June 01, 2007

★変わりゆく飛鳥

     ★ワシが、誰だかわかるかのぅ?亀石











 
 こんな質問を、奈良の人にすれば、「そんなの常識」って叱られるかもしれませんが、云十年前に、初めて飛鳥を訪れるまでは、私はこの方のことを、全く知りませんでした。

 私がまだ大学生だった時です。どうして飛鳥に行ってみることにしたのか、その経緯は思い出せませんが、初めての飛鳥は(雨)でした。レンタサイクルでまわる予定が、雨のため、歩きになりました。覚えているのは、お昼にサンドイッチを作っていったこと、それをテントの下で食べたこと、そしてこの(亀石)です。野原の真ん中に、ぽつんと横たわっている(亀石)。そのひょうきんな顔が可愛らしくって、「飛鳥に来てよかった。」と思いました。(亀石)だけでなく、(石舞台古墳)も(飛鳥寺)へも連れて行ったと同行者は言うのですが、その時の私の記憶には、この(亀石)だけが鮮明に残っています。

 奈良に移り住むようになって、子どもが生まれ、飛鳥に遊びに行く機会も増えましたが、今でもこの(亀石)が一番好きです。そばに寄って耳を澄ませば、何かお話してくれそうな気がします(笑)。先日も、運転手にムリを言って、(亀石)に寄ってもらいました。

   
★現在の亀石亀石全体像
 ・・・。(えっ?)と思いました。
 飛鳥資料館の庭でのびやかに暮らす、レプリカの亀石と同じような姿を、想像していたからです。

 本物の亀石は、周りに柵をめぐらされ、狭い場所に閉じこめられているかのようです。そばにはお土産物屋さん、後ろには真新しい家。ちぐはぐな景色を見て、なんだか可哀想になりました。

 稲淵の棚田風景を見ていると、飛鳥にはまだまだ日本の原風景が残っていると感じますが、その飛鳥でも(少しずつ変わってきているのだな)と亀石を見て感じました
。(難しいことでしょうが、飛鳥の開発は、石造物とも共生できる開発にとどめて欲しいなと思いました。)



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この記事へのコメント
飛鳥のカメさん

 この亀さん、ひょうきんですよね。本当はガメラなんだけど、身元を隠しています。ガメラ競譽オン襲来の映画のプロデユーサが言うのだから信憑性が高いダス。

 飛鳥の石造物はどれもこれも、ひょうきんですよね。韓国に行くと今でも沢山の昔の石造物を見る事が出来るそうですね。私は、飛鳥は朝鮮半島からの渡来系の技術屋さんが多く住みついた場所ですから、彼らかその子孫が制作したと考えています。

 制作途中で何らかの事情で、中止したんでしょうね。多分、亀さんの甲羅の上に顕彰碑か何かを建立する積りではなかったでしょうか。

 でも、亀さん、今のままのほうが気楽でいいですよね、変な荷物背負うよりも。

 
Posted by jo at June 03, 2007 17:29
5
>joさま

 ホントはガメラですかぁ(笑)?

 今回、案内板の(亀石の伝説)も読んできました。

昔、大和が湖であった頃、対岸の当麻と飛鳥はケンカをしていました。当麻に湖の水を全部取られてしまって、湖に住んでいた亀がたくさん死んだそうです。それを可哀想に思った村人が、供養のために、この亀石を作ったとか。
現在、亀は南西を向いていますが、西を向いて当麻をにらみつけたとき、大和盆地は泥沼になるらしいです。

 (亀さんの甲羅の上に顕彰碑か何かを建立する)
そんな説もありますか〜。
面白いですね。
Posted by ほかも at June 03, 2007 20:54