雅勒の散歩路

能面師「雅勒(がろく)」が 能楽・能面及び、花木や野鳥・蝶等に関するHP番外編の記事を
“散歩”のような気軽な気持ちで、不定期に掲載しています。

春彼岸の墓掃除 5

一昨日(3/17)から昨日に掛けて

墓掃除彼岸のお参り に行ってきました。


今回は、

雑草も少なく掃除もはかどりましたぁ~  


1.草取


といっても、

2.除草




   スギナ
    血止草
    ピンポイントで
    除草です




腰をかがめての草取は辛いものがありますね~



昨年の秋から、しきび の木が枯れ始め、

今はもう完全に枯れてしまいました。(>_<)

4.しきび













子供の頃から

この場所にあった しきび の木ですので

ちょっと寂しい気がしましたね。

でも、根元には新しい芽が何本か ・ ・ ・


5.しきびの新芽















樹木も世代交代ってことですね~ 



この日は、木更津のホテルに泊まり

朝起きると、

6.ホテルからの富士










ホテルの窓からは富士山がクッキリと

大きく見えました。

6.ホテルからの富士(2)


朝食前に、

木更津港から 中の島大橋 越しの富士を見て

7.木更津港からの富士










8.中島大橋越の富士












昨日の疲れもすっかり癒されました。


ちなみに、

この 中の島大橋 は日本一高い歩道橋だそうで、

恋が叶う伝説の橋 ”  だそうですよ~  



ホテルをチェックアウトして、再びお墓に向かい

花を供えて、お参りして帰宅の途に ・ ・ ・


3.お参り




能面展の準備 5

第19回の定例能面展

4月2日(火)~7日(日)まで、

茨城県偕楽園センターで開催いたします。

ポスター


毎回の事ながら、

年明けから準備に追われ

ようやく、全ての準備が整いました。


案内状_会員用












 案内状


案内状印刷



  約200枚の
  印刷も終わり、
  会員に
  配布しました。




展示レイアウト











作品配置図
 会場の
 レイアウト









今回の企画展示は、

能の 《 》 ・ 《 葵上 》 ・ 《 土蜘蛛 》 で使われる

能面の展示です。

企画展示_翁













企画展示_翁(特殊演出)









添え花は、” 翁草(オキナソウ) ” です。

翁草(1)
翁草(2)










企画展示_葵上













 



企画展示_土蜘蛛













昨年のテーマ面は、

狂言面の (神鳴) 】ですので、彩色資料も ・ ・ ・

彩色手法


展示の能・狂言面の

キャプションと解説書も完成

キャプション













能面解説書















明日、

屋外に設置する A1サイズのポスターも

仕上がってきます。


後は、搬入日(4/3)を待つのみです 



今年の水戸の桜の開花予想は 3月末だそうです。

展示期間中に満開を迎えると思います。

お近くの方は、

お花見をかねて能面の幽玄を感じてみませんか~




柊(ヒイラギ)の花物語 5

今日、2月3日は節分です。


yjimage[9]







節分の日には

(ヒイラギ)を飾る習わしがありますよネ。

は文字通り、

の木花で、モクセイ科の常緑樹です。


柊(ヒイラギ)



冬の初めに甘い香りの白い花を咲かせることから、

柊(ヒイラギ)の花
 
         この時期でも、まだ咲いています


柊の花 は冬の季語になっています。



では、

どうして 節分 と関係があるのでしょうか?



かつて、

神々は常緑の木に降りてくると信じられていました。

そこで、いにしえの人々は森へ出かけると、

神さまを招く為の一枝を

手折って持ち帰ってきました。


艶を帯びた緑の葉をつけた枝は生命力にあふれ、

冬の光を集めて輝きを放ちます。

その枝を、

人々は髪や襟元に挿し、壷に立てて飾ったのです。

常緑樹の葉を神の「よりしろ」とする信仰は、

神事に使う榊や、

神木として植えられるオガタマノキなどが

今に受け継がれています。


そして

葉の鋭い棘が邪悪なものを遠ざけるものとして、

家の門や出入り口、鬼門などに植えられ、

庶民にも親しまれてきたのです。




京都にある比良木神社(ひらぎじんじゃ)は、

古来より厄除けの神として崇敬され、

祈願が叶うとお礼に

何らかの木を献上する習わしなのですが、

不思議なことに

何の木を植えても の木に変じてしまうことから

何でも 」と呼ばれ、

京の七不思議に数えられてきました。

今も、 

玉垣の内外に植えられたモクセイの木が、

ほとんど鋸のような葉を茂らせ

ヒイラギ化しているそうですよ~   (@_@)


昔の人々は献木が柊になるかどうかで、

祈願の成就を占ったのだとか。


社伝によると、

御祭神の素戔鳴命(すさのおのみこと)

荒ぶれた武神であることから

棘を持つ に結びつき、

また同神がイワシを好んだことから

伝承の節分行事が生まれたとされる そうです。



西洋にも、

クリスマスに飾る赤い実をつけた西洋ヒイラギの

葉があります。

西洋ヒイラギ








               冬の初めに赤い実を付けます

には

洋の東西を問わず強い生命力と霊力を尊ぶ、

人々の伝承信仰が今も宿っているようです。



今朝、食べたイワシの頭を

P2031628


の枝に刺して、玄関に飾ってみましたぁ~

厄除け効果はありますでしょうか ?




明日から ” 立春 ” 、種まきの季節到来です。

夕顔と瓢箪の種











夕顔瓢箪(ひょうたん) の種まき準備をしました。





能楽《葵上》と面(おもて) 5

先のブログで、

般若面 と 般若心経の記事を載せましたが、

般若 がお面と認識されるようになったのは、

般若心経の御経が少し関連しています。


般若心経は、本来の意味から言えば、

「 智慧のお経 」 ということになりますが、

般若心経で怨霊を退治したことから、

鬼と言えば 般若 となったという説があります。


源氏物語の中で、

嫉妬や恨みのために生霊となった六条御息所が、

祈祷によって退散する場面が描かれますが、

この時の祈祷が般若心経だったと言われています。



今回は、

能 《 葵上(あおいのうえ) 》 の物語を ・ ・ ・


 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

  光源氏の正妻、左大臣家の息女の葵上は、

  物の怪に悩まされていました。

  物の怪の正体を知るべく院の臣下
(ワキツレ)

  梓弓(あずさゆみ)の音で霊を呼ぶ「梓の法」の



65afdaa4[1]






            梓弓


  名手の照日(てるひ)の巫女(ツレ)を招き、

  物の怪の正体を明らかにすることになりました。



  すると、

  源氏の愛人であった六条御息所の生霊が

  破れ車に乗って現れ、



葵の上_大槻能楽堂HPより
六条御息所の生霊(前シテ)


P1081618
P3080314





 前シテの
 六条御息所が
 懸ける【 泥眼


  眼に金泥が施されている



  愛を失った悲しみと恨みを葵上の枕元で

  責めさいなみ、幽界へ連れ去ろうとしました。



 ・ ・ ・ ・ ・  後 場 ・ ・ ・ ・ ・


  臣下は急いで、

  比叡山の横川に住む修験道の小聖
(ワキ)

  招き、怨霊退治の祈祷を始めます。


  するとそこへ、

  光源氏の愛人であった六条御息所の怨霊が

  鬼女の姿となって現れます。


「能面の風姿」(東方出版)_葵上
    鬼女の姿となった六条御息所の怨霊

PB101547PB101553





 鬼女の懸ける
 白般若


  般若面のなかで、
  最も品位の高い面





  恨みの塊となった六条ノ御息所は、

  葵上のみならず祈祷をしている小聖にも

  襲いかかります。


  六条御息所の怨霊は

  ついに法力に祈り伏せられ、
 
  ふと我に返って気付いた浅ましい我が姿を恥じ、

  最後は心を和らげ成仏するのでした。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


物語の中心は、

鬼にならざるを得なかった六条御息所の

恋慕と嫉妬の情です。


余談ですが、

御息所が葵上への嫉妬に悩む直接の原因と

なったのは、

賀茂の祭の車争(くるまあらそ)いに破れたことで、

前場では、

御息所は前半破れ車に乗って登場する想定と

なっています。






蝋梅の花物語 5

この時期、庵の庭に咲く花は

春を告げる 水仙

水仙
















甘いよい香りのする 蝋梅 です。

蝋梅 (2)



蝋梅 は中国原産の落葉低木で、

開花期以外はあまり目立ちませんが、

新春に香り高い花を咲かせる貴重な存在です。


中国では、ウメ、スイセン、ツバキとともに、

「 雪中の四花 」 として尊ばれています。

蝋梅 (1)



中国河南省に、

鄢陵(えんりよう)の蝋梅 」 と云う民話があります。


  昔、中国の鄢(えん)の地に小さな国があり、
  王は花園に様々な草木を集め、
  なかでも蝋梅を愛好していました。

  でも、その花に香りがありませんでした。
  残念に思った国王は、
  「 今度の冬までには香りのある蝋梅を作れ 」
  と庭師たちに命じました。

  やがて冬が来て、蝋梅の蕾をつけた枝に
  雪が積もる時期になっても、
  庭師たちには、何の打つ手も見つからず、
  困りきっていました。

  或る日、1人の物乞いが、
  いやな匂いのする花のついた梅の枝を、
  片手に何本か持って、無理やり花園に入ろうと
  した時、門番が殴りつけたのを見て、
  庭師たちは駆けより物乞いにお金を握らせ、
  出ていくようにと話しました。
  すると物乞いは、
  手にしていた梅の枝を庭師たちに渡し、
  「 この枝は蝋梅と深い縁がある 」 と言い残して、
  どこへともなく立ち去りました。

  庭師たちは、
  きっと神仙が助けにきてくれたのだと思い、
  その枝を早速、蝋梅に接ぎ木をしました。

  雪景色のなかで、蝋梅の黄色い花が咲くと、
  たしかに強い香りが漂い
  国王も、これには大変満足しました。
  
  それ以来、鄢陵
(えんりよう)の蝋梅は、
  よい香りのする花として有名になったそうです。



蝋梅 の花言葉は、” 慈愛 ” だそうです。

物語の

物乞いへの気持ちからきているんでしょうね~



童話も書いた小説家 「 芥川龍之介 」  も

蝋梅 の花を愛し、幾つかの俳句を詠んでいます。

  蝋梅や 雪うち透かす 枝のたけ
                 芥川竜之介




雪中の蝋梅 ” もさぞ素晴らしいでしょうネ~




新作の能面に、蝋梅 を添えてみました。


能面と蝋梅


般若心経の冒頭に、「観自在菩薩」とあります。

慈愛 ” あふれる 観音さまのことです。



??  般違いですかね~  (笑)




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