今は昔・・・・・・これにわかりし、中国人たちはこれに乗りて団体にやりて来るよしなり

天気         :晴れ
潮回り          :大潮
満潮時間  :09:57/ 22:15
干潮時間  :03:32/ 15:53
気温    :17℃ / 21℃ 
風速    :4㍍ 
 
 (過去の日記から)

 青砂浦の海沿いを東の端まで行くと、なにやら海に突き出た建造物が見える。大きな食堂の横に登り階段があり上まで登ってみた。すると「観光案内所」があり、土産物などを売っている。そしてそこらにいるのは中国人観光客だった。廃線沿いに観光用の展望台(展望橋か)を作り、外国からの旅行者を呼びこもうという作戦だろう。数年前までは韓国と中国は蜜月関係にあったが、最近はその関係にヒビが入り、中国からの観光客は激減したと聞いている。なので、青砂浦のような小さな港町にこんなにたくさんの中国人観光客がいるのがとても不思議だ。
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写真は、タリッドル展望台、中国人観光客が溢れている

 後日、韓国語学堂に行った時、「青砂浦にある海に突き出た橋はなんていう名前ですか」と先生に聞いてみた。すると最近出来た観光スポットのようで先生も知らず、スマホで情報を調べてくれた。その結果は「タリッドル展望台」だった。海につき出した観光用のブリッジで、足元から海面が望めるようになっている。せっかく近くまで来たので、試しに橋の上を歩いてみようと思ったが、自分の靴では歩くことが出来ない。なにやらモップのようなものに履き替えて歩くようだ。そこまで手間を掛けて経験する程でもないので、私は遠慮しておいた。
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写真は、海辺に降りて下から見上げるとこんな感じ

 実はこの橋にしばらく居て、面白い光景を見た。橋には韓国人の安全監視員がいて、危険な行為をしないように見張っている。その監視員がトランシーバーでどこかに連絡を取った。しばらくすると青砂浦よりさらに東にある漁港からモーターボートがこちらに向かって疾走して来るのが見えた。そして観光橋のすぐ下に停まり、数人の海女が海に飛び込んだ。何が始まるのかと見ていると、たらいのような桶を浮かべて、潜っては沈み、沈んでは潜りを繰り返し貝類を採っている。普段はここを拠点にしているのではなく、連絡が来ると「観光海女ショー」をするために出張してくるようだ。「いや〜、中国人のためにご苦労さん」私はそんな気持ちになった。
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写真は、海女の登場、観光用のショーだと思う

    タリッドル展望台近くから海辺に降りる道(秘密のルート)があったので降りてみた。岩ばかりの海辺には磯釣りの人たちがチラホラいる。そこからタリッドル展望台を見上げながら写真を撮っておいた。帰りは廃線沿いをテクテク歩いて行く。ヘウンデの自宅から1時間ほどで海に出ることが出来て、新鮮な空狐を吸うことが可能になった。これで少しは行動範囲が広がることだろう。

 帰り道、貸し切り観光バスが停まっているのを見た。「あっ、そうなのか、中国人たちはこれに乗って団体でやって来るわけだ」。こんな小さな港町に中国人が溢れている理由がわかった。プサン観光のコースに組み込まれている事実に合点した。しかし、中国人が来るんだったら、何か美味しい料理がなければ片手落ちだ。いったいこの小さな漁村で中国人たちは何を食べているんだろう。新たな疑問が湧いてきた・・・。
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写真は、山の向こうにヘウンデ新市街が見える。歩いて山越えすると1時間かかる

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