雅勒の散歩路

能面師「雅勒(がろく)」が 能楽・能面及び、花木や野鳥・蝶等に関するHP番外編の記事を
“散歩”のような気軽な気持ちで、不定期に掲載しています。

秋花にみる源氏物語 - 吾亦紅 - 5

庵の庭の " 吾亦紅(われもこう) " 、

そろそろ終わりに近づいています。

吾亦紅


よく見ると、ツクシの頭のような面白い花姿ですが

吾亦紅_UP
















バラ科なんですよネ~ (@_@)


ワレモコウ 」 と云う名前も、ユニークですネ~


この名が初めて出てきたのは 『 源氏物語

だそうです。


  秋は世の人のめづる女郎花 (おみなえし)
  小牡鹿 (さおしか) の妻にすめる萩の露にも、
  をさをさ御心移したまはず、老を忘るる菊に、
  衰へゆく藤袴、

  ものげなきわれもかうなどは、
  
これと言って面白くもないワレモコウなどは、

  いとすさまじき霜枯れのころほひまで思 (おぼ) し捨てずなど、
  わざとめきて、香にめづる思ひをなむ、
  立てて好ましうおはしける


                   源氏物語』 匂宮 (におうのみや)



匂宮(今上帝と明石中宮の子

(光源氏と朱雀院の女の宮の子に対抗意識を燃やして、

ありとあらゆる薫香を集め、

四季折々に焚き染めて薫と競争したようで、


匂宮は香の無い女郎花や萩には興味を持たず、

芳香のある梅、菊、藤袴、吾木香(われもこう)を好んだ。

と、あります。



平安の時代から

秋花の吾木(われもこう)  藤袴(ふじばかま)は香り花として

吾亦紅と藤袴
                吾亦紅 と 藤袴


親しまれていたようです。






 < 過去の関連記事 >  
   

  ・ 秋花にみる源氏物語 - 小式部 -  ’16 9/28  ☞ こちら    
  ・ 秋花にみる源氏物語 - 段菊 -    ’16 9/26  ☞ こちら


秋花にみる源氏物語 - 小式部 - 5

秋花で " 源氏物語 " を一番感じるのは

やはり、「 ムラサキシキブ でしょうネ~ 


ムラサキシキブ という花の名前の由来は、

平安時代の古典文学 源氏物語 の作者「紫式部」

なのですが、

これは元々、この植物が 「 ムラサキ シキミ 」 と

呼ばれていたところから変化したものと云われて

います。

群がるようにつく果実の様子を 「 重実(しげみ) 」 など

と呼び、そこから転訛(てんか) して紫色のシキブと

なったという説もあります。



普通に庭などで見られる " ムラサキシキブ " は、

「 紫式部 」 さんではなく、

和泉式部の娘の 「 小式部 : 小式部内侍 」 さん

らしいのです。



そう、 " コムラサキ " です。


紫式部















庵の庭に実るムラサキも、この " コムラサキ " で

紫式部(2)


別名を " 小式部 " ともいいます。


" ムラサキシキブ " と " コムラサキ:小式部 " は

近縁種で、ちょっと見分けにくいかもです。



見分け方は、葉の大きさと実の付け方です。

葉の大きさ









ムラサキシキブ ↓
ムラサキシキブ_sumire28のつれづれなるままに・






 葉の全体に
 鋸歯がある



 Web より借用


" コムラサキ " は " ムラサキシキブ " より

実付きが良く、より美しく華やかなのです。


植物の世界では、

紫式部さんより小式部さんの方が、より華やかで

美しさがあるようですネ~ 





 < 過去の関連記事 >     
    
  ・ 秋花にみる源氏物語 - 段菊 -   ’16 9/26  ☞ こちら


秋花にみる源氏物語 - 段菊 -5

庵の庭には、

今 " 段菊 " が咲いています。

段菊


熊葛(くまつづら)科カリガネソウ属で、

本来のキク科の植物ではありませんでは

ありません。


美しい薄紫色のリング状の花を茎の段々に

段菊(2)


咲かせてくれることから " 段菊 " と呼ばれています。

段菊(3)





歌舞伎通の方は、「ダンギク」という言葉を聞いて、

歌舞伎のことを思い出すでしょうね~ 


歌舞伎で 「 ダンギク 」 といえば、

明治の名優、

九代目市川團十郎と五代目尾上菊五郎のこと。


この九代目團十郎、五代目菊五郎の功績を偲び、

催される興行が 「 團菊祭 」 大歌舞伎です。


そこでの演目の中に

" 源氏物語 " が入ることが多いようです。

歌舞伎源氏物語―11代目団十郎・12代団十郎・新之助 (別冊太陽)












                 別冊「太陽」より



最近では、未来の 「 團菊 」 になるだろう

海老蔵と菊之助が注目されていますね。

HP「歌舞伎美人」より













須磨・明石が舞台で、

前半は朧月夜と光源氏の恋をオペラと歌舞伎で、

後半は と 歌舞伎のコラボレーションを軸とした

舞台だそうです。






秋花の " 段菊 " の仲間には

ムラサキシキブ " があります。

紫の実からは、同じ仲間だとは想像できませんが

12










7月頃に咲く小さな花姿が似ています。





 < 過去の関連記事 >         
  ・ “ 菊 ” にして、菊にあらず   ’11 9/20  ☞ こちら


秋の彼岸明け 4

今日は、彼岸明け


今年の彼岸は台風やら、秋雨前線の影響やらで

期間中、日差しがまったくなかったようです。


これだけ、日照時間が少ないと

人の身体にも影響するでしょうね~


ビタミンBの不足になっちゃいますね。 



雨上がりの庭に来る蝶も、あちこち傷ついています。

23














毎年、律儀にもこの時期に咲く 彼岸花


24
















今年は間に合いませんね!



でも、白の彼岸花が 彼岸の明け に、

25


間に合わせてくれましたぁ~ 


水引草 とのコラボが、

24



秋の気配を強く感じさせてくれます。




恐怖の墓掃除の後に  

今年のお盆前の墓掃除は、

訳あってサボってしまいました。


秋彼岸も近づいてきたことだし、

ちょっと億劫でしたが、老体に鞭うって行ってきました。


どれほどの雑草が生い茂っていることやら ・ ・ ・

恐怖 でしたぁ~ 


案の定、上がり口のリュウノヒゲの植え込みには

P9150608










                 before

春の雑草とはまた違った手ごわそうな雑草が

ビッシリと ・ ・ ・


6時間程掛けて、何とか彼岸を迎えられる程に

なりました。

P9150614

               after



墓の近くには、紅白の彼岸花が真っ盛り

P9150611









P9150616














気の重い今回の墓掃除を、

気分的に軽くさせてくれたもの、

それは神秘の滝見でした。



最近インスタグラムで紹介された、

話題の秘境スポットが近くにあるのを知り、

この機会に訪れてみたかったからです。

P9160622







 濃溝の滝


P9160623


























この日はあいにくの曇り空でしたが、

洞窟に差し込む朝日があれば、

もっと

幻想的なジブリの世界 」 が見られたハズです。



でも、

こんな秘境がお墓から30分程のところに

あったなんて、今まで知りませんでしたぁ~  



帰りの昼食は、江戸前穴子 の天重です。

  
P9160657








P9160656




こんな、褒美が無ければ

お墓掃除がもっともっと苦痛に感じたかもしれません

よ、ね~ (笑)




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