東京坂道さんぽ

〚Category: ■兵庫県の坂道
ヴォーリズの時計台と甲山への坂道 /兵庫県西宮市
上甲東園石畳階段(NO.305) /兵庫県西宮市
北野町広場へと上る階段   / 兵庫県神戸市中央区

以前書いた「とある街の風景271(西宮の甲山森林公園をぶらりと)」の続き的な話ですが、甲東園と関学(=関西学院大学)の間におもしろい坂道と建築があったので、忘れないうちにとりあげておこうと思います。


ヴォーリズの時計台と甲山への坂道1
写真1

まずはこれですかね。(写真1)
場所は西宮市で、関学の正門へとつながっている道ですね。

写真1でいえば、奥のほうに関学があるんですが、実はここ写真ではわかりにくいんですが坂道になっているんですよ。(写真右側のレンガ花壇をみると傾斜具合わかるかもです。奥に向かってのぼる傾斜具合でした。)
しかも、よくみるとそのさらに奥にこんもりとした山が見えてますよね。
これがなんと、とある街の風景271の記事でも取り上げた甲山なんですねえ。


実はこの写真撮った時は、例の地すべり館に行く途中だったので(ブログの記事を書く前ですね)、目の前の道の傾斜具合に惹かれてぱちりとしたものだったんですが、最近見直してみると、アレレなんか写っているぞという感じだったのです。(汗)

そこで調べてみるといくつかおもしろい事実がわかりました。


ヴォーリズの時計台と甲山への坂道2
写真2

それがこの写真2ですね。(写真2)
これも関学の構内で、記念がてらなにげに撮ったものです。(笑)
関学といえば、知っている方も多いかもしれませんが、正面の時計台の建物が有名なので、この日も撮ったのですが、その後ろにはしっかりと甲山が写っていたんですよ。

ちなみに、この時計台はウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計ということくらいは知っていたのですが、さらに調べていくと、どうやらこの時計台、キャンパス内の校舎配置にも哲学があるようなのですが、それに加えて、キャンパス外についても甲山を借景となるように配置してつくられているようなのですよ。

それで、写真2のような景色が撮れたというわけなのですね。
ただ、手前のキャンパス外の坂道もそうしてつくられたかはいまのところきちんと調べていないので不明ですが、おそらく大学がつくられた時に、同時に整備された可能性もあるので偶然ではないかもですね。


ヴォーリズの時計台と甲山への坂道3
写真3

せっかくなので、近くにも行ってぱちりと。(写真3)
近くからみると堂々としたつくりに加えて、ヴォーリズが手がけたにおいみたいなものは感じられたかもです。
まあ、大学のシンボル的建物なので、堂々としているのは当たり前といえばそうなのですけどね。

ということで、今回はこんな感じです。


地図
兵庫県西宮市上甲東園3あたり

今年の年始に行ったところです。
というか、仁川百合野町地区地すべり資料館に行く途中で偶然見つけた階段坂です。

場所は、阪急の甲東園駅から、西へ徒歩4、5分くらいのところにある階段坂です。
歩いた時は、現地では特に坂名が記されたものは見つからなかったのですが、帰ってから確認してみると、なんとグーグルマップに「上甲東園石畳階段」と記されていたのですよ。
なので、もしかしたら詳しく現地を調べればなにか手がかりがあるのかもしれませんが、今回はグーグルマップさんを信じて、無名坂ではなく、名前のある坂道として記録しておくことにしました。


上甲東園石畳階段(NO.305) 1
写真1

まずは坂下あたりの様子など。(写真1)
比較的新しい感じのつくりでしたけど、高低差もあって雰囲気はなかなかいい感じ。
すぐ北側には頴川美術館が隣接しているので、この階段の意匠についてもなにかしら関係あるのかもしれないですしないかもしれないです。


上甲東園石畳階段(NO.305) 2
写真2

なお写真1の坂下はこんな具合の道路になっていました。(写真2)
こちらも坂道になっていましたが、階段の雰囲気に惹かれてそちらを選んだので、この上がどうなっているかはまたそのうちということで。


上甲東園石畳階段(NO.305)3
写真3

階段わきにはこのあたりらしいというか(と僕が思っている)水が流れていました。(写真3)
実はここだけでなく、途中の道路わきでも水が流れていたので、やはりこのあたりは都内などと違って山の地形と関係の深い階段なのだなあと実感。(そんなわけでパチリと。)


上甲東園石畳階段(NO.305) 4
写真4

写真1でも見えていた階段上まできて、坂下方向を眺めてみました。(写真4)
なかなかの眺望でしたね。


上甲東園石畳階段(NO.305) 5
写真5

ただ階段はさらに上に続いていました。(写真5)
地面を見ると石畳になっていたので、坂名はこの地面のつくりに由来するんでしょうね。


上甲東園石畳階段(NO.305) 6
写真6

さらに上に行くと、再び階段が見えてきました。(写真6)
けっこうな高低差がありそうでしたかね。
あとは坂下からここまで一貫した意匠になっているので、しっかりはじめから練られてつくられた階段だということはわかりますかね。

ちなみに、坂名にも記されている「上甲東園」とはこのあたりの町名です。
甲東園については、西宮市内にある他の甲陽園・苦楽園などの「園」の字を含む六つの地域と合わせて西宮七園と呼ばれる高級邸宅街の一つであるとのこと(ウィキペディア参考)。
なるほど。西宮七園については今知りました。(笑)


上甲東園石畳階段(NO.305) 7
写真7

そんなわけで、やっと階段上までやってきました。(写真7)
さすがにここまでくるとけっこうな高低差もあって眺めもいい感じでしたね。方角的には尼崎とか大阪市内のほうを見ている具合ですかね。

しかも、途中には地元の学生(中学くらい?)が階段で寛いでいてほっこり。
まわりは高級邸宅街とはいえ、このあたりは関西らしいのかなと思ってみたり。

ということで、今回はこんな感じです。


地図
兵庫県西宮市上甲東園1あたり

さてさて、前回はなかなか激しい震災時の写真をたくさんお見せしてしまいましたが、今回はせっかくなので、震災遺構めぐりのついでに神戸の坂道散歩をしたときにまわった坂道などを紹介してみたいと思います。
ただ、いくつかの神戸の坂道については、みちくさ学会の記事「関西坂道ツアー(前編)」で、取り上げていたりしますので、今回は、その他の坂道ということで。


北野町広場へと上る階段1
写真1

まずはこちらの無名階段の坂下からの様子など。(写真1)
場所は、タイトルにもあるとおり、北野町広場という、わかりやすくいえば、異人館街にある風見鶏の館に面している広場があるのですが、そこへと上るための階段がなかなかいい感じでしたので、ちょっと取材してみることにしました。
見た目はすごく人工的ですが、奥に六甲山の山肌というか樹々が見えているとおり、このあたりは斜面地にあるエリアなので、自然の地形による高低差の場所にこの階段を通したものと思われます。


北野町広場へと上る階段2
写真2

ちなみに写真1のすぐ右側にも、こんな感じで坂道がありましたよ。(写真2)
しかも、今回現地には下調べせずふらりと寄ってしまったのでその存在に気がつかず無念だったのが、この場所の南側(海側)にある北野坂の坂上あたりからこのあたり(もしかしたら奥の坂上のほうまで?)までの階段を含む坂道に、”トーマス坂”という名前がつけられていたのですよ。
なので、こちらの坂道については、またそのうちにということで。。


北野町広場へと上る階段3
写真3

次は、階段をすこし上り、坂下のほうを見てみたものです。(写真3)
このあたりで建物1階分くらいの高低差はありそうですかね。
そして、坂下には、トーマス坂がちらりと・・。


北野町広場へと上る階段4
写真4

さらに階段を上り、坂上あたりがちらりと見える場所までやってきました。(写真4)
右側に、風見鶏の館が、ちらりと見えていましたよ。
しかも、遠くのほうに六甲山の山並みも。
こうしてみるとやっぱり山近いですね。


北野町広場へと上る階段5
写真5

そんなこんなで、坂上あたりまでやってきました。(写真5)
正面に見えている建物と比べてみると、どうやら建物2階もしくは3階分くらいありそうな感じでした。
またこの階段からの景色でいえば、ちょっとくらい階段の軸線方向に海でも見えていてもいいはずなのですが、隣接する敷地内の樹々や建物のおかげで海どころか視線が抜ける場所もありませんでした。(ただ、北野町広場内には、ここ以外に景色が開けている場所もありますのであしからず。)


北野町広場へと上る階段6
写真6

そして、最後におまけで、すぐそばに見えていた風見鶏の館です。
ちなみに、Wikipediaにも書いてあるとおり、この風見鶏の館は当初の居住者の名から旧トーマス邸、旧トーマス住宅とも呼ばれているそうで、そういうことから、さっきの写真3でもでてきた坂道にトーマス坂と名付けられたと考えてよさそうですね。


ということで、今回は、思い出してみてもこのブログ初の関東園以外の坂道を紹介してみたわけですが、これからも、たまに東京近郊以外の場所(とくに東京以外に土地勘のある神戸、関西)の坂道も散歩したときは、あわせて取材もして、このブログで取り上げられたらなあとも思っていますので、よろしくです。



地図
兵庫県神戸市中央区北野町3-11あたり

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