小説のできるまで。(きっこさん家の場合)

2006年05月15日

プロット作成の利点

 今日はお休みです。しかも明日は珍しく夜勤始まりなので、結構時間に余裕があります。
 というわけで月影の四章プロットを作成中なのでありました。

 今まで小説を作成するときは、まず脳内で構成し、書きながら細かく組み立てていく手法だったのです。ところが今回の第四章に当たっては、章の始めから終わりまでわりと細かいプロットをあらかじめ作成していますよ〜、というのは前回の小説作成過程解説で述べたとおりです。
 実際その手法を取ってみて、前者と後者はそれぞれ一長一短でした。

 前者:書きながら組み立てていく手法の場合は、準備期間が短くて済みます。なので、あっしが仕事も家事もせずに小説の作業のみをしたとすれば、一回の更新に一週間もかからないでしょう。
 ただ、プロットのようなものは脳内に記憶されているだけなので、「あっ! あのシーン書こうと思ってたのに、入れるの忘れてた!」とかいうこともあったりします。その場合は「更新分を書き直す」か、「後のシナリオに挿入できるように調節する」か。入れ忘れを思い出したのがずいぶん遅かった場合は、どうにもできずお蔵入りしてしまう怖れもあります。

 後者:プロット作成後に執筆する手法の場合は、準備期間が非常〜にかかります。(あっしが時間かかってるだけかもしれませんが;)実際、今もプロットが終わらず、第四章は書き始めることもできずにいます;
 しかし、プロットを書いていると、場面場面を時間の流れと共に確認でき、違和感・不都合が生じる部分をあらかじめ修正することができます。さらにストーリーの後半になってから、「このシーンの伏線を事前につくっておきたいな」というときに、無理なく前半部分に挿入することができます。
 そしてまだ本文に取り掛かっていないのでなんとも言えませんが、あらかじめ話の筋ができているので、一度書き始めてしまえばスムーズに更新作業ができるはず……と思いたい。(笑)

 今までずっと前者のやり方でしたが、本来後者のやり方のほうが物語をよりよく生み出すことができるんでしょうね。
 あっしが書く月影第四章が少しでも良いものとして生み出せるようがんばらねば!
 できれば今日明日にかけてプロット作業を終わらせたいです。
 今日はお休みなので。

 ですが。

 これからちょっと店に作業をしに行かなくてはいけないのです(;_;)
 ちゃっちゃと終わらせて帰って来たいです。



2006年05月05日

いつもどおりとめずらしく

 どうも。月影第四章執筆に向けて作業中のきっこです。

 ん? 執筆に「向けて」?

 そう、作業はしているもののまだ執筆には至っていないのであります。
 というのは、今回はきちんとプロットを作成してから書こうという試みなのでありました。
 今までもやってなかったこともなかったのですが、これまでの場合だと……。

1.脳内で粗筋を組み立てる。(本当に大筋)
2.その中でも「ぜひとも書きたいシーン」が順不同で妄想されていく。
3.粗筋に沿って場面を書く前に、場面内の粗筋を紙に書き起こすこともある。(本当に「こともある」です/笑)
4.実際に文章に書き起こしながら、状況に応じてコピペにより描写、場面の順序を移動させたりしながら書き上げていく。

 という感じなのです。
 今回は、

1.本章(今回は第四章)の最終到達地点
 章の主題です。何を一番に書いて行くのか。
2.盛り込みたい場面
 そのままです。上のこれまでの場合2でもやっている妄想をひたすら書いて行きます。書きながら、なるべく書く時の順番に沿って並べ替えています。
 妄想が膨らんでいるところは結構細かく書いています。(だから時間かかるんだよ;)
3.一話ごとのプロット
 まだ2の作業中でここまで到達していませんが、これもやるつもりです。ひとつの話と、一回の更新分でどこまで書くのか。一応目安で。
4.3までを元に、実際の文章に書き上げていく。

 という感じにやってみようかと思っています。
 なので、まだ最初の話も書き始めていないのですが、作業はちゃんと進んでいます。今回は特に月影では一二を争う大事な章にしたいので、それに向けてきちんとやろうというあっしのなけなしの努力の表れです。(^^;)
 今日はお休みなので、がんばってせめて2、できれば3の最初のお話のぶんだけでもつくっておきたいです。

 以上が表題の「めずらしく」でした。

 月影人気投票も、無駄に絵なんてつけようとしているからてこずっていたりします。(爆) や、でもちょっとずつ進めてますので、お待ちください。

 あ、表題の「いつもどおり」はですね、あっしの体調です。
 季節が変わる頃には必ず風邪をひきます。いや、ひいていない時期の方が短いのではないかと言われればそれまでなのですが;
 北海道はようやく本格的に春らしい空気になりまして。
 おかげで勤務先の店内もかーなーりー乾燥しているのであります。
 したがってあっしのノドがやられてしまうという……。
 ずっと鼻炎くさくて、前に後鼻漏云々と日記に書いたときから鼻の薬を飲んでいたのですが、それがなくなった矢先なのでクスリのせいかとも思ったり。
 やっぱり連休前にクスリだけでももらいに行けばよかったかな……4月後半は夜勤続きで、午前中に起きることができず(意志弱ッ!)医者にいけないでいるうちにクスリが切れてしまったのでした。
 朝勤のときは病院行けないですし。(少ない人員で店回してるので、よほどでないと休みもとれず)
 次の休みも予定が……狙い目はその翌日。夜勤の前に早起きして行くしかなさそうです。夜勤がつづくと、朝寝て昼起きる夜型生活が定着してしまうので困ります。スーパーに行けないから冷蔵庫の中身が枯渇するし(笑)
 というわけで、これから食料の調達に行ってくるのです。夕方にして今日初外出。休みの日に出かけるだけましか(←いつもヒキコモリな奴)
 では。

2005年11月14日

脳内映像を文に書き起こす過程(十夜編6)

 久々の「小でき」(略すなよ)です。
前回の「小でき(十夜編5)」で組み立てた小説の骨組みに、文章を着せて小説を書いて行きます。

 小説を書き起こすとき、そのシーンのほとんどが映像(動画・アニメーション?)で脳内に思い起こされます。
 そのイメージされるシーンは、全てがストーリーの順番どおりに妄想……じゃなくて想像されるわけではないです。
 それでは、「十夜」の第一話「子守唄」に沿って説明していきます。(例によってネタバレオンパレードなので、本編をまだ読んでいない方はお先に本編をどうぞ)続きを読む

2005年09月11日

小説のできるまで番外編:きっこ的物語の読み方

 「つれづれびとの小路」の非常勤絵師・亜割蜘くんとは良くメッセでやりとりをしています。
 その中で上がった「物語を読む」と言うことについての話がちょっと面白いと思ったので、メッセのログを利用して日記に載せてみました。w ハカセっぽさを演出するあっし(何故?)と、顔文字満載の亜割蜘くんの会話です。
 あっしの奇妙な脳内の一部がここで明らかにされています(笑)

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

きっこ :
 本を読んだりゲームを読んだりしているときの私はただの器に過ぎないのだよ。
 その中に紡がれている物語や登場人物の感情や行動がそのままに流れ込んでくる。そこに“私”の介在する余地はない。

亜割蜘 :
(´ω`)ぉ?

きっこ :
“私”の客観的意見が生じるときは、その器に入り込んできた物語を、“私”として受け止め、見つめ、考えたときに初めて“私”としての考えや意見が発現する。
 物語が注入されているときの“私”は、物語中の人物と同様に考え、発言し、行動している。そこに“私”というものがあろうはずがない、ということだよ。

亜割蜘 :
(´ω`)ん〜と

きっこ :
言っていることが難解かね? それとも、その観念が理解しがたいかね?

亜割蜘 :
(´ω`)”まだ一本読み終えていない(物語を最後まで読んでいない)ので、中途半端に読んでいる状況では判断・評価するには危うい”とかってことですかね?

きっこ :
 そうじゃないな

亜割蜘 :
(´ω`)ぅ〜…

きっこ :
 手近なところで、「塵外魔京(ニトロプラスのアドベンチャーゲーム)」をやっているときの私で言うと、特にあのゲームは、その場にいない状況でない限りは克綺(主人公)の視点で繰り広げられていることから、そのゲームをやっているときの私は私でありながら十に近い割合で克綺である。
 克綺が考えていることはそのまま何の疑いもなく私の中に受け入れられ(というより、克己の考え=その時の私の考えであり)、そこに「そう考えるのはおかしい(つまるところ、“私であればこう考えるのに”という思考)」とかそう“私”としての感情を挟むようなことが起こり得ない、ということさ

亜割蜘 :
(´ω`)キャラの視点をありのまま受け止めているのですね

きっこ :
 たとえ三人称だったとしても、大概そうだね。複数人物が同時に現れたからといって、その中の誰かに特化して感情移入する、ということはないけども。
 物語を取り込んでいるときは、「どれだけ現実に近い形でそれを自分の中に再現するか」もしくは「体感するか」に比重が傾いているんじゃないかな?
 自分の身に降りかかった事象は、時間を置いてからじゃないと客観的に見ることが出来ないだろう。それに近い気がする。

亜割蜘 :
(´ω`)ん〜…
(((゜д゜;))) 普段使わないせいか頭が…(罠
(´ω`)なんか難しい気がするのです

きっこ :
 そうかい?

亜割蜘 :
(´ω`)まず、私、吸収しているかどうかすら怪しいですからね
 普段ゲームする時、本を読む時、TVで(まずないけれど)ドラマを見たり映画を見る時とか。
 ん〜、本(小説)を読んでいる時の脳内映像?は「どれだけ現実に近い形でそれを自分の中に再現するか」にあたるのですかねぇ?単に理解が追いついていないだけかもしれないですけど、特に疑問を持つこととかはないですからね。

きっこ :
? 現実、と言っても、自己の中にある「現実」であって、普遍的に言う「現実」とは厳密には異なるよ。
 所詮それ(物語を読む/取り込む)によって自己内に再現される「現実」とは、自己の中にある経験や情報から生み出されるものでしかなく、たとえばゲーム内に起こった事象とまったく同じ体験をした人の再現に比べれば、私の中に形成される「現実」は足元にも及ばない。
 だから亜割蜘くんが疑問を持たずに脳内に再現された映像は、それは亜割蜘くんにとって「現実に近い形の再現」に他ならないと思うのだけど、違うかね?

亜割蜘 :
(´ω`)ちょっと待ってくださいねw今、脳をフル活用させて自分の中で理解・整理しますからw(罠

 ん、OKです。別の問題・疑問?等とごっちゃになっていたので混乱してました。

きっこ :
別の疑問?

亜割蜘 :
(´ω`)”私の脳内映像が「現実に近い形の再現」にあてはまるかどうか?”とは別の件が混在していたのですょ

きっこ :
別の件とは?

亜割蜘 :
(´ω`)”疑問を持たずに”脳内に再現された映像は、私にとって「現実に近い形の再現」。コレはOKです。
 では脳内に再現された映像に疑問・突っ込み等を持ってしまった場合はどうなのかな?と

きっこ :
具体例は?

亜割蜘 :
(´ω`)ん〜…
 ぁ〜、でも、突っ込み・疑問等を持ちながらも、脳内映像には支障ないわけだから、「現実に近い形の再現」にはなっているわけで…。人それぞれの、”物語の読み進め方”っぽいですね

きっこ :
 今現状私が把握している状況内で私の見解を言うと、亜割蜘くんの場合は、物語を再現しながら同時進行で自らの意思が傍らに寄り添っている。

亜割蜘 :
(´ω`)そうなんですよね

きっこ :
 私の場合は自らの意思がそこにはない。
 だから、それぞれの読み進め方、という君の判断は適切だろうね。

亜割蜘 :
(´ω`)その違いなんでせうね

きっこ :
 余談だが映像の再現が不可能・もしくは困難な場合は、書き手の表現力に問題があるか、読み手の経験/想像力/読解力のいずれかに問題があることになるだろう。

亜割蜘 :
(´ω`)基本は”言葉”を知っているかどうか、っぽいですねぇ。私の場合、読める・読めないも含まれますが(罠
 後はアニメなり映画なり漫画なり見ていれば、そっからその表現に近い映像が引っ張り出されそうですからね(読み手の経験。なるほど

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 また何かについて語られたときに面白い議題であれば使いたいと思っています。(笑)
 ここから下は上の議題とは関係ない蛇足的会話ですので、興味のある方はお読みくださいw


◇◆◇◆◇◆◇◆◇

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2005年08月16日

あっしの小説と起承転結。(夢屋編)

 最近、短編を新たにアップしました。
 もう読んでくださった方もいらっしゃるでしょうか? タイトルは「夢屋」です。
 せっかく書いたので、当初の予定(「十夜」を元に、脳内の話の元を小説にする過程を語るとか言っていた)を変更してお送りしたいと思います。

 そもそも当サイトに良くいらしてくださっているくまごろうさんに、短編のネタを提供したのが始まりでした。
 中学生の頃書いていた小説に、「冒険の詰まった小瓶」と言うネタがありまして……

現れたり消えたりする不思議な店の中に、冒険の小瓶を売るジジィがいて、中学生がその瓶を開けると瓶の中に封じ込められた「剣と魔法のファンタジー」な世界に迷い込む。

 ……という話でした。
 それをちょっといじって、

 夢が詰まった小瓶を売る「夢屋」とそれを買った少女の話

 のような元ネタが出来たのです。
 でも「あっしならどう書くかな〜」と考えているうちに、夢屋のキャラができ、ストーリーが出来、無性に書きたくなって、くまごろうさんに「競作しませんか?」と言ってしまいました(笑)

 以下はネタバレも出るので、ご注意を。




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2005年08月02日

ひとつの話の始まりから終わりまで・2(十夜編5)

 前回の「ひとつの話の(中略)1」で述べた「大筋と結末を踏まえて考えなくてはならないこと」は、大まかに四つありました。
 その四つを、さらに掘り下げて考えてみた結果がこれです。

注:毎度のことですが、めちゃくちゃネタバレる内容になってますので、本作を読もうと思ってくださっているありがたいお方は、一度お読みになってから改めてこちらをご覧くださいませ。


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2005年07月22日

ひとつの話の始まりから終わりまで・1(十夜編4)

 今回は、ひとつのストーリが始まり完結するまでを追っていこうかと思っております。
 抽象的だと伝わりにくい部分もあるかと思いますので、今回も当サイトの小説「十の夜の物語」を例にあげます。その中の「第壱話・子守唄」を使いたいと思います。
 めちゃくちゃネタバレる内容になってますので、本作を読もうと思ってくださっているありがたいお方は、一度お読みになってから改めてこちらをご覧ください(笑)続きを読む

2005年07月05日

キャラ先行型の小説作成の例・3−舞台設定−(十夜編3)

 当サイトの小説、「十の夜の物語(以下「十夜」」ができるまでの検証(反省会?)第三回目。
 今回は前回でちらりと触れたとおり、ストーリーの作成(すみません、そんなたいそうなものではないですが;)について自己のやり方を振り返ってみようと思います。

 そもそも「十夜」をうちのサイトに掲載しようと思ったのは、メインの小説が長編(しかも大がつきそうな勢い)なので、もう少し短いものを何か載せたいというのがきっかけでした。
 で、短編連作ができたらいいなぁ〜。と思ったのが始まり。

 実際は短編と言うほど短くできず、一話ごと独立して読めるかどうかも怪しいシロモノになってしまったのですが、それはみんなには秘密です。
 ちょうど高校のときにノートに作っていた小説もそれほど長くなく、それを加筆修正して載せてしまっているのですが……そんないきさつがある以上、本来の「十夜」のストーリー作成の“はじまり”となれば、高校時代にまでさかのぼることになりますね。

 この頃、私が考える話は無駄に壮大なものが多く(今もそのクセ抜けきれてないですね/苦笑)、書きはじめても終わらないうちに行き詰ってしまうことがほとんど(−−;)
 なので、「何か短めの話でいいから完結できるものを!」と切実に思ったのです。
 そうして書いた小説の二作目が「十夜」でした。当時はタイトルが違ったのですが、それは恥ずかしくて書けません(ひー;)
「十夜」のストーリーは、キャラクターが決まってからすぐにほいほいと決まったそうです。(いや、ノートの「まえがき」にそやって書いてあったので;)
 基本的には、「陰陽師っぽい主人公が悪霊をばっさばっさと退治する話にしよう」というベースが当時高校生のあっしの中にはあったようです。

 まず第壱話の「子守唄」。
 これは最初の話=「十夜」の玄関です。十夜がどのような人間で、この話はどういう設定なのかを知ってもらう内容を盛り込む必要があります。
 なので、「十夜はラーメン屋台をやっていて、“最後のお客さん”は必ず八宮司の力が必要になる悩みを抱えている」とか、「なにやら大きな家の長男らしい」とか「ラーメン屋ではない本当の顔」のこととか。
 さすがに短くまとめようとしている一話の中に全部つっこむのは無理なので、大事なところ以外は雰囲気だけでも……さらりと描いて、読んでくれた人が「その辺突っ込んで知りたいなぁ」と思ってくれることを密かに期待していたり。(笑)

 第弐話の「十夜と聖」。
 二話目なので、前回で盛り込まれた内容の一部をさらに掘り下げてみようと画策したようです。
 ということで、十夜が所属する“八宮司”に関してさらに少しネタバレした内容になってます。それと同時に、十夜の弟・聖と十夜の関係について書いていますね。
 なんということか、さっそく「悪霊をばっさ以下略」な内容と少し離れてしまっているじゃありませんか!(←今気付いた奴)

 ということは、次回のとおやは「悪霊をばっさ以下略」な話にしなくては……。

 とまあ、これらは全部キャラクターの設定やらなんやらを考えているうちにぼんやりした元ネタが浮かんでいるのです。

 ああ〜何かあまり身がない内容になってしまったっすね……。
 ちょっと書き切れなかった感があるので、次回は一個の話の書き方について書こうと思います。
 ……って、書いてるのは、自分で何を書こうとしているか忘れないためだったりします。(笑)

2005年07月02日

キャラ先行型の小説作成の例・2−舞台設定−(十夜編2)

 ぇ〜前回からの続きです。

 1ではキャラクターが完成したわけですが、実はこのキャラクターたちを作り出すその水面下ではキャラクターが活躍するための舞台も考え出されていたりします。ストーリーの大筋なんかも、ホントに大筋ですが考えてたり。
 キャラと舞台とストーリーは切って離せない関係だからです。
 それぞれをあわせたときに、お互いに相乗効果を生み出すような関係が理想だと思うのです。

 でもそれをまとめて語ると長くなるので、あえてキャラと舞台とストーリーに分けて語ります。
 第二回である今回は、舞台についてです。前回と同じくうちの小説「十の夜の物語」を例に語ります

 舞台。
 前回でもちらっと触れられてました。ちょっとその文を引っ張ってきます。

 陰陽師といえば平安? そんな資料漁ったりするの無理だから、現代だな(ぇ)

 と言うわけで、「十の夜の物語」は現代が舞台になりました。(笑)

 現代、と言っても実在する地名を出してしまうとリアリティも出るのですが、いろいろと不都合も生じます。
 と言うのは、舞台にしたその場所に詳しくないと上手く書けない、ということ。それを埋めようとすると、自分の知っている土地、手っ取り早いのは住んでいるところ。あっしの場合は北海道ですね。住んではいませんが、ある程度都会と言うことで札幌あたりがふさわしいでしょうか?
 でもそれをするにはちょっとこの話のイメージとは違うような……。
 かと言って、東京とか京都とかそんなところは書けません!(威張るな)
 そこで、現代でありつつ架空の街というものを作成することになります。まぁでも現代が舞台なので、まったくのファンタジーよりは書くのが、と言うか読み手に伝えるのが楽です。(^^;)
 街の名前とかは、出てくるときに必要に応じて考えたりしています。ノリで(ぇ)

 ここはやはり、主人公周りから固めていきたいところです。
 主人公として考えた十夜は、現代の陰陽師(みたいな人たちの)集団にいるという設定です。
 となると、この集団についてある程度細かく決める必要があります。
 十夜の苗字は「八丈部」なのですが、そこであっしにひらめきの神が降りたッ!
 「八」がつく苗字って、八個無いのかね?
 調べたところ、六個しかない!(当時高校生のあっしは調べられませんでした;)
 八がつくからには五行の気だけじゃなくて、勝手に八個にして〜それぞれの家に得意の術があることにしよう。でも六つしか家が無いから、光と闇の術は特別なものということにして……(こういう辻褄あわせも、小説を作る上では必要です! きっと;)
 で、六つの古くから続く名家によって構成される集団、ということにしました。
 八つあるんだったら、五芒星は無理だから、何か形考えないと……(さんざん紙に描きまくった末)五芒星に逆三角形をあわせた感じに決定! 名前は八丈星でいいか。(いや、がんばって考えたんですよ?)
 集団には名前が必要です。無い知恵を絞った挙句に『八宮司』という名前に決定!
 八宮司がある場所は山奥のどでかい屋敷で……そんなところでラーメン屋台なんてできないから、十夜は屋敷ではないところに住んでいる必要があるな――

 ……という感じで、連想ゲームのような感じで次々と妄想もとい想像を広げていきます。
 それは他のキャラも同じです。
 聖が通っている学校、通学路、交友関係ほか。
 各式神の能力、性質、位置づけなどなど。

 考えている間に、舞台を考えた時点で、「あ、じゃあこのキャラこういう設定もいいかな」と逆に思いつくこともあります。
 そこが切って離せないということの一部でもあります。
 次に語る予定のストーリも然り。キャラの生い立ちや環境、そして舞台から思いつくストーリ。キャラを生かすストーリーから生まれる舞台。
 これらはやはり密接にリンクしてますねぇ。
 実際の人間も、同じですから。その人を成り立たせているのは、その人の内面とそれを形成してきた生い立ちと、その人に影響を与える環境。

 そんなこんなで、舞台を作成する作業も延々と……それこそ移動中や、仕事中(学生時は授業中ノートを取る片手間に)、ちょっと脳に余裕ができれば考えたりして続いていくのです(笑)

2005年06月30日

キャラ先行型の小説作成の例・1(十夜編1)

 いきなりですが、自分がどのようにして小説を創っているのかが気になりだしました。
 で。

 自分で文にまとめてみよう!

 という試みです。
 自己満なので、面白くなかったり参考になったりしなくても石を投げたりしないでください(´・ω・`)
 日記のネタがないときにじわじわと更新していこうと思っています(笑)

 そもそも小説を書くには、オオモトとなるべきネタを考える必要があります。
 これはひらめきによるところが多いので、あまり語りません; 考えようとして考えてることはあまりないです。
 あっしの場合、そのひらめきは「こんなキャラを書きたい!」というキャラ先行型と、「こんな設定面白いかも」というシチュエーション先行型のどちらかに別れます。


 というわけで記念すべき第一回!
 「キャラ先行型の小説作成の例」

「キャラ先行型」は、うちの作品で言うと『十の夜の物語』です。
 カッコイイ若者で陰陽師の話を書きたい。
 陰陽師といえば平安? そんな資料漁ったりするの無理だから、現代だな(ぇ)
 モデル並のカッコ良さで、やたら強くて陰陽師。あ、陰陽師なのにしかもカッコイイのに何故かラーメンの屋台やってるとか面白いな。
 待てよ。だったら陰陽師時とラーメン屋台(普段)時の性格ちょっと違ってた方がいいな。なら普段はほんわか系で〜。
 ……というように、どんどん妄想もといキャラクターを掘り下げていきます。もちろんこのときに見た目やなんかも全部決めてしまいます。
 名前はもちろん家族構成や生い立ち、癖とか好きなもの嫌いなものなど細かい設定も全部。

 キャラの見た目が先に決まっているときもありますが、その時は性格やそのほかを後から考えます。手順が違うだけで、キャラを固めてしまうところは同じです。
 自分が納得行くまで、ひたすらそのキャラを妄想もとい形作る作業に没頭します。
 イメージイラストを描いて、その横につらつらと書き連ねていきます。(手書き)

 こうしたきっこの妄想から、カッコ良くて陰陽師でラーメン屋で裏の顔を持つブラコンの八丈部十夜が出来上がりました。(笑)

 この作業は留まるところなく続きます。家族構成が決まったところから、その家族も考えなくてはなりません。
 弟の聖。聖の見た目は(以下同じ作業なので略)
 両親。あまり人数が増えると書くの大変、もとい読み手が混乱するから居ないことにしよう。(←作品をわかりやすくするための切り捨ても大事だと思うのです)
 遺産で金持ち。だったらいっそのこと、じーちゃんを由緒ある陰陽師の当主にしてしまおう。

 などなど。
 キャラは掘り下げるほどリアリティが出ます。(のはず)
 で、それはあえて文に書くことがなくても、そのバックボーンがあることを自ら踏まえて、キャラを作品中で動かすのです。このことについては後日語りますが。

 キャラはとことん妄想しつくせ! というのが持論、ということで(笑)
 次回はキャラを作った上での舞台設定について考えてみようと思います。
 あ、「次回」は「明日」というわけではないので。気が向いたときにまた(^^;)
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