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●落語を久しぶりに聞いたよ
○なんていうやつ?
●中村仲蔵
○誰?
●三遊亭圓生師匠の噺
○だから、中村は誰だよ
●中村仲蔵か?そういう名前の噺だよ。
○そうならばそうと言ってくれないか。
●紺屋高尾だって人の名前だろ。
○そうだけど。
●まだ途中までしか聞いていないが
 これが、さすが圓生師匠の噺だよ。
○さすがとかいうなよ。師匠に失礼だろ。
 圓生師匠の文七元結とか聞いたことあるか?
 電車の中で聞いていて泣いたよ俺は。
●なに?
○だから、圓生師匠の落語を生で
 聴いてみたかったよ。
●このお話に出てくる、中村仲蔵は役者なんだ。
 長唄は全く覚えることができなかったが
 歌舞伎や狂言と言えばこの人物しかいないと
 言われる人物となった。
○ほう
●あまり良い家柄ではなかったが、
 団十郎にある件で認められ、
 贔屓にしてもらった。
 そのある件も、師匠が語っているんだよ。
○気になるじゃないか。
●またな、地位がかなり認められてきた時にな
 ベテランの意見を無視したことで、
 このベテランの怒りを買い
 新入りがやるような忠臣蔵の役しか
 まわってこなかった。
○で、断ったんでしょ?
●そうは問屋が卸さないぜ。
 中村仲蔵は考えて、自分しかできない
 その役を見事に演じてくれようと思ったのさ。
 バレエダンサーの岩田守弘さんの
 猿の役を思い出したね。
○で?
●そこまでしか聴いていないからまた、
 車を運転しながら聞いて報告いたす。