2007年02月26日
今年最初のスプリング・エフェメラル
辰野町沢底地区の福寿草を見に行きました。
タイトルのスプリング・エフェメラルとは早春の林床に咲く多年草のこと。「エフェメラル」とはギリシャ語で「はかないもの」をさしますから、直訳すれば「春のはかないもの」となります。今月号の山と渓谷ではそれを「春の妖精」とさらにかわいく表現していましたね。
一部の植物を「妖精」と持ち上げるのはどうかと思いますが、それでも実際にまだ雪残る落葉樹林の落ち葉の中から春の色を覗かせる花々を見た人が「妖精」とよびたくなる気持ちはわかります。
さてスプリングエフェメラルたちが植物である以上、その可憐ではかなげな外観からは見えないしたたかな戦略があります。どんな戦略を考えたのでしょうか?植物の戦略とはほとんどが「光」または「水」を得るために練られます。ここ沢底地区の福寿草も同様なはずです。
彼、彼女たちがどんな戦略を考えてこの季節に花を咲かせたのかを想像してみるのは結構楽しいですよ。
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