ＴＢＳは、日曜劇場で社会派ドラマ「官僚たちの夏」を放送している。このドラマは通産省の官僚たちの生き様を描いたものでドラマとしては面白いのだが、第３話の木綿産業輸出規制に関する日米の攻防が始まった辺りから様々なことを感じた。

このドラマの時代背景を考えると、確かに日本の産業はまだ行政や政府の指導がなくては進んで行けなかった様に思える。あのような熱きドラマもあったのかもしれない。がしかし、当時に比べ現代はもっと競争が激しく生き残りが難しくなっているように思えてならない。

インターネットによって大企業も中小企業も考えようによっては同じ土俵に乗せられ、更に、世界的な規模を持った土俵で戦わなくてはならない。

「木綿の開発をしていたから、アメリカの規制の時期を遅らせてくれ」と工場主が言っていたシーンもあったが、現代は知らないうちに先を越された開発がされ、知らないうちにそれがマジョリティを担うようになっている。


このことを考えると、背筋がぞっとするが、この中で走り続けていかないとならない。

池田信夫氏のブログ
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