2019年04月22日

現地集合ツアー 爺ヶ岳南尾根(4/16-17)

今シーズンは雪山ツアーを
安曇野在住の林ガイドを中心に運営しました。
小人数制に変えて少し踏み込んだ内容のツアーを増やしました。
おかげでこんなに雪山に行かなかった冬は初めてで
ちょっとストレスでしたが・・・(笑)
ここまで事故なく過ごしてもらいその運営には
責任者として大変に満足しています。
もちろんお客様にはいろんな不満があるかと思いますが
現在の山の旅社のツアーの難易度種類に対して
ご参加いただけるお客様とその人数、
それに対するスタッフの適性や人員配置を
会社の責任者として考えた時、
ベストというよりベターな選択をしなくてはならないことを
ご理解ください。

会社の責任者としてガイドを選ぶとき最も重視しているのは
事故を起こす人かどうかという点です。
当社のスタッフには山に対して
「正しく」臆病であることを強く望みます。
それは必ずお客様にも伝わり、
伝わることで山との距離感を適正に保つことに効果があると思っています。
お客様に山との距離感を適正に保っていただくことに
ガイドはかかわる必要がありますが
それはそれほど簡単な作業ではありません。
参加いただくお客様の経験も実力も意識も一人一人違うからです。
また山も天候や積雪の量質で難易度を上げ下げします。
その変化する自然と千差万別のお客様を
完璧な距離感でアジャストさせることは不可能です。

それでもやらなきゃいけないアジャスト作業の中で
越えてはいけないラインを、
気が付けていないようなことが
(しかも大抵気がつけたはずのことが)
原因となって越えてしまうことがあることに
正しく臆病でいてほしいのです。
「正しく」が難しい状況ならただただ臆病でもいいのです。

ところでガイドの山との距離感とは何でしょう?
ガイドが案内する山に対して10の実力を持っていることは
当たり前のことです。
ここでいう距離感とは、
それはお客様をフィルターにして図る距離感のことです。
5の実力のお客様と7の実力のお客様が混在したら
5の実力のお客様に合わせた距離感でガイドをしなくてはなりません。
もしそのツアーが6の実力を必要としたツアーであったなら
ツアー中もツアー後も5の方を6に近づける努力をしなくてはならないし
お客様にも6になっていただくか
難易度を落としていただくようにお話ししないといけません。
うまくいかない山があったとしても次に成功すればいいのです。
山は取り返しのつかない失敗をしない限り
何度でも受け入れてくれます。
その再チャレンジの機会をガイドが奪うことだけは
あってはならないことです。

長々と書きましたがそんなことを考えながら日々仕事をしています。
林ガイドのブログをご紹介して今日の日記を終わりたいと思います。


現地集合ツアー 爺ヶ岳南尾根(4/16-17)



kido2341 at 09:00│Comments(0)

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