鈴木商店の経営史は、近代日本経済史研究の重要なテーマであり、私の日本経済史の講義でもかなりの時間を割いて取り上げてきました。さらに昨年12月1日の記事で、鈴木商店にゆかりある企業の方々が「鈴木商店記念館」という立派なインターネット上の博物館をつくっておられることもご紹介しました。
 ところで神戸市主催の神戸開港150年記念事業の一環として、1月25日から12月28日までKIITO(デザイン・クリエイティブセンター神戸)において、様々な催しが行われているのですが、そのひとつに「鈴木商店記念館」が出展しています。このように鈴木商店の再評価は今大きなブームになっています。
 今学期の講義では、日本経済史に強い関心を持つ学生との出会いがあり、熱心で研究意欲旺盛な大学院生や社会人の方とも一緒に研究を進めてきました。自然発生的に、日本経済史の研究を究めようというグループができました。一方で昨年9月、鈴木よねさんの設立した神戸市立神港高校のみなさんに講義し、その機会をお授けくださった島田融先生は、継続して様々な取組を検討されており、私にも声をかけてくださっています。
 以上の経過で、私のまわりの同じ志を持つ人で協力し、鈴木商店の研究を始めようと思います。まず手始めに、下記の要領で経済学セミナー(勉強会)を開催します。講師は「鈴木商店記念館」の運営にも携わっていらっしゃる双日総合研究所・前田勝先生です。演題は「米価問題と鈴木商店」(1919年)の再検証です。鈴木商店の経営が傾き始める1918年の焼き打ち事件について、様々な史料を駆使して、詳細に分析していただきます。

【経済学セミナーのご案内】

● 講師:前田勝氏(双日総合研究所 調査グループ サブリーダー)
● 日時:2017年 2月 27日(月) 16:00〜17:30(予定)
● テーマ:「米価問題と鈴木商店」の記載内容と官公庁資料との照合 ← テーマ変更になりました
● 主催:関西学院大学経済学部
● 会場:関西学院大学経済学部 2F会議室
     
【講演概要】
鈴木商店」及び「鈴木商店記念館」に関する説明と同商店発行の「米価問題と鈴木商店」(1919年)の再検証。

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