本日経済史Bの定期試験を行い、下記のような問題を出しました。
  この講座でみなさんに一番伝えたいのは、覇権国が世界のリーダーとして、どうふるまうべきかということです。それはひと言でいうと、自由、平等、民主主義、法の支配といった普遍的価値を全世界に普及させることです。パックス・ブリターニカを展開したイギリスの歴史を顧みると、今のトランプ政権が打ち出す諸政策(アメリカファースト主義)に疑問を感じざるをえません。
 さて試験の出来はどうだったでしょうか。答案用紙が2枚にわたる学生も見受けられ、比較的多くの学生が時間いっぱいまでがんばっていたので、好結果を期待しています。一番重要な採点基準は、講義内容に即して答案がまとめられ、ある程度詳しく書かれていることです。

【 2017年度 「経済史B」 定期試験問題 】

【1】 本講座ではパックス・ブリターニカの展開を中心に講義を進めてきました。講義内容を念頭に置きながら、次の(1)〜(5)の設問に答えなさい。16点×5=80点

(1) イギリスが世界で最初に産業革命を達成することができたのはなぜか。その経済的(技術的)、社会的背景について論じなさい。
(2) 穀物法をめぐる論争を紹介しつつ、自由貿易体制がパックス・ブリターニカに果たした役割について述べなさい。
(3) パックス・ブリターニカを金融面から支えた金本位制の機能と、基軸通貨ポンドが果たした役割について論じなさい。
(4) 植民地インドはパックス・ブリターニカの重要な支柱であったと言われています。イギリスの対インド投資や、インドの貿易動向に注目し、その理由を説明しなさい。
(5) 1870年代に至ると、イギリスの経済力にかげりが見え始めます。アメリカやドイツの台頭に留意しながら、パックス・ブリターニカの構造がどのように変化していったか述べなさい。

【2】 トランプ大統領誕生の背景について論じ、今後の日米関係がどうあるべきか、あなたの考えを述べなさい。20点