2021年05月29日
令和2年度 学校関係者評価
日時 令和3年3月30日(火) 16:00〜17:00
場所 風の森本部会議室
出席者 宮坂杏子/大熊和夫/鈴木 隆/後藤 /福原 /石榑康利
Q:
・今年度の、お泊り保育は中止となったが、その代替えとしてどのような活動を行ったか。また、運動会はどのように行ったか。
A:
・「夜の幼稚園探検」と題して、午後3時から、8時までの保育を行った。
・その前の3日間は夏季保育が行われ、その間に、夜の幼稚園探検に何をしたいかを子供たちと話し合い、準備を行った。その結果、「お化け屋敷」「オリエンテーリング」
「キャンプファイヤー」を実施することになった。
・夕食は、給食センターからカレーを取り寄せ、コロナ禍におけるディスタンスを考慮して、頂いた。
・キャンプファイヤーでは、先生によるインディアンの登場し、心に残る1日となった。
・運動会は、幼稚園の園庭で、クラス毎に12回に分けて2日間で行った。
・子供たちが、間近で見られて、とても良い運動会だったと、保護者からは好評を得た。
Q:
・その他の行事は、どのように行ったか。
A:
・その他に、保護者が参観する行事は、「クリスマス音楽会」と「幼稚園生活発表会〜ひなまつり会」があります。
・これらはどちらも、ライブ配信と、ビデオ配信で、実施しました。実際に会場で子供たちの頑張りが見てもらえなかったのは非常に残念なことでした。特に、3歳児の子ども達は、大好きな父母に見てもらうことで頑張れるという側面もあり、子ども自身も残念だったと感じている。
・しかし、そんな中で、子ども達は最高のパフォーマンスを見せることが出来、1年間の成長、線たちの頑張りが伝わる発表だったと自負している。
・「この状況下で、リモート配信により子供たちの成長が見られたのは、大変ありがたい」との、保護者評価も高かった。
Q:
・コロナ対策は、そのほかにどんなことが行われたか。
A:
・夏に向け、密閉できない保育室の「エアコン」を、大型の機種に替え、約1000万円を要した。
・また、水道の蛇口を自動水栓に取り換え、約220万円を要した。
・保育者は、毎日次亜塩素酸ナトリウムの希釈液により、床の殺菌を行っている。そのため、床のコーティングなくなり、新たにめばえ組の床を樹脂コーティングしなおした。
・また、ドアノブや手すりなど、多くの子ども・大人が触れる場所は、事務の田中さんが日々数回アルコール除菌を行っている。
・日々の保育終了後、ブロックやぬいぐるみの其の他の玩具なども、消毒を行っている。
・園児たちは、手洗いの励行、マスクの着用。
・保護者の方には、時差登園の協力を得ている。
Q:
・幼稚園の様々な取り組みに安心している。コロナ感染症が1日も早く収束することを願っている。
・「幼児の運動能力」についての研究も、期待している。やはり健康が何より大事。感染症にも打ち勝つ免疫力を作る基礎を、幼稚園で育んでほしい。
・幼稚園が休園になって間もなくの4月から、Youtubeによる、保育活動の配信が行われたことは、大変進んでいると思われる。学びの保障にもつながるよい活動と考える。
・入園希望者の幼稚園説明会は、どのように行ったか。
A:
・リモートによる、ライブ配信の幼稚園説明会、同時に
チャットによる質疑応答を行った。これらは今後も大変有効と思われる。
・今後、動画配信により行うものと、対面で行うことが必要なものとの区別を明確にしていきたい。
Q:
・特別支援児も、多くなっているようですが、今どんな状況ですか。
A:
・クラスに2〜3人の特別支援児がいる状況です。知的な遅れは、ほとんどありません。大体が情緒障害です。思い通りにならないと癇癪を起こしたり、パニックなったりします。また、集合時にも座っていられず、動き回ったり園庭に飛び出して行ったりします。又ある子は、周囲の子どもに手あたり次第ぶつかっていったり、手が出たりして、危険を伴ったりします。
これらの特別支援児に対して、各クラス1人の保育者を配置していますが、動きの激しい子が複数いる場合は、対応が難しくなっています。
また、その子たちが長時間預かり保育を利用している場合も多く、11時間という長い時間幼稚園で過ごすことになります。特別支援児の対応保育者は幼稚園の教育時間内のみですので、その後の対応も課題となっています。
総合評価
・コロナ感染症拡大する中4月〜5月の休園に対応し、幼稚園教諭によるオンデマンド保育の工夫など、いち早くリモートによる対応が出来ており、保護者の信頼が高まっていると感じられる。
・アプリによる情報発信もスムーズに行われ、ITを駆使したコミュニケーションにも、力を発揮した。
・大人が多く集まる園行事の中止が余儀なくされる中、ライブ配信、オンデマンド配信を効率よく利用して、保護者の満足を得ていると思われる。
・課題活動の中での、子どもの主体的な取り組み方がさらに発揮されることを期待する。
・子供の個性が多様化する中、特別支援が必要な園児も増加の一途をたどり、一人一人に対応する保育者の役割も膨らんでいる様子がうかがえる。また、コロナ禍での、ソーシャルディスタンスの見直しが求められ、クラスの人数の再検討も求められる。地域のニーズにも応えながら、よりよい教育に取り組