夫ネタ★脱却!カサンドラ

13年前にASDと診断された夫との日常や日々思うことを綴ります

タグ:NONFIX

取材を受けてから、自分の姿が映像になるのは、
どんなに嫌だろうと憂鬱になって過ごしていたが、
番組を見始めた途端、自分がなくなって、他人事になってしまった。

そもそも、私は、マスコミ一家、一族で育ってきて、
情報は受け取るものではなく、創るものだということを見て育った。

取材総時間が、どれだけ膨大かは、わからない。

その膨大な材料を、組み立てていく作業。

何を拾って、どこを捨てるか。
センシティブかつデリケートな内容。
そして、ここは折れないと決めている一線・・・・。
せめぎあって、あの形になったのだろう。

今できることの精一杯。

制作スタッフの皆様、お疲れ様でした。

乗りかかった船で、これからも、是非、カサンドラを追いかけてください。


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単純に私は、三人のASDの方が出てくる番組として、楽しみました。
「私達は支援が必要な存在です」という役割で出てくるASDの方達よりは、
みんな、社会の中で自分の足で立って生きている。

私にとっては、身近なリアルな人達でした。

ASDの方々は、フツーにいる人達です。

今回の出演者だって、まだ、偏りがあるぐらいです。

三人とも、自営業だし、良く語るし。

偏る傾向はあっても、どこにでもASDの方はいます。

弁護士、医者、営業マン、
大学教授、学校の先生、公務員、SE、研究者・・・・・・・

大人の発達障がいの支援は、今、企業、大学に広がっています。
大学については、難関大学になるほど、その在籍率は、
高くなっていくという話も耳にします。

カサンドラの理解以前に、発達障がいが理解されていないことが、
その前にはだかっています。

そのASDの方達に、さて、寄り添っている女性達よ。

あなた達は、そこで、何を選択しますか?

急遽、SORAを最後に取材することになった巡り合わせが、この番組に、
「カサンドラ」というおまけを与えました。
それは、番組にとって、私達にも、とてもラッキーなことだったと思います。

これは足がかりでしかありません。

だって、そもそも、この番組は、カサンドラを取材した番組じゃないんですから。

NONFIXは、若いディレクターの登竜門的なドキュメンタリー番組です。
それに対して、フジのドキュメンタリー番組の花形は、ザ・フィクション。

昼間の時間帯のザ・フィクションにカサンドラを扱ってもらおうとするならば、
カサンドラは、うちわで、ぼやくではなく、高みに登って自らを、俯瞰すべし。
自ら声を外へ発信すべし。


テレビ取材で放映されない我が家の惨状。

今、部屋を散らかすのは、夫よりも、大きくなった子供達。

ご主人様が孤高奮闘しているハートネットTV平岡家に励まされたものの、
うちの息子は、さて、この先どうなることか。


夫は進化しようとしている。


主治医のY先生も変化している。


数年前に、
探査機『はやぶさ』のプロジェクトチームの森田真弥氏の講演を
聞く機会があった。

宇宙規模に語られる生命の神秘に感動しながら、
森田氏のこの言葉が、私は、深く心に残っている。

「生物は変化なくては、生き残れないのです。」

これで、いいと思った時から、人は衰退していくと思うのだ。

変化を怖れてはいけない。


そして、生き残ろうとする生命力を持つものは、必ず、変化するのだ。


私は、息子も、自分もまだまだ、変化すると信じているんだよね。



2あしたをつかめ
このごみ溜めの中に生活する息子に
あしたを生きる力があることを私は信じる。




あしたをつかめ

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