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孫が通っていた小学校へ、年に数回のペースで行っている読み聞かせボランティア、
その孫も今年成人式を迎える大学生になったのでボランティアも10年目に入ることになる。
毎週水曜日10数人のボラティアがそれぞれ分担し、4クラス〜5クラスで行う。
娘の住まいが隣の区なので7:30には家を出て8:30からの読み聞かせにゆく。
低学年から高学年までが対象なので、担当が決まるとどんな本を読むか決めるのに結構苦労する。
市立図書館へ出かけ、司書が居れば相談して決めるのだが、最近の名古屋市立図書館も
指定管理者制度を取り入れており、司書を配置しているところが減ってきているようだ。

今回は4年生が対象だったので図書館へ出かけ6冊探し出してきて借り、家に帰って、
その中から1冊を決める。読み聞かせ時間は10〜15分なのでその時間内に読み切れる
ものを時間測定をして決める。

今回は「オットー 戦火をくぐったテディベア」を選んだ。

ドイツ人の少年オスカー、ユダヤの少年ダヴィッド、テディベアのオットーをめぐる物語。
人形オットーはオスカーの誕生日のプレゼントだったが、戦争がはじまり、オスカーの父親は
戦争に引っ張られ、ダビッドは家族ぐるみユダヤ人の強制収容所へ引っ張られて行く。
オットーはオスカーの家が爆撃されたことで放り出され、瓦礫の中から黒人のアメリカ兵に拾われる。
黒人は抱いていたオットーが弾除けとなって命を落とさずに済む。
黒人のチャーリーは戦争が終わってアメリカに帰るときオットーを大事に持ち帰る。
その後もオットーはいたずら少年たちにもてあそばれて、ゴミ箱へという運命。
ごみをあさっていたおばあさんに拾われ骨董屋へ。骨董屋は人形のすばらしさを見抜き
修理して店のショウウインドウに飾る。
それから数年後、ショウウインドウの前に立ち、この人形を見て立ち尽くし動かない旅行客。
アメリカに旅行に来たダヴィッド。オットーの再会であった。このことが新聞記事になり、
その記事を読んだ老人がいた。少年オスカーだった。
ダヴィッドの家族は強制収容所で殺され、オスカーの父は戦死、母親は空襲で死に
二人は二つの家族の最後の生き残り、二人とオットーはやっと平和な時を迎え
アメリカで暮らすこととなる、というお話。

子供たちは静かに座って聴いてくれた。どこまで理解できてくれたかわからないが、
10分でも非日常の世界に遊んでくれたらそれで良しとしよう。