7月17日(金)午後3時10分より2時間程度、関学会館「翼の間」で国際基督教大学(ICU)の大西直樹先生をお招きし、講演会を開催します。(総合教育研究室主催)テーマは、「ICUにおけるリベラルアーツ教育について」です。
 リベラルアーツとは何か、ICUのホームページでは、「文理にとらわれず広く知識を身につけながら、創造的な発想法を訓練する教育システム」と述べられています。大学受験の段階では、自分が法律家として活躍するのが向いているのか、経済の知識を身につけてビジネスの世界でがんばるのがよいのか、判断するには早すぎます。早くから専門領域を限定せず、大学入学後に幅広い知識を身につけながら自分が最も活躍できる部門をさがすというのが、リベラルアーツの根本的発想です。
 ICUの教育のセールスポイントは、次の5つに集約されるといいます。すなわち、「生涯学びつづけるための基礎的能力」、「問題を見つける力と解決する力」、「真実を探るための批判的思考力」、「既成概念にとらわれず挑戦する柔軟な心」、そして「深い専門性と広い教養」です。
 私は総研で仕事をするようになって、リベラルアーツの重要性を痛切に感じるようになりました。関学の場合は学部がありますから、学部の専門教育をしっかりこなすと同時に、広範な知識や様々な能力を身につけて卒業することが大切だと考えています。最近強くそう感じるようになったので、少人数のクラスでは、大学で学ぶ意義や、キャリア開発について学生とよく議論しています。少々欲張りかも知れませんが、専門教育とリベラルアーツ教育は相反するものではなく、相互補完的な役割を果たすものだと理解しています。
 さて講師の大西先生はICUと、アメリカ最難関のリベラルアーツカレッジとして知られているアーマスト大学を卒業されています。ちなみにノーベル経済学賞を受賞したフェルプスとスティグリッツ、一方日本人では、新島襄や内村鑑三が同大学で学んでいます。
 ご自身も日米両国の有名大学でリベラルアーツを勉強され、現在はICUの広報センター長として活躍なさっている大西先生にリベラルアーツの魅力を存分に語っていただきます。試験前の忙しい時期ですが、豊かで充実した学生生活を送るヒントを得たいという学生の参加をお待ちしています。

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