今は昔・・・・・・自分のかげもいづらの観光まらうどのカメラに収まりしならむ

〈旅の日記から〉原文のままに・・・・・。

〈本日の宿泊詳細〉
安宿,ゲストハウス,安ホテル,Cheap Hotel,その他(野宿、駅・空港で夜明かし)、寄宿舎
WiFi,ワイファイ,シャワートイレ付き,TV付き,冷蔵庫,エアコン

出発から数えて    : 25日目 チェンマイ8日目
宿泊                 : チェンマイ・メディテーションセンター寄宿寮308号室
両替         :なし
食費         :朝食 八宝菜どんぶり、紅茶
           :昼食 日替わり定食(おかず3種類、白米)、クッキー、紅茶
           :夕食 瞑想寺では戒律にて午後の食事はなし
雑費         :瞑想寺の外には出られないので買い物は出来ない
 
 午前3時、腕時計のアラームで起きる。熟睡しているが不思議なことに小さなアラーム音には気付く。すぐに顔を洗った後、歩行瞑想をする。続いて座位瞑想に移るが最近、呼吸の仕方に迷いがある。ミャンマーで瞑想を始めた時、瞑想のやり方解説書を受け取ることが出来ず(パンディタ・ラマ森林瞑想センター事務員のミス)、自己流で始めた結果、普通呼吸ではなく3ストロークの呼吸法に行き着いた。他の人は自然なリズムの呼吸で腹の凹凸を感じ取るようだが、私にはその方法では腹の膨らみと縮みを感じ取るのは難しかった。

 スリー・ストロークで呼吸して腹の動きを感じる方法でも、しっかりと意識は心の内側に入ることが出来た。時にはたった5分で集中が始まる時だってあった。ただ意識がへその上から外れると「流れる」(空回りする)現象が始まるので注意が必要だったけれど・・・。
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早朝3時から自室でスケジュールをこなす、部屋にはベット以外ナ〜ンにもない

 ミャンマーから帰ってから9か月のブランクがあったので、はっきり言って「瞑想のやり方」をほとんど忘れていた。それなのに何の準備をすること無く「なんとかなるだろう」と始めたものの、やはりなんともならなかった。呼吸の仕方まで忘れているのだから始末に負えない。

 ともかく、昔の記憶を頼りにやり始めたものの、一番大切なポイントが呼吸なのにはっきりと思い出せず迷宮に迷い込んでしまった。「普通の呼吸でやるように」とチャンミーの教本にも書いてあるので実行してみたのだが、うまく集中できない。そこで従来のやり方に戻すことにした。
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9か月のブランクは本当に大きかった。迷宮に迷い込んでいた

 5時に瞑想ホールへ行き、自分用のマットを確保する。すぐに下に降りて「ダンマ・トーク」(仏法講話)を聞く体制に入る。いつも一番乗りだ。座って瞑想をしていると徐々に人が集まってくる。大体5時20分頃に奥の部屋から僧侶が出てくる。50歳代のよく太ったタイ人僧侶だ。ここの瞑想センターに年間何百人の外国人が集まってくるのか知らないが、毎日の説法や瞑想インタビューなど本当に大変だろうと想像する。その仕事をやりながらも自分の修行をやるのだから、その苦労を感じずにはいられない。

 毎朝1時間の仏法講話だが6日間も受けているので、だいぶ慣れてきた。去年(2017年)のパンディタ・ラマの時のほうが大変だった。なぜなら昼食後の仏法講話だったので眠くてたまらず、太ももの肉をつねって耐えていたものだ。
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ドイ・ステープ山のてっぺんに住んでいるので、雲が下に見える

 毎日のスケジュールは川の水が流れるごとく、同じような感じで過ぎていく。とくに変わった事と言えば、午後イチの座位瞑想の時、瞑想中に音が消えた。周りの音は聞こえているのだが、自分が発する音、すなわち呼吸や頭の中の雑音がパタッと消えるのだ。これは集中力が高まっている時によく起こる現象だ。ちょっと調子が良くなってきたかな・・・。

 そう言えば昨日は【ブッダの日】だった。ここの本堂で仏事が行われ、それに参加した。とくに何かの役をしたというのではなく、ミャンマーの時と同じ「客寄せパンダ」役である。こんなにもたくさんの外国人がタイ仏教を学んでいる、というショーのようなものである。自分の姿もどこかの観光客のカメラに収まったことだろう。そう言えばロンジーを着た婦人を見た。それでミャンマーの事を思い出してしまった。
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瞑想修行は無料だが、「客寄せパンダ」の役もしなければならない。涙、涙・・・・