案の定、時間切れで、カサンドラの脱出に至るまで、話せずに
終わってしまった講演会。

終わった後の質疑応答でわかったことは、ACも、カサンドラも、
良く分かっていない方もいらしたということで、
もっと、丁寧なすすめ方、資料が必要だったんだという大反省である。

カサンドラを脱出する着地点までいけずに、なぜ、カサンドラになるのか、
という暗~い話で終わってしまったような気がする。

お陰でカウンセラーにしか話したことがない自分のAC歴を語ってしまった。

私は、30代の頃、斎藤学の本で自分の「生きづらさ」の理由が
ACだったと知った。
自我のあまりの強さに斎藤学推奨する自助グループにも入らず、
12ステップも知らずに、七転八倒しながら20年、
今は、静かにそのままの自分を受け入れていると思う。

カサンドラは、ASとの関係で引き起こされる「愛情剥奪状態」で、
「自尊感情の低下」が著しく起きる。

私が結婚当初、カサンドラ状態でも、心身を壊さずとどまれたのは、
自身のACの対処法で学習したことをヒントにできたからである。

何事も役に立つものだ。私は運がいい。

時間切れで話せなかったことを聞きに来られた方がいた。
「私もACだと思うのですが、どうやったら、カサンドラから抜け出せますか?」

その答えは、多分、上記のこの太字の発想である。

ACの方で、カサンドラになって私のところに来る方に
以下のようにおっしゃる方がいる。

私はACだから、ASの夫を選んでしまったのね。


昨日の講演で私のAC歴にカサンドラの意味があるかのように
思われてしまったら、誤解であって、
過去の要因探しに落ち着いてしまう方は、
カサンドラから抜け出すのが、むしろ、難しいと思うのだ。

起きた事を全て、
運が良かった!だから、今がある、感謝!

と思える脳内物質を自ら放出できる自分作りに向かう事が
カサンドラ脱出の鍵である。

困ったことに、脳内物質を出せるようになってしまうと、
出せなかった自分に戻ることが、難しい。

どうやって、その超楽天物質が、出せるようになったか、
それを次回は整理してお話できるように準備します。反省。

松下幸之助が、採用面接試験で、
自分は運が良かったと答える人しか、採用しなかったという話は、有名ですね。