彼は、二人でも三人でも、同時に女性と付き合えてしまいます。
彼に全く背徳感がないので、恐らく、三人いたら、三人の女性とも、
全く他の女性に気づかないと思います。

後ろめたさがないことって、バレないのね。

 

結婚する前に彼は、「浮気は、僕はしないんだ。いつも本気しかないから」
なんて、言っていました。

 

彼の言葉を聞いた相手が、勝手に私にだけ本気なのだと解釈しているだけで、
実はホントに彼は「浮気」という概念がないから、
「しない」と言っているだけなんです〜。

 

二人の女性の家で、交互にご飯を食べたり、映画を各々見にいったり、
旅行に行ったりするのは、「両天秤かけている」って言うんだよって、
話したら、理解ゼロ。

 

何?両天秤?僕は比較なんてしていない。

だって、僕は、ベンツも欲しいし、アストンマーチンも欲しいんだよ。
それは、だめなの?

Aさんはベンツで、大事だし、Bさんはアストンマーチンだから、楽しいのに、
なんで、片方をを手放さなくてはならないか、理解不可能なのです。

相手の不快や悲しみも、わからない。

キミとは別れないと言っているのに、何が不満なの?という感じです。
「だったら、別れる」という女性の当然の叫びを
彼は理不尽に自分を否定していると受け止めます。
悪かった、後悔したなんていう気持ちなど、みじんもありません。


私には、それをそのまま障害の特性として理解することもできるし、受け止める
こともできます。

納得できないまま、アストンマーチンを手放すことをほめることすら、
必要なのかもとも、思います。



「でも、あなたは、屈辱された心をどこにも持っていけないから、
辛いのでしょう?」 

私は、TOSCAを訪れ、淡々と話していたのに、相談員のこの台詞に
突然、胸がいっぱいになって、泣きました。

私は屈辱的だと思うことすら、自分が忘れていたことを、その時に
思い出したのです。
 



 

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