年商から考えると月40万のタクシー代は、経費として問題がないという
ルールや、
クライアウトとの打合せ時間が、14時だと14時に家を出るルールとか、
(これは、Aさんに使用する時間設定として14時を約束したのだから、A
さんのために動き出すのは14時~というこだわりがあるそうです)
彼の問題がある行動には、実は、彼の中の独自のルールがあります。
後天的に、世間のルールに修正しようとしても、ファーストインプレッション
で、刷り込まれた自分のルールは簡単には解除されないようです。
息子も、20分で行ける通学路になぜ、2時間かかるかというと、
歩道のタイルの歩き方が決まっていたり、必ず立ち止まるお店があったり、
出来上がった彼の中のルールが、解除できないからです。
彼にとって、腑に落ちない世間のルール、自分と折り合いのつかない生活の
中で、とてもわかりやすいのが、法律です。
辞書も大好き。
何冊も収集しています。
基盤になるルールが彼には必要なのです。
法律によって、進行していく裁判も、わかりやすい出来事として大好きです。
メディアでとりあげられる裁判にも、自分の興味の対象だと見解を
よく話しますが、身近な出来事でも、裁判ごとになりそうなものは、
首を突っ込み、聞きたがります。
勝てそうな内容であれば、自分がやりたくなって、うずうずします。
通常の感覚だと煩わしく思う裁判の手続きや人と争うという心情的な
負担は、彼にはありません。
そこに関係する人達に対しての思い入れは、皆無です。
ゲームのように、勝ち負けだけを考えていきます。
もし、あなたが、ものすごく恩を感じている方に訴えられて、
裁判で争うことになったら、どうするの?と聞いたら、
裁判で自分を訴えたということ=自分の敵になったということだから、
勝つだけと答えました。
裁判の話は、彼の考え方が、とてもよくわかる例です。
争いごとで味方につけている時は、心強い人ですが、私は、一生、
敵には、まわしたくないと思う人でもあります。
コメント