December 07, 2006

A CHORUS LINE - ダンスを見て、生き様を考える。

06120701_A CHORUS LINE今日の公演は、A CHORUS LINE(コーラス・ライン)
その昔、ブロードウェーで15年にも渡るロングランを記録したミュージカルのリバイバル版です。
(歴代3位の記録なハズです。)
なんと1976年のトニー賞受賞作品ということで、相当な驚きが。。。

その名作を、オリジナル版の製作にも振付師として参加していたBob Avianが自ら監督したもので、当地での評判は大絶賛、と。
個人的には、ダンスが中心ながらも台詞も非常に多いと聞いていたので、久しぶりに耳に厳しい演目だろうなぁ、と覚悟を決めての参戦でした。

ストーリーですが、






ステージ上で繰り広げられるオーディション。ブロードウェー舞台のコーラス(アンサンブル・脇役のこと)に向けて第一次選考を通過した応募者たちは、そこで演出家からレジュメ(履歴書)に載っていない本との自分を見せてくれ、と要求される。そこで次から次へと夫々の人生が浮き上がり、、、

と、非常に有名なもの。
映画にもなっていますしね。

題名のコーラス・ラインとは、舞台上に引かれるコーラスと主役との境目の線を指すようです。
この題名は、登場人物たちが突抜けるべき壁として象徴的な意味合いもあるように感じました。
突抜けるのは、個人のそれぞれが持っている劣等感だったり、心の葛藤だったり。
目標達成への過程を、様々な角度から表現している作品なんだろうな、と。
そして、人生の価値観をも表現している作品かもしれません。
例えば、「君は特別だから線の向こう側=コーラスには成れないんだ」というZachに対してCassieが「コーラスの皆だってそれぞれが特別で素晴らしいんだ」と切替しコーラスに加わっていくシーンは、僕にとって、「十人十色の人生」を表現したこの舞台でも特に象徴的だったように感じたりしました。
(全ての台詞を拾えた訳ではないですが…)

一方のダンスですが、なかなか凄いですよ、これは。
以前も書きましたが、最近のブロードウェー作品はダンスの比重があまり高くない傾向がありますが、この作品は3割ほどがダンスシーン。
古典作品ということもあるのでしょうね。
しかも、オーディションのシーンなどは、間違え探しのように、誰かが敢えて外して踊っているわけで、超高度。
勿論そろって踊るシーンは、今までに見たこと無いほどに揃っていて、感動。
Radio CityのRockettesの次に揃っていたかもしれません。
日本の劇団四季の群舞の揃い方は相当高いレベルだと思いますが、それに匹敵するほどだったかと。
ダンス系のミュージカルが好きな人には、オススメの作品です。

但し、予想通り、歌ではなくて台詞も非常に多くて、英語ヒアリングレベルは意外と高いかも。
まぁ、聞けなくたって僕みたいにどうにでもなるんですが(笑)

そして、最後に、またまた日本人発見(チャイナタウン出身者の役ですが)。
Takara Yuka(高良 結香)さんという沖縄出身の女性で、ブロードウェーの舞台も長く経験されているようで、かのMamma Mia!でもオリジナルキャストとして参加されていたそうです。
今回も、弾けるようなダンスを披露し、歌も。
これからも、どんどん活躍して頂きたいキャストさんの1人ですねっ
(彼女のオフィシャルサイトはこちら。)

最後に、鑑賞情報はこちら

<関連記事>
2006年12月5日 WICKED - 彼女の居ない舞台

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kg21hiro at 23:58│Comments(3)TrackBack(0)Artsの世界 | NY生活

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この記事へのコメント

1. Posted by やまっち   December 09, 2006 04:18
コーラスライン、9月から再演するという話は聞いてました!
私、20年近く前に、実家のほうに劇団Sがやってきて
そのとき観た演目がコーラスラインで、、、
2度と劇団Sは見ないと、幼心に思った記憶が(笑)
その後、映画のコーラスライン見て、感動しました。
映画館に7回くらい通いました!
日本人がやるには無理があります、やっぱ・・・(; ̄ー ̄A

あの中国人の役を日本人が演じてるんですね〜♪
彼女の名前、何かで見てます、多分。
舞台のチラシとか、、、、もしかして実物見てるかも。

そそ、セリフ多いんですよね、コーラスライン。
英語聞き取れないと、アレもさっぱりわからんかもしれないな(泣)
2. Posted by やまっち   December 09, 2006 04:19
そういえば、この前私が出た舞台で
今更な感じな「ONE(コーラスラインより)」使いました。
1部2部構成だったのですが
1部が、主催者が今まで踊ってて、影響を受けた曲ばかりを集めたんだそうです。
主催者の年が同じなので、大変頷ける選曲でした(笑)

・・と、一度に書き込もうと思ったら、長すぎると怒られたんで(笑)、二つに分けてしまいました<(_ _)>
3. Posted by ひろ   December 09, 2006 14:50
>やまっちさん、

長いコメント、大歓迎です(笑)
てか、お手数おかけしました。。。

コーラス・ラインは登場人物のバラエティからしてアメリカ的ですからねぇ。
日本では上辺は真似できても、作品性の表現は難しいのかもしれませんね。

舞台、大盛況で終わられたようでおめでとうございますっ!

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