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6月17日に開幕した高校野球沖縄大会も残す日程はあと二日。
今日は沖縄市野球場で準決勝2試合が行われ、中部商と八重山商工がそれぞれ決勝へと駒を進めた。

◇第一試合  中部商 VS 沖縄尚学

中部商は池間・屋宜の必勝リレーで接戦を制した。
初回に中部商は単打3本に四球を絡め3点を先制し、4回には1番・伊佐の2試合連続となるセンター右へのソロ本塁打で4−0とリードした。

この段階で中部商の一方的な試合になるのかと思われたが、沖縄尚学も4回裏に4連打で3点を返し1点差。続く5回には二死2塁からの二塁打で同点とし試合は終盤へ。

8回表にヒット2本と暴投で2点を挙げた中部商が、屋宜の好リリーフもあり逃げ切った。
気になったのは、4−4の同点でむかえた7回表の中部商の攻撃。
無死1塁としバッターは2番打者。確実に送るだろうとみていたが強攻。結果的に相手エラーでチャンスは膨らんだが、いかにも中部商らしい大事な場面での凄い采配。

県内最強の中部商が順当に決勝進出を決めた。
              
  中部商 300 100 020  6
  沖縄尚 000 310 000  4

  (中部商) 池間、屋宜−伊佐啓
  (沖縄尚学)大城、玉城、東浜−仲村
   本塁打 伊佐(中)
   三塁打 與座(中)荻堂(沖)
   二塁打 荻堂2、伊是名(沖)
◇第二試合  浦添商 VS 八重山商工

この両校は、ともに主力メンバーが昨年からほぼそのまま。
昨年から同年代のチームとして常にライバル関係にあった両チームだが、主力が三年生となった最後の夏の大会で、とうとう決着をつけるときがきた。

昨秋の九州大会予選の準々決勝でも、両校は対決した。
勝てば準決勝進出となり九州大会への出場権を獲得できる大事な試合。いま思えばあの試合は、同大会で八重山商工が最も必死になって戦った試合であったように思う。
結果は6−4で八重山商工が競り勝ち、浦添商は九州大会出場を断たれた。
浦添商としては、この試合に勝利しこれまでの借りを返したいところ。

八重山商工の先発は金城長。
これまで無失点の金城長を伊志嶺監督は起用。一方の浦添商は主戦・知花。
今大会での知花はこれまで本調子でなかったことと、チーム打率.475の浦添商打線が好調ということもあり、打撃戦を予想していたが・・・

知花はこれまでと別人のようなピッチング。
さすがに八重山商工相手だと気合が入るのか。序盤から八重山商工につけ入る隙をまったく与えない。一方の金城も走者は出すものの前原戦同様に要所を締め、得点を許さない。
とんでもない投手戦であった。この試合の両チーム合わせてのヒットが7本。長打なし。
それだけ両校投手陣が持ち味を出しがんばったということなのだろう。

試合はというと、6回裏に二死2塁の場面で東船道がセンター前ヒット。返球を焦ったセンターが打球を後方にはじく間に二塁走者が返り1点を先制。
結局これが決勝点となり1−0で八重山商工が勝利。またもや浦添商の前に立ちはだかった。
5月の練習試合では1−0で浦添商が勝利しているが、公式戦では逆の結果となった。

一部スポーツ紙で『肩に違和感あり』と報じられている大嶺だが、7回から登板し被安打0奪三振4と浦添商打線を完璧に抑えた。
球の走りもいいし変化球のコントロールもよく、今日はほぼ満点の出来であったように思う。

  浦添商 000 000 000  0
  八商工 000 001 00x  1
  
  (浦添商)知花−金城貴
  (八商工)金城長、大嶺−友利 

明日の決勝戦の組み合わせは
  中部商 VS 八重山商工

中部商はこれまでどおり池間−屋宜の継投でくると思われるが、八重山商工はどうだろうか。
好調な金城長を先発させることも考えられるが、現チームで八重山商工は中部商に勝ったことがない。最後の試合ということもあり、大嶺を頭から使いそうな気もするが。

それと、中部商の伊佐がこれまで2本塁打と好調を維持しているのに比べ、八重山商工の金城長は打撃ではまだ本調子ではない。今日も得点圏に走者を置いた場面で打席が二度まわってきたが、いずれも凡退。今日までで17打数4安打と深刻だ。
これまでの戦いぶりから打力は中部商がやや上回るとみたが、投手力はほぼ互角。
接戦になればどう転ぶか判らない。

この大会の第一シード対第二シードという『沖縄二強』の対決。
明日の沖縄市野球場では、沖縄高校野球最高峰レベルの野球が観られそうだ。

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