2009年08月18日

穂高カモシカコース

穂高稜線にて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガイドのくせに・・・

夏なのに弛んだ体に喝!を入れるために穂高カモシカコースを歩いてきました。

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穂高カモシカコースなんてコースはありません。昔NHKで穂高の番組をやっていたとき登山家の小西浩文氏が夏場にトレーニングで涸沢スタートで奥穂〜北穂を20キロの荷物を担いで無給水で走るというのをやっていました。彼がそのトレーニングを「カモシカ山行」となずけていたのを見て、涸沢から見える穂高の稜線を走るのがカモシカ山行なら、河童橋から見える穂高の稜線を1DAYで回るのなら「穂高カモシカコース」なんて名前もいいかもと僕が勝手に名付けたのです。

穂高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上高地にアカンダナからのバスが到着したのは午前5:25。奥穂の山頂に12:00までに着かなかったら穂高岳山荘に泊まるつもりで出発。前半にバテると後が苦しいので天狗のコルまではひたすらペースを押さえて行く。

天狗のコルより岳沢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久しぶりの天狗のコル。相変わらず最後の詰めはガラガラで登りにくい。そういえば最後にここを通過したのは、稜線で雨風に苛め抜かれてのエスケープで雪渓をテントのペグをアックス代わりに下ったのだった。

ジャンダルムの上

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャンダルムのピークをロバの耳との鞍部から見る。9月にこのピークだけを目指すツアーを組んだのでその下見を兼ねての今日の山行。実は僕は晴れた日にこの場所に立てたのは初めて。ガスだったり雨だったり・・・。こんな風に見えるんだってちょっと感動です。

ロバの耳の巻き

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにツアー参加者がご覧であれば・・・

写真の手前がロバの耳(奥がジャンダルム)。ここは稜線は通らずにいったん飛騨側(写真右下)に少々降りてからトラバースし、ジャンダルムとのコルより少々ロバの耳よりのところに直登するようなコース取りになります。行きはよいよいですが帰りは結構怖いです(笑)奥穂からジャンダルムを往復する場合、ここの通過が一番の難所でしょう。

馬の背を行く登山者

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

馬の背を越えてしまえばすぐ奥穂の山頂。馬の背の通過は写真で登山者がいる辺りが少々足場を探しにくいですが、見た目ほどには難しくはありません(簡単ではないですけどね)

タイムリミットより早く奥穂に到着できたので、予定通り下ることにしました。この日は天気が抜群で吊尾根からから前穂北尾根がきれい!この天気の良さがこの後予想外に山の厳しさを教えてくれることになります。

北尾根

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前穂の山頂に行くほどには元気は無かったのでそのまま下る。時間は12時だからまだまだ余裕。ところが重太郎新道を下り始めるとこの上天気が災いして、まったく風の無い南斜面はめちゃくちゃに暑い!2リッターもってきた水がどんどん消費されていく。穂高とは天気の相性が悪く(そのくせ好きで穂高ばかり登っていたのだけど・・・)あんまり天気に恵まれたことが無いので岳沢がこんなに暑いとは予想外。水が尽きるのが怖くてピッチが上げられない。岳沢の水に期待して下ったのだけどホースからちょろちょろ出る水は「この水は飲み水ではありません」とご丁寧に注意書きが書いてある。

残りまだ500ccほどあったので飲まずに下ったのだけど、どんどん上がる気温に飲んでおけばよかったと思いきり後悔。上高地まで1時間ほどのところでとうとう我慢できずに全部飲んでしまった。

実は生まれてはじめてのアルプス登山で水が無くて熱中症のようになり、下山後5日間ほど寝込んだ経験から水には過度に注意してきたので水が無くなるとものすごく不安になってしまうようです。結局何事も無く下山できたのですが1時間が本当に長く感じました。

久しぶりに充実感のある個人山行でしたが、45才のなまった体には負荷がきつかったようで結構ひどい筋肉痛になりました。

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kido2341 at 17:01│Comments(10)TrackBack(0) 徒然草 

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この記事へのコメント

10. Posted by 管理人   2009年09月17日 14:00
トネガワ29さん
はじめまして

>カモシカコース挑戦してきました

うれしいですね。危険な場所の通過も多いので誰にでも勧められるコース取りではありませんが、通過、到着時刻を見る限りトネガワ29さんにはちょうど良いチャレンジではなかったかと想像します。

>天狗のコルから急に酸素が薄くなったと感じ

確かに苦しい登りですね。僕は奥穂に疲れて着いたら、下山に自信が無かったのでかなり押さえて登りました。

>特に重太郎新道の下りは疲労した体にはとても危険に感じました。

良い経験をされましたね。
まだお若いようですから経験から学ぶのが一番です。良い登山者になってください。
9. Posted by トネガワ29   2009年09月17日 09:57
はじめまして

管理人さんの記録を見てこんなルート取りもあるのだとカモシカコース挑戦してきました。
管理人さんより15才以上若いので奥穂10時を目標に登りましたが、天狗のコルから急に酸素が薄くなったと感じペースダウン。思考が働かず何度もコース間違いをして怖い思いもしました。奥穂着はなんとか目標クリア。ただここからの下りでは身体が思うように動かない。初めての経験で怖い。特に重太郎新道の下りは疲労した体にはとても危険に感じました。前半飛ばしすぎたよう。バスの関係で5:30にしか入山できずタイムリミットが気になっていましたが14:00にターミナルに戻ることは出来ました。立ち上がれないほどフラフラでした。
厳しいコースでしたが充実感でいっぱいです。ありがとうございました。
8. Posted by 管理人   2009年08月22日 09:51
中村さん
写真は適当に写しているだけですので誉められると恥ずかしいです。被写体だけは良いですが・・・。のんびり山を眺めにいくツアーのバリエーションを持つ会社にしたいというのが私の目標ですのでその節にはご参加頂いてご指導いただければと思います。
7. Posted by 中村   2009年08月21日 18:18
5 「穂高カモシカコース」を見て木戸さん
の登山力と写真技術にあらためて感心するばかりです。加齢に勝てず山の旅社のツアーも足が遠くなりましたが、時々見ては従ついて行けた頃を思い出しながらご健闘を祈っています
6. Posted by 管理人   2009年08月20日 04:29
美穂高さん

>天狗のコル、ガラガラだね・・

詰めの300mはガラガラ
その中でも最後の50mは石が全部動きますw
動いた石もろとも落ちてしまうなんてことは無いのでぎゃぁぎゃぁ言ってる内には着きます。
そこから奥穂まではルートを見失いやすいです。あまりに歩きにくいところに出てしまったら間違っているかもしれないと思い、戻って白いペンキの丸印を探してください。特にジャンからロバの耳をトラバースしての馬の背の鞍部までは、おそらく普通の登山者の想像以上に飛騨側に下ります。この日も僕の後ろにいた人は「どうやってそっちにいきましたぁ?」と叫んでいましたw
5. Posted by 管理人   2009年08月20日 04:18
よ♪さんおかえりなさい

>仰っていた通り、ビールがひたすらに美味しかったです。

ですよねぇ〜。
あれから日本に帰ってもビールの勢いが止まりません(笑)
4. Posted by 美穂高   2009年08月20日 02:07
槍穂高の稜線で、西穂〜奥穂だけがつながっていません。まあ諸事情から(笑)、この稜線は父親と歩きたいと思っています。ところが、「西穂〜奥穂をお前とは歩きたくない」とフラれてしまいました。でも、来年無事に岳沢ヒュッテがオープンしたら、「天狗のコル経由なら一緒に行ってやってもいい」とのこと。そんなことで、来年はまさにこのカモシカコースを、岳沢ヒュッテ泊で歩くことになると思います。大変参考になりました。(天狗のコル、ガラガラだね・・・)

誰かさんとこの掲示板でも水場について話題になってましたが、ホント、私も水不足には神経質です。水は持ち過ぎれば重いだけだし、足りなくなるのはシャリバテよりうんと怖い。その日の天候や行程のアップ・ダウンの具合で消費量はまったく変わってしまうから、初めて歩く路や、長丁場の行程に水場が少なかったりするととても緊張します。先日も薬師〜五色ヶ原の間に水場はスゴしかなく、そこを挟んで水不足気味で、ドキドキしながら歩きましたよぉ〜。
3. Posted by よ♪   2009年08月19日 13:00
木戸さん
こんにちは。
無事スイスから帰ってきました。
仰っていた通り、ビールがひたすらに美味しかったです。
ブログは鋭意(!)執筆中です。
いつ終わるかわからないテンポで進んでいます。。

木戸さん45歳になりましたか〜
山行の様子を見ている限り
全然弛んでなんていないですよね(笑)
私ももうすぐ誕生日です(恐)

ではでは^^/

2. Posted by 管理人   2009年08月18日 22:03
三好のMさん

楽しみですねぇ。良い天気になるといいですね。

>この直前二週間の体力づくり、調整のポイントがあれば 教えて頂きたいのですが・・・

機会が作れれば近所の山に1回登っておくと良いと思います。
当日も残暑の厳しい頃なので汗をしっかりかいて汗腺を開き、熱が体にこもりにくくしておくと良いでしょう。
機会が無ければ・・・
スクワット辺りがよろしいかと思います。
1. Posted by 三好のM   2009年08月18日 20:44
ジャンダルムまであと二週間この記事と写真を見て 不安でドキドキ楽しみでワクワクが、一気に高まってきました。この直前二週間の体力づくり、調整のポイントがあれば 教えて頂きたいのですが・・・

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