買いました)。せっかくセットした画角がシャッターボタンを押す度に少しずつ、手元が狂ったときには大きくずれてしまい、そんな不自然さは要らんだろう、品質を落とすだけだろうと思いましたので。


というものの、リモコン自体使うの初めてでちょっと焦ったことがありました。
リモコンが到着してから最初に家で試したときはとくに問題なく動作したのですが、いざ撮影場所に行ってリモコンを押してもカメラが全く反応しないのです。ボタン電池がなくなったと疑ってコンビニで買ってみて入れ替えてみるものの反応しない・・・と思ったら一回だけ反応!して、またさっぱり・・・と思ったらまた何か2枚くらい撮れた!!うほっ!!!みたいなことを正月早々、深夜のコンビニの前でやってたんですね。原因は、単にリモコンを構える位置が悪かっただけという・・・。NEX-7は赤外線センサーが前面に付いているらしく(他のカメラも一般的にそうなんでしょうか?)、カメラの真上か気持ち少し前側でリモコンを操作しないと反応してくれません。


さてさて、こんな感じで一苦労もあったものの一応出来上がりました。


僕自身の勉強というか検証の意味合いが強いので「テスト動画」といった体裁ですが。これ、編集に丸一日くらいかかっています(何と非効率な・・・)。僕の非力なPCでマルチ画面をしようとするととんでもなく大変だということを身を以て体感した丸一日でございました。このあたりは別エントリーで書こうかと思います。





【2014/01/19追記】
darwinfish105さんのブログをきちんと読むと、ienagaさんというお方がマルチインターバルタイマリモコンなるものを作成されており、これを使えば赤外線リモコン経由でインターバルタイマを使って撮影ができるようです。ほしい。人力しんどい。。。

あと、darwinfish105さんが「タイムラプス動画の作り方2014」というシリーズものを書いておられます。個人的には「part4の映像編集(作成中)」が非常に気になるところです。編集については、僕の場合、現像は今のところせずJPEG撮影後、Final Cut Proを使っていますが、darwinfish105さんは確かLightroomで現像、After Effectで動画編集されていたと思います。そこらへん非常に気になります。


Ustreamテスト配信(前書き:配信側でできること)


正月早々、Ustreamテスト配信をやってみました。というのも、ロックバンドnezireのUstream配信に私自身が携わっており、これまで計5回Ustream配信を行っていますが、完璧にうまくいったことがありません。画像・音声の乱れといった程度ではなく、途中で配信が切れてしまうこともしばしば。視聴者の方々に少しでもストレスなく見ていただけるようUstream生配信のレベルを底上げすべく、テスト配信を行いました。

実施したテストは、大きくは下記3パターンです。

 ◆Ustreamテスト配信パターン
  ※配信ソフト:Ustream Producerを使用
  1. 映像・音声ともに外部入力を使わず、Wifi(ADSL 50M回線)
  2. 映像・音声ともに外部入力を使用、Wifi(ADSL 50M回線)
  3. 映像・音声ともに外部入力を使用、au LTE(テザリング)

1. 映像・音声ともに外部入力を使わず、Wifi(ADSL 50M回線)




2. 映像・音声ともに外部入力を使用、Wifi(ADSL 50M回線)



3. 映像・音声ともに外部入力を使用、au LTE(テザリング)




各パターンにおいて、外部入力のカメラを動かした場合の画面遷移の滑らかさもリアルタイムで確認したりしています(リアルタイムと録画の差異の確認)。

今回上記テストパターンを選定したのは、これまで過去5回Ustream配信を実施した中で以下のような現象が起きており、その現象のうち私たち配信側で確認できている現象の切り分けを主たる目的としていますが、合わせて、私たち配信側では見えない視聴者側の体感(というか、リアルタイムでモニタリングする環境が整っておらず)を改めてモニタリングすることも行いました。


 ◆配信側で確認できている現象(雑感含む)
  • 回線が不安定になり落ちることがあった
  • 回線種別は、WifiもLTE(テザリング)も途中で落ちることがある(当然場所によることはさておき)
  • 比較的LTE(テザリング)のほうがが繋がりは良い気がする(但し、安定したWifiが見つからずLTEにしたというのが実態で毎度回線速度を図ったり、安定度を見たりはしていない)
  • 外部入力(USB接続)を使用中、「USB帯域が不足」という画面が出てきたことがあった
  • 外部入力(USB接続)を使用中、配信サーバに繋がらないことがあった(配信ソフトが固まることがあった)

 ◆視聴者側の体感
  • 配信(画面?)がブチブチ切れる(落ちる?)
  • 目がぐるぐる回る
  • 画面遷移が遅い?

「視聴者側の体感」については僕自身がざっと聞いた限りですので、こんなことがあった、これ忘れてる、これを改善してくれ、という点があればご意見お聞かせください。


「配信側で確認できている現象(雑感含む)」についてはだいぶ色々と書いていますが、主旨としては「回線側の問題なのかそれとも配信側の環境の問題なのか」が目下のターゲットです。というのも、回線は配信場所は決まった場所ではありませんし、素人レベルで考えても、回線は安定しないものと思えるためです。というより、配信中に配信ソフトから「回線が不安定です」といった警告画面が出たり、配信PCのWifi強度表示が低くなったり、ということが実際の配信中に確認しているからでもあります。結局、この回線の状態というのは、おそらく個人レベルでは、配信PCへ飛んで来る電波の帯域強度を配信PCで見ることくらいしかできないと思います(というか、僕がそれ以外の方法を知らないだけかもしれませんが)。配信PCで電波の帯域が低くなっていることを配信PCで察知したところで、時既に遅し、というより、私たちでその帯域を増幅したり調整することはできませんので、ただただそれを受け入れざるを得ないのではないかと思います。仮に、配信PCと同じ場所に別途PCを置いてWifiの帯域をモニタリングしていたとしても、それはPCとWifiアクセスポイント、もしくは、PCとLTEの無線基地局間の通信がPCに届いてからわかるものであって、それをどうすることもできないかと思います。

ただ、Wifiアクセスポイントのほうについては、多少私たちでも何とかできなくもない部分ではあります。Wifiアクセスポイントが繋がっている有線回線(光回線 or ADSL)が何なのかは、例えば、お店やスタジオに確認することができるかと思います。場合によってはWifiを介さずに直接有線ケーブルで繋ぎ込みということもできるでしょう。ただ、残念ながら今のところ、私たちが幾分ゲリラ的に行っている点、お店やスタジオの建屋の構造上から有線LANケーブル引き込みができないといったことから、こちらの観点からの改善は図れていません。

回線を安定させる、という意味では、幾つかある回線を束ねて接続し都度都度安定している最適な回線を選んで接続する機器は法人向けにあるようです。お値段、数百万円です。買えるわけありません。堀江貴文氏が今クラウドファンディングで出資を募っている「バルクライブ」はおそらくこのことを指しており、こういった機器が個人でも買えるようになることを密かに期待しています(それでも買い切り16万円…)。


バルクライブ_2014-02-02


さて、くどくどと回線を私たちではどうすることもできない、といったことを書きました。ただ、これを私たち配信側環境の工夫で何とかできないか、ということを思案しています。先程「回線側の問題なのかそれとも配信側の環境の問題なのか」と書きましたが、やっぱり回線側については私たちができることは少ないでしょうから、改善するとしたら配信側の環境しかないだろう、というのが実状です。何かしたり顔で言っている感がありますが、私もこういったことを生業にしているわけではなく、そもそも配信側の環境が何が良い悪い、何がデファクトスタンダードなのかはさっぱりでして、「配信こんな感じでいけんちゃう?」「外部マイクってどうやってオーディオインターフェースに繋ぐの?」といったお恥ずかしい状態です。配信側のやり方次第で回線を圧迫することなく、安定した配信ができるんじゃないかと何となく思っています。

これまでは、厳密に配信機器の選定を行っていたわけではなく、ありものを使ってやっていました。ですが、この生配信というのはおそらく好評で(?)、というより、これを使ってできること、工夫次第ではもっと面白くすることができるのではないかと思っていますし、私自身やってて何か楽しいです(笑)ですので、配信機器の組み合わせ、どういったやり方があるかを色々検証しながら生配信のレベルを改善していきたいと思っています。それをこうして時折ブログに書きながら振り返り奇特な方の参考になれば幸いです。もちろん裏テーマ的にいかにコストをかけずにできるか、というのもありますので(金銭的に)、引き続きありものを活用しつつ、改善を重ねて行きたいと思います。


最後に、nezireファンの皆様におかれましては、不安定な配信で不快な思いを抱かせておりますこと大変申し訳ございません。音声の乱れ、画像の乱れで和田さんとアコエさんの勇姿を“何割か減”させていること、お詫び申し上げます。Ustream配信時のソーシャルストリームやTwitter等々で拝聴する皆様のご意見、nezireボーカル・ギターの和田さん仰せの「映像は二の次」は承知しておりますが、一応“映像担当”である私としましては映像のクオリティも上げていきたいところでございます。何せバンドでございますため、「音声をしっかり」は当然ですが、お二人を視覚的にも見たい感じたい、肌のキメまで覗きたいという要望もきっとおありだと思いますため、映像にもこだわっていきたい所存でございます。

どうぞ、これからも生暖かく見守ってくださいませ。

↓↓ nezire生配信ライブ映像↓↓

◆2013/12/25 nezireクリスマス生配信ライブ映像①



◆2013/12/25 nezireクリスマス生配信ライブ映像②




次からは、実際に行ったUstreamテスト配信について私なりの推測を書いていきます。


私、koboTouch使ってません。

今更ながらkoboTouchについて書こうかと思います。

定期的にkoboTouch関連の記事を参照してくださる方がおられるようです。こちらの記事はkoboTouchだけでなく、かなりBOOKSCANにもフォーカスして書いています。BOOKSCANについては記事を4本程度書いており、その価格や品質に満足したのはもとより、オペレーションにも感激しておりましたので、大抵はkoboTouch自体よりも「BOOKSCAN」「自炊」により感心をお持ちの方がアクセスしてくださっていると想像します。

BOOKSCANについて絶賛しておりましたところ、BOOKSCANの利用者の感想にも取り上げていただいたこともあり、BOOKSCANからのアクセスが断然多く、koboTouch目当ては少なめなようです。

BOOKSCAN


koboTouch自体の記事は振り返ると実質、冒頭に挙げた記事のみです。Twitterで感想を呟いた覚えはありますが。で、この三面記事にもならない程度の取り上げ方で察しがつく通り、結局使っておりません(タイトルもそうですが)。使ったのは、ほんの数ヶ月でした。

なぜ買ったのか、そして使わなくなったかを今になって振り返ると、当時の僕の喫緊の課題は、ワンルームのうさぎ小屋みたいな狭い部屋に積上った数百冊以上の書籍をすっきりさせることでした。なので、当然「自炊」を考えました。で、一度試しにやってみました。が、そんなにうまくもいかず、あまり時間もかけたくなかったため、積上った書籍を電子化する試みはひとまず中断しました。一方で、電子化した書籍を効率的に読む方法をどうするか、というのも検討していたところ、ちょうどkoboTouchが出てきたのです。

僕は、割と発売直後にkoboTouchを買いました。なぜkoboTouchだったか。当時は、確か既にiPadもNEXUSもKindleFireといったタブレットもありましたし、ブックリーダーではKindleもあったし(※Kindle Paperwhiteの日本発売はその年2012年秋冬だった気がしますので日本の本格展開前ではありますが海外版は買えたはず。ちょっと雑ですみませ ん)、SONYも出していました。しかし、その中でもkoboTouchは当時、一番安いブックリーダーでした。僕の場合、スマホもあるし、ブログを書いたり調べものをする場合はノートPCのほうがいい(ハードキーボードのほうがタイピングは楽)ので、所謂タブレットには興味がありませんでした。ただ、その書籍を寝る前とか移動中にできれば3.5inch〜5inch程度のスマホより大きい画面で読みたいという欲求はありましたので、そういったコンパクトな端末を探していましたが、そこまでお金をかけたくはなく、できる限り安いものを探していたのです。

で、koboTouchを買ったのを機に、BOOKSCANを利用し始めました。中断した書籍の電子化を思い切ってお金を出してやることにしました。といっても、BOOKSCANがどんなものを試したいと思い、最初はプレミアム会員にはなりませんでした。既にBOOKSCANは自炊代行業者の中で圧倒的に支持を固めていたのはネット上で知っていましたが、やっぱり自分の目で確かめないと気が済まないし、お金は大事だよーなので、恐る恐る試してみました。そしたら、あらびっくり。価格も品質も納得のいくものでした、というか、感動の域にも達していました。

一方、koboTouchはというと、その恐る恐るBOOKSCANに依頼し完成した電子書籍を順次入れていきました。が、koboTouchの内蔵メモリは2GBです。確か、このBOOKSCANへの初回依頼分だけで2GB超えていました。なので、とりあえず入る分だけ投入してkoboTouchで読んでいました。が、何ともブックリーダーの電力の持ちだけはタフネス設計の貧弱なCPUが実現するページめくりのもっさりスピードがどうも僕にとってはストレスとなりました。それでもしばらくは我慢してkoboTouchを使って読んでいました。

そのとき、電子化する試みのほうはというと、初回依頼分ですっかりBOOKSCANに惚れ惚れし、プレミアム会員になっていましたので、どんどん進んでいきます。プレミアム会員になると、毎月50冊まで電子化を依頼することが可能で、しかもプレミアム会員だと書籍を送ってからほんの数日程度で電子化完了となります(一般会員だと、冊数制限はありませんが、納期は順番待ちで当時は2ヶ月〜3ヶ月程かかったと記憶しています)。電子書籍データはどんどん完成していくばかりです。

データが増えていくので、今度はkoboTouchの内蔵メモリ2GBというのがどうも歯がゆいものとなっていきました。いちいち読む本を選別するということをしなくてはなりません、それも紙の書籍のように本棚に並んだものからパッと手にとって読むといった程度の選別ではなく、PCにkoboTouchをUSBケーブルで繋いでkoboDesktopアプリを起動させて、PCに保存しているデータから読む本を選んでkoboTouchに格納する、というのを行う必要があるのです。それも、定期的に。僕は、つくづく思うのですが、やっぱり電子書籍のメリットというのは、隙き間時間を活用して思い立ったときに読みたい書籍にすぐアクセスして読める、という点だと思いますが、そんなときにブックリーダー読みたい書籍がちょうど入っていないことが多い、というのは大きな弱点だと思います。対して、紙の書籍が未だに優れていると思うのは、物理的に一杯に広げられた本棚は視覚的な一覧性がある点で、本棚を眺めていて内容が思い浮かぶ、眺めていると頭の中が整理される、といったことでしょう。電子書籍で一覧性を確保しようとしても、あの10inch前後の小さい端末に物理的な本棚の一覧性は実現し得ません(その辺り、ARとか今後出てくることを期待)。そう考える僕にとっては、いつでもどこでも思い立ったときに読みたい書籍へアクセスできない電子書籍なんて電子書籍の意味がありません。その点、Kindle Paperwhiteが回線利用料は本体代金に込み込みでいつでもクラウドへアクセスできる仕組みを指向しているAmazonはやっぱり他と違うな、と思います(Kindle Paperwhiteでクラウドへアクセスするときの細かい使い勝手は知りませんが)。

そのため、クラウドだろうがローカルストレージだろうが格納する書籍を増やす、ことを考えました。そうすればいつでも読みたいときにすぐ読める、というのに環境に少しは近づける。しかし、koboTouchにはWifiはあれど、本体自体に回線利用権はないため、仮にクラウド上に膨大な電子書籍棚があったとしても、モバイルルータやスマホのテザリングをオンにする必要があります。僕にとっては、そんな手間すら惜しいのです。何かあれ読みたいな、というのは大抵歩いているときや電車に乗っているときとか移動中に浮かんで来ます。歩いているとき、電車の乗っているときにブックリーダーを取り出して、ブックリーダーにちょうどその書籍が入っていなかったら、今度はモバイルルータやスマホを取り出してスイッチを入れて、その電波をブックリーダーに掴ませるということが必要になってきますが、この手間を考えると、というかそうしてるうちに目的地に着いたり、次の電車が来てしまいます。また、そもそも自炊した本をクラウド上に保存していつでもアクセスみたいなクラウドストレージみたいなサービスはkoboTouchには当時なかったと思います(今もたぶんできない)ので、自炊した電子書籍をクラウド上に置いていつでもダウンロード方法はとれませんでした。

そうすると、koboTouch自体のローカルストレージの容量を増やす必要が出てきます。幸いkoboTouchには外部SDカード搭載スロットがあり、koboTouchには最大32GBのメモリを扱えるという情報があったので、32GBのSDカードも使い、大幅にデータ容量が増えましたし、BOOKSCANはタブレットやブックリーダー毎にページサイズやデータサイズを調整してくれるサービスが無料で提供されており、それを使えば、koboTouchで読み易い形で、容量少なめで搭載できるため、大抵の書籍は入りました。一旦はkoboTouchでいつでもどこでも読みたい書籍にアクセスできる環境が出来上がりました。

と思ったのも束の間、koboTouchがよく固まるのです。それも、電源入れて出てきたページですぐ。koboTouchには途中のページで読むこともできるので(当たり前っちゃ当たり前かもですが)、その途中ページから再開して同じ書籍を読む場合は割とスムーズに動くのですが(といっても、もっさりですが)、あっ違うやつ読もうと書籍一覧を開いてスクロールしようものなら、チラつきが目立ち始め、固まってしまうのです。書籍一覧というか、インデックス周りの処理は重かったりして書籍が増えれば増える程その処理は増えるというのは何となくわからなくもないですが、これではいつでも読みたいものにすぐアクセスという僕の願望は全く達成されません。というか、逆にストレスしか溜まりません。何度か格納するデータ容量を減らしたりを試みましたが、結局動作が安定することはありませんでした。そもそもページ遷移のもっさり感が僕に日々チクチクとダメージを与えていたのですが、やっぱり格納できるデータ容量が少ない、というのは決定的でした。

そのため、電子化のほうはBOOKSCANさんにお願いしていたのでどんどん進むのですが、それを格納し読む肝心の端末koboTouchは残念ながら僕の用途にはフィットせず、僕の望む快適な電子書籍環境はお預けとなりました。

以上、徒然なるままに書散らして参りましたが、上記は当然のことながら僕というたった一人の人間が何を考えてどうしていったかの話です。決してkoboTouchを闇雲に批判しているわけではございませんし、むしろ、電子書籍が遅々として進まない日本という国において、koboTouch、そして、楽天という会社が電子書籍の普及に少なからず風穴を開けたという意味で感謝しています。おそらく、あらかじめ決めておいた数冊の本をじっくり読むという読書スタイルの方は割と合うんではないでしょうか。

koboTouchは自分のほしいものを気づかせてもらったという意味でも良い勉強となりました。

僕にとっては、ローカルストレージ容量とスムーズなページ遷移が重要なため、非力なCPU積んでいるブックリーダーではなく、タブレットが良いだろうということになり、だいぶ後ですが、iPad miniを買った次第です。



Mac OS X Lionのユーザ名、ホームディレクトリの変更

2014年を迎えるにあたって、というか、2014年をちょうどこの作業で迎えました。

ユーザ名(ホームディレクトリ)変更作業自体は複雑なものではなかったですが、ユーザ名変更は、アプリケーションに影響したり、色々と自分でゴリゴリ作り込んで「僕のMacはね」みたいな方にとっては影響範囲が広く、また手順次第で当然データ損失するものですが、Appleのサポートページに公開されている手順は文字だけで、それでは僕のような情弱にはよくわからず不安になるものです。なので、その手順を画面キャプチャ付きで紹介しておこうと思います。

ちなみに、基本的に僕はゴリゴリ作り込んでいないため(というか、逆に作り込み方をよく知らない)、大きな影響はありませんでした。DropboxやGoogleドライブのリンクを作り直したくらいです。これから出てくるかもしれませんが。


まず、ユーザ名の変更にはルートユーザを有効にする必要があります。

・・・ルートユーザって何??

はい、Macを買って普通に自分が使うように設定をすると、ご自身が「管理者」権限が割り当てられているはずです。[システム環境設定]→[ユーザとグループ]を開くと、ご自身(下図では「ketsuji」)のユーザ名のところに「管理者」という表記があると思います。

root


が、これのことではありません。

一般に作成して使うユーザ(ketsuji)よりも、上位の権限があるユーザのことで、これはMacの場合、デフォルトでは無効になっています。ルートユーザというのは、何でも触れる権限を持っているため、誤操作でシステムに致命的なダメージを与えることもできてしまいます。そういったことがないようにルートユーザ権限というのは通常は使わず、別の下位権限のユーザを使用し、何かルートユーザ権限で操作しないといけない際に使う、というのが一般的です(LinuxもWindowsも)。ただ、Macの場合、ルートユーザを使うも何も初期設定では“無効”になっています。きっとルートユーザがどうだ、そのためにはどういった手順を踏まなきゃいけないだとかそんな面倒なことは普通は気にしないですし、Appleの場合、気にさせてたくない、と思っているんでしょう。初心者でも触ってると使えるようになるUIですから。

ここまで読んでお気づきだと思いますが、今回のこのユーザ名変更というのは、その普段は意識しないルートユーザというのが必要になるんです。ルートユーザでログインし(変更したいユーザ名よりも上位の権限になり)、普段お使いのご自身のユーザ名を変更するんです。手順自体は短いものですが、事の重大さ(!?)が少しはお分かりになったでしょうか。何を隠そう、僕自身が一度失敗して大変な目にあっていますから(笑)

さてさて、まずはルートユーザを有効にしてください。

ルートユーザの有効の方法は、Appleのサポートページより。

root_on

次に、ルートとしてログインをしてください。
root_login

「画面キャプチャ付で説明するよ」と言っておきながら、早々からキャプチャなく失礼いたしました。
ルートユーザの有効とログインについては、下記サイトなんかを参照いただくといいかと思います。


「rootユーザーを有効/無効にする方法 - Macの使い方」PC設定のカルマ

「ユーザ作成後に、そのユーザのアカウント名、ホームディレクトリを変更したくなった場合に実施しよう。Macのアカウント、ホームディレクトリを変更する方法」Apple情報局


さて、ここからが肝心のところです。大まかな流れは下記の通りです(Apple サポート「OS X:ユーザのアカウント名またはホームディレクトリ名を変更する方法」より)。

user_change

この時点でルートログイン(上記手順の「2」まで)まで下記画面が出てきていると思います。

■ルートログイン後の画面
36 PM

ユーザ名、ホームディレクトリの変更は、上記Appleのサポートの順序で行います。
それでは、ばしばし貼って行きます。

■Finderでホームディレクトリを開きます(command + ↑)
※ルートユーザ(root)でログインしているため、ホームディレクトリが「root」になっていることを確認できると思います。
1

■とりあえず、rootホームディレクトリから上位階層へ移動します。
※ rootホームディレクトリは、/private/var/root となっています。 一番上の「/」まで移動してください。
2

3

■変更するユーザディレクトリ「 /Users/××××× 」まで移動します。
4

■ディレクトリ(フォルダ)の名前を変更するように「/Users/××××× 」を変更します。ここで、変更後に使いたいユーザ名を設定してください(下図では、「ketsuji」に変更しています)
5

■続いて、[システム環境設定(System Preferences)]→[ユーザとグループ(Users&Groups)]を開きます。
6

■[ユーザとグループ(Users&Groups)]を開くと、変更前のユーザ名が残っているはずです(下図左欄の「Other Users」のAdmin権限)。
7

■変更前のユーザ名(「Other Users」のAdmin権限)には何も修正・変更を加えず、別途新たなユーザを作成します。
8

9

↓「“ユーザ”フォルダ内のフォルダに、“アカウント名”という名前がすでに付いています。そのフォルダをこのユーザアカウントのホームフォルダとして使用しますか?」にはOK(「Use Exitsing Folder」を選択)します↓
10

■新しくユーザ(下図では「ketsuji」)が出来たことを確認します。
11

■一旦ログアウトします。
※ルートユーザをログアウトします。
12
13

■新しく作成したユーザ(下図では「ketsuji」)でログインします。
※ログインして、ターミナルもしくはアクティビティモニタを開いてユーザ名が変更されているかを確認することができます(下図のアクティビティモニタのユーザ名がきちんと「ketsuji」に変更されていることが確認できます)。
14

【補足】DropboxやGoogleドライブのデスクトップアプリケーションを使用中の方はユーザ名変更に伴い、リンクが外れているため、下記警告が出ると思います。もう一度設定が必要となります。
16

17


■旧ユーザ名を削除していきます。
18

19

20

■旧ユーザ名の削除完了後
21


これでユーザ名、ホームディレクトリ名の変更の完了です。

お疲れ様でした。


くれぐれも実施は自己責任でお願いしますね。


Twitter プロフィール
大阪のロックバンドnezire専属カメラマン、映像班。上原ひろみ(Hiromi)の追っかけ。自YouTube http://t.co/919sXWeOzk
記事検索