ケーゴの長いつぶやき

元非モテの会社員がバツイチグローバル恋愛プレイヤーを目指して活動中。 サッカーを愛しすぎて、女性とのアポをサッカーに例えてしまう。 創刊号からの週刊金融日記読者。 グローバル恋愛プレイヤーとグローバルビジネスマンを目指しながら、恋愛市場のフィールドレポート、海外経験ゼロからスーパーナメック星人への道のり、長いつぶやきをなどをブログに掲載中。 モットーは仕事も恋愛も、「My passion is always on the pitchーー」 「シークレットラウンジ」(https://synapse.am/contents/monthly/secret_lounge )管理人。 主に恋愛とサッカーをつぶやくTwitterのアカウントはこちら。 @Kgo_Number10 日本語と英語で名言をつぶやく英語学習アカウントはこちら。 @Kgo_English

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2009年に映画館で見てから、いつかまた見たいと思っていた『ゼロの焦点』を9年ぶりに見た。


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今回のエントリーでは、『ゼロの焦点』の感想について書きたいと思う。
(『ゼロの焦点』の宣伝映像(90秒)はこちら。)


この映画は婚外恋愛の経験があるときと無いときでは、見て受ける衝撃が全く違う。


婚外恋愛を経験したことがある男は、この映画の主人公の男になったつもりで見てもらえればと思う。


その経験がない男は心が美しい彼女がいるのに、他の女性と付き合うことになった経験を思い出しながら見てもらえれば、同じような感情を抱けるだろうか。



『ゼロの焦点』は松本清張さんが書いたとても有名な小説が原作なので、ストーリーを知っている人も多いと思う。


ここから先の内容は、少しではあるがネタバレを含むことを了解してもらいたい。



舞台は第二次世界大戦が終わってから間もない頃の、石川県の金沢。


ヒロインの禎子(てい子)を演じるのは広末涼子、その旦那、憲一を演じるのは爽やかでとても人がよさそうな西島俊秀。

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憲一は広告代理店の営業マンで、金沢出張所で2年近く働いていた。

そんな彼は東京本社への栄転が決まった。


その栄転が決まったときと同じ頃、彼はお見合いで東京に住むお嬢さまの美しい禎子と出会い、「禎子と共に人生を変えたい」と誓った。


禎子自身も、10歳も年上の憲一に惹かれた。


愛し合った禎子と憲一は結婚する。

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結婚してしばらくした後、東京に戻ることが決まっていた憲一は後任者の後輩へ金沢の仕事を引き継ぐために、金沢に旅立つ。


一週間後に東京に戻り、禎子と再会することを誓いながら。


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だが約束した一週間が経っても、禎子の夫は帰ってこなかった。

禎子は憲一が勤めている金沢出張所に電話をするが、何も分からない。


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ここから、この歴史に残る名作が始まる。



ここまで読んでくれたあなたは、夫の、または妻の、「愛する人のすべて」を知っているだろうか?


否。


決して、知ることはないと思う。

男と女が、お互いの全てを知り合うことなどできないのだ。


この映画はそのことを、とてもよく表している。




「禎子と共に人生を変えたい」と誓った憲一は何と偽りの名前で、木村多江が演じる心が美しい内縁の妻、久子を作り、2人は金沢で一緒に暮らしていたのだ。


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正妻の禎子が、そんな旦那の現地での同棲生活など知る由も無い。

憲一は金沢で偽名で久子という内縁の妻を得ながら、東京では「人生を変えられる」と思い、禎子と結婚しようとしている。


こんなことがあっていいのだろうか?


いいわけがないだろう。


そのため、憲一は久子との関係に起因して、金沢で命を落としてしまう。


禎子は「一週間後に帰ってくる」と約束した夫が東京に帰ってこないため、金沢に旅立ち、「本当の夫」について探偵のように探し始める。

彼女の捜査力は警察をはるかにしのぎ、日本が誇る名探偵の明智小五郎のように、「本当の夫」について捜査を進めていく。


禎子は「本当の夫」を捜査する過程で、自分はまったく夫のことを知らなかったことに気が付く。


そして、結婚したときに禎子が知らなかった、憲一の金沢でのすべての営みが明らかになるーー




ここから先は、実際の映画を見てもらえればと思う。




『ゼロの焦点』は2018年の現代から、60年も前に生み出された。


戦後まもない1958年から60年が経った現代でも、結婚後もモテる男たちがしていることは全く変わっていない(現代においても、婚外恋愛の相手には決して本名を伝えないという男たちは存在している)。


ここまで読んでくれた、心に思うところがある男たちはもし自分に不幸な事故があり、貴方の妻が『ゼロの焦点』の禎子のように「もう一人の自分」を探し始めたら、いったい何が起きるだろうか?


そんなことを想像しながらこの映画を見てみると、鳥肌が立つことは間違いないだろう。



最後に、この映画のヒロインは広末涼子ではなく、中谷美紀だ。


凛とした強く美しい彼女の狂気こそが、この映画を名作中の名作にしている。


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あなたは愛する人のすべてを知っていますか?

『ゼロの焦点』

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ケーゴ



関連エントリー:

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〜 たった1つの不注意が人生を分ける 〜





先日ツイッターを見ていたら、こんなツィートを見かけた。




アメリカでキャバクラと言えば、有名な場所はニューヨークだ。


ニューヨークにはピアノが無いのになぜか「ピアノバー」と呼ばれているキャバクラがいくつかあり、日本の駐在員たちの溜まり場になっている。


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少し話がそれるが、「♯
Me Too」を実名顔出しで告発した伊藤詩織さんが働いていたのも、ピアノバーだ。


伊藤詩織さんはアメリカで報道関係に携わって働きたいという自分の夢を追い求めて渡米し、ピアノバーでアルバイトをしながら生計を立てていた。


当時TBSでワシントン支部の局長だった山口敬之氏と伊藤詩織さんが最初に出会ったのが、NYのピアノバーだ。


その後、山口氏が一時帰国した際に就職の面倒を見ることを口実に、日本に戻っていた伊藤詩織さんと再会し、あの不幸な事件が起きた。


話をピアノバーに戻す。


そんなピアノバーには、それぞれの夢を求めてアメリカに渡った女子たちがアルバイトをしている。


自分が行ったことがあるニューヨークのピアノバー(アメリカのキャバ嬢さんによれば、NY以外にもサンフランシスコやロサンゼルスにあるそうだ)ではたしかに、




というオッさん達がとても多かった。



さて、自分自身はピアノバーなど存在しない、アメリカのど田舎でひっそりと暮らしている。


「住めば都」だから、今はNYよりも住んでいるど田舎の方が好きだけど、もし東京を離れる前にNYとど田舎の選択肢があったら、NYを選んでいただろう。


駐在員として
NYに行くことができれば、会社員としては誇ってもいい経歴ではないだろうか。


NYに駐在できるような男たちは当然、今まで仕事をガンバってきた。

言葉に出さない上司の意向をきちんと忖度(そんたく)して、社内の決裁を得るための根回しは欠かさない。

NYの駐在員になりたいと思っているぐらいだから、「ボスのケツにキスする」と言う言葉もとてもよく知っている。


そこそこ大きい日本企業でガンバって働いた結果、ようやく念願のニューヨークへの駐在が実現した!


会社員としてはとても素晴らしい。


だがここで大きな問題がある。


男はどれだけ仕事で成功してもいくら稼いでも、モテなければ決して幸せにはなれないのだ。


グーグルのストライキについて思うこと ~ 男はモテ続けなければならない ~



英語学習もガンバリながら、会社員として必死に働いてきた結果、NYへの駐在が決まり、いろいろ手当てがついて給料も一気に増えた。

しかしながら、会社のお金でNYのタワマン(家賃は軽く30万円を超える)に住むことができたとしても、会話をできる女がキャバ嬢しかいない。


悲しい。あまりに悲しすぎる。


そして、自分がボスにキスして必死に稼いだお金をみついだキャバ嬢からは、ツイッター上でめちゃくちゃにディスられる。

モテない男は日本のみならず、世界中のどこで厳しい。



そもそも、日本でモテなかった男が日本よりもはるかに過酷な恋愛市場であるアメリカに来て、モテるわけがない。


そこには語学の壁はもちろん、人種の壁もある。


恋愛の人種問題について考える ~ 存在する”壁” ~



日本でナンパができないと、当然にしてアメリカでナンパできるわけもない。


そうするとできることは、「大企業の駐在員」としての地位を最大限に利用して、いちおう「素人」という建前を持つ、実際は「非モテ男のお金を搾取するプロ」の日本人キャバ嬢につぎ込んでいくことだけだ。



日本人のキャバ嬢は稼げなくても飢え死にはしないけど、アメリカのキャバ嬢はそこで稼げなかったら日本への帰国を余儀なくされる(ちなみに伊藤詩織さんも金銭的に行き詰まり、日本への帰国を余儀なくされた)。


日本のキャバ嬢より非モテの財布からカネを搾取する能力は、当然にしてアメリカのキャバ嬢の方が高いだろう。キャバ嬢として働くコミットメントが違う。


そもそもそこはNYなので、多くの女子は自分のことを「キャバ嬢」だなんて思っていない。

「ピアノバーでのアルバイト」という、何となく素敵な響きがする、女子が友だちにも伝えやすいバイトの1つだと思っている。



さて、非モテの駐在員たちをディスるのはこれぐらいにしたい。


今までディスって申し訳なかったけれど、もし非モテで苦しむ駐在員の人たちがこのエントリーを見てくれていたのなら、今から伝えることを実践してほしい。


まず、「モテる」とは何だろう?


特別なイケメンでもない限り、女が自ら自分に寄って来てくれることはない。


自分から女子にアプローチして、そこで彼女を口説ける確率が高いことを「モテる」というのかもしれない。


その場合、彼女を口説ける結果はどのようにして判定するのだろうか?


それは「告白」してOKをもらうことじゃない。


ただ、彼女とセックスすることだ。

たとえ「告白」(個人的には既に死語だ)をして、「付き合う」(これも死語だ)ということに至っても、そこにセックスがなければ、男のみならず女子からしても、人生で何もなかったことと同じだ。


要するに、女子を口説けたどうかの結果は、セックスできたかどうかでしか判断することができない。


仮に「モテる」という言葉が口説ける可能性が高いことを指すとして、「モテない」(=口説ける可能性が低い)君が、意中の女性を口説ける可能性を5%だと仮定しよう。

この場合、


20人の女子を口説けば1人はゴールできる。


40人の女子を口説けば2人とゴールできる。


60人の女子を口説けば3人とゴールできる。


自分に抱かれるリスクを取ってくれた女子とは必ずまた会う約束をして、そのあとも他の女子とやりとりする。

50人ぐらいの女子と会えば君には、たとえ君のゴールレシオが5%だとしても、2~3人のセックスできる女子がいる。


週に2
~3人もセックスする女子がいる君はモテていないのだろうか?


否。


君は十分にモテ男だ。

アメリカはもちろん日本中の男たちもセックスできないことに悩んでいる。

日々オナニーして、精子をムダに使っている。


週に2~3人セックスする女子がいれば、オナニーしてる余裕なんてない。

精子は決してムダ使いするものではなく常に、彼女をハッピーにするために使うものなのだ。


50人と会って47~48人にフラれても、残りの2~3人から「モテる」ことができれば、君は十分すぎるモテ男だ。


「モテる」とはつまり、「定期的にセックスしている」ことに他ならないからだ。



さて、長くなってしまったが、今回のエントリーをまとめよう。


日本人がアメリカでモテるためにすることは以下の通りだ。


1.  バーで声をかけまくるか出会い系アプリを使いまくり、とにかくアポを取る。

 

2.  バーナンからのアポはディナー。出会い系からのアポは食事はせずにコーヒーか紅茶だけを飲んで(これを業界用語で「面接」と言う)、面接を通過させられる女子とだけ、ディナーのアポを取る。
(最新の技術が使用されると、写メ詐欺を見抜くことはできない。きちんと「面接」を経ないでアポを取ると、とても辛い晩ご飯の時間を過ごすことになるからだ。)

 

3.  アポったらシュート。ゴールできたらキープ(決まらなかったら「1.」に戻ってやり直し)

 

4.  13をひたすら繰り返す 。「モテる」とは上記の通り、「セックスする相手がいる」という意味だから、何回失敗してもセックスする女子が23人いれば十分にモテ男だ。



そのために必要なことは、このツィートの通りだ。





ここまで読んでくれた人たちは気が付いている通り、アメリカでも日本でも、モテるために必要なことは全く同じなのだ。


人種や言葉の壁がある分、日本よりもアメリカの方が大変なことは間違いないけれど、それでも、モテるために必要なことは同じだ。


ただ、結果が出るのに日本より時間がかかるだけだ。


でもそれは、駐在員になるまでにかけた時間と比べれば、はるかに短い。


NYへ駐在する切符を得られるぐらい仕事へのGRIT(やり抜く力)がある貴方なら、必ずモテ男になれるはずだ。


『GRIT やり抜く力』を読んで思うこと ~ 大切なのは才能じゃない ~


最後まで読んでくれてありがとう。

いろいろ偉そうに語った自分自身もここ最近、新規女子とは連敗が続いている。

お互いGRITを持ちながら頑張ろうではないか。


ケーゴ


【PR】地球ではゴールできていたのに、ナメック星では英語戦闘力の不足によりゴールできない人たちはぜひ、このnoteを読んでもらえればと思う。

修行を積んでヤムチャを目指せ!






ここ最近、連日のように新聞紙上で移民についての記事が掲載されている。


3ヶ月ぐらい前の夏休みで一時帰国したとき、外国人の人達の多さにとても驚いた。


自分が日本を発った2年前の2016年当時と比べると、明らかに外国人の数が増えているように感じた。


コンビニや男友達と行くような安めの居酒屋はもちろん、地方のホテルにさえ外国人の人達が働いていた。


これからもっと、このような移民の人達が増えていくのだろう。


「移民」という言葉は、

「通常の居住地以外の国に移動し、少なくとも12ヶ月間当該国に居住する人のこと」(Wikipediaより)


という意味なので、自分自身もアメリカでは「移民」の1人にあたる。


そんな日本はいま、年間およそ
40万人の移民を受け入れている。


この記事によれば、3年前の日本は移民の受け入れ人数では世界第4位とのことだ。

「移民流入」日本4位に。2015年に39万人。5年で12万人増加


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このグラフは2015年のデータを基にしているので、現在の日本はおそらく、EUを離脱することを2016年に決めたイギリスを抜いて、世界3位の移民受入大国になっているかもしれない。


2015年当時の世界2位は年間100万人を受け入れるアメリカで、世界1位は年間で200万人を受け入れたドイツだった。


(このとき大量の移民を受け入れることを容認したドイツのメルケル首相はその後、このときの決断に起因して、政治的に一気に追い込まれることなった。
アメリカやヨーロッパの移民について興味がある方は、このエントリーを参照してもらえればと思う。)


アメリカとメキシコの間に”壁”はできるのか?  ~知られざる真実 ~


 


アメリカの移民といえば、不法移民を徹底的に取り締まろうとする大統領のトランプだ。


このエントリーを書いている11月6日は、アメリカ中でたいへんな盛り上がりを見せている中間選挙の日にあたる。

その中間選挙を目前に控えた10月下旬には、1日で7千人以上の中南米の人達が国境に押し寄せてきた。


こんな様子を見れば、たとえたくさんの問題があってもトランプが支持される理由が分かると思う。





世界を見渡せば、祖国での生活で危険を感じることがない、日本人として生まれただけで幸運なことなのだ。

アメリカとメキシコの国境に行ってきた!  ~ 日本人として生まれた幸運 ~


そんな日本には命こそ賭けていないけど、彼らの人生を賭けて、世界3位の経済大国である我が国に来ている移民の人たちたくさんがいる。


たとえ彼らと日本語でのコミュニケーションが取りづらくても、コンビニやスーパーや居酒屋で彼らに会ったら、紳士的に優しく接してあげてほしいと思う。


少しでも英語や中国語などの他の語学を勉強したことがある人であれば、外国人が日本語を勉強することの大変さは容易に想像できるだろう。


日本語は英語より確実に習得するのが大変だ。日本語は外国語として学ぶには、かなり難易度が高い語学だと思う。


ちなみにアメリカの国務省(日本の外務省に相当)における「外国語習得の難易度ランキング」では、日本語は「カテゴリー5+」に位置付けられていて、堂々の世界トップの難易度だ(右側の紫色が日本)。


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だからこそ、そんな難しい日本語を学びながらガンバって働いている外国人の人たちには、敬意を持って接するべきだろう。


女子はレストランでのデートのときに彼の店員さんへの対応を見れば、その男の本質が分かるのはよく知られていることだ。


同じように男は飲み会のときに外国人の店員さんへの対応を見れば、その男の人となりがよく分かると思う。



もし日本が現在の政府の方針通り、移民の人たちをたくさん受け入れていって何年も経てば、日本人が進んでやりたがらないような仕事の多くはおそらく、外国人の人たちがやるようにだろう。


すでにアメリカでは、はっきりとそうなっている。それが現実だ。


家族を祖国に残しながら(政府で検討されている新制度によれば、5年間は家族の帯同が認められない)、言葉が通じない異国の地に来て、たくさんの不自由な思いをしてもなお、母国より高い給料を稼げるから、移民の人たちは日本で働きたいのだ。


だからこそ、決して海外に出稼ぎに行く必要がない、裕福な日本という国に生まれた自分たちがするべきことは、そんな移民の人たちに対して、敬意を持って接することだと思う。


アメリカでは多くの人達が地元の街中やオフィス、住んでいる場所を掃除してくれる移民の人たちに対して、優しく接している(掃除をするのはアメリカ人ではなく常に中南米系の移民の人達だ)。


自分達がしたくない仕事をしてくれている中南米系の移民の人たちなしでは、すでにアメリカの社会が成り立たないことを、口には出さないけれど多くの人達が分かっているのだ



人口が減っている日本で、移民の受け入れは避けられない。


日本が日本人と移民の人たちがうまく共生できる社会になればと思う。



ケーゴ

 





アンドロイドの生みの親であるオッサンが今から5年前、従業員にオーラルセックスを強要し、それが告発されて4年前にクビになっていた。


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Andy Rubin, the creator of Android, left Google in 2014 with a $90 million exit package. The last payment is scheduled for next month.)

(アンディ・ルービン。2014年に100億円の”パッケージ”を受け取りグーグルを退社した、アンドロイドの生みの親。退職金の最後の支払いは2018年11月に予定されている。)



だが、そのセクハラは社内でオープンにされず、そのオッサンは

「ルービンさんは新しい環境で、次のチャレンジを始めることになりました」

CEOのラリー・ペイジ氏から力強く送り出された。


100億円の退職金と、彼が新たに設立するスタートアップ(ベンチャー企業)へのグーグルからの出資金と共に。


4年前に起きたこの事件は今年の10月まで関係者のあいだで封印されていたが、ニューヨークタイムズというニューヨークの日経新聞みたいな新聞社へこの事実が告発され、明らかになった。


NYタイムズの記事の重要な部分を和訳してみたいと思う。


「How GoogleProtected Andy Rubin, the “Father of Android”」

(グーグルはどのようにして、“アンドロイドの生みの親“を守ったのか?)


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20181025日 


今から4年前の2014年の10月、グーグルはアンドロイドの生みの親でありアンドロイドのヒーローであるアンディ・ルービン氏を送り出すために、壮大な送別会を開催した。


「私はアンディが次のステップで成功することを心から願っています。アンドロイドは未だかつてないものを創り上げ、十億人の人達を幸せにしています!」


CEOのラリー・ペイジ氏から力強く送別の言葉を受けながら、彼はGoogleを退社した。


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このとき、公にされなかったことがある。


それは、ルービン氏はセクハラで訴えられていたことだ。ルービンは職場の女性と関係を持とうとしていた。



彼は2013年に職場の女性に対してホテルの一室で、オーラルセックスを強要した。


グーグルの本社は被害者の女性からの訴えを受けて、社内調査を開始した。


その結果、ルービンの強制的なオーラルセックスが明らかになった。だが、その対応は秘密裏に処理された。


この報告を受けたCEOのラリー・ペイジ氏は、ルービンに


「グーグルを辞めてもらいたい」


と伝えた。


ルービンは世界中の人達が使うアンドロイドの生みの親だ。

グーグルはルービンに100億円9千万ドル)の退職金を払うことにした。


毎月およそ22千万円(約2百万ドル)を4年間、48ヶ月にわたって受け取る退職金だった。


ルービンへの“パッケージ”の内容が決まった後、グーグルのCEOのラリー・ペイジ氏はアンドロイドの生みの親を、盛大な送別会と共に温かく送り出したのだ。

~~~~



それから4年後。


ルービンが48ヶ月間にわたり受け取っている100億円の退職金が振り込まれる、最後の月である2018年11月の前月の10月。

彼の強制的なオーラルセックスがNYタイムズの記事により、世界中で明らかになった。


そのNYタイムズの記事がリリースされた日から、1週間後の2018年11月1日。


世界各国の現地時間11時から、Googleのオフィスでストライキが起きた。




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「私たちはグーグルで何をしてるの? 私たちが毎日一生懸命ガンバって働いてるから、会社はみんなの同僚にセクハラをした男に100億円を払う余裕があるのよ」


ここで男の目線から、少し話を変えてみたい。


男なら誰しも、


「仕事で成功したい、後に残る仕事をしたい、そして、たくさん稼ぎたい!」


と心の中で思っている。


だが、仮にその思いを実現しても、男はモテなければ決して幸せになれない。


ルービン氏は2013年に強制的なオーラルセックスをしたとき、結婚していた(その後、2017年に離婚)。


当然にして結婚していた当時の彼は、セックスレスだっただろう。


セックスレスであるがゆえに、セックスしたい。それは男の本能だ。


そんなルービンは自分の社内での高い地位を使って、部下の女性へオーラルセックスを強要した。


この行動は、男として終わっている。本当に終わっている。非モテ男の末路と言っても過言ではないだろう。


「仕事で成功し、世界中の人達が使うアンドロイドを生み出し、そして、100億円以上も稼いだ!」


という彼の人生は果たして、幸せなのだろうか?




否。決して幸せではないだろう。


なぜなら、いくら仕事で成功しても、世界を変える仕事をしても、たとえ100億円以上稼いだとしても、男の人生は女にモテなければ不幸なのだ。


運よく結婚できたとしても、妻とセックスレスになったあとに他の女性とセックスできなければ、やはり不幸なのだ。


男は結婚していてもしていなくても常にモテていなければ、いや、セックスしていなければ、決して幸せになれない生き物だ。


相手にセックスを強要したりすることもなく、自分を好きになってくれる女性をハッピーにするためにセックスすることが、女子も男も幸せにするのだ。

そして、それこそが男子の本懐だろう。



ケーゴ





「彼女ができない」(=セックスできない)と嘆く男たちはとても多いが、そんな男たちは「進化生物学」という言葉を聞いたことがあるだろうか?


進化生物学を理解していれば、「セックスできない」(=繁殖活動ができない)などという事態は生じないので、おそらく彼らはその存在を知らないのだと思う。


進化生物学を知らない君は、何かの縁があってこのエントリーを読んでくれている。


せっかくの機会だから、進化生物学について学んでみよう。繁殖活動をするために。


まず最初に伝えたい大切なことは、男の恋愛感情は決して、「感情」ではない。


それは、喉が渇いたりお腹がすいたり眠くなったりする「本能」だ。


恋愛は感情ではなく、本能。まずはここを理解してから、次に進もう。



恋愛は感情ではなく本能から生まれるので、恋愛を成就させるためには、意中の女性の本能を刺激しなければならない。


女から「~~君はやさしいね」などと言われている限り、君は決して、その女子の本能を刺激していない。


女の「~君はやさしいね」などという言葉は感情レベルの言葉で、こと恋愛においては何の意味も持たないというか、むしろ君を繁殖活動から遠ざけるマイナスの言葉だ。


繁殖活動について学ぶために、ここで時代を一気に巻き戻して、石器時代にさかのぼってみよう。




振り返ると今から数万年前、人間が二本の脚で立って歩くようになり、石器を使うことにより肉を食べることを始めた。この石器時代から、少しずつ知能が向上し始めた。 

しばらくするとオスとメスが交尾をはじめ、オスが自分の子を産んだメスを守って養うようになった。

これが現代では「恋愛」と呼ばれる、石器時代から現代に続く繁殖活動の始まりだ。 


そこから時は流れて現代に至る。


この現代に生きている人間たちが人の外見や、脳ミソの仕組を人間らしく作り上げてからの年月は、わずかに数万年にすぎない。


農耕が始まったのがやっと1万年前。「人類の歴史」という観点で考えれば、現代と言われる時間はほんの一瞬に過ぎない。

そんな現代に生きる人間達の脳みその構造は、石器時代に作られたものから全く変わっていない。

君はいま、進化生物学の大切なエッセンスを学ぶことができた。 



ここで、例えば現代における女子たちの「何となく」という意味のない言葉に代表される一瞬の判断は、今もメスの"石器時代の脳みそ"によって行われている。 

この石器時代に作られた脳みその構造が、現代社会の多くの事象と整合していないがゆえに、現代になって非モテの男たちを作ってしまっている。



ここまでの話に反論がある人もいるとは思う。「人間は本能だけで生きている動物ではない」、と。 


自分もそう思う。だが、こと恋愛においては進化生物学でははっきりと、本能によって生み出されていると位置付けている。



ここで、石器時代から変わっていない人間の脳の中身について考察してみよう。

人間が好きな人の写真を見せられた時に反応する脳の中の部位は、大脳辺縁系と呼ばれる本能に反応する部分であり、言語や論理的な考えを操る大脳新皮質と呼ばれる部分はまったく反応しないのだ。


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脳の構造からメスの恋愛(繁殖)について考察してみると、メスが交尾をするかどうかは、


「優しくて誠実な人が好き」


などというオス的にはとても有毒な言語や思想を繰り出す大脳新皮質ではなく、メスの本能に直結する大脳辺縁系において決められている。

そう考えると、メスと交尾するためには女の言葉や「建前」(大脳新皮質で操られる)は一切スルーして、メスの本能(交尾するかどうかを決定する大脳辺縁系に存在する)に訴えていけばいいということがよく分かるだろう。



恋愛という名の繁殖活動では決して、人と人との善意に基づくコミニュニケーションだったり、ビジネスにおける「返報性の原理」みたいなものは通じない。

「~~君はやさしいね。」みたいなことを言われる男は、優しく誠実に接していればいつか報われると信じて(「返報性の原理」を信じて)、女子に尽くしている。

だが、そんな男は決して意中の女子とセックスすることはできない。



ビジネスは最終的には感情に基づくから、感情的に顧客と通じ合うことができれば(※取引条件も競合他社とほぼ同じであれば)、そのリターン(仕事の獲得)を得られる。

だが悲しいかな、恋愛は感情ではなく本能で決まるから、意中の女性の本能を刺激しない限りどれだけ彼女に尽くしても、決してリターン(セックス)を得られない。


もし、この女とセックスしたいと思うのなら、彼女の本能を刺激しなければならない。

そんな彼女の本能を刺激するのは、彼女の本能をつかさどる大脳辺縁系に直接届く、テストステロン(男性ホルモンのなかで作用が最も強く、生体内で働く真の男性ホルモン)
だ。

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だから間違っても、セックスしたさに彼女に尽くしたり、彼女を下から見上げて、「君のためになら何でもする(君とセックスするためになら何でもする)」などと振舞ってはいけない。

オスとして堂々と、

「おまえはオレといたら幸せになれる」

と上からアプローチしよう。



ここで再び、石器時代にさかのぼってみたい。


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石器時代を生きる自分達のご先祖様はいつもお腹を空かせていて、病気になればすぐに死んでしまい、狩りに出かけたオス達は動物に出会い食い殺されていた。 

女がもし他の部族のオス達に捕まれば、友人である同じ部族のオス達は殺されて、メス達は生かされる代わりに輪姦された。 

石器時代は常に他の部族との間に争いがあり、彼らは殺し合っていた。暴力が支配する世界なので、腕力に劣るメス達は暴力に怯えながら暮らしていた。 


一人で外を歩けばライオンに食われるかもしれないし、石器時代にもいたストーカーみたいなオスに追い掛け回されて、襲われてしまうかもしれない。


力が強いオスに守ってもらわないと、生きていくことさえおぼつかない立場を強いられていた。 


そのため、メスが生き延びるためには、自分のボディガードをしてくれるオスを見つけて自分を守ってもらいながら、交尾をすることだった。


オスは狩りに出て食料を確保し、ときに女を守りながら野生の動物と戦う。動物からメスを守ったあとは、メスと交尾をする。

その結果、妊娠して子供が生まれることもある。妊娠したらメスは満足に動くこともできなくなるから、ますます、オスのサポートが必要になってくる。

このようにして、メスは強いオスにサポートされると心地よく感じるように、本能ベースで設計されているのだ。



例えば、野生の動物に襲われたときに命を懸けて自分と子供を守ってくれる、テストステロンがあふれる強いオスに刺激されるように、メスの本能は設計されている。


弱いオスは動物に殺されてしまうこともあるが、強いオスは生き残る。弱いオスにメスは決して惹かれない。

生き残っている中には野生の動物に負けないぐらい強いオスがいるが、それは全体の2割以下であり、8割以上の男は動物と戦ったら負けてしまう弱い男だ。


オスの中の上位2割の、強いオスに惹かれるのがメスの本能だ。当然にして、石器時代の強いオスには何人も交尾できるメスがいただろう。
 

メスは強い男が好きなのだ。そんなオスはあえてメスに伝えることはないがほとんどの場合、必ずと言っていいほど他のメスたちも守っている。

 

そんなオスの強さを(自分だけではなく他のメスも守れるぐらいの強さを)、メスは本能でかぎとってそのオスと交尾をする。そのオスのテストステロンに惹かれながら。


たった1人のメスとも交尾できない、テストステロンが低いオスがたくさんいる中で。

そんなオス達の遺伝子は決して、現代まで残ることはなかっただろう。

こうして、たくさんのメスに遺伝子を拡散できる強いオス達が生き残り、1人のメスとも交尾できない弱いオスは遺伝子を拡散することができず、彼らの存在は途絶えていった。




話を再び現代に戻そう。


現代において、男達は命をかけて女を守るような機会はほとんど存在しない。

このように環境は石器時代から変わったけれど、男の本能も女の本能も石器時代からまったく変わっていない。


男の本能は遺伝子をばらまくことだし、女の本能は強い男の遺伝子を受け入れたいというそれぞれの本能は、石器時代から引き継がれている。



これを理解することができない男たちが多すぎるゆえに、モテの格差は人類史上、未だかつてないほどに広がっている。


たった1人の女子とセックスできない非モテの男が大多数を占める中で、2人か3人、ときに4人以上のセックスする相手がいる少数派の男が存在している。


少数派に入りたい男たちは、恋愛は感情ではなく本能から理解することから始めよう。


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ケーゴ





2015年に粉飾決算が発覚し、それが一段落したと思ったら2016年の年末に突如、原発関連の損失が数千億円あると発表し経営危機に陥り、それ以降2017年の夏頃にかけてまで新聞紙面を騒がせまくっていた東芝の、『東芝の悲劇』というノンフィクションを読んだ。

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著者は大鹿靖明さんという、『ヒルズ黙示録 検証・ライブドア』『メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故』を書かれた、朝日新聞に勤務するジャーナリストの方だ。



戦前から続く一流企業だった東芝がなぜ、粉飾にまみれて経営破たん寸前にまでなってしまったのか、歴代の社長の素顔や人間関係に迫りながら描く、リアリティがあふれる素晴らしい本だった。



今回のエントリーで伝えたいことはこの本の中で描かれている、東芝という一流企業(当時)の取締役や役員になった、会社員としては成功した部類に入る高学歴でハイスペのオッサン達が、いい年して右往左往している様子だ。



象徴的なシーンを1つ挙げたい。


今から6年前の2012年。


当時の会長(西田氏)と社長(佐々木氏)は株式の配当性向(税引後の純利益から株主に配当を払う割合)について、意見が異なっている。


2人は決して直接話し合わない。そうすると、彼らの部下である取締役の高級取りのいい年したオッサンが、彼らのあいだを行ったり来たりする。


例えば、財務担当の取締役で副社長のオッサンは当時の社長(佐々木氏)から、

 

~〜
「お前は会長の方を向いて仕事をしているのか、それとも、社長の俺の方を向いて仕事をしているのか!」
~〜

 

と踏み絵を迫られる。


そして財務担当の彼は、「社長のために働いています」と弱々しく答えたあと、会長(西田氏)のところに向かう。


だがそこで、そこでは配当性向の変更について会長の合意が得られなかった。そのときの配当性向の割合(30%)は西田会長が社長時代に決めていたことだからだ。


そのあと再び、佐々木社長のところに向い、


~〜

「会長にご説明にあがりましたが、どうもご納得いただけないようでした」

~〜

と泣きそうになりながら報告する。


そうすると社長からは、


~〜

「お前の説明が悪いからだ!」

~〜


と詰められる。


このかわいそうな取締役副社長のオッサンは、2012年度の東芝の有価証券報告書を見てみると、年収2千万円ぐらい(*)もらっているようだ。


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(*23,600万円÷11人=2,100万円の単純計算。実際は会長、社長、副社長で傾斜があるだろうが、内訳は分からない)



仮にそんな財務担当取締役の年収が2千万円だと仮定すると、日本の給与所得者の中では上位1%に入る収入だ。


そんな取締役副社長は一円の利益を生み出すことがなく、いい年にもなりながら、会長と社長のあいだを行ったり来たりする。


あまりにアホすぎる。だがこのアホすぎる仕事の対価が年収2千万円だと思えば、彼自身の中で何か納得できることがあるのかもしれない。



結局、その取締役副社長では配当性向(最終利益から株主に配当を払う割合)に関する2人の争いを解決することができず、会長と社長の争いは取締役会に諮る(はかる)ことにより、決めることになった。


そこで会長と社長は、他の取締役達に意見を求める。


取締役それぞれに、会長を支持するか社長を支持するか、“踏み絵”を迫ったのだ。


最初に意見を求められた、後に東芝の会長兼社長に就任する、当時は半導体を担当する取締役副社長だった室町氏は困惑し切った表情を浮かべたまま、


~〜
「会長のおっしゃることにも理があり、また、社長がおっしゃることにも分があります。どうするかについては、お2人であらためて話し合ってお決めになられたらいかがでしょうか」

~ 〜


と会社員の鏡のようなコメントをした。このようなコメントをできる会社員こそが、大企業で会長兼社長というトップの座をつかみ取れるのだろう。


他の取締役も室町氏の意見と同じようなコメントを、言い方だけを変えて右に倣えで回答していった。


結局、会長と社長の戦いは「現状維持」(=会長の時代から変えない=社長の負け)ということになった。


この翌日、財務担当の取締役副社長は佐々木社長に呼び出され、


~〜

「お前の説明が悪いから、こういうことになったんだぞ。あのあと、俺は西田会長のところに謝りに行ったんだ!


俺がどういう気持ちで頭を下げたのか、分かっているのか! お前のせいでこうなったんだからな!!」

~〜


と激詰めされる。


当時は一流企業だった東芝の社長から副社長への激詰めである。


こんなパワハラ社長だった佐々木氏は非モテを極めていたようで、生涯独身だった。


そんな佐々木社長は、平気で日曜の午後でも部下を呼び出していたらしい。


部下のコメントを引用する。


~〜
佐々木は独身だったこともあり、休日をもてあました。「だから日曜日の午後でも平気で部下たちを呼び集めて御前会議をやるんですよ。
家族団らんのときに。『早く佐々木さんに嫁さんを世話しろ』なんてみんなで言い合っていました。」

~〜


また、佐々木社長は提出される資料類には完璧を求め、数十回と書き直しをさせるのが当たり前だったようだ。


長年、東芝に在職した社外取締役の言葉を引用する。


~〜
百回も書き直しをさせられた人がいた。いくらなんでも嘘だろうと思ったが、これは本当なんだ。

書類づくりに疲弊してしまう社員があらわれたんだ。たとえば、『この点が足りないから書き直しなさい』と指示して修正させれば、一、二回で済む。

それを佐々木社長は具体的にどう直せと言わないで、『ダメだ、やり直し』と命じるから、命じられた方はどこが悪いのか分からない。

それで何十回も書き直しをやらせる。私が効いたのは最高で、154回も書き直しをさせられた人がいる。
~〜


社長の部下となると、役職は取締役か執行役員だろう。

 

多くのオッサン達が家族団らんの時間を過ごしている日曜日の午後に、彼らは社長に呼び出され、会議を開催させられる。


書類を何十回(最高154回!)も書き直させられる。書き直しをするのは実際には、執行役員の下のさらに下の部下達だろう。


このようにして、1円の利益も生まない休日出勤や残業が常態化する。




ここで少し、会社員のキャリアについて思いを巡らせてみたい。

東芝の粉飾決算が明らかになる前の、誰もが知る一流企業だった東芝の取締役や執行役員になることができれば、世の中一般的には、会社員としては成功した部類に入るだろう。


きっと本人達はその役職を誇らしく周りに伝えていたのではないかと思う。


だがしかし、その実態はいい年してパワハラされたり、

(佐々木氏は怒鳴り散らすのは日常茶飯事で、

「バカ」

「死ね」

「お前は零点」

などの暴言を毎日吐いていたそうだ。)

休日に呼び出されたり、書類の書き直しを何十回もさせられていた。



ここで素朴な疑問として浮かび上がるのが、


「なぜ取締役や執行役員のオッサン達は、東芝を辞めなかったのだろう?」


ということだ。


東芝の取締役や執行役員クラスになれれば、これまで積み重ねてきた貯金(貯蓄)があるだろう。


さすがに年齢が年齢だけに、同程度の年収での転職はできないと思うが、東芝の取締役や執行役員という肩書や人脈を活かして、たとえ給料を減らしてでも、自分のこれまでの経験を活かせそうな中堅企業に転職することは考えなかったのだろうか?



仮に彼らが、パワハラを受けたり土日も働かせられたり、粉飾決算の片棒を担いだりその隠蔽をしたりなど、人間として耐えられないことがあったとき、たとえ年収が数百万円になったとしても、自分の専門性を活かせる中堅・中小企業に転職していたら、彼らの人生はより幸せだったのではないだろうか?


彼らは執行役員になるときに受け取っている退職金があるから、経済的にはそれなりの余裕があるはずだ。


年収が1~2千万円から数百万円になっても、彼らは十分に食べていくことができるし老後のお金もあるだろう。


東芝の取締役や執行役員まで上り詰めながら、当時の社長などからのパワハラに耐え、粉飾決算に手を貸していたオッサン達の不幸は、


「東芝で働き続ける」


こと以外にオプション(選択肢)を持たなかったことだ。



だが、もし彼らに、「東芝の社員」というプライドを捨てて、給料を下げてでも転職するオプションがあったり、
窓際の部署に自ら望んで異動して、定時で退社して趣味を楽しんだり副業をしたり、
土日は地元の地域活動に従事するなどのオプションがあれば、

彼らの人生そのものは確実に、より幸せだったのではないかと思う。



オプションが無かった高級取りの東芝のオッサン達の話は、決して他人ごとではない。


今なお全国の企業で、パワハラは日常的に行われているだろう。


不幸にも自分がパワハラの被害者になってしまう可能性は、会社員として働いている限り誰もが有している。


このエントリーを読んでくれている親愛なる読者の皆さまにおかれては、もし人間として耐えることができない事態に遭遇してしまったら、
多少給料を落としてでもやりがいがある職場に転職したり、
異動して仕事はそこそこに、趣味を楽しんだり副業をガンバったりするなどのオプションを持っておきたいと思う。


仕事は大切だけど、何より大切なことは出世することでもなくビジネスで成功することでもなく、幸せな人生を生きることなのだから。


仕事や出世以外に生きがいがないと、自分ではコントロールできないことに苦しみ、東芝のオッさん達のようになってしまう。

パワハラに悩んだり、給料を得るためだけに厳しい職場環境で働いている人達は、ぜひこのノンフィクションを読みながら、自分の仕事感や人生の幸せについて考えてみてもらえればと思う。

『東芝の悲劇』



ケーゴ



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『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』という本を読んだので、今回のエントリーではその本について思うことを記載したい。

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けっこう話題になっている本のようなので、既に読んでいる方もいるかもしれない。


著者の三戸政和さんはベンチャーキャピタルや県議会委員を経て、中小企業の事業承継や事業再生のタイミングにある会社を引き受ける投資ファンドを運用している。


著者はこの本の中でタイトルの通り、個人で中小企業を買収することを提案している。


著者の主張をとてもシンプルに要約すると、


1.    お金持ちになるには“あちら側の人間”(資本家)にならなければならない。

 

2.    「人生100年時代」と呼ばれる現代。60代で迎える定年後に続く人生の不安を逃れるためには、自分の経験と専門知識を活かせる中小企業を見つけて、個人で「会社を買う」ことによって、働き続けることを提案したい。

 

3.    ゼロから会社を立ち上げる“ゼロイチ起業”は死ぬほど大変。上場など大きく成功する確率はわずか0.3%。ゼロイチ起業で成功できるのは選ばれた一握りの人達だけ。

 

4.    日本では起業して5年後に残っている会社は半分以下の42%10年後に残っている会社は4分の1以下の23%。ゼロイチ起業をするより、過酷な10年を生き残った企業のオーナー社長になろう。

 

5.    今の日本にある中小企業380万社のうち、約7割が後継者不足で困っている。中小企業100万社が廃業すると言われる「大廃業時代」における1つの解決策が、個人が「会社を買う」ことだ。


というものだ。



お金持ちになるためには資本家になる必要があることや、起業がとても大変なことは多くの人は知っている。


でも、自分自身も含めて、「個人で会社を買う」ことについて考えたことがある人はおそらくあまりいないのではないかと思う。



「個人で会社を買う」と言っても、いったいどのようにして情報を得ればいいのだろうか?

ビジネスの世界で買収や事業売却の話は、社外はもちろん、社内でも常にトップシークレット扱いだ。


そこが一番気になるところではあるが、今の時代、一部の会社は不動産のようにネット上で売りに出されているのだ。



自分としては、会社の「売却案件」がネットで見られるという部分がとても印象に残った。


この本で紹介されている、国内最大級のM&AマーケットのTRANBIというサイトを見てみる。


著者がおススメする設立10年以上の会社でそれなりに利益が出ている会社を買おうとすると、当然にして、とても300万円では買えない。

しかしながら、たしかに300万円で買えそうな会社も掲載されている。


個人的には、(あくまで副業としてではあるが)東京に戻ったあとに英語を教えるビジネスをやりたいと思っているので、その手の話に興味がある。


そのため、業種を「教育•教育•ノウハウ」、地域を「関東•甲信越」と設定して「TRANBI」のサイトを調べてみると、こんな「売却案件」が出てくる(見るだけであれば、会員登録の必要はない)。


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この中では、「好立地、横浜駅近く」の英会話教室がとても気になった。

その「売却案件」の詳細を見てみる。

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サイトには年商も掲載されていて、この英会話教室の年商は1,000万円以下のようだ。

たしかに、年商1,000万円以下で赤字の英会話教室なら、300万円も払わないでその事業を買収できるだろう。


その英会話教室の事業にはいろいろと、カイゼンして黒字化できる余地があるように思える。

そこで会社員として培ってきた”カイゼン能力”を発揮して、事業をターンアラウンドする(事業を再生する)のはとても面白そうだ。



このサイトにはもちろん赤字の事業だけでなく、黒字だけど様々な理由(高齢、家族の事情、他の事業にコミットしたい、「飽きた」など)で、事業の売却を希望する情報が掲載されている。


多くの人が関心があるであろうネット関連では、業種を「IT•ソフトウェア」、年商を「1,000万円以下」と指定して検索してみると、ネット関連のスモールビジネスが表示される。色々なスモールビジネスの存在を知ることができて面白い。


300万円ぐらいなら、ガンバって貯めてきた貯金がある。そして、どうしても会社員として働き続けることができない。かと言って、ゼロから起業もできない。

そんな人がもしいたら、ここに出ている売却案件を吟味して、真剣に検討してみることもいいかもしれない。




自分自身は今のところ、転職はするかもしれないけれど、会社員の立場を辞めるつもりはない。


でも人生、何があるか分からない。当たり前だが一生、会社員として働けるわけでもない。


だから、このサイトを見ていて、


あぁ、こんな風にして英語をビジネスにすることができるんだ。


こういうネットビジネスで年商1,000万円を超えられるんだ。


などと思いながら、「売却案件」のオーナー達が作り上げた様々なビジネスモデルを、半ば勉強するように見ていた。




今さら言うまでもないことではあるが、会社員の人達は最近の「好きなことで生きていく!」的な風潮に流されて、いきなり会社を辞めて起業する必要もないし、ましてや、ブログで生きていくために突如会社を辞めて、ブロガーになる必要もない



本業がうまくいって充実しているときは仕事に集中して、本業がうまくいかなかったり楽しくないときは(だから会社を辞めたくなるのだが)、本業はそこそこにやることだけはきちんとやって、副業に力を注ぐのが、メンタルのバランス管理的にいいのではないかと思う。


本業から安定した収入があるから副業を楽しめるし、副業という存在があるから、本業で多少のストレスを感じても心理的にやり過ごすことができる。



そして、いずれ副業を本業にしようと思っている人達にとっては、それぞれの専門分野で実際に事業を立ち上げた人達のビジネスモデルを学ぶことはとても有益だろう。


また、会社を辞める前に、副業から始められるビジネスの基盤をこういったM&Aサイトから買うことも、選択肢になるかもしれない。


起業にあこがれたことがあったり、ささやかな副業をしたり、いずれ自分の専門分野で何か事業を始めたいと思っている人達にとって、学びがある本だと思う。

『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』



ケーゴ

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