菅内閣の退陣で、民主党政権誕生後、わずか2年間に、3人目の総理大臣を選ぶことになりました。以前短命の自民党政権を、「無責任で、政権をたらい回ししていると強烈に批判していた民主党が、同じ運命をたどることになったわけです。代表選挙には、前原誠司前外相、馬淵澄夫前国土交通相、海江田万里経済産業相、野田佳彦財務相、鹿野道彦農相の5氏が立候補しました。告示が8月27日、投開票は29日と、選挙戦はたった3日間行われただけでした。
今回の選挙も「脱小沢」対「親小沢」という構図になりました。マニフェスト堅持を主張する小沢・鳩山グループは海江田氏を推し、海江田氏1回目の投票で、投票総数395票のうち143票を獲得して首位になりました。以下の得票数は、野田氏102票、前原氏74票、鹿野氏52票、馬淵氏24票という順です。
1回目の投票で過半数をとった候補者が出なかったため、海江田氏と野田氏の間で決選投票が行われました。その結果は、野田氏215票、海江田氏177票(無効3票)となり、野田氏が逆転で菅氏の後継代表に選ばれた次第です。
野田氏の勝因は、2位以下連合が功を奏した点にあります。多くの所属議員は、小沢・鳩山連合が財源の裏付けのないマニフェストを推進しようとしていることに危機意識を持ったのでしょう。
こうした中で成立した野田内閣には、まず党勢の回復が求められます。その他、震災復興、円高対策、エネルギー政策、社会保障と税の一体改革、巨額の財政赤字削減など、難問が山積しています。
今回の選挙も「脱小沢」対「親小沢」という構図になりました。マニフェスト堅持を主張する小沢・鳩山グループは海江田氏を推し、海江田氏1回目の投票で、投票総数395票のうち143票を獲得して首位になりました。以下の得票数は、野田氏102票、前原氏74票、鹿野氏52票、馬淵氏24票という順です。
1回目の投票で過半数をとった候補者が出なかったため、海江田氏と野田氏の間で決選投票が行われました。その結果は、野田氏215票、海江田氏177票(無効3票)となり、野田氏が逆転で菅氏の後継代表に選ばれた次第です。
野田氏の勝因は、2位以下連合が功を奏した点にあります。多くの所属議員は、小沢・鳩山連合が財源の裏付けのないマニフェストを推進しようとしていることに危機意識を持ったのでしょう。
こうした中で成立した野田内閣には、まず党勢の回復が求められます。その他、震災復興、円高対策、エネルギー政策、社会保障と税の一体改革、巨額の財政赤字削減など、難問が山積しています。