無名坂(NO.255) /世田谷区

むめい坂と呼ぶそうです。
場所は、馬坂 (NO.253)の坂上、または坂下を北に向かってすこし歩くとある坂道です。

ちなみに、なぜ馬坂 (NO.253)の坂上と坂下を北に歩くと、今回の坂に合流できるのかは、地図をみてもらうと一発でわかりやすいのですが、前に登場した岡本静嘉堂緑地の南側を丸子川、北側を谷戸川が流れていて、実は緑地の東側で合流しているのですよ。
なので、丸子川が坂下でそこから国分寺崖線の崖になっていると思い込んでいると、実は谷戸川が坂下と坂上と予想していた間に流れているという構造になっていて、あれ?となってしまう場所だったので、ここで地形図を見ればわかるかもなのですが、とりあえず手元にないので、マピオンで標高をぽちぽち押して調べてみると、どうやら丸子川のあたりはたしかに崖線の坂下あたりであり、そこからいったん岡本静嘉堂緑地のあたりまで一気にのぼり、谷戸川のあたりで踊り場になるかもしくは少し下がって、今回の無名坂や馬坂 (NO.253)の坂上あたりで、頂上あたりになるという地形具合になっているみたいでした。


無名坂(NO.255)1
写真1

そんなこんなで、まずは坂下あたりの様子でも。(写真1)
坂道もなかなかいい感じでしたが、なんといっても右側の擁壁とその上の樹木がすごい感じでした。
現地ではへえすごいなあというくらいで通りすごしたのですが、帰ってから調べてみると、右側は多摩川テラスと呼ばれるマンションの敷地らしいです。
またこの多摩川テラスは、第1回「せたがや界隈賞」を受賞したという地元でも人気のあるマンションらしく、Googleマップにも記載がありますが、マンションの管理棟が武家屋敷門(伊木家下屋敷門)とのことみたいですね。



無名坂(NO.255)2
写真2

また、写真1の左の方には、勾配具合を示す案内板もありました。(写真2)
これは「見た目より傾斜あるよ」ということを注意してくれているのかどうなのか、今になっても実はどういう基準でこれがおかれているのかわかりかねているので(汗)、またいつか調べてみないといけないかもですね。


無名坂(NO.255)3
写真3

次はすこし坂をのぼり、坂上のほうを見てみたものです。(写真3)
写真1ではわかりにくかったかもですが、右側には階段も併設されていました。


無名坂(NO.255)4
写真4

あと、写真3の左下あたりにもちらりと見えているのですが、なんとも奇妙な舗装具合にひかれてパチリと一枚。(写真4)


無名坂(NO.255)5
写真5

さらに坂を上り、今度は坂下方向を見てみました。(写真5)
ここからだと、すでに坂下とは建物3階ぶんくらいの高低差になっているのがわかり、勾配具合もわかりやすいかもですね。


無名坂(NO.255)6
写真6

すこし坂を上り、坂上方向を見てみたものがこちらです。(写真6)
とにかく、このあたりから一気に勾配具合がゆるやかになっているのですが、たまに坂道を上っていると勾配具合が緩やかになる場所での空の抜け具合がとても気持ちのいい場所に出くわすことがあるのですが、ここがその地点だったみたいでかなりよかったです。
それにしても、坂下からそうでしたが、ここの道幅は、近くのどの道よりも広かったです。
あとから開発された道とかそういうのなのですかね。


無名坂(NO.255)7
写真7

いちおうだいたい同じ位置より、坂下方向も見てみました。(写真7)
よく見てみると、左側の階段の幅がさらに広くなってました。
あと、坂の奥にも樹々がたくさんある場所がなにげに見えていたんですけど、あれは岡本静嘉堂緑地の緑なのですよ。


無名坂(NO.255)8
写真8

こちらは、さらに坂を上り、わかりにくいですが、坂上方向を見ているものですね。(写真8)
ちょっと都内でもなかなか見ないつくりの雰囲気というかそんな感じの道路とまわりの閑静な住宅街という感じの風景が広がっていました。


無名坂(NO.255)9
写真9

同じく、写真8とだいたい同じ場所から坂下方向を見てみたものです。(写真9)
こうしてみると写真8ではまわりが樹木ばかりでわかりにくかったですが、しっかり坂道になっていることがわかりやすかったです。


無名坂(NO.255)10
写真10

そして、一気に坂上あたりまでやってきました。(写真10)
そこで、やっとこの坂道につけられた「無名坂」という名前の由来にふれたいと思いますが、実はこの坂道の名前は、昔からあったわけではなく、なんと写真10の右側にレンガつくりの住宅ぽい建物が見えていますが、ここは俳優の仲代達矢さんの無名塾という稽古場なのだそうですよ。そして、写真10にもちらりと見えていますが、実は壁に銅製のプレートが嵌め込まれていまして、そこには、
『若きもの 
名もなきもの 
ただひたすら駆けのぼる

ここに青春ありき 
人よんで無名坂

一九七五年始まる 無名塾  
仲代達矢 隆巴』
と記されているのでした。

そんなわけで、無名塾の公式HPのアクセス図にも、ここの坂については急坂としか書かれていませんが、とりあえず、このプレートで宣言していることもあり、やはり坂道好きのものとしては、この急坂を”無名坂”という坂名として認識していいと思いました。


無名坂(NO.255)11
写真11

最後は、イメージがわきにくいかもということで、そのプレートのアップです。


ということで、今回はこんな感じです。

地図
世田谷区岡本1-7あたり

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岡本八幡神社のおとこ坂?そしてユーミンの石灯篭。

前回に、世田谷区の岡本八幡神社境内にあるおんな坂(NO.254)を取り上げたわけなのですが、実は、多くの神社内に女坂という坂道があればたいてい、男(おとこ)坂という女坂より勾配名な坂道や階段があるものなのですが、この岡本八幡神社では、そのような正式に名付けられた男坂がないようのですよ。

ただ、境内を歩いてみると、明らかにここは男坂と呼んでもいいでしょ?という場所がありましたので、今回はそこをぶらりと。


岡本八幡神社のおとこ坂?そしてユーミンの石灯篭。。1
写真1

まずは、こちらです。(写真1)
だいたい予想つくと思いますけど、本堂に行くための参道の入口ですね。
鳥居の上のほうに良い感じで樹木がたくさん見えていてそっちも気になるところではありますが、今回はそれより下のほう、写真だけではわかりにくいですけど、鳥居の奥のほうに階段が見えているのですよ。


岡本八幡神社のおとこ坂?そしてユーミンの石灯篭。。2
写真2

それがこちらですね。〔写真2)
見てのとおりですが、かなりの勾配具合の階段がありました。(というより急階段ですね。(汗))
ちなみに前回のおんな坂(NO.254)との位置関係ですが、この階段の右側をだいたい並行してある感じで、この階段についていえば、おんな坂(NO.254)の高低差分がそのまま階段になったのかなという感じでした。
なので、ここも国分寺崖線の高低差を一気に上り下りすることができる階段とも考えることができるかもですね。

あと、現地では気がつかなったのですが、帰ってから調べていたら、どうやら写真2の両側にどどんと写っている石灯篭、なんとユーミン夫妻こと松任谷夫妻が奉納した石灯篭とのことですよ。(どちらかなのか両方なのかはわかりませんが・・・。参照元:ミスティの虹いろ日記より)
そんなわけで、民家園の奥にある、あのひっそりとした神社にこんなものがということで、おもわずタイトルにも加えてしまいましたよ。。


岡本八幡神社のおとこ坂?そしてユーミンの石灯篭。。3
写真3

また、写真2の左側には、なかなか風情ある構えの入口もありました。(写真3)
実は、この奥は世田谷区立岡本公園民家園になっていて、中には世田谷区指定文化財でもある「旧長崎家主屋」、「旧浦野家土蔵」を移築・復元した古民家があるそうなのですが、ここも訪れた時は休み中だったのか中に入れなかったのですよ。


岡本八幡神社のおとこ坂?そしてユーミンの石灯篭。。4
写真4

そんなこんなで階段を上りはじめました。(写真4)
「ここの手すりは真ん中についているのだなあ、こんなつくりの階段なんて他にあったっけ?」などと思いつつ、上っておりましたよ。(笑)
でも、後々よく考えてみると、ここは参道でもあるので、混んでる時などは特に、こうしておけば行きと帰りの道をわけやすいのかもと考えてみるとすこし納得できるかなあと。(真相はさだかではありませんが。。)


岡本八幡神社のおとこ坂?そしてユーミンの石灯篭。。5
写真5

いちおう、だいたい同じ位置より、坂下方向をみてみました。
なんとなくこじんまりとしていて、回りには緑がたくさんあったのが、印象的でした。
(しかも左側の灯籠のそばに、光加減のせいだとは思いますが、犬かなにかがいるみたいに見えていてちょっと怖い感じでもありますが。。)


岡本八幡神社のおとこ坂?そしてユーミンの石灯篭。。6
写真6

写真5と似たようなアングルですが、階段をさらに上ってから、再び坂下方向を見てみたものです。
ちょっと下の写真5のあたりから見下ろすと、すこし神秘的な感じがしないでもなかったのですが、このあたりから見てみると光の抜け具合とかそういうのもあるのかもしれないですが、さきほどよりはふつうな感覚で高低差のある場所だなあと。
でもまわりに樹木がたくさんあったので、それほど高くて怖いという感じではなかったですけどね。


岡本八幡神社のおとこ坂?そしてユーミンの石灯篭。。7
写真7

そんでもって、後ろを振り返ると、こんな感じでした。(写真7)
奥に見えているのが本殿ですかね。


岡本八幡神社のおとこ坂?そしてユーミンの石灯篭。。8
写真8

いちおう坂上からの様子なども。(写真8)
こちらは、現地でなんとなく坂の景色がよさげな場所から撮ったものなのですが、帰ってからすこし気になり、富士山の見える方向を調べてみると、どうやらそれほど的はずれでなかったようで、写真8の中央から右側までのどこかに、もし樹木がなかったら富士山が見えるかもしれないみたいでした。
なので、ここも国分寺崖線のおかげで、坂下とはかなりの高低差なこともあり他の場所より建物に影響されないはずなので、樹木しだい(季節しだい)では景色もかなり開けて見え、ここも隠れ富士見坂ということになるのかもしれないですね。


住所:
世田谷区岡本2-22