January 06, 2009

エデンより彼方に (2002)

エデンより彼方に [DVD]

タイトルがどうも気に入らず、ずっと見ていなかった作品。

名作と被っているじゃないかっ、と。
それだけで、大したこと無いに違いない、と何故か決め付けていた一本です。。。苦笑

まぁ、冷静に考えてみれば、全然関係ないわけですが。
エデン、というのはキリスト教国ではキーワードなだけで、、、

というわけで、思い直してみたわけです。
ストーリーは、






1957年、アメリカ東海岸の小さな街に住むキャシー会社の役員を務める夫フランクと2児を持に囲まれた理想的な家庭を築いていた。キャシーは理想の女性として取材を受けたその日、新しい黒人庭師レイモンドと知り合う。そんなある日、仕事に忙殺されるフランクの元に夕食を持参した彼女は、衝撃的な光景を目の当たりにする。。。

というもの。

時代設定もあってか、新しい映画にも拘らず昔の映画のような画面タッチ、画質で幕を開けます。
そして、ノスタルジックな美術が最後まで続きます。

自動車、建物、街の雰囲気、、、

そして、美しい衣装。
主演は、同じ年にめぐり合う時間たちで思いつめた主婦を演じて素晴らしかったジュリアン・ムーア。
彼女の綺麗な顔立ちともあいまって、とてもエレガントな装いが印象的です。

そして、個人的に一番のツボは、息を呑むばかりの紅葉。
燃えるような赤い木々が、ちょっとぼけたような画作りのおかげか、とても穏やかで暖かい雰囲気で描かれます。

そんな美しい映画ですが、題材は、人種と性別を超えた友情といったところでしょうか。
そして、もうちょっと深く見るとマイノリティに焦点を当てた社会的圧力と自立とが描かれています。
白人社会(=アメリカ)の中の黒人、今よりもはるかに社会進出が認められていない抑圧された女性、そして、ゲイ。
それぞれが、かなりディープなテーマになりえますが、この映画ではマイノリティ(≒社会的弱者)と括ることで、それぞれの行動の差が描かれているように思います。
単なるメロドラマに終わっていないわけですね。

とは言え、個人的にはやはり美しい画面が印象的な一本。
それも(繰り返しになりますが)、紅葉のシーンは、二人のつながりが芽生える暖かさもあいまって、ホッとする一場面で僕の好みでした。

べたべたですが見るならば、秋に。

最近見た映画はこちら

<関連記事>
2008年2月24日 めぐりあう時間たち(2002)

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kg21hiro at 22:23│Comments(2)TrackBack(0)この記事をクリップ!映画関連 

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この記事へのコメント

1. Posted by kira   November 08, 2009 00:30
初めまして、TBおじゃまします。

半世紀も前のラブストーリーでしたが、
ここで描かれているアメリカの問題は、
この時代ほどではなくても、今も根強く残っていると思いますね。

確かに鮮やかな秋景色のオープニング、今の季節にぴったりですね!
2. Posted by ひろ   November 09, 2009 23:45
>kiraさん、

はじめまして。
コメントありがとうございます。

オープニングも、途中のシーンも紅葉が綺麗ですよね。
アメリカの問題。
アメリカと言うか多様性を受容した(せざるを得ない)国だからでしょうか。でもいずれに国にもありますよね。
日本にだって。

実は人(と集団生活)の本質なのかもと思ったりする今日この頃です。

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