自助具工房だより

金沢福祉用具情報プラザ

金沢福祉用具情報プラザでは、使う人一人ひとりに合った自助具の制作や衣服のリフォームもしています。 どんな困りごとにも丁寧に対応させていただきます。

手の力が弱い方の書字の自助具

7月から関わっている、シャルコーマリートゥース病の方の書字の自助具がようやく完成しました。
貸与事業所の方からの相談が始まりだったのですが、課題は手指の筋力がほぼ無く、ユニバーサルカフやスポンジで柄を太くしたりなど既製品ではすべて対応困難でした。

試行錯誤の結果、手指をある程度固定すれば書けることが判明し、写真のような自助具に落ち着きました。

①マウスにユニバーサルカフを反転させて接着
 *軽くするためにマウスを分解して外せる部品は撤去済み
②T字型の仕切り(オレンジ色)でご本人の手を固定(示指と中指のみ)
③ユニバーサルカフのキャッチャーにボールペンを挟む。
④書く際は右手のみではペンのコントロール、空筆を作りにくかったため
 左手のフォローを得ながら書きます。右手の負担感は0ではありませんが満足度は8/10と自己評価をいただきました。

ご本人は簡単なメモや書類のサインに活用したいとおっしゃっていました。

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プルオーバーを前開きにして着やすくした洋服

<疾患や困りごとの内容>
  両腕に拘縮があり、プルオーバータイプの洋服が着せにくい。
  また、袖口の伸びがあまりないため、手が通しにくい。


<製作にあたってのポイント>
  前身ごろは、下の部分を切り開き、見返しを付けたしてホックを付けた。
  袖口は、取り外して端処理をした。

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おむつ交換がしやすいパジャマのズボン

<疾患や困りごとの内容>
紙おむつやパッド交換時のズボンの上げ下げが大変である。

<製作にあたってのポイント>
両方の腰から膝辺りまで縫い目を解き、面ファスナーで開閉できるようにした。

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四肢麻痺がある方の前開き襟付きシャツ

<疾患や困りごとの内容>
四肢麻痺があるため、アームホールの小さい襟付きのシャツは着脱介助が難しい。
退院後に外出で前開き襟付きのシャツを着せたい。

<製作にあたってのポイント>
右側の袖口から脇下の縫い目を解き、ファスナーを付けた。

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ズボンの中に手が入らないようにしたパジャマ

<疾患や困りごとの内容>
就寝時の尿漏れが激しく毎日の洗濯に困っている。
ズボンの中に手を入れる癖があり、その為にパッドの位置がずれるのが原因ではないかと思われる。
拘束着は着せたくないが、ズボンの中に手が入らないようにする良い方法は無いか。

<製作にあたってのポイント>
ズボンの前側上部にボタンを5カ所付けた。
ボタンを一段にするとボタンとボタンの間から手を入れるため、二段にし、上部のボタンとボタンの間に下のボタンがくるようにした。
上衣にはボタンの位置に合わせてボタンホールを付け、上衣とズボンが一体になるようにした。



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