奈良に師走を告げる「春日若宮おんまつり」が、昨日から始まりました。
保延2年(1136)の平安時代に、関白藤原忠通公が、「五穀豊穣(ごこくほうじょう)・人々の安寧(あんねい)」を祈願して、大和一国をあげて執り行いました。それ以来、869年も続いているお祭りです。
このお祭りは大きく5つの儀式に分かれています。
★大宿所(おおしゅくしょ)のお祭り・・・15日
「大宿所」というのは、おん祭りを奉仕する奈良の侍が泊まるところです。奈良市餅飯殿町の大宿所で、「御湯立(みゆだて)」(巫女さんが、笹の葉でお湯を降り注ぎ、鈴を鳴らしてお祓いをする)という行事が行われます。
★遷幸ノ儀(せんこうのぎ)・暁祭(あかつきさい)・・・17日深夜
おん祭りは、春日大社の若宮さまのお祭りです。それで、若宮さまが17日の午前0時に本殿を出発されて、「お旅所」(春日大社一の鳥居の東の参道沿いに設ける仮御殿)に行かれます。そして、若宮さまがお旅所に着かれると「暁祭」というお祭りが始まります。ここで、巫女さんが神楽を舞います。
★お渡り式 ・・・ 17日正午
巫女さんやお稚児さんが、馬に乗って「お渡り」をします。平安時代から江戸時代の風俗を再現した華やかな装束の総勢約1千人が奈良県庁前を出発して、大宮通り、JR奈良駅前、三条通りを経て一の鳥居から参道に入ります。
一の鳥居をくぐると「影向(ようごう)の松」という松の木の前で、芸が奉納され、「流鏑馬(やぶさめ)」や「競馬(けいば)」も行われます。
★お旅所祭 ・・・ 17日午後2時半
お旅所でお祭りが始まると、若宮さまにお食事をお供えします。そして、お渡りをした人たちにより神楽、田楽、猿楽、舞楽などの古典芸能が仮御殿前の芝舞台で演じられます。これがおん祭の中心行事となります。この行事は、午後10時半頃まで続けられます。
全ての芸能が行われると、若宮さまは午前0時までに、ご本殿に戻られます。
★後宴能(ごえんのう)・相撲 ・・・ 18日
おん祭りが無事に行われたことをお祝いして、御旅所で、能や相撲が行われます。
参考サイト:「春日若宮おん祭り」
普通、奈良の人が「おん祭り」というのは、17日にある「お渡り式」のことです。この日は、市内の幼稚園から〜中学校まで、正午から始まる「お渡り式」を見に行くように、半日授業になります。
京都でいう「時代祭り」のようです。子どもが小さいときはよく手を引いて見に行きました。初めて見たときは、馬が途中、ポットンと落としていくのにビックリしました。三条通りで見ることが多かったのですが、興福寺前で見た時が一番良かったです。
今年は、「お渡り式」が終わったあと、遅くまでウロウロ遊んでいる子どもはいないか、夜にパトロールで出かけます。「おん祭り」の時は寒くなる、と地元ではいわれますが、明日の夜も寒そうです。(カイロ、もっていこう。)
保延2年(1136)の平安時代に、関白藤原忠通公が、「五穀豊穣(ごこくほうじょう)・人々の安寧(あんねい)」を祈願して、大和一国をあげて執り行いました。それ以来、869年も続いているお祭りです。
このお祭りは大きく5つの儀式に分かれています。
★大宿所(おおしゅくしょ)のお祭り・・・15日
「大宿所」というのは、おん祭りを奉仕する奈良の侍が泊まるところです。奈良市餅飯殿町の大宿所で、「御湯立(みゆだて)」(巫女さんが、笹の葉でお湯を降り注ぎ、鈴を鳴らしてお祓いをする)という行事が行われます。
★遷幸ノ儀(せんこうのぎ)・暁祭(あかつきさい)・・・17日深夜
おん祭りは、春日大社の若宮さまのお祭りです。それで、若宮さまが17日の午前0時に本殿を出発されて、「お旅所」(春日大社一の鳥居の東の参道沿いに設ける仮御殿)に行かれます。そして、若宮さまがお旅所に着かれると「暁祭」というお祭りが始まります。ここで、巫女さんが神楽を舞います。
★お渡り式 ・・・ 17日正午
巫女さんやお稚児さんが、馬に乗って「お渡り」をします。平安時代から江戸時代の風俗を再現した華やかな装束の総勢約1千人が奈良県庁前を出発して、大宮通り、JR奈良駅前、三条通りを経て一の鳥居から参道に入ります。
一の鳥居をくぐると「影向(ようごう)の松」という松の木の前で、芸が奉納され、「流鏑馬(やぶさめ)」や「競馬(けいば)」も行われます。
★お旅所祭 ・・・ 17日午後2時半
お旅所でお祭りが始まると、若宮さまにお食事をお供えします。そして、お渡りをした人たちにより神楽、田楽、猿楽、舞楽などの古典芸能が仮御殿前の芝舞台で演じられます。これがおん祭の中心行事となります。この行事は、午後10時半頃まで続けられます。
全ての芸能が行われると、若宮さまは午前0時までに、ご本殿に戻られます。
★後宴能(ごえんのう)・相撲 ・・・ 18日
おん祭りが無事に行われたことをお祝いして、御旅所で、能や相撲が行われます。
参考サイト:「春日若宮おん祭り」
普通、奈良の人が「おん祭り」というのは、17日にある「お渡り式」のことです。この日は、市内の幼稚園から〜中学校まで、正午から始まる「お渡り式」を見に行くように、半日授業になります。
京都でいう「時代祭り」のようです。子どもが小さいときはよく手を引いて見に行きました。初めて見たときは、馬が途中、ポットンと落としていくのにビックリしました。三条通りで見ることが多かったのですが、興福寺前で見た時が一番良かったです。
今年は、「お渡り式」が終わったあと、遅くまでウロウロ遊んでいる子どもはいないか、夜にパトロールで出かけます。「おん祭り」の時は寒くなる、と地元ではいわれますが、明日の夜も寒そうです。(カイロ、もっていこう。)