映画館で観た映画(4月の続きと5月分)

前回も、映画だが、今回はまとめて。

○グランド・フィナーレ
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アカデミー外国語映画賞に輝いた「グレート・ビューティー 追憶のローマ」やカンヌ国際映画祭審査員賞に受賞した「イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男」などで知られるイタリアのパオロ・ソレンティーノ監督が、イギリスの名優マイケル・ケインを主演に迎え、アルプスの高級ホテルを舞台に、老境のイギリス人作曲家の再生を描いたドラマ。80歳を迎え、未来への希望もなく表舞台から退いた作曲家で指揮者のフレッドは、親友の映画監督ミックとアルプスの高級リゾートホテルにやってくる。そこで穏やかな日々を送っていたある日、エリザベス女王の使者という男が現れ、フレッドの代表作を女王のために披露してほしいと持ちかける。個人的なある理由から、その依頼を断ったフレッドだったが、ホテルに滞在する様々な人との出会いを通し、気持ちに変化が訪れる。
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(4月18日 池袋ルミネの「シネ・リーブル」にて)

もっと演奏シーンの多い映画かと思っていたら、それは最後だけ。あとは、指揮者・作曲者の娘・妻、そして映画監督をしている親友にかかわる人物たちがつぎつぎに登場してきて、そういうサイドストーリーの積み重ねが、最後のシーンに至るというもの。

当方は、基本的に娯楽映画志向なので、ちょっと高級すぎたかな、という印象。背景の高級リゾートホテルを含め、画面はとてもきれいだが……。


○ハロルドが笑う日まで
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IKEA創業者の誘拐を決意した小さな家具店主が巻き起こす珍道中を描いた、ノルウェー製ヒューマンドラマ。ノルウェーの街で40年以上にわたって小さな家具店を営み、クオリティの高い家具にこだわり続けてきたハロルド。ところがある日、店の目の前に家具販売チェーンIKEAの北欧最大店舗がオープンし、ハロルドの店は閉店に追い込まれてしまう。さらに愛する妻まで失い、怒りを募らせたハロルドは、IKEAの創業者カンプラードへの復讐を決意。カンプラードを誘拐するためスウェーデンのエルムフルトを目指す。途中で知り合った孤独な少女エバも加わり、誘拐計画を実行に移すが……。主人公ハロルド役を演じるのは、ノルウェーを代表するベテラン俳優ビョルン・スンクェスト。
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(5月13日 恵比寿ガーデンシネマにて)

NHKの朝の番組で紹介していたというので、仕事も一段落したところなので出かけた。

家具店主もIKEAの創業者も、エバという少女もその母親も、さらには、家具店主の息子も、それぞれにちょっと変なところがある。そういう人たちのかもし出す巧まざるユーモアがこの映画の味になっている。ハリウッド的な予定調和的な終わり方でないところもなかなかのものであった。
このところ、家内を誘って東京で観た映画は、ちょっと期待はずれが続いていたが、これは、期待通り。

この映画館は、恵比寿ガーデンプレイスのなかにあり、こぢんまりとしているが、ゆったりした座席でとても感じがよい。
ただし我が家から恵比寿まで行くには、渋谷にしろ目黒にしろ、山手線を一駅だけ乗ることになるのがシャクなので、中目黒から歩くことにした。東京の道だから、行きは登りでちよっと時間がかかるが、帰りは早い。

それと、すでに前回に書いてしまったが、予告編で、ビスコンティの二作「山猫」(若きアラン・ドロンはかっこよくまぶしい)「ルードウィヒ」が紹介され、ぜひ観たいと思つたわけです。


○殿、利息でござる!
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解説
「武士の家計簿」で知られる歴史家・磯田道史による評伝「無私の日本人」に収録されている一編「穀田屋十三郎」を映画化。時代劇では初主演となる阿部サダヲほか、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、松田龍平ら豪華キャストが共演。物語の舞台となる仙台出身のフィギュアスケート選手・羽生結弦が、仙台藩の第7代藩主・伊達重村役で映画に初出演を果たした。「白ゆき姫殺人事件」「予告犯」の中村義洋監督がメガホンをとり、時代劇に本格初挑戦。江戸中期、財政難のため民衆に重税を課す仙台藩では、破産や夜逃げが相次いでいた。寂れ果てた宿場町の吉岡宿でも年貢の取り立てや労役で人々が困窮し、造り酒屋を営む穀田屋十三郎は、町の行く末を案じていた。そんなある日、十三郎は、町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治から、藩に大金を貸し付けて利息を巻き上げるという、宿場復興のための秘策を打ち明けられる。計画が明るみになれば打ち首は免れないが、それでも十三郎と仲間たちは、町を守るために私財を投げ打ち、計画を進める。
監督 中村義洋
原作 磯田道史
キャスト
阿部サダヲ 穀田屋十三郎
瑛太 菅原屋篤平治
妻夫木聡 浅野屋甚内
竹内結子 とき
寺脇康文 遠藤幾右衛門
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(5月21日 金沢イオンシネマにて)
そんなに期待していなかつたが、今回金沢で観た4本の中では、いちばん面白く見ることが出来た。
最後に登場する羽生結弦くんのお殿様もなかなか様になっており、ちょうどいいサービスシーンになつていた。
阿部サダヲ(養子に出された兄)と妻夫木聡(家督を継いだ弟)の間での家族の物語があるので、内容に深みが出ている。こういう反時代的なテーマ(原作の書名は「無私の日本人」)を丁寧に語ることによって、いまの日本社会の薄汚さを教えることになっている。
なお、1万両を銭に換算するというのが後半の話にひねりを与えているが、ちょうど、為替レートの変動のようなことが起きている、というのがとても面白い。つまり、銭の社会で生きている庶民と両の社会で生きている武士の社会は、すむ国が違う、というかんじなのだろう。堀井憲一郎が、落語の解説本のなかで、庶民にとって、50両を超えるともはやファンタジーだと書いていたが、その感じが、こういう設定でとても実感的にわかった。


ロクヨン64 前篇
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解説
「半落ち」「クライマーズ・ハイ」などで知られるベストセラー作家・横山秀夫の著作で、2012年「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、13年「このミステリーがすごい!」第1位など高い評価を得た警察小説「64(ロクヨン)」を映画化した2部作の前編。佐藤浩市を筆頭に、綾野剛、榮倉奈々ら若手から永瀬正敏、三浦友和らベテランまで、豪華キャストが集結し、「ヘブンズ ストーリー」の瀬々敬久監督がメガホンをとった。わずか1週間の昭和64年に発生した少女誘拐殺人事件・通称「ロクヨン」。事件は未解決のまま14年の時が流れ、平成14年、時効が目前に迫っていた。かつて刑事部の刑事としてロクヨンの捜査にもあたった三上義信は、現在は警務部の広報官として働き、記者クラブとの確執や、刑事部と警務部の対立などに神経をすり減らす日々を送っていた。そんなある日、ロクヨンを模したかのような新たな誘拐事件が発生する。
監督 瀬々敬久 
原作 横山秀夫
キャスト
佐藤浩市 三上義信
綾野剛 諏訪
榮倉奈々 美雲
夏川結衣 三上美那子
窪田正孝 日吉浩一郎
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(5月21日 金沢イオンシネマにて)
原作を読み終えたばかりなので、私には、細かいところまでよくわかったが、原作を読まない人にはどうなのだろうか。原作自体、かなり入り組んだしかけになっていて、特に上巻は読むのに難渋したが、映画はそれをほぼ忠実になぞっているから、読んでいない観客にはやや消化不良になるかもしれない。

以下、ネタばらしになつてしまうかもしれないが(とはいっても原作を読んでいればすべてわかることだから)、前篇の要点をまとめてみよう。

1.佐藤浩市(役名は三上、刑事畑が長かつたが、いまは広報官)の家庭内の問題。
 娘が行方不明、死んでいるかもしれない。この娘との関係は、原作はかなり強烈。
 映画では、すこし出るだけだが、それでも強烈な感じはある。
2.佐藤浩市の仕事の面での問題点
 ①広報官の仕事で、交通事故の加害者の名を匿名にしていることで記者クラブともめている。この加害者の親は、県の公安委員というウラがある。
 ②警察の内部対立。刑事部門と警務部部門(広報は警務部)との対立が根底にあり、県警刑事部長のポストを本庁(警察庁)は天下りポストにしたがっている。
 ③警察庁長官の来県視察が数日後に予定されていて、その準備を求められている。記者クラブが取材拒否をされては困るので、なんとか打開策を講ずる必要がある。
 ④警察庁長官の来県視察は、表向きは昭和64年の誘拐事件(身代金を奪われ、誘拐された女子が死体で見つかったが、犯人は未逮捕のまま)の時効が迫つているためだが、どうやらそれを口実に、②をやってしまいたいらしい。
 ③昭和64年の誘拐事件では、捜査段階で不祥事があったらしい。「幸田メモ」というのにそれが書いてあるらしく、その内容を追求していくプロセスが、前篇の核になつている。

前篇は、64年の誘拐事件を摸倣するような誘拐事件が起こったところで、後編へ。

それにしても、かつての日本の俳優は、ヤクザになるのが上手だつたが、いまは、みんな警察官の役がとてもよく似合うようになっている。佐藤浩市は、演技賞ものの迫力。記者役にも、瑛太をはじめ見た顔がたくさん出ていた。
 なんだかんだ言いながら、後編も見に行くはず。
 やはり、おもしろいからね。


○ちはやふる 下の句
(解説略) 
(5月22日 金沢イオンシネマにて)

とびっきり上手なクイーンというのが新しく登場してくるが、全体としては、既視感に溢れている。
上の句だけで充分。下の句をわざわざ観ることはありません。


レヴェナント 蘇りし者
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1823年、西部開拓時代のアメリカ北西部、極寒の荒野の中、狩猟をして毛皮を採取するハンターチームはネイティブアメリカンの一団に襲われ多大な犠牲にあいながら命からがら船で川を下る。チームのひとり、ヒュー・グラスはネイティブアメリカンの妻との間にできた息子、ホークとともにガイドとして同行していた。船を捨て山越えルートを選んだチームは森で野営する。翌早朝、グラスは見回り中に子連れの熊に襲われ、瀕死の重傷を負う。急ごしらえの担架でグラスを運ぶが山越えには足手まといであること、瀕死でもあることから、隊長のアンドリュー・ヘンリーが死ぬまで見届け埋葬する者を募ると、ホークとジョン・フィッツジェラルド、若いジム・ブリッジャーが残ることになった。ジョンは2人がいない時にグラスを殺そうとするところをホークに見つかり銃を向けられるが、返り討ちにし殺してしまう。ジョンはジムを騙しグラスに軽く土をかけただけでその場を離れる。一部始終を見ていたが動けないグラスは奇跡的に一命をとりとめ、折れた足を引きずり這いながらジョンを追う。
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(5月22日 金沢イオンシネマにて)
第88回アカデミー賞の監督賞(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ)主演男優賞(レオナルド・ディカプリオ)撮影賞(エマニュエル・ルベツキ)なので、帰りの電車を最終(金沢発21時)に変更し、観た。
うーん、ディカプリオの演技は問題ないと思う。極寒のアメリカ北西部の景色もすばらしい。ただ、息子の敵を追うというだけで話を引っぱっていくのがちょっと弱いかな、という感じはある。
見て損をしたいという感じはないが、だからといって、是非観なさいとすすめたいほどの映画ではない。

ビスコンテイの「山猫」

いま、恵比寿ガーデンシネマで、ビスコンテイの特集をやっている。

「山猫」の4K修復版、187分(ほぼ三時間を超える!)とデジタル修復版「ルードゥイヒ」237分(ほぼ四時間!)の大作二本である。割引は一切なし。全員1800円という料金設定である。

ビスコンテイは「ベニスに死す」しか観たことはなく、いままでは、あまり関心のない監督であつた。しかし、予告編をみて、あまりの画面の素晴らしさに、どうしても観たくなり、まずは、今週の月曜日(25日)の午後に、「山猫」を観に出かけた。我々と同じような年代の観客で、客席は、かなりいっぱいであった。

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解説

イタリアの巨匠ルキノ・ビスコンティの代表作で、第16回カンヌ国際映画祭で最高賞(グランプリ)に輝いたドラマ。日本では1964年、短縮された英語版で初公開された後、81年にイタリア語のオリジナル完全版が公開されたがプリントの状態は悪かった。そのイタリア語完全版を、撮影監督のジュゼッペ・ロトゥンノ監修のもと復元させたのが「イタリア語・完全復元版」で、2004年に公開された。16年、ビスコンティ監督の生誕110周年、没後40年を記念した特集上映「ヴィスコンティと美しき男たち アラン・ドロンとヘルムート・バーガー」では「山猫 4K修復版」として、「イタリア語・完全復元版」を初の4K映像で劇場公開。統一戦争に揺れる1860年のイタリア。シチリア島を長年に渡って統治してきた名門サリーナ公爵家にも革命の波が押し寄せる。貴族社会の終焉を感じながらも優雅な暮らしを続ける公爵は一家を連れて避暑地へと向かうが、革命軍の闘士となった公爵の甥タンクレディが、新興ブルジョワジーの娘アンジェリカと恋に落ちてしまう。

監督 ルキノ・ビスコンティ
サリーナ公爵 バート・ランカスター
タンクレディ アラン・ドロン
アンジェリカ クラウディア・カルディナーレ
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(映画.comより)


この映画に関しては、こういう情報は、ほぼ無意味。

前半、午前中、授業をしてきたせいもあって、ちょっと居眠りしたところがあり、アランドロンが、戦争で怪我をし眼帯をするようになったいきさつなど、よく呑み込めないところがあった。
でも、そんなことはどうでもよろしい。

後半の、邸宅内の部屋をアランドロンとクラウディア・カルディナーレが歩き回るあたりの本物感からはじまり、それに続く、約1時間くらいの舞踏会シーンに完全に圧倒された。

衣装も調度品もすべて、かつての貴族とはこういうふうであったろうと思われる実質に満ちている。

体調の悪いバート・ランカスターが水を飲むシーンで使つたカツトグラスの素晴らしさ(プラハに半年いたから、ボヘミアグラスはよく見たので、この種のものの中ではいくらか関心がある方)には息をのんだ。

こういうふうに書いていくときりがないわけで、この間、画面の迫力にずっと圧倒されていた。

ああ、これが映画を見る、ということなのだな、とつくづく思わされた。

ストーリーがどうの役者がどうのというのではない、画面がすべてなのである。

観に出かけてよかったな、と心から思えた映画である。


「ルードゥイヒ」も、来週あたり、体調を整えて見に出かけるつもりです。


映画館で観た映画3(2015年3月分その1)

以下は、3月中に映画館で観た映画です。

1.砂上の法廷
 
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【ストーリー】
キアヌ・リーブスが真実を追い求める弁護士を熱演した法廷ミステリードラマ。莫大な資産を持つ大物弁護士が自宅で殺害され、17歳の息子が容疑者として逮捕された。少年は完全黙秘を続け、敏腕弁護士ラムゼイが少年の弁護を引き受けることに。法廷でも何も語らない少年をよそに、多くの証人たちが少年の有罪を裏付ける証言を重ねていく。やがてラムゼイが、証言のわずかなほころびから証人たちの嘘を見破ると、裁判の流れが変わりはじめる。そんな矢先、少年がついに沈黙を破り、驚くべき告白をする。リーブスが正義感あふれる弁護士ラムゼイに扮し、少年の母親役をレニー・ゼルウィガーがミステリアスに演じた。
【監督】コートニー・ハント【脚本】ニコラス・カザン。
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(TOHOシネマズ日比谷シャンテ)

新聞(私の家はずっと「東京新聞」、金曜日の夕刊にいつも新作の紹介が載る)の紹介でおもしろそうだと思って、観に出かけたもの。

東京23区内では、ここ1館だけでの上映。

かなり期待して観た映画であり、たしかに、みごとにだまされた。

ただし、くわしいことを書くとネタバレになってしまうので書けないが、だますためだけに作られた映画なので、あとあじは非常によくない。この結末は、「人性」の本質に反している、と私は、思う。

というわけで、あまりすすめたい気持にはならない。


2.ちはやふる  上の句

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【ストーリー】
同級生の千早(広瀬すず)、太一(野村周平)、新(真剣佑)は、いつも仲良く競技かるたを楽しんでいた。小学校卒業を機に彼らはバラバラになってしまうものの、千早は単独で競技かるたの腕を磨く。高校に進学した千早は再会を果たした太一と一緒に競技かるた部を立ち上げ、この世界に導いてくれた新を思いながら全国大会を目標とする。
『海街diary』などの広瀬すずを主演に迎え、末次由紀のコミックを実写化した青春ドラマ。競技かるたをテーマに、主人公と仲間たちのひたむきな情熱や夢を描く。『男子高校生の日常』『日々ロック』などの野村周平と、アクションスター千葉真一の息子である真剣佑がヒロインの幼なじみを好演。人気俳優たちの共演による、きらめく青春の日々に胸がときめく。
【監督・脚本】小泉徳宏
【出演】広瀬すず/野村周平/真剣佑/上白石萌音/矢本悠馬/國村隼/松田美由紀
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 (金沢フォーラス内イオンシネマにて)
 
紹介文にあるようにコミックを原作とする青春映画。

かるた部がテーマなになっているので、コミックも、実は買い込んである。が、数巻まで読んだところど止まったままになっている。(この種の若者向けのコミックは、私には、活字の小説を読むよりも時間がかかるので、ちょっと苦手)

映画としては、とてもよくできている。
 
「海街Diary」の三女役で強い印象を与えた広瀬すずという女優が主人公で、彼女の表情がとてもいきいきととらえられている。まさに、いまが旬の女優をみているという感じがした。

また、呉服屋の娘の国文学女子(上白石萌音)をもなかなかおもしろいキャラクター。カルタ部の5人が、それぞれに際立っていて、学園部活ものとしても、楽しくしあがっている。

表題になっている業平の和歌の解釈は、このブログの2014年1月15日の項に書いた「まんが百人一首」と同じで、紅葉の「からくれない」の色を、二条の后との若き日の恋の暗示とよむもの。いまの若い人には、こちらの方がふつうの解釈になっているのかもしれない。
他にも、「もろともにあはれと思へ山桜花よりほかに知る人もなし」を、ストーリーとからませて、とてもおもしろい解釈をしていた。

国文科の学生には、ぜひ観るようすすめることにしましょう。
 

3.家族はつらいよ

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【ストーリー】
長男・幸之助(西村雅彦)の一家、次男・庄太(妻夫木聡)と3世代で同居をする平田家の主、周造(橋爪功)。妻・富子(吉行和子)の誕生日であることを忘れていたことに気付き、彼女に何か欲しいものはないかと尋ねてみると、何と離婚届を突き付けられる。思わぬ事態にぼうぜんとする中、金井家に嫁いだ長女・成子(中嶋朋子)が浪費癖のある夫・泰蔵(林家正蔵)と別れたいと泣きついてくる。追い掛けてきた成子の夫の言い訳を聞いていらついた周造は、思わず自分も離婚の危機にあることをぶちまけてしまう。
【監督・脚本】山田洋次【脚本】平松恵美子【音楽】久石譲【タイトルデザイン】横尾忠則
【出演】橋爪功/吉行和子/西村雅彦/夏川結衣/中嶋朋子/林家正蔵/妻夫木聡/蒼井優/笹野高史/笑福亭鶴瓶
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 (金沢フォーラス内イオンシネマにて)
 
山田洋次流のウェルメイド喜劇。お約束の展開があり、きちんと笑わせてくれる。

お客も我々くらいの高齢者が多かった。

出演者陣も、テレビ等で見慣れたメンバーであり、松福亭鶴瓶をはじめ、ゲスト出演もかなり多彩。そういうサービスもふんだんにある。
 
観ているときには知らなかったことだが、その後、テレビで放映された「東京家族」(「東京物語」のリメイク)を観て、この映画は、「東京家族」の出演者をそのまま利用しているのだということに気づいた。
 「東京家族」(つまり「東京物語」)とのこういう関係を知ってみると、中島朋子演ずる長女のキツイ性格が、「東京物語」の杉村春子演ずる長女の性格に由来していることがわかったりして、おもしろい。

でもまあ、映画としては、DVDないしテレビ放映のときにみる程度でいいかな。
 
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