
2022.3.13伝説のシンポジウムが開かれた。
その名も『バリトーク2‼』
尾張旭市浅野哲也福祉課長による開会のあいさつを皮切りに、
第一部は中日新聞編集委員安藤明夫氏による「押富俊恵さんに学んだこと」と題した基調講演が展開されました。

そして、第二部こそ押富俊恵が目指した『知る』を大切にした当事者目線100%の真骨頂であるバリアフリートーク企画。きっとのちに語り継がれることとなるはず。
湊 明乃さんは男でも女でもない性(Xジェンダー)をもつ当事者。2015年にLGBTQ+当事者であることをカミングアウトしたことをきっかけに、啓発活動を開始。現在はスクールソーシャルワカーとして学校で勤務しながら、LGBTQ+の啓発活動(講演会・研修等)を行っている。

廣中志乃さんは子どもたちの第3の居場所である通所施設と家族の伴走者になる居宅介護事業をする傍ら、重度の子どもたちの素晴らしさを発信する啓発活動やお母さんたちの働く場所、子どもたちが大人になって通える居場所を創ると奮闘中。好きな人と好きな場所で過ごす!を合言葉に、障害のあるなしに関わらず住み慣れた地域で自分らしく生活できる社会を目指して活動している。”にこまる”

細野秀幸さんは多発性外骨腫により人工股関節となる。38年間勤めたコープあいちを定年退職。現在は、コープあいちのデイサービス昭和で働いている(介護職1年)。周囲には見えにくい”障害”を抱え、ヘルプマークの大切さを語った。

岡本多絵さんは2021年冬に同じ障害を持つ盲ろう者と結婚し、滋賀に移住する。障害とは、福祉とは、差別とは何か、障がいや生きづらさを持った人達が地域で一緒に暮らすという事を目指している。結婚式のVTRでは式場による様々な配慮や、家族に対する力強いメッセージが映し出され、会場全体がしあわせに包まれた。

ラジオサンキューFM84.5パーソナリティの林ともみ氏には細部にわたるバックアップと総合司会を務めていただいた。

超豪華なキャストの皆様のおかげで、NPO法人ピース・トレランスの再始動にふさわしい素晴らしい会の開催となりました。
手話通訳の皆様や要約筆記の皆様にもお世話になりました。

押富俊恵さんのお母様にもごあいさついただき、『ごちゃまぜ』をまた一歩感じていただけたのではないでしょうか。

本当にありがとうございました。

2022.3.15中日新聞なごや東版