Kevinのかっとび奮闘記

カテゴリ: 万能機

今年は万能機をメインテーマにマシンを作ってきました。


そもそもKevinが定義している万能機とは何なのか。

【万能機とは】
・一台のマシンで様々なコースを攻略できる事
・瞬時にセッティングが変更できる事
・フロント及びリアのアンダーガード(ブレーキ)の調整が用意な事

この3点がポイントです。

その他にもギア比やモーターの選択性、パーツの入手性、ボディの選択性などがあげられますが、それらは現在主流のシャーシならばだいたいクリアしていますので今回はあげません。


【初めての万能機】
私が最初に万能機を作り始めたのはMSからでした。
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最初は単にバンパーレスにしただけだったんですが、ふとその構造を見ていた時バンパーをそっくり交換して3レーンも公式も走れるマシンが作れるんじゃないかと思ったのがきっかけでした。

最初はフロントユニット2種類だけでした。

リアも交換できるように改修。
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フロントも様々なセッティングを開発。
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これが2013年までの万能機。


そして
今年、2015年ver.は片軸で作成しはじめたのです。今年もやはりバンパーレスにした事がきっかけでした。


【TZ-Xで作り始めた2015年ver.万能機】
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この頃の万能機はフロントのみ変更が可能でした。というのもTZ-Xはリアの強度不足により3点固定ステーを使わざるをえなかった為、セッティングに調整がきかなかったのです。

そこで躓いた私はVSに計画を移行しました。
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VSに計画移行後、最初は今までの万能機と同じように1つのシャーシで様々なセッティングを出来るようにしていました。

ある時ふと、
「サイドアームの弱点を逆に利用したらどうか。シャーシもコースに合わせて選択できるようにしよう!」
そう思い付いたのです。

そうして万能機は進化の時を迎えたのです。
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万能機-極-


【新たに追加されたサイドアームモード】
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左右独立機構を利用して重心バランス、稼働域を個々に調整することで、ジャンプ時の姿勢をコントロール出来るようになりました。


【EVO.の復活】
GNMビクトリーズの仲間達から強い復活の支持を受け、プロトセイバーEVO.を復活させる事になりました。
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EVO.に合わせてペクトラルフィンモードを作成。
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【IPF(インデペンデンス・ペクトラルフィン)システムの開発】
しかし、サイドアームがボディに干渉するのが昔は平気だったのですが今はどうしても許せず、どうにかペクトラルフィン・システム同様の内蔵型ギミックで左右独立した機構が作れないかと考え、新しいギミックを開発することにしました。

IPFモード
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サイドアームと同様に左右独立式で、それぞれ重さや稼働域を調整でき、かつ見た目もすっきりとした内蔵型ギミックが完成しました。


しかし
この頃、どうにかTZ-Xでも同じように作れないものかとずっと考えていました。
そして、革新的なリアの補強方法を思いつき、万能機計画をTZ-Xに戻す事にしました。

【万能機計画、再びTZ-Xに移行】
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TZ-Xはロングホイールベースなので直進安定性があり、かつARやX系よりもはるかに柔軟なので片軸の中でも立体コースに適しているんじゃないかと私は考えます。


【サブマシンの作成】
レースは何が有るかわかりません。メインマシンが何か有った時にと、メインと同じくTZ-Xで各ユニットがそのまま使えるサブマシンを用意したいと常々思っていました。

そして作成したのが
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ハリケーンソニック

このマシンは来月行われるチーム内レースの為に作成しましたが、その後はメインマシンの完全なサブマシンに変更する予定でいます。



【日々、進化する万能機-極-】
数多くのユニットを作成しあらゆるコースに対応できる……とはいえ、それを使いこなせなければ意味が有りません。
その為、現在色々なコースで練習走行をし、どの組み合わせが相性良いのかテストを繰り返しています。さらには新しいユニットの開発も日々行っています。
そして、いつか完全に万能機を使いこなせるようこれからも自分自身のレーサースキルを磨いていこうと思います。

目指すは最強のミニ四駆!!




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VS万能機-極- 全貌公開第3弾

今回はリアの制動ギミックについて紹介します。



まずは基本の
リア提灯(ロングタイプ)
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重量やギミックの稼働域を変えることでジャンプ時の姿勢でリアを飛ばさないようにしたり、逆にはね上がらせたりする事が出来ます。
リアブレーキ延長に伴い、こちらもロングタイプ仕様。


リア提灯(ショートタイプ)
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基本的にはリア提灯と変わりありませんが、ショートタイプのリアブレーキに合わせてこちらもショートタイプ。



キャッチャーダンパー
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夢の素材“ミニ四駆キャッチャー”の柔軟性を生かした制動ギミック。軽くて自由に形を作ることができるので汎用性が高い。ただしリア提灯のように稼働域の調整は出来ない。主にマシンを軽くしたいときに使います。
マスダンが真ん中に来るV字タイプと両端に離した鳥居タイプの2種類があり、鳥居タイプは左右で重量バランスを調整する事ができる。
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前回まで紹介した2つのシャーシ、4つのフロントユニット、3つのリアユニット、今回紹介した4種のリア制動ギミック、そしてフロントブレーキ、リアブレーキ、モーター、ギア、これらを瞬時に組み換えてあらゆる立体コースに対応させたマシン。
それこそが、VS万能機-極-なのである。


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前回に続いてVS万能機-極-の基本型を紹介していきます。
今回はサイドアームモード。


ノーマル サイドアームモード
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サイドアームの特性“左右独立稼働”を生かして重量や稼働域を左右独自に操作して意図的にロールを狙うセッティング。TT着地1枚程度の鬼畜立体向け。安定性を考慮してあえてハーフ化していない中経ハードタイヤ(リアはノーマル)を選択しています。


ハイスピード サイドアームモード
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鬼畜立体向けのサイドアームにブレーキ弱めのセッティングで一見ミスマッチのようだが高速立体で着地少なめなコースでは活躍の機会がある(かもw)。バンクには強い。


フロントヘビー サイドアームモード
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サイドアーム+フロントユニットのマスダンでより重心操作をしやすくしたセッティング。ある意味サイドアームモードの基本型。


フロントブレーキ サイドアームモード
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サイドアーム+ブレーキ強めのセッティングでTT0枚着地などの超鬼畜立体向け。フロントユニットにマスダンも配置出来るので重心操作も可能。ただしバンクは不得意。



スラダン サイドアームモード
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公式大会の鬼畜立体コース用セッティング。



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VS万能機-極-がついに完成!
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組み合わせがあまりにも多いので何回かに分けて公開します。


ノーマルモード
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もっとも基本的な形。リアのブレーキをギリギリまで延長し安定性を高めています。ノリオと東北ダンパーの稼働域を調整できるようにした事である程度までジャンプ時の姿勢制御が出来ます。ローラーは全て19mm径に統一。


ハイスピードモード
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リアのブレーキを逆に短縮しブレーキのかかり具合を弱めた形。前後共にFRPブレーキが基本(つまりノーブレーキ)。もちろんスポンジブレーキに切り替えることも可能。ローラーは全て19mm径に統一。


フロントヘビーモード
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フロントユニットにマスダンが配置出来るようにし、より重心を操作出来るようにした形。マスダンの配置の都合でフロントローラーは9-8mmWA。


リアヘビーモード
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ノーマルモードよりもノリオアームが短く重心がリア寄りになった形。高低差がありリアから落としたいコース等に使います。


フロントブレーキモード
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短いタイプのリアブレーキを採用し、かわりにフロントブレーキを延長しブレーキの効きを強めた形。フロントユニットにマスダンを配置する事も可能。ストップ&ゴー作戦を得意とし鬼畜立体だけでなく立体セクションが1箇所しかないようなハイスピードな立体コースにも対応しています。ただしバンクは不得意。ローラーはフロントブレーキとの兼ね合いと安定性を考慮して全て13mm径に統一。


スラダンモード
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前後共にスライドダンパーを採用した形。主に公式大会やデジタルカーブ等を採用したコースに使います。ローラーは全て19mm径に統一。



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