カテゴリ: テクニカルコンタクトセンター田中

※2013年6月25日に前ブログに掲載した記事を再掲しました。

こんにちは。テクニカル・コンタクト・センタ 田中と申します。

デジタルマルチメータで、測定対象物に、定電流を加えて、電圧値や抵抗値の変化を1秒ごとに記録し、その変化をグラフで見ていきたい。更に、電源装置から加える電流値も変化させたい。


長期にわたるデータ取りや、パラメータが多い測定は、人の力だけでは限界があります。このような場合は、パソコンに
Excel VBAVisual Basicをインストールし、これらのプログラム言語から、GPIBUSBLANなどの制御バスを経由して、計測器を制御し、測定・データ取りを行うことが一般的です。


ただ、実際に、計測器を自動で制御したいと思っても、やり方が良くわからない、プログラムなんて難しいなどと、思う方も多いと思います。


このような自動計測を行いたいけど、一歩敷居が高くて踏み出せないという方に向けて、自動計測の基礎知識を、日本人のエンジニアが、日本語でわかりやすく解説、更に、
Excel VBAVisual Basicを使った各種計測器のサンプルプログラムを提供した自動計測Webサイトをオープンさせて頂きました。

------------------------------------------------

 自動計測プログラムWeb

http://www.agilent.co.jp/find/sample_program

------------------------------------------------
このWebサイトは、自動計測を経験したことのない方でも、チュートリアルやアプリケーションノートを読んでいただく事で、自動計測全般の基礎知識が身につき、実際に簡単なサンプルプログラムが作成できることを目指しています。


また、自動計測の経験者向けに、計測器別のサンプルプログラム(
Excel VBAVisual BasicC#Keysight VEE)の提供を通じ、各計測器の制御ポイント(良く使うコマンドやコマンドの組み方など)を理解いただき、効率の良いプログラム作成ができることを目指しています。


 弊社が販売しているデジタルマルチメータ、データロガー、オシロスコープ、スペクトラムアナライザ、信号源、ネットワークアナライザ、インピーダンスアナライザなどの多くの計測器のサンプルプログラムを提供しております。


弊社製品のみならず、『計測器』を購入なされたら、是非とも、一度は、目を通して頂ければと思います。


弊社は、計測器の制御バスである
HPIBGPIB)を開発するなど、自動計測のパイオニアです。昨今も、多くの計測器にLANUSBGPIBを積極的に搭載、更に、VISA-COMVISAなどの制御ライブラリや、GPIBカードなどの制御インターフェースの提供を通じ、自動計測の普及に努めております。このサイトも、「自動計測が皆様の身近な存在になる」一助となれば幸いです。

なお、何か自動計測で困ったことがありましたら、アジレントテクノロジー
 電子計測本部 計測お客様窓口(TEL 0120-421-345contact_japan@keysight.com)までご相談ください。皆様の問題に、計測器、自動計測に関する経験豊富な知識を持ったエンジニアが、親身に、丁寧に、対応させていただく事をお約束いたします。

こんにちは。テクニカルコンタクトセンター 田中と申します。

さて、「測定器をプログラムから自動制御したいな」と思っても、

- プログラム言語や、インターフェースにお金が掛かる
- プログラムは難しい。作成に時間が掛かる

と思って、躊躇されてしまうことはないでしょうか?

確かに、5年ほど前までは、このような状況もありましたが、現在では、だいぶ改善されています。

■ 費用はゼロで!
最近のAgilent測定器には、昔ながらのGPIBだけではなく、PCに直接接続できるUSBやLANのインターフェイスが、「標準」で装備されているものが増えつつあります。USBケーブル、LANケーブルで、直接、PCと測定器を結ぶことで、自動制御ができる環境が整います。
※GPIBのみの測定器の場合には、USB/GPIB変換ケーブル(82357B)が必要です。6万円ほどです。

また、プログラム言語を揃えるにも、昔は費用が掛かりました。しかし、最近では、よくPCにインストールされているExcelのVisual Basic for Applications(VBA)や、無償で提供されているMicrosoft Visual Studio Expressを活用すれば、追加費用なしで、プログラム環境を構築できます。

つまり、現在では、自動制御環境を構成するプログラム言語、接続インターフェイスに、お金を掛けずとも、用意できるようになっています。


■ プログラムの作成なんて面倒。工数が掛かるのでは?
確かに、プログラム作成には、工数は、少なからずかかります。ただ、以前より、これも、時間短縮が計れます。

まず、測定器制御用のライブラリは、分りやすくなっています。例えば、測定器に、測定器名を問う簡単なプログラムは、以下の6行だけで構築できます。
※ Visual Basic 2010用

--------------------------------------
Dim rm As New ResourceManager()
Dim inst As New FormattedIO488()
inst.IO = rm.Open("[VISA アドレス]") ' 通信の開始
inst.WriteString("*IDN?") ' 測定器名を問う
Dim str As String = inst.ReadString() ' 応答の文字列取得
inst.IO.Close() ' 通信の終了
--------------------------------------

最初に、測定器とのセッションをオープンした後、WriteStringという関数で、コマンドを送り、次に、ReadStringで返り値を読み込む。そして、セッションをクローズするだけです。コマンドを送る際も、読む際も、WriteStringやReadStringなど、分りやすい関数になっており、理解も楽になっています。測定値を取得したい場合には、WriteStringで、":MEAS:VPP?"コマンドを送り、ReadNumberで読み取るだけになります。

また、最近のVisual BasicやVisual C#、Excel VBAには、インテリセンス機能が備わっています。ユーザーは、入力を始めると、プログラム言語が、クラス名や変数名を、状況に合わせて、候補表示してくれます。また、タイプミスも自動で修正してくれるので、ミスも少なく、確実なプログラムを、より早く構築できるようになっています。


このように、測定器の自動制御プログラムは、分り難い、費用が掛かる状態から、だいぶ改善されており、非常に敷居が低くなっています。また、Agilentでは、プログラムを作成する方への技術サポートを充実させています。サンプルプログラムの公開のみならず、電話/メールによる計測器コマンドのサポートなども承っております。
難しいなと思って、諦めてしまった方や、これから行う初心者まで、どなたでも、取り組める環境になりつつありますので、ご興味のある方は、是非ともチャレンジしてみてください。


さて、現在、アジレントでは、オシロスコープ(測定器)用の自動制御サンプルプログラムを下記のサイトで公開中です。
http://www.agilent.co.jp/find/InfiniiVision-sample 
Visual BasicやVisual C#、Excel VBAなどでの多彩なサンプルプログラムを公開していますので、是非とも、ご利用下さい。例えば、Excel VBAのサンプルプログラムには、一定時間ごとに測定や波形データを取り出し、セルへ測定値を書き出す、グラフで表示するデータロギングの要素を兼ね備えたものになっています。
公開させていただいているサンプルプログラムは、研究・開発者の皆様から、生産技術の皆様まで、オシロスコープや測定器を使う方であれば、ご興味のあるものばかりです。お客様ご登録は必要ですが、無料でダウンロードできますので、ぜひともお使いください。

初投稿となります。テクニカルコンタクトセンター 田中と申します。



私の部署は、測定器をご購入なされたお客様からの測定器のご使用方法や機能、操作に関して、ご対応をさせて頂く部署になります。



私の部署に、このようなお問い合わせがありました。



電圧変化を1分ごとに24時間連続で見てみたい。
複数の測定器を組み合わせて、条件を変化させながら測定していきたい。



測定器には、様々な機能が付いており、このような事が測定器だけで実現できるものもありますが、残念ながら、全てのニーズに即さないのが実情です。また、様々な条件下での測定は、1台の測定器の機能では、実現できません。私どもは、このような場合には、PCと測定器を接続し、PCから測定器をリモート制御し、データ取りを行うことをお勧めしています。



ただ、一昔前までは、計測器用のリモート制御プログラムを構築するには、GPIBなど測定器専用バスを用意し、更に、プログラム言語を購入し、その上で、プログラムを作成していく必要があり、技術的に分り難く、また、お金がかかるものでした。そのため、お勧めがし難い状況ではありました。



昨今、この状況は改善しています。最近の測定器には、LAN、USBなど、普通のPCにも用意されているインターフェースが搭載されており(アジレントは、積極的に、LAN,USBの搭載を進めています)、また、測定器メーカーからは、わかりやすい通信制御用ライブラリが用意されています。プログラム言語も無料で入手できるようになるなど、技術的にも、金銭的にも、敷居が低くなっています。



このような状況の中で、リモート制御プログラムを構築なされる方が増えており、今回、私どもでは、Visual Basic、Visual C#を使ったオシロスコープのリモート制御に関して、入門ガイドとサンプルプログラムをご用意させて頂きました。



http://www.agilent.co.jp/find/InfiniiVision-sample



この入門ガイドでは、制御プログラムを、これらから作り始める方のために、一般的なプログラムの作成方法から、更に、実際のオシロスコープ(Agilent InfiniiVisionシリーズ)のサンプルプログラムを通して、実践的な部分まで、ご案内させて頂いています。一般的なプログラム作成方法の部分は、オシロスコープに限らず、一般的な測定器を制御する際にも、お役立ていただけるものと思います。



リモート制御プログラムに興味のある方は、是非とも、お読みいただければと思います。


↑このページのトップヘ