文藝年鑑2015訂正版が到着

 直前に書いた公開質問状に、訂正紙と謝罪文だけですませられてはかなわないという趣旨のことを書きましたが、本日(2016年7月23日)午前、目次部分を訂正した『文藝年鑑2015』を受け取りました。

 私の公開質問状発送と前後して、発送したものと思われます。

 私自身は、これ以上ことを荒立てる気持はありませんので、この問題に関して、これ以上の発言はしません。

 ただ、編集者としてあるまじき対応であったことは事実なので、 当分、このブログは、このままにしておきます。

文藝年鑑2015編纂委員長への公開質問状

前略

三日ほど考えたあげく、やはり、この文章を書くことにいたしました。

今週火曜日(七月十九日)に同封のような目次の訂正が届きました。しかし、これは私は受けとることができません。
 文藝年鑑2016_目次・訂正_ページ_1文藝年鑑2016_目次・訂正_ページ_2
以下の編集長への「公開質問状」とともに返送いたします。

なお、この「公開質問状」は、発送後、私のブログに掲載いたしますのでご了解ください。

私は、間違った目次の印刷された本が届いた時点で、以下のようなメールを送ったのちに、貴編集部宛に返送しております。
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7月3日
木越です。
月曜日か火曜日に、送っていただいた本、着払いで返送いたします。
目次の名前を間違えている本は、受け取れません。
訂正したものを再送してください。
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編集部からの返信は以下のとおりでした。
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7月4日
昨日、いただいたメール、拝受しています。
今朝、目次の校正ミスのまま出版されたこと、気が付きました。
おっしゃる通り、ご返送いただき恐縮でした。
いま、対策を考えていますがおそらく、正誤表を挟んで(あるいは貼って)、
お詫び文とともに再送させていただくしかないか、と思っております。
昨年のデータが混じってしまったようで、原因は調査中です。
制作中から、今回の「文藝年鑑」につきましては、木越先生には何かと
ご無礼ばかりで、大変に申し訳なく、ただただお詫びするしかございません。
取りいそぎご返信まで。
平成28年7月4日
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この返信の後に送られてきたのが、訂正一覧(このときはじめて私の名前だけを間違えていなかったのだということを知りました。あらためて杜撰な編集だなと思いました)と差し替え用の新しい目次、及び編集長との連名での謝罪文でした。返送した『文藝年鑑2015』は手元にはないので、訂正しようにもしようがありません。別に送られてくるのかと数日待っていますが、その気配はありません。

私は、今回の目次の間違いだけを怒っているわけではありません。そこに至るまで、何度も、編集者としてあるまじき失礼な扱いを受けたからです。大部分はメールのやり取りに残っていますので、そのことを説明して、私の怒りが正当なものであることを委員長ご自身に了解していただきたいとおもいます。

最初に、私に、『文藝年鑑2015』の古典文学部門の展望欄への執筆依頼の連絡があったのは2015年12月末のことだったとようです。「ようです」とあいまいに書くのは、依頼の届いたのが2015年3月に退職したもとの勤務先の上智大学で、いまは水曜日の午後に出講するだけのところだったからです。また、大学は年末年始は休暇に入りますから二週間ほど出講せずにおりましたところ、催促の連絡があったようなことを事務担当の方から教えられました。
私はすぐに引き受ける旨の葉書を出すと同時に、その葉書に、これからの連絡はすべて自宅宛にしてほしいと記したはずです。その葉書は編集部に残っているはずですから確認しただければ幸いです。
ただし、このことに関してはやむをえないことと思っております。

 その後、締切に合わせて原稿を執筆し、添付メールで送りました。3月22日のことです。
 ところが、その校正は、またまた前の勤務先に送られていたようです。
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「文藝年鑑」概観のゲラのお目通しをお願いしていましたが
その後いかがでしょうか。ご返送をお待ちしております。
お忙しいとは存じますが、よろしくご高配ください。
お願いまで。
平成28年5月18日
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しかし、自宅に校正が届けられた様子はないので、もとの勤務先に確認し、以下のメールを送っています。
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5月18日
木越です。
ゲラは私の自宅あてに届けていただきましたでしょうか?
まだ届いていないので、どうなっているか気にしていたところです。
追伸
いま、上智大学の国文科に電話して確認しましたところ、先週の出講日(13日)のあとに研究室の方に届いたということです。いつも、水曜日の出講日に私あてのものを渡してもらっています。本日の午後出講したときに校正し、そこのFaxを借りて送るようにします。原稿をお送りするときに、私が上智大学を退職していることはお伝えしていたと思います。お急ぎの時は、メールにPDF添付でもかまいません。締切日は守るようにしてきた人間ですので、送付先に関して、きちんとしていただかないと、催促されても対応しかねます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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連休中なので、大学の中でかなり滞留したような気配ではありますが、それにしても、なぜ、勤務先でもないところに何度も送ってくるのでしょうか? その返信は以下のとおりです。
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5月18日
木越先生へ
大変失礼致しました。
はい、たしかに先生にはきちんとご報告を受けておりました。
申し訳ありませんでした。お許しください。
お手数をおけていたしますが、どうぞ宜しくお願いいたします。
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こういう返信があり、以後は大丈夫かと思っていたら、再度、こんな連絡がありました。
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6月27日
鬱陶しい季節ですが、梅雨の晴れ間となっています。
この度は、「文藝年鑑2016」概観 日本文学 古典、をご執筆いただきまして、
大変にありがとうございました。
進行中の失礼、そしてご迷惑をおかけしましたこと、お詫び申し上げます。どうぞお許しいただけますように。
おかげ様で、予定通り今月末に発行となります。
つきましては、献本のお届け先は、ご自宅あるいは清泉女子大のほうがよろしいでしょうか。ご自宅の場合は、ご住所をお教え下さい、手元にございませんもので恐れ入ります。
それと振込口座も併せてお教えください。ご多忙のなか本当にありがとうございました。
来年もぜひ宜しくご高配ください。
御礼とお伺いまで。
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私には、事務担当者として、こういうメールを書いてくるという神経が理解できません。
ここに名の出ている清泉女子大は、再校ゲラを急いで送れというから、わさわざ非常勤先に出ているここの大学の助手の方にお願いして送ってもらったところにすぎないのです。あるいは、ここに勤務先が移ったとでも勘違いしたのかもしれませんが、そんな推測は無用です。何度も自宅が連絡先だと書いているのですから。また、メールの返信で、銀行口座番号を教えろという指示も、いまの時代どうかしているのではないか、と思いました。事務担当者としては、こういう情報の管理のしたかは問題があると思ったのですが、そういうことは私の言うことでもないし、それで手間をかけるのもイヤだったので、おとなしく、返信に、口座番号と自宅住所は書いて送りました。
そのあげく、あのような目次の間違いです。

私が怒り、本を受けとる気にならなかったことを理解していただけるでしょうか?

さらに、返送したことに対して、訂正の目次をおくるだけですますという神経も私には理解不能です。

もう、編集担当者に連絡する気はなくなりました。それで、謝罪文に連名で名を連ねている委員長宛に出すことにしました。

委員長は、ご自身の編纂になる書物をいくつも出しておられると推測します。そのときに、依頼した執筆者の名前を並べている目次にちがう担当者の名前が何件も並んでいたら、どうされるでしょうか?

また、ご自身がそういう立場になったら、どういう気持になるでしょうか?

すでに、私は、よく行く図書館で『文藝年鑑2015』が新刊として棚に置かれているのを見かけております。もちろんそれには訂正紙は入っておらず間違った目次のままでした。それを見て私はとても不愉快な気持になりました。

今後、どういう対応を取られるのでしょうか。
私からは、こうせよということは申し上げませんが、どうぞ編纂委員会で検討していただくようお願いいたします。

                              2016年7月22日   


                                                                                     
編纂委員長
 川村 湊 様

web連載が始まりました

八木書店のサイトで、「文学・歴史資料のデジタル加工入門」という題の連載を始めました。
コンピュータを便利に使うためのノウハウを伝授する、というより、かつてパソコン通信でわいわいとやっていた我々のパソコン文化を残しておきたい、という気持で始めたものです。

下記を御覧ください。

https://company.books-yagi.co.jp/archives/1600

第一回は、「正規表現」のことです。「正規表現」といってもわからない人が多いと思いますが、そういう人向けに書いているものです。意見や要望をいただけるとありがたいです。
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