ケーゴの長いつぶやき

元非モテの会社員がバツイチグローバル恋愛プレイヤーを目指して活動中。 サッカーを愛しすぎて、女性とのアポをサッカーに例えてしまう。 創刊号からの週刊金融日記読者。 グローバル恋愛プレイヤーとグローバルビジネスマンを目指しながら、恋愛市場のフィールドレポート、海外経験ゼロからスーパーナメック星人への道のり、長いつぶやきをなどをブログに掲載中。 モットーは仕事も恋愛も、「My passion is always on the pitchーー」 「シークレットラウンジ」(https://synapse.am/contents/monthly/secret_lounge )管理人。 主に恋愛とサッカーをつぶやくTwitterのアカウントはこちら。 @Kgo_Number10 日本語と英語で名言をつぶやく英語学習アカウントはこちら。 @Kgo_English

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大坂なおみさんの存在を、このエントリーを書いているつい前の日に知った。


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多くの人はきっとかなり前から知っていると思うが、念のために大坂なおみさんについて記載する。



大坂なおみさんは20歳の大阪府大阪市出身の女子プロテニス選手。彼女のお父さんはハイチ系のアメリカ人で、お母さんは北海道出身の日本人だ。


彼女は「日本人」として初めて、グランドスラムというテニス界の4大大会の1つで優勝した(ちなみに、大坂なおみさんの友人である「Kei」こと、あの錦織圭さんはアジア人として初めて、グランドスラムの決勝戦に進出した)。


さて、彼女の日本でのインタビューを見た自分の感情を率直に述べると、大坂なおみさんの外見はどう見ても、一般的な日本人とは異なる。


しかも彼女は日本語を聞き取ることができるが、話す方は少ししかできないようだ。


「見た目も違うし日本語もあまり話せない彼女は、日本人なの?」


と誰もが感じたと思う。自分自身もその1人だ。


だが、彼女は正真正銘の日本人なのだ。


彼女は日本人でありながら、アメリカの国籍も持っているという。いわゆる二重国籍の保有者だ。



今回のエントリーでは、そもそも「日本人」の定義とは何か、「国籍」はどのように決まるのか、そして、ダイバーシティについて考えてみたい。


「日本人」の定義は父親か母親のどちらかが日本人であることだ。生まれた場所は関係ない。


大坂なおみさんの母親は日本人なので、彼女は日本人なのだ。たとえ、日本語がうまく話せなくても。

また、「国籍」はどのように決まるのだろうか。

日本の国籍の決め方は「血統主義」と呼ばれるもので、前述の通り父親か母親のどちらかが日本人なら子供も自動的に日本の国籍を持つ。


逆に、大坂なおみさんがもう一つの国籍を有するアメリカの決め方は「出生地主義」と呼ばれていて、その国で生まれた子供は自動的にアメリカ人になる。


自分自身も含めて、仮に日本人がアメリカで子供を作ったら自動的に、日本とアメリカの二重国籍者になる。

そして、日本の法律においては22歳までに、どちらかの国籍を選ぶ必要がある。日本は二重国籍を認めていないからだ。



大坂なおみさんは母親が日本人だから日本の国籍を持っていて、アメリカ人の父親とニューヨーク州に移住したときにアメリカの市民権を取得して(日本的に言うと帰化して)、日本とアメリカの二重国籍になった。


ちなみに、アメリカに二つ国籍を持つ人達は普通にたくさんいる。自分の友達たちもだいたいそんな感じだ。

あるバンコク出身の女子の話 ~ 「結婚」につけられた値札 ~



そんな大坂なおみさんは「テニスでは日本人」として、東京オリンピックに出られるなら金メダルを目指すという。


彼女はいま20歳。日本の法律に従うのならば、いま二重国籍の彼女は来年の10月に迎える22歳の誕生日までに、日本かアメリカの国籍を選ばなくてはならない。


東京オリンピックに出るのなら、必然的に日本国籍を選ぶことになるだろう。


だが、彼女の母国語は英語で、居住地も3歳のときから今までずっとアメリカだ。

そのアメリカは二重国籍を認めている。

そんな彼女はどうするだろうか?


おそらく、アメリカに住みながら日本国政府が決して許さない二重国籍の状態を維持しながら、東京オリンピックに「日本人」として出場するだろう。


なぜなら、法務省によれば(22歳までに)国籍の選択をした結果、外国籍を喪失していない場合は、「外国国籍の離脱の努力」をすればいいだけだから。


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アメリカで暮らしながら、きちんと「外国国籍の離脱の努力」だけはしつつ、実質的に二重国籍のまま堂々と「日本人」として、東京五輪に出てほしいと思う。


そして、安倍首相も応援する大坂なおみさんをきっかけに、


日本政府も二重国籍を認めるぐらいになってもらえればと思う。

日本から海外へ移住し、その国の市民権を取りながらも日本の国籍を維持したい人達は、世の中にたくさんいるからだ。
(ちなみに、G7と呼ばれる主要国の首脳会議に参加する欧米の先進国は日本以外すべて、二重国籍を認めている。)



さて、ここで少し話が変わるが、異国の地で言葉に苦しみながらマイノリティ(少数派)として働く自分自身は、ダイバーシティという概念が日本でも広がることを願っている。


ダイバーシティというと、ビジネスでは性別や国籍はもちろん、LGBTなど多様な人材の就労機会を増やして、積極的に活用していこうとする考え方のことを言うように思う。

ただ、もともと「diversity」という単語の意味は「多様性」だ。

アメリカではビジネスにおけるダイバーシティより広範に、「人種の多様性」という意味で使われていることが多いように思う。

たとえば、「テレビ番組や広告ではダイバーシティが意識されている」とよく言われるが、これはつまり、白人だけでなく黒人(アフリカ系アメリカ人と言う)やヒスパニック(中南米出身のラテン系の人達)がバランスよく混ざって出演している、という意味だ。

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「日本人の血統で日本で生まれ育った人だけが日本人」的ないわば、”純血主義” 的な感覚がどこかにある日本では、人種の多様性(=ダイバーシティ)はあまり浸透していないように感じるし、国籍について過剰なほどにこだわる人達がいることも知っている。


そんな考えからの偏見が自分にあったからなのかもしれないが、見た目がまったく日本人ぽくなくて日本語をあまり話せない大坂なおみさんが、日本でとても温かく笑顔で受け入れられている様子にはとても驚いた。


日本にもダイバーシティが浸透しているのだと、時代の変化を感じずにはいられなかった。



だがここで、本当にダイバーシティが浸透しているのかどうかを深堀りしてみたい。


仮に、父親が韓国人か中国人、母親が日本人で、日本語を話せない韓国または中国に住む20歳の男子の「日本人」がグランドスラムで優勝する快挙を成し遂げて、記者会見で韓国語または中国語で受け答えをしたとする。


人種の多様性という概念がない一部の”純血主義” の日本人の人達は、彼を温かく笑顔で受け入れて、彼に東京五輪に出てほしいと応援するだろうか?


自分自身はそんな彼を心から応援したいと思うが、一部の”純血主義” の日本人の人達はおそらく、決してそうは思わないのではないだろうか。



日本には今なお、「在日」と呼ばれる差別が存在している。ネット上における「在日認定」という単語を聞いたことがある人がいれば、それは明らかだろう。



ここで、少し前の話だが悲しいエピソードを紹介したい。


これはベッシャーさんという、ロシア出身の両親から神戸で生まれて日本で育った、外見は西欧人だが日本語を話す日本人男性の話だ(彼は自分のことを「ロシア系日本人」と考えている)。

彼が小学3年生のときに経験した話を、2017年の12月に東洋経済社に伝えている。


~いくつか停留所を過ぎた後、おそらく10代の、日本人に見える女の子が乗ってきて、小銭を探すのにモタモタしていた。

その子は日本語がほとんど話せなかった。運転手はいら立ち、女の子を侮辱して大声で言った。

「日本語もろくに話せないのか?お前は朝鮮人か、中国人か?」

彼女は泣き出してしまった。バスの乗客は一言も発さなかった。

ベッシャーは恥ずかしくなり、腹を立てた。この出来事から彼は、人は自分たちと違う外見や、振る舞いを見せる人と会うと居心地悪く感じることがあるのだと思った。

ベッシャーが自分で調べたところによると、神戸に住む人の約
3分の1
は韓国・朝鮮系、あるいは中国人の子孫だそうだ。~

「見た目外国人」の日本人親子を苦しめる誤解

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誰もが知るあのソフトバンクの孫正義さんは幼稚園の頃、在日韓国人として生まれたことを理由に年上の子供から頭に石を投げつけられ、血を流したことがある。

~~~
ある日、幼い子にとっては屈辱的な出来事が起きた。
「ヤーイ、朝鮮!」
同じ幼稚園に通う年長の子が石をぶつけてきたのだ。
石は正義の頭に命中し、鮮血が飛び散った。

「なぜだ」

正義は大粒の涙を流した。

この不条理な差別がどうしても理解できなかった。
祖父母が韓国からやってきたということは聞かされていた。
それがどうしていけないことなのか。

祖父母は日本という異郷で、生きるために懸命に働いている。
立派なことではないのか。どうして、恥じなければならないのか。

~~~~

『志高く 孫正義 正伝 新版』



これらは昔の話かもしれないが、程度の違いこそあれど、今でもこの種の差別は残っているだろう。ネットを検索するといくらでも、その手の話が出てくる。


今の日本にはいまだかつてないほど、外国人の人達が存在している。

コンビニや居酒屋にいけば、複雑すぎる日本語がよく分からないまま、異国の地でガンバって働く彼らの姿を見かける。

そんな彼らの姿を見たら、たとえコンビニで時間が無くても、居酒屋で飲んでいても優しく接してもらいたいと思う。

彼らは人生を変えるために異国の地に渡った。そこで人生をかけてガンバって働いているのだ。


アメリカのスーパーやファストフードで働く人たちの多くは、アフリカ系アメリカ人や中南米出身の人たちだ。

彼らの仕事ぶりは日本の接客に慣れている日本人的には内心、ストレスを感じることもしばしばあるが、アメリカで文句を言う人はみたことがない。そういうものだと、みんな受け入れているように見える。



最後までこのエントリーを読んでくれた親愛なる読者の皆さんが、大坂なおみさんの快挙をきっかけに人種の多様性について考えたり、日本で働く外国人の人達に優しい心を持ってもらえれば、とても嬉しく思う。

肌の色とか生まれた国とか出自とか、そういうことを理由にイヤな思いをしない日本になってほしいと願う。


ケーゴ






週に1度ぐらい会う、バンコク出身の女友達がいる。

BANKOKU

彼女と会ったこの日に聞いた話がとても興味深かったので、親愛なる読者の皆さまに共有したいと思う。


まずはじめに、彼女について説明する。

アラサーの彼女はバンコクで生まれた。

彼女が生まれてすぐに、彼女の父親はアメリカに渡った。生まれてきたばかりの娘と、娘を育てる愛する妻を養うために。


そんな彼女がお父さんと初めて会ったのは、7歳のときだ。

彼女は今でも、父親と初めて会ったときのことを覚えている。


そんな彼女は1年に1回だけ、バンコクに帰ってくる父親のことが大好きだった。


彼女は頑張って勉強し、バンコクで医者になった。ドクターとなった彼女の専門は血液に関する病気だ。


医者になったあとも彼女の父親はアメリカに住み、1年に1度しか帰って来なかった。


彼女は27歳ぐらいのときに父親に誘われ、アメリカに移住した。Dad(父親)のことが大好きだったからだ。


彼女はアメリカではドクターの免許を持っていない。つまり、医師としての仕事ができない。


そんな彼女はアメリカで、薬剤師になった。タイでドクターをしていたので、当然にして薬の知識がある。

 

彼女のアメリカで父親と暮らしていた。彼女のお父さんは昨年、タイに帰国した。

まるで彼女のお父さんとすれ違うように、父親が帰国したあとにオレと彼女が出会ったのは、きっと運命的な何かがあったのだろう。



彼女の紹介が長くなった。そんな彼女は日中は薬剤師として仕事をしたあと、夜は彼女の叔母さんが経営するタイレストランで働いている。

タイでドクターをしていた女性が、昼間は薬剤師として働き、夜は料理人やウェイトレスとしてタイレストランで働いている。

日本で会社員として働く人たちは、異国の地で専門家としてのグレードを下げながら、飲食店で働く自分の姿を想像できるだろうか?

自分自身は決してイメージできない。それだからこそ、
オレは昼も夜も毎日ガンバって働く彼女のことがとても好きだ。




さて、そんな彼女はこのエントリーを書いている前日、叔母さんのタイレストランで突然、最近よくお店に来る常連客にプロポーズされたそうだ。


プロポーズをしてきた男はタイ人で、もうすぐビザが切れるためにタイに帰国しなければならない(世界中どこの国でも、旅行での一時的な滞在ではなく住むためにはビザが必要になる)。


そもそも、彼は少し前にアメリカに来た、ビザが無いただの旅行者だったのかもしれない(タイの事情は分からないが、日本人だとビザがなくても3ヶ月はアメリカに滞在できる)。


彼女は既にアメリカで市民権を持っているため(日本で言うと帰化している)、彼女と結婚すれば、そのタイ人の男はタイに帰らないで済む(アメリカの市民権を持つ人と結婚した配偶者はアメリカでの永住権を取得できる)。



突然プロポーズされた彼女はとても困ってしまった。いちおう相手は常連客だ。失礼な対応をするわけにもいかない。


彼女が固まっていると、タイ人の男はこう言った。


「3年でいい。3年後に別れよう。5万ドル(550万円)払うから」




おそらく何がなんだか分からないと思うので、まずは「3年」について解説したい。


仮に、彼女が5万ドルを受け取って、いわば"偽装結婚"をしたとする。


偽装結婚により、めでたくタイ人の男はアメリカに住む権利を得られる(アメリカに帰化した女性の配偶者は、アメリカ市民になれる)。


だが、2人がその1ヶ月後、または1年後に離婚したらどうだろうか?

それはもしかしたら、アメリカに住み続けるための「偽装の結婚」だったのではないだろうか?


トランプ政権により、ただでさえ移民に厳しいアメリカだ。当然にして、男の市民権を取りあげるだろう。


1ヶ月後の離婚はNG、1年後の離婚もダメ。

では、具体的にどの程度のあいだ偽装結婚を続けてから別れれば、それは「偽装」だと思われないのだろうか?


その答えこそが、「3年」なのだ。


3年間も一緒に結婚生活を営み(住む場所が別々でもときどき会えば問題ない。夫婦にはそれぞれみんな、色々な事情がある)、その結果、2人は別々の人生を歩むことに決めた。


こんなストーリーを現実の世界でリアルに描くことができれば、市民権を持つ女性(男)の配偶者の男(女性)は市民権を得られる。


(例えば、アメリカにどうしても住み続けたい日本人の女性が、アメリカに住み続けるために金銭ではなくセックスと引き換えに、一時的にアメリカ人と結婚しようとする例は実際にあったりする。)



彼女から、アメリカに住み続けるために結婚を金で買おうとする男がいる話を聞いて、とても興味深かった。


ちなみに彼女は当然にしてそのタイ人の男の申し出を拒否した。


オレは彼女に言った。


「でも彼はまた来週もレストランに来るんでしょ。彼に伝えて。

 

男友達が5万ドル(550万円)じゃなくて、50万ドル(5,500万円)だったら、あらためて考えてみるって言ってたって(笑)」




親愛なる読者の皆さまは、「結婚につける値札」についてどう考えるだろう?



3年のあいだ「自分の配偶者」というステータスを渡し、生活は何も変わらず別々に暮らす。


ときどきセックス無しで食事すればいいぐらいなものだ。


それで3年間で550万円。1年で180万円、月に15万円だ。


もしこのエントリーを読んでくれている親愛すぎる女性読者の方がいれば、ぜひ貴女の答えとその理由を教えてもらいたいと思うーー



ケーゴ

 






最近、スルガ銀行の不祥事が世間を騒がしている。


まず初めに、スルガ銀行とは静岡県に本社を持つ地方銀行で、保有する総資産は4兆円ぐらいだ。

4兆円」と言われてもピンとこないのは自分だけではないと思う。

メガバンクと規模を比べてみると、最近「東京」が外れた三菱UFJ銀行の総資産が300兆円ぐらい、みずほ銀行や三井住友銀行が200兆円ぐらいだから、メガバンクの数十分の一ぐらいの規模だと思えば何となく分かるかもしれない。 


さて、そんなスルガ銀行では、すさまじいパワハラが横行していたようだ。

具体的には、ノルマを達成できない部下に対して上司から、このようなセリフが行内でさけばれていた。

「数字ができないならビルから飛び降りろ」

「お前の家族みなごろしにしてやる」


パワハラも横行(日経新聞)

暴力も日常茶飯事で死を迫られることもあったようだ。

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こうした結果、ルール違反の融資をした行員がたくさん生まれた。

具体的には、「自分もしくは家族名義でのローン実行」や、「(行内の決裁を取得するための)稟議書に架空の人物を登場させる」という行員が続出したそうだ。

「自分もしくは家族名義でのローン」の内容が気になるところだ。

ときにノルマは、

「7%超の無担保ローンを月に10億円実行しろ」

というものであったことを考えると、自分(もしくは家族)名義で数千万円からときに1億円を超える借入を、ノルマのためにスルガ銀行から行った人もいるのだろうか。

この手の高額のローンには必ず担保が必要なので、担保に供する投資用マンションも会社の数字のために買っているはずだ。

さすがにそこまではしていないと思うのだが(数百万円レベルの無担保ローンだと思いたい)、もしそうなら、ここまで来ると狂気の沙汰だ。

自分または家族名義でのローンを行うことを、行内では ”自爆” と称されていたようだ。

スルガ銀行行内のすさまじいパワハラの様子について興味がある人は、9月7日に公表された第三者委員会の調査報告書の原文を読んでみることをおススメしたい。

調査報告書(公表版)

(パワハラについての行員からのコメントは、P172から始まる「(3)個々の行員の認識」に詳しく記載されている。)




この類の狂ったパワハラの歴史をさかのぼると、あの野村證券ではその昔、
数字が上がらない社員の奥さんを呼び出して、奥さんの目の前で社員を激詰めし、

「こいつのために、みんなが迷惑しているんです。奥さん、どうにかしてください」

  と上司が奥さんに言う場面もあったそうだ。

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野村證券第2事業法人部


ここで、自分自身のパワハラの経験について語ると、自分は学生時代にあの悪名高い光通信でアルバイトをしていたことがある。

もう10年以上前の話だが、そこではこんな言葉が本当に毎日、飛び交っていた。


「数字はイチからしかないんだよ! ゼロは数字じゃねえんだよ!!」


とか、


 「今から数字を作ってこい。まだやってる店はいくらでもあんだろが!」


 と言って、22時ぐらいから歌舞伎町に携帯電話を売りに行かせていた。


当時の光通信では、そのオフィスで一番偉い人(「統括」と呼ばれていた。支店長と置き換えてもいいだろう)がオフィスに入ってくると、社員全員で立ち上がり、


「オス!」


「オス!!」


とみんなが大声で言っていた。いや、叫んでいた、と言った方が正確な表現だろう。

当時でも、2割ぐらいの女性社員がいた。彼女達も当然にして、叫んでいた。


オスを「おはようございます!」に置き換えると、もしかしたら一般的な会社に勤める人達にも分かるかもしれない。



そんな光通信の「経営理念」というか、「社訓」は"三大主義"だ。


三大主義とは、


一、集団成功主義


二、実力主義


三、元気主義


の三つから構成される。一番目と二番目は何となく分かるだろう。


三番目の「元気主義」という抽象的な言葉はいったい、どんな意味なのだろうか。


具体的な行動で説明するとそれは毎朝、
50人ぐらいはいるオフィスの社員全員で円陣を組んで(前述の通り2割ぐらいは女性だ)、


「元気があれば何でもできる、何でもできる!」


「元気があれば何でもできる、何でもできる!!」


「今日、一番数字をやるのは俺だー!!」


「オレだ!」


「オレだ!!」


「わたしだ!」

 

「オレだ!」


「オレだー!!」


「わたしだーー!!」


とみんなで円陣を組みながら叫び合い、それが一周したら一斉に各々のデスクに走っていき、朝8時半からテレアポを始めることだ。


これこそが、「元気主義」という意味だ。


光通信の話が長くなってしまった。今となってはとてもいい思い出なので、いくらでも語れてしまう。



自分はこんな会社でアルバイトをしていたので、


「こんな会社に決して就職してはいけない。新興企業ではなく昔からある大きい会社に行こう」


と思い就職活動をし、めでたく第一希望の会社に入れたが、そこでパワハラに苦しんだのは皮肉な話だ。

新人時代の話 ~ 上下関係について思うこと ~



さて、話をスルガ銀行に戻す。


スルガ銀行の年代別の収入は、ネット上のまとめによるとこれぐらいのようだ。


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(出典:平均年収JP


30
代や40代の人達には奥さんがいたり子供がいたりしただろう。背負うものがある彼らは稼がなければならない。


だが、そんな事情があったとしても、あれだけ罵倒されたり、ましてや自分や家族の名義で借金をする前に、なぜ、辞めることができなかったのだろうか。


地銀の転職事情はよく分からないけれど、今回の一連の報道が行われる前なら、地元の信用金庫や地元企業の財務部門などに転職できたのではないだろうか。


転職によって給料は下がるかもしれないけれど、暴力を振るわれたり仕事のために借金をするような狂った環境よりは、はるかにましだろう。



話をまとめると、今も昔もパワハラの環境はあまり変わっていない。

そこには、会社の役職が上位なだけで全能感を有し、自分より年下の部下は奴隷のように扱ってもいいと思う狂ったオッサン共がいる。

彼らは若かりし頃、そのようなオッサンにパワハラされ、それに耐え抜いて、自分がパワハラできる年代のオッサンになった。

「自分がパワハラで育ってきたから、自分も部下にパワハラしていい」

という考えが、無意識ベースで自分の脳の中に刻み込まれている。

そんなわけないことは明らかなのだが、残念ながらことに、こんなどうしようもないオッサンはどこの日本企業にもいるのではないだろうか。

スルガ銀行のように、この手のことが明らかになるのは氷山の一角だ。

「働き方改革」の現代の日本でもきっと今なお、程度の差こそあれど、たくさんの企業でパワハラが行われていることだろう。




パワハラの被害を受ける可能性がある職場で働いている人は、小型ICレコーダーをポケットに忍ばせておこう。


何かあったときに、常に証拠が取れるように。

ただ、実際にパワハラがあり告発したとしても、残念
なことに文化としてパワハラがあるような日本企業は結局、管理部門もどうしようもないオッサン達に支配されているので、結局うやむやになることも少なくない。


その場合、告発したその人の処遇は決してよくはならないし、社内の人達から疎まれたりして、逆に悪くなることさえあったりする。



だからこそ、何かあればいつでも転職できる貴方なりの能力を、どうにかして身に付けよう。

何が起きても、自分自身の身は守れるように。


ケーゴ


関連エントリー:
『転職の思考法』を読んで思うこと ~ 「心からやりたいこと」を探してさまような! ~






先日、女子の誕生日にトトロのぬいぐるみをプレゼントしたことをツィートしたら、何やらとても反響があった。



TOTORO

たくさんの女子たちから、かわいらしいコメントをもらった。

女子からのコメントはおそらくほとんど読んだだろう。思わず微笑ましくなってしまうコメントばかりだった。

さらに、この件は他のブログやラジオでも取り上げられた。


女子に喜ばれるプレゼントの渡し方を考える ~ 俺の遺言を聞いてほしい ~

プレゼントに関する論争について ~ 男性は女性に何をプレゼントすべきなのか~ 

#249 ぬいぐるみ戦争に関する考察 ~ ゴッホのモテラジオ ~


この一件が落ち着いたところで、「誕生日にぬいぐるみをプレゼントすること」について自分自身が思うことをまとめておきたい。



まず初めに、宮崎駿さんのアニメやディズニーランドの世界が好きな女性の誕生日に彼女が好きなキャラクターのぬいぐるみをプレゼントすると、とても喜ばれる。


日本でもアメリカでも、例外なく喜ばれた。無論、彼女がアニメやディズニーが好きなことが大前提で、さらにちょっとした"ストーリー"も必要だ。



にわかには信じられないかもしれないが、情熱的に彼女と結ばれたあとにぬいぐるみ(ぬいぐるみが好きな女子の自宅のベッドには必ず、ぬいぐるみが置いてある)と「会話」を始めると、彼女はとても喜んでくれる。


いい年をした大人の男がぬいぐるみと話し始めるのは、かなりイタイかもしれない。


文字にして書くと、われながら確実にイタイと感じる。


だが、イタイと思う気持ちもなんのその、例外なく彼女達はぬいぐるみとの会話に喜び、自らその会話に入ってくる。



ここには、「お互いにいい感じに酔いながら本能がおもむくままに結ばれたあと」という、前提条件が存在することは補足しておきたい。



一度ぬいぐるみと会話をしたそのあとは、彼女のウチに行ってお互いいい感じに酔いが回ってきた後に、


「今日、トトロ(またはジェラトーニなど彼女が好きなキャラクター)の調子はどう?」


と聞いてみると、彼女、じゃない、トトロが、

「ぼくは普通だけど、ケイ子さんは今日とても忙しかったみたいで、ちょっとお疲れみたいだよ」

と返してくれて、2人、じゃない、3人でとても盛り上がる。


貴方の彼女は宮崎駿さんのアニメではなく、ディズニーが好きかもしれない。


男達はTDLTDSも知っていると思うが、果たしてジェラトーニを知っているだろうか?


ちなみにジェラトーニはTDLには生息しておらず、TDSにのみ生息している。

ジェラトーニはかわいいが雄で、画家の彼には彼女がいる。

JERATONI

話がそれたが、ディズニーが好きな女性なら、必ずやジェラトーニを知っていると思う。


彼女のウチでそんなジェラトーニと友達になり、彼と話す。


気が付けば彼女も自分とぬいぐるみの会話に入ってきてくれる。彼女も会話をきっかけとしてジェラトーニに命が授けられ、とてもハッピーだ


このように彼女が持つぬいぐるみと話をし、自分と彼女とぬいぐるみとのあいだで新たな"ストーリー"を生み出すのだ。


その"ストーリー"がある中で、彼女が好きなキャラクターのぬいぐるみをプレゼントし、そして今度は、プレゼントしたぬいぐるみとも話す。彼女はとても喜んでくれる。


さらに彼女のベッドは自分がいないときでも、にぎやかになる。これはすべて、心が美しい彼女の気持ちをハッピーにするためだ。




また、プレゼントに高い貴金属類はまったく不要で、ただのお金のムダ遣いだ。


プレゼントに求めるもので、彼女の「心の美しさ」も判定することができる。


男に高い貴金属類のプレゼントを求めてくる時点で、その男は彼の魅力ではなく、サイフの方を評価されている。


何より、たとえ彼女のルックスは美しくても、彼女の心は決して美しくない。


見た目じゃない、いわば彼女の“心の顔”を見ることが必要だ。


財布の方を評価され始めたら、常に「失う勇気」と共に、


「オレはそういうプレゼントは買わない主義なんだ」


と言って言外に、


(君がそれに固執するなら、いつでも別れる)


と示すことが必要だろう。




偉そうに「女子の誕生日に高い貴金属類は買うな」と言っている自分ではあるがその昔、アホみたいに高い指輪を買ったことがある。

 

忘れられない思い出 ~ 苦い恋の記憶 ~

婚外恋愛の素敵な思い出 ~止まらない汗 in クリスマスの表参道 ~


上記のエントリー以外にも、高い貴金属を買ったことが何度もある。

そんな厳しすぎる非モテ時代の経験を経て、このエントリーをまとめるに至っている。

もしかしたら、「心の美しさ」に敏感すぎるのかもしれない。



そんな自分でも今なお、様々な紆余曲折を経ながら1年以上も2人の関係が続いた場合、彼女から貴金属やブランド物を欲しいというリクエストがあったら買っている。


だが自分の心の中には、心が美しい彼女がこの種のリクエストをしてきた時点で、その真っ白な心の美しさの中に、その白さをよどませる黒色の何かが、生まれてきていると感じてしまう。


それはきっと、昔の苦い思い出からくる本能的な感情なのだろう。


現実的に高いプレゼントを買ったあとはたいてい、3ヶ月以内に別れる。


プレゼントを買ったから別れるのか、2
人の関係が始まって1年数ヶ月も経ったから別れるのか、その因果関係は分からない。

自分はおそらく、後者だと思っている。


男と女は子供を作らない限り、2年ぐらいが2人の関係を維持できる限界の期間だと考えているからだ。



たが、何事も例外はある。心が美しい女子となら子供を作らずとも、2年の壁を超えられることもある。


そこには高いプレゼントなど必要ないだろう。それは2人の関係を他の人達に言う必要さえもない、2人だけの世界だから。



ケーゴ

 

 






前回のエントリーでは、アラサーの人達の心に響きそうな転職の本についての感想を書いた。

『転職の思考法』を読んで思うこと ~ 「心からやりたいこと」を探してさまような! ~


今回のエントリーでは、30代半ばからアラフォーの人達の心に響きそうな本を紹介したい。


『サラリーマンは、二度会社を辞める。』という本だ。


この本を知ったきっかけは、前回のエントリーでも掲載した橘玲さんの『幸福の「資本」論』 で、妙に心に突き刺さる言葉が引用されていたからだ。


『幸福の「資本」論』 からその部分を引用したい。



~~~~

日本最大手の生命保険会社の支社長時代、著者である楠木氏のところに若手社員が相談に来ます。


彼は将来、自分でなにか事業を立ち上げたいと考えていました。彼はスティーブ・ジョブズを尊敬していると言います。


その若手社員の話を楠木氏は、「君は何か基本的なところで考え違いをしていないか?」とさえぎります。


「君が毎日会社で働くことができるのであれば、まず飛び抜けた個性は持ち合わせていないと思った方がいい。突出した個性がある人材なら入社もできないし、たとえ働き出しても長くは続かない。」


中略


ベンチャーに憧れる若手社員は、日本最大手の生命保険会社の面接で採用され、何年か会社で働くことができたという"事実"によって、スティーブ・ジョブズになれないことが、あらかじめ決まっているのです。


中略


楠木氏は、困惑する若手社員にこうアドバイスします。


「しかし君には彼ら(個性的な人材)が持たない良さがある。この会社(日本最大手の生命保険会社)に入社できたのは、人事担当者が仲間として一緒に働けると認めた結果だ。


それを伸ばすことを考えたらどうか。魅力ある個性や突出した能力と幸福な仕事人生とは必ずしも相関関係にはない。


ひょっとすると君の方が(幸福な仕事人生の)いいポジションにいるのかもしれない」


これを厳しすぎると思うでしょうか。しかし楠木氏が、順調に出世を続けた40代半ばに、


「自分の仕事が誰の役にやっているのか分からない」


という壁にぶつかり、うつ病と診断されて、自ら申し出て平社員に降格させてもらったという経歴を知れば、この言葉の重みが分かるでしょう。

~~~~



引用が長くなった。



この部分がスティーブ・ジョブズの伝説のスピーチを何度も聞いて、「好きなことを仕事にしろ!」という類の情報をネットでほぼ毎日見るなり聞くなりしながら、会社員として仕事をしている自分の心に妙に刺さった。


そして、支社長から平社員へ自ら降格を申し出たという楠木新さんの本を実際に読んでみたくなり購入した。


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この本は、同じ会社で10年以上も働いて、当然にして仕事への「飽き」が生まれてきた頃の男たちの心には、いろいろと響くことがあると思う。


まず初めに、『サラリーマンは、二度会社を辞める。』 の、"二度"という言葉の意味を説明したい。


会社員には会社を辞める定年があるが、定年が来る前に、"心の定年"を迎えると楠木新さんは主張する。


「心の定年」とはいったい何だろうか?


「心の定年」を説明している部分を引用したい。


~~~~

早い人で30代後半、普通は40歳ぐらいから「このままでいいのだろうか?」

と心が揺れ始める。


「今やっていることが、誰の役に立っているのか?」


「成長している実感が得られない」


「このまま時間が流れていっていいのだろうか?」


この3つは私がインタビューした200人近い転身者の発言を最大公約数としてまとめたものだ。


組織で働く意味に悩むこの状態を私は「こころの定年」と名付けてみた。

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それなりの規模の日系企業で働く人達なら誰もが分かる通り、その大きい組織の中で一定の役割を得るためには、どうしても会社中心の働き方になってしまう(昨今の「働き方改革」が始まる前の話だ)。


そういう人達は入社してから何年もかけて、その組織の中で無意識的に自分という存在を作り上げようとしながらガンバって働く。


だが勤続10年を過ぎたあたりからいろいろと背負うものが生まれてきたりして、仕事中心の働き方に疑問を持ち始めるのが、多くの男達に共通していることではないだろうか。


その背景にはおそらく、昇進や専門性の向上に注力して社内でそれなりのポジションを確保しても、今までと同じやり方では「人生100年時代」を乗り越えられないのではないかと、多くの人達が考えていることもあると思う。



楠木新さんの『サラリーマンは、二度会社を辞める。』 によれば、あの巨匠たるピーター・ドラッガー先生でさえ、このように言っている。


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30年間も組織が存続しているとは言い切れない。その上、ほとんどの人間にとって同じ仕事を続けるには30年、40年は長すぎる。飽きてくる。面白くなくなる。惰性になる。耐えられなくなる」


45歳にもなれば、全盛期に達したことを知る。同じ種類のことを20年も続けていれば、仕事はお手のものである。学ぶべきことは残っていない。」


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それでは一体、そんな彼らはどうすればいいのだろうか?


ドラッガー先生はこのような解決策を提供する。



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「文字通り第二の人生を持つこと」

「パラレルキャリア(第二の仕事)を持つこと」

「ソーシャル・アントプレーナー(社会奉仕・慈善事業などを熱心に実行・支援する人)になること」


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このようなことが書かれているドラッガー先生の著書、『明日を支配するもの ~21世紀のマネジメント革命~』 が上梓されたのは1999年。


20年後の日本では日本政府さえも副業することをうながしている今の日本を考えると、巨匠ドラッガー先生の慧眼には敬服するしかない。



このエントリーをここまで読んでくれている人たちはもしかしたら、「心の定年」を迎えている自分に気がついて、会社を辞めるかどうか悩んでいるかもしれない。


でも、それはとても追い詰められた状態なのだ。


楠木新さんは、今の会社でいろいろ思うところがあって「辞めるか、残るか」の二者択一で追い詰められている人達に向けた、いわば"第三の道"を提案している。


"第三の道"とは、「会社員のまま2つの自分を持つ」ことだ。


具体的に著者の楠木新さんを例に挙げれば、日本最大手の生命保険会社で支社長から平社員に自ら申し出て降格し、「楠木新」(これはペンネームで彼には本名が別にある)として「働く意味」をテーマに執筆を始めることだ。


生保に勤務するリアル楠木新さんと、作家としての楠木新さん、2つの楠木新さんがいる。


これが彼の言う、「会社員のまま2つの自分を持つ」ことだ。


彼はこれこそが、「辞めるか、残るか」の二者択一で追い詰められている人達に向けた、"第三の道"だと提案している。


平たくいま風に言うと、「会社員+α」として副業を持て、とも言えるだろう。



楠木新さんは40歳を超えてしばらくした後に、「心の定年」を迎えた。


その後、会社員と作家という「2つの自分」を持ちながら仕事を続ける。

再び管理職へなる機会があったものの、作家としての仕事の時間がなくなることを理由に昇格の打診を断り、(経済的には決して楽ではなかったものの、)平社員のまま働き続ける。

そして、2015年に"2回目の定年"を迎えて、日本最大手の生命保険会社を60歳で定年退職された。

彼は今も、「心の定年」を迎えた会社員たちに向けて「働く意味」をテーマとした本を書き続けている。




こういう生き方もあるのだな、と学びになった一冊だった。人生は人それぞれで、仕事人生も人それぞれだ。

仕事をするのは究極的には幸せになるためであり、どのように働けば幸せを感じられるのかも、人それぞれだ。


この本を読んでいるとき、ふと、自分にも「心の定年」が近づいているのだろうかと感じる瞬間があった。

このエントリーを読んで共感するところが多かった貴方にも、もしかしたら「心の定年」が近づいているのかもしれない。



ケーゴ 







『転職の思考法』
という本を読んだ。


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率直に言ってこの本は30歳前後の人達向けの本だと感じた。アラサーでないと、30歳の主人公の思いになかなか感情移入ができない。


30代半ばになると、転職はこの本の主人公とまた違ったストーリーになる。


具体的には、違う業界や自身の専門分野ではない職種への転職が難しかったり、背負うものが色々ありそれなりの固定費を有しているので、


「収入は下がるけど成長産業の魅力的な会社」


に転職するのはお財布事情として現実的ではない、などだ。


ただそれでも、この本から勉強になることはたくさんあった。

 


それはたとえば、こういう言葉だ。本から引用する。

~「マーケットバリューと給料のギャップを、この国では40代後半になるまで誰も教えてくれない」~


マーケットバリュー(市場価値)がないまま40代後半になったら、確実に同等以上の給料を確保しながら転職はできないだろう。


マーケットバリューよりも給料をもらいすぎている人達はたくさんいる。


彼らが、そのまま逃げ切れる” 50~60代の役職者なら、会社が存続していれば特に問題はないだろうが、たとえば東芝やシャープのように、会社に何かがあったら大変だ。


その役職から生まれる給与は大幅に削られ、転職をしようとしても決して同等以上の給料は確保できないだろう。



親愛なる読者の皆さまにおかれては40代後半まで待つことがなく、この記事を読んだこの日から、マーケットバリューを意識しながら仕事をすると、毎日の職場で新たなやりがいが得られるかもしれない。



自分のマーケットバリューを計るためのもっとも簡単な方法は、転職エージェント企業に登録することだ。


アフィリエイトはアマゾン以外に使っていないので転職エージェント企業のリンクは貼らないが、転職エージェントに登録してみると、自分のマーケットバリューはいやでも分かる。



たとえ転職するつもりがなくても、「自分はイザとなったら転職できる」と思いながら日々の仕事をするのは、イヤな上司と話すときなどに確実に自分の心の支えになるだろう。



 

さて、このエントリーをここまで読むぐらい真剣に転職を検討していて、色々なことを考えて、そして、今の「好きなことをして生きていこう!」・「好きなことを仕事にしよう!」ブームみたいなことにも影響されて、


「自分の好きなことっていったい何だろう?」


と多くの人が答えを出すことができない疑問を抱いている人達にとっても、この本はとても役に立つ。


この部分は上記のような心のもやもやを抱えた人たちの思いを解決できるメッセージをうまく言語化している。


その部分を引用したい。


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人間には「何をするかに」に重きをおく to do型の人間と、「どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか」を重視するbeing型の人間がいる。


99%の人間はbeing型である。だから、「心からやりたいこと」がなくても悲観する必要はまったくない。


実際のところ、99%の人間がbeing型である。そして、99%の人間は「心からやりたいこと」という幻想を探し求めてさまようことが多い。


なぜなら、世の中にあふれている成功哲学は、たった1%しかいない to do型の人間が書いたものだから。


To do型の彼らは言う。「心からやりたいことを持て」と。だが、to do型の人間と being型の人間は成功するための方法論が違う。だからto do型の人間が言うことを参考にしても、たださまようだけだ。


好きなことがあるということは素晴らしいことだが、無いからといって悲観する必要はない。なぜなら、ある程度やりたいことは必ず見つかるからだ。


そして、ほとんどの人が該当するbeing型の人間はそれでいいんだ。

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自分自身も最近、仕事について色々なことを考える。

転職サイトにも登録して、スカイプを使いながら地球のエージェントと話したりもしている。



ここで突然だが、橘玲さんは『幸福の「資本」論』で、


~「人生100年時代を生き延びるためには、”好きなことを仕事にする” しかない」~


と言っている。


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ツイッターを開いたりVoicyを聞けば、「好きなことをしながら生きていく!」という声がほとんど毎日聞こえてくる。


いやでも「自分の好きなこと」を考えるようになるのはきっと、自分だけではないだろう。


だが、「好きなことを仕事にできる」橘玲さんをはじめとした彼らはおそらく、『転職の思考法』で言う「1%To do型」の人達なのだ。



そう考えると、妙に腹落ちした。彼らに刺激されて、「心からやりたいこと」を探す旅に出ると、残りの99%being型の人達が幻想を求めてさまようのも、とても自然だと感じた。



それでは99%being型の人達は、いったいどうすればいいのだろうか?



それは、「どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか」を考えて、ある程度やりたいことを自分なりに考えることだと、この本を読んで理解した。


たとえば自分の場合だと、「どんな状態でありたいか」はサッカー選手の背番号10番のように、職場で「チームの中心にいる」ことだ。


“ある程度やりたいことはやはり、「英語を使って仕事をすること」だろう。
ここ何年ものあいだ、英語学習にコミットしているのだから。


このあたりは100人いれば100通りの「自分がありたい状態」と“ある程度やりたいこと”があると思う。


いずれにしても転職する人もしない人も、少しでも転職について意識し始めたら、読むと学びがある本だと思う。


ずっと1つの組織にいてまったく転職を考えていない人でも、自身のマーケットバリューだけは頭の片隅にとどめておいた方がいいと思う。

 

それがないと、ひどいパワハラなオッサンが上司になったり、突然ど田舎に異動を命じられたときに、今と同じ以上の給料で転職できないからだ。


パワハラのオッサンは「働き方改革」のこの時代にも今なおたくさんいるだろうし(自分も若かりし頃はパワハラにとても苦しんだ)、

新人時代の話 ~ 上下関係について思うこと ~



日系企業なら辞令一つで、世界中のどこにでも飛ばされてしまう。

転勤について考える ~ 日本とアメリカの人事制度の違いとは? ~




不幸なことにパワハラのおっさんが上司になってしまったり、突然にして自分が予期しないど田舎に飛ばされてしまうリスクは常にあるので、マーケットバリューだけは常に意識しながら仕事をすることがとても大切だと思う。


最後に、1%to do型の人達はカッコよく映るかもしれないけれど、99%being型の人達は自分なりに色々考えて、会社員として働くことに幸せを感じられるようにしていこうではないか。


参考文献:『転職の思考法』はキャリアに迷っている会社員にささる内容だった ~ オレの遺言を聴いてほしい ~



ケーゴ

 





一時的に地球に戻っていたときに「チームラボプラネッツ」に行ってきたので、今回はそのときの様子をレポートしたい。


まず、「チームラボ」とは何だろう? Wikipediaから引用する。


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ウルトラテクノロジスト集団を自称し、プログラマー、エンジニア、数学者、建築家、絵師、ウェブデザイナー、グラフィックデザイナー、CGアニメーター、編集者など、デジタル社会の様々な分野の専門家から構成されている。芸術的な表現を主体としたコンテンツ制作を得意としている。
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2016年にチームラボがお台場で立ち上げた施設は6時間待ちのこともあったそうだ。

お台場のチームラボは「チームラボ ボーダーレス」というので、親愛なる読者の皆さまにおかれてはくれぐれも、お台場のチームラボと豊洲のチームラボを間違えないでもらえればと思う。


自分が行ったのは豊洲にある「チームラボプラネッツ」だ。

このエントリーを書いている2018年8月27日(月)時点で、お台場のチームラボボーダレスは一週間後の9月3日(月)からしか予約が取れない。

「チームラボプラネッツ」の方は8月27日(月)のこの日、このエントリーを見たあとすぐに予約ができる。豊洲よりお台場の方が人気があるようだ。



さて、豊洲のチームラボは30分ごとに予約ができるのだがそれでも、チケットを予約する際に最初の“関門”が訪れる。


“関門”とはなんだろう?


それは、ディズニーランドで言う「ファストパス」のことだ。


30分毎に時間帯を指定しても、その時間に来る人がたくさんいると並ぶことになる。

とても暑い夏の東京で、愛する人と30分以上並ぶのはしんどい。きっと、汗にまみれて彼女との会話も続かないだろう。


そう思い考え抜いたあげくに断腸の思いで倍の値段を払い、ファストパスのチケットを買った。



そして迎えた当日――


オレが払ったプレミアム(トータル12,000円ぐらいでプレミアムの金額が6,000円ぐらい)は、あっさりと水泡に帰した。


平日の夕方はあまり並んでいなかった()

しかも、列にはきちんと日陰になっていて、暑くないようになっている。


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言い訳をすると、ファストパスを買う過程でナメック星からネットでいろいろ調べていて、この黒い屋根みたいな存在を知ってはいた。

ただ、屋根は2つしかないのだから、当然にして屋根に入りきれない人達がいると思ったのだ。

言い訳を終えて現実に戻ると、この日は平日の夕方だった。
係員の女性にこの日の込み具合を聞いたところ、1530分待ちで入れます ^ ^」とのことだった。


オレは愛する人を連れながら、

「けっこうたくさん並んでるね。並ばないでいいファストパス、買っておいたから」

とミリオンダラースマイルで言いながら、さっそうと入館した。


この一言と待たずにすぐ入れる一瞬のために、プレミアムを払ったと言っても過言ではない。


このとき自分に向けてくれた彼女の一瞬の笑顔で、オレのプレミアムチケットを買うという決断は報われた。



さて、チームラボプラネッツの中に入る。まず、靴を脱いで裸足になる。スマホ以外は全てロッカーに入れる。


そうするといきなり、水が流れるゆるやかな坂がある。

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愛する人と手をつなぎ水中を歩く。


これはすさまじいシチュエーションだ。まだ結ばれていない男女はもちろん、1回か2回ぐらい結ばれた男女の仲が、この瞬間だけで深まることは間違いない。


水を通り抜けると、次はクッションの山がある。

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なかなか前に進めない。何度も愛する人と転ぶ。



まだ結ばれていないカップルなら、必然的に彼女の胸が自分の腕に触れ、きっと男の方は目の前のクッションの山ではなく、自分の下半身の理由により、歩けなくなると思う。


クッションという足場と下半身という歩きづらい場所を何とか潜り抜け、次の場所に向かう。


そこは何と、全面が鏡の世界だった。「全面が鏡」とはつまり、上にも下にも鏡がある。


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上に鏡があることはどうでもいい。下にも鏡があるのだ。そしてこのチームラボは可愛らしいインスタ女子達に大人気だ。


まどろっこしかったかもしれない。

何が言いたいかというと、手をつなぐ愛する人を隣にしながら、目の前にはスカートのかわいい女子がたくさんいて、真下には鏡があるのだ。

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このとき、自分の視線が下に引き寄せられる力を「重力」と呼ばずして何を重力と呼ぼうか?


重力により下の鏡に引き寄せられる自分の視線。しかしながら、隣には愛する人が。


ここは男の忍耐力が問われる場面だ。


男たるもの常に逆境がある。逆境にいればしんどいときもある。逆境にいるときに問われるのは忍耐力だ。


そして忍耐力がある男は、本能に基づく「重力」にさえ抗うことができる。


オレは必死に視線に感じる重力と戦いながら、やや下半身的に歩きづらくなりながら前へと進んだ。



その先には風船があふれる場所があった。ここも四方八方が鏡で囲まれている。


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その風船があふれるスペースの端っこまでいけば、そこは2人だけの世界だ。

少し先には同じようなことを考えている男女がいた。


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彼らも風船に囲まれながら、2人だけの素敵な時間を過ごしていた。


この後はもう、言葉はいらないだろう。素敵すぎる幻想の世界を写真で紹介したい。


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存分にこの幻想の世界を堪能したあと、外に出る。そこはまだ暑い。


「チームラボプラネッツ」の最寄り駅はゆりかもめの新豊洲駅だ。この駅はゆりまもめでしか行けないため、電車の便がとてもよくない。

ここは豊洲駅からタクシーで来る場所だ。帰る時もタクシーだ。


幻想の世界を出たらすぐにタクシーを拾って素敵なレストランに向かい、チームラボの感想を語り合いながら彼女とディナーを食べよう。


当然にしてディナーのあとは、現実の世界が待っている。


そこは貴方にとっては現実の世界かもしれないが、きっと彼女の中では、幻想の世界がベッドの上まで続いていると思うーー



ケーゴ

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