2007年01月08日

オレンジレッスン お勧めの本です。

オレンジレッスン

こんにちは。熊本市のけやき通り歯科医院 院長 西村です。

新しい年が始まり、診療も開始しましたが、お痛みのある等の急患さんが何人かいらっしゃって、予約の患者様をかなり前から予約してお時間を作ってもらっていたのに、だいぶお待たせしてしまったことをまずお詫び申し上げます。

今日は、本のご紹介です。ベストセラー作家であり私のメンターである(実際にはメールを一度やりとりしたことがあるだけですが、すてきな方です)犬飼ターボさんの新作「オレンジレッスン」です。

あらすじは・・・


「耳に障害を持った息子を抱えたシングルマザーのクミは、自信がもてないでいた。つい人生に対して不満や愚痴が口をついてしまうのだった。
彼女は一通の招待状によって、オレンジレッスンという怪しげな勉強会に招待されることになる。そこで出会う仲間はそれぞれにクセのある人ばかり。
○自分の美しさを否定している女性
○堅苦しい優等生を演じてしまうOL
○明るく冗談を言ってばかりのどこか頼りない自営業者
○まるで鋼鉄のよろいを着ているようなお固い弁護士
そんな彼ら5人の男女に、家を持たないユニークな成功者ヒロが幸せに成功するためのレッスンを行う。回を重ねて学ぶうちに、彼らは自分の内面に「輝かしい自分」と「傷ついた自分」の両方がいることを知っていく。
クミは子供と一緒の時間を過ごすために、生活保護を受けながら家で仕事をすることを決意。
クミの人生は大きく動き出し始める。
次々と訪れるチャンスと困難。クミは必死で学びながら一つずつ困難を乗り越え、成長してゆく。
他の4名もまた、幸せに成功する自分へと成長し、お互いに協力しながらそれぞれの夢を実現させていく。
しかし、順調に進んでいるかに見えたクミだったが、経験したことのない大きなトラブルに巻き込まれてしまうのだった・・・。
読むと心がオレンジのように温かくなる、男女5人のハピサク物語。」


ベストセラーだった「チャンス」や他の本もそうですが、文章が軟らかく読みやすいので「オレンジレッスン」昨日一日で読んでしまいましたが、物語形式でいろんな事を学べます。たくさんの本を読む中で数十冊に1冊くらい、これは何度でも読んで学びたいと思う本がありますがまさにそんな本でした。

「オレンジレッスン」で得た気づきをひとつシェアしたいと思います。

お子さんの治療で、よその医院で無理矢理治療されたトラウマや、親の過去の歯科恐怖症がすり込まれたために歯の治療が怖くて仕方がない・・というお子さん、今でもある程度の割合でお見えになります。そういったケースでも当院で治療を上手に受けられるようになったお子さんの親御さんはご存じと思いますが、当院ではほとんど無理矢理治療はしません。痛みがひどく耐えきれないよう場合を除き、何の解決にもならないからです。それでも上手に治療できるようになるのは、ほめてのばすからです。大げさにほめます。治療用のいすに一人で座れるようになった。お口をちゃんと大きく開けてくれるようになった。歯に風をかけても怖がらないようになった。上手にレントゲンを撮ってもらえた。スタッフとほんとに大げさにほめます。お母さんやお父さんにもたくさんほめてもらいます。麻酔なんか初めてできたら大変です。ブログに載っちゃいます(笑)。これはほめることで自信がつき、さらにできるようになる、という当たり前の事を実はやっているだけなんですね。
でも振り返って自分自身についてはどうでしょう?私はできていないことに気がつきました。

「オレンジレッスン」ではこう言ってます。

「自分に自信がある人の違いと自信がない人の違い・・・自信がある人は、自分の成し遂げた事を一つ一つ確認しています。成功体験をちゃんと数えて自分をほめているんですよ」

子どもはほめることで成功体験を積み自信をつけて短期間で見違えるように成長することが多いです。でも振り返って自分自身にはどうなのか?ちゃんと自分を認めてあげる。自分の成功体験を毎日数えてあげる・・そんなことが自分に自信をつけてあげるためにすごく大切なんではないのかな?ということが改めてわかったのでした。
皆さんはいかがでしょう?ちゃんと自分をほめる・・・一緒にやってみませんか?






keyakidoori2001 at 10:54│Comments(0)TrackBack(0)

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